独特なストーリー展開と魅力あふれるキャラクターによって大人気となった『涼宮ハルヒの憂鬱』。この記事では作品を彩ったOP、ED、挿入歌など、音楽面にスポットを当てて解説します。映画版の曲についても合わせて解説!
ストーリー、キャラクターと同様にアニメ作品で重要視されるのが音楽です!
特に、OPとED、ストーリーに合った挿入歌は作品の雰囲気を固定する、作品へのイメージを関連付けるといった効果があります。
『涼宮ハルヒの憂鬱』でも様々な曲が大きな反響、人気を呼びました。
今回はそんな魅力的な曲を紹介、解説していきます!
『涼宮ハルヒの憂鬱』第1期OP曲「冒険でしょでしょ?」
出典:amazon作詞:畑亜貴
作曲:冨田暁子
編曲:藤田淳平
発売日:2006年4月26日
歌:平野綾
平野綾の2ndシングルが、第1期『涼宮ハルヒの憂鬱』OPとしてリリースされました。
アニメ版でのOPのほか、ゲーム版、劇場版でもOPとして起用されています。
涼宮ハルヒ自身をアピールしているかのような、自信を持った歌詞が特徴的です。
『涼宮ハルヒの憂鬱』は楽曲評価が高い曲が多く、その先駆けとなったのがこの曲でした。
カップリングとして収録されている「風読みリボン」は、ラジオ番組『涼宮ハルヒの憂鬱 SOS団ラジオ支部』のOPとして起用されています。
『涼宮ハルヒの憂鬱』第2期OP曲「Super Driver」
出典:amazon作詞:畑亜貴
作曲:神前暁
編曲:神前暁
発売日:2009年7月22日
歌:平野綾
第2期『涼宮ハルヒの憂鬱』OPは、第2期から追加された新エピソード放送時に起用されました。
第1期エピソード時は、前回の『冒険でしょでしょ?』が起用されています。
ノリのいいロックサウンドと英語の合いの手、明るいメロディが『冒険でしょでしょ?』とは対照的です。
歌詞は変わらず涼宮ハルヒ自身のことを言っているかのような歌詞で、より自己顕示が強まっているかのようです。
OP映像のクオリティが大きく進化。歌声も涼宮ハルヒに近づけたというよりも、アーティスト平野綾として歌っています。
『涼宮ハルヒの憂鬱』第1期ED曲「ハレ晴レユカイ」
出典:amazon作詞:畑亜貴
作曲:田代智一
編曲:安藤高弘
発売日:2006年5月10日
歌:涼宮ハルヒ(CV:平野綾)、長門有希(CV:茅原実里)、朝比奈みくる(CV:後藤邑子)
第1期EDとして起用された『ハレ晴レユカイ』。
楽曲ももちろんですが、SOS団全員のダンスが大きな反響を呼びました。
動画サービス「ニコニコ動画」や「YouTube」では踊っている動画が多数投稿され、それとともに楽曲の知名度が大きく向上していきます。
作品内の日常と非日常両方をテーマにしたような歌詞、ポップな曲調が大きな特徴です。
その後発売されたキャラクターソングでは、9人分のソロ歌唱版が収録されており、キャラクターによる個性が出ています。
『涼宮ハルヒの憂鬱』第2期ED曲「止マレ!」
出典:amazon作詞:畑亜貴
作曲:田代智一
編曲:安藤高弘
発売日:2009年8月26日
歌:涼宮ハルヒ(CV:平野綾)、長門有希(CV:茅原実里)、朝比奈みくる(CV:後藤邑子)
第2期『涼宮ハルヒの憂鬱』EDは、第2期から追加された新エピソード時に起用されました。
第1期エピソード時は、前回の『ハレ晴レユカイ』が起用されています。
イントロが『ハレ晴れユカイ』を思わせる雰囲気からAメロから一気に新曲さを感じさせます。
ED映像の美しさが大きく進化しており、2期へ移り変わった実感を感じさせてくれます。
『涼宮ハルヒの憂鬱』挿入曲①「恋のミルク伝説」
出典:amazon作詞:涼宮ハルヒ(本編上)、山本寛
作曲:涼宮ハルヒ(本編上)、神前暁
編曲:涼宮ハルヒ(本編上)、神前暁
発売日:2006年6月21日
歌:朝比奈みくる(CV:後藤邑子)
第1期『涼宮ハルヒの憂鬱』第1話、第2期『涼宮ハルヒの憂鬱』第25話の挿入歌で起用されました。
本編の設定では作詞、作曲を涼宮ハルヒが行っており、いわゆる「電波曲」のような構成となっています。
歌を担当した朝比奈みくるが音痴という設定のため、メロディラインから外れた歌声が電波ソングっぷりに拍車をかけています。
1話のみでの起用でしたが、反響が大きく後番組である『らき☆すた』コーナー内にて『恋のミノル伝説』という曲が誕生しました。
『涼宮ハルヒの憂鬱』挿入曲②「God Knows...」
出典:amazon作詞:畑亜貴
作曲:神前暁
編曲:神前暁
発売日:2006年6月21日
歌:涼宮ハルヒ(CV:平野綾)
第1期『涼宮ハルヒの憂鬱』第12話、第2期『涼宮ハルヒの憂鬱』第26話の挿入歌として起用されました。
激しいギターサウンドと特徴的なギターリフ、涼宮ハルヒの歌唱力の高さ、そしてライブシーンの作画レベルの高さにより作中屈指の人気曲となりました。
特にCメロ以降の描写に気合が入っており、ボーカルである涼宮ハルヒの口の動き、周りのしわまで表現されています。
現在プロとして活躍しているアニソンバンド「流田project」などアマチュア、プロ問わず多くのアーティストにコピーされ、カラオケでも人気曲の上位に入っています。
『涼宮ハルヒの憂鬱』挿入曲③「Lost my music」
出典:amazon作詞:畑亜貴
作曲:神前暁
編曲:神前暁
発売日:2006年6月21日
歌:涼宮ハルヒ
第1期『涼宮ハルヒの憂鬱』第12話、第2期『涼宮ハルヒの憂鬱』第26話の挿入歌として起用され、『God Knows』の後に披露されました。
同じロックサウンドながら曲調は『God Knows』よりもキャッチーなメロディとなっており、雨の北高祭を彩りました。
本編とCD版ではイントロの尺が若干異なります。
映画『涼宮ハルヒの消失』ED主題曲「優しい忘却」
出典:amazon作詞:畑亜貴(歌詞原案:谷川流)
作曲:伊藤真澄
編曲:虹音
発売日:2010年2月24日
歌:茅原実里
劇場版でのメインヒロイン的立ち位置である、長門有希の気持ちが歌詞に表れています。
切ないバラードで、映画で使用されたのは2曲目のアカペラバージョンです。
歌詞の原案を作者である谷川流氏が担当しており、より長門が書きそうな歌詞に仕上がっています。
映画化前から評価の高かった『涼宮ハルヒの消失』の映像化に当たり、かつてのアニメシリーズにはないバラードを主題歌、EDに起用。
より特別感を出す曲となりました。
『涼宮ハルヒの憂鬱』第1期キャラクターソング
出典:amazon第1期のアニメ化にあたり、涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる、鶴屋さん、朝倉涼子、キョンの妹、喜緑江美里、古泉一樹、キョンの9人のキャラクターソングCDが発売されました。
1人につき2曲収録されていますが、全員2曲目は『ハレ晴レユカイ』が収録されており、各キャラクターのソロ歌唱となっています。
『涼宮ハルヒの憂鬱』第2期キャラクターソング
出典:amazon第2期放送で新たにキャラクターソングを発売。
涼宮ハルヒ、長門有希、朝比奈みくる、鶴屋さん、古泉一樹、キョンは続投。第2期で出番がほぼなかった朝倉涼子、キョンの妹、喜緑江美里は発売されず、新たに谷口のキャラクターソングが発売されました。
第1期のような共通曲はなく、各々がオリジナルソングを2曲収録しています。
『涼宮ハルヒの憂鬱』曲の魅力まとめ
出典:amazon今回は『涼宮ハルヒの憂鬱』の楽曲に焦点を置き解説しました。
決して音楽をテーマにした作品ではありませんが、魅力的な曲が多く、今でも歌われているほどです。
かっこいい曲から盛り上がる曲まで、幅の広い楽曲がさらに様々なファン層の取り込みに成功しているのではないでしょうか。
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