プロ野球ドラフト会議2019速報　全指名選手一覧　佐々木はロッテ、奥川はヤクルト、森下は広島が交渉権獲得！

2019年度ドラフト会議ドラフト1位指名結果

佐々木朗希投手に4球団、奥川恭伸投手に3球団、石川昴弥内野手に3球団の1位入札があり、3選手の交渉権をめぐり抽選が行われました。佐々木投手は千葉ロッテ、奥川投手は東京ヤクルト、石川内野手は中日が交渉権を獲得しました。森下暢仁投手は広島東洋カープが単独指名で交渉権を獲得しました。

プロ野球ドラフト会議2019　セ・リーグ全指名選手一覧

プロ野球ドラフト会議2019　パ・リーグ全指名選手一覧

プロ野球ドラフト会議2019

プロ野球ドラフト会議(正式名称：新人選手選択会議）の季節が到来しました！　今年も10月17日(木)に東京都内のホテルで開催されます。

今年のドラフト会議に指名可能な高校生は139名＆大学生は108名。日本高校野球連盟と全日本大学野球連盟それぞれに合計247名が「プロ野球志望届」を提出しました。ここでは注目されている「BIG3」と呼ばれる佐々木朗希投手(大船渡高)、奥川恭伸投手(星稜高)、森下暢仁(明治大)をはじめ、ドラフト会議で上位指名候補選手＆注目選手をご紹介します。

プロ野球ドラフト会議2019はどこで観られる？

近年、TBS系列の全国ネット放送でドラフト1巡目(1位)くらいまで生中継されています。
今年も10月17日（木）午後4時50分から5時50分まで放送されます。
また、CS放送「スカイA」でも、例年通りドラフト開始前の午後4時30分から育成ドラフト終了まで生中継されます。

また、ラジオではニッポン放送で「ショウアップナイタースペシャル2019　プロ野球ドラフト会議」と題し、午後5時から6時まで生放送でドラフトのもようをお伝えします。

そして、動画配信サービス「Paravi」でも午後4時半ごろから最後の指名まで解説・実況付きで完全LIVE配信されます。

そのほか、野球デジタルプラットフォーム「Baseball Gate」では午後4時45分からLive配信が行われ、インターネットスポーツメディア「Sports Bull」では午後5時からライブ配信が予定されています。

プロ野球ドラフト会議2019観るなら完全LIVE配信「Paravi」で！

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ドラフト会議注目の「BIG3」とは？

ある分野でトップクラスの人たちや、ライバル関係にある3人を総称していう言葉で、野球界では「高校野球」や「アマチュア野球界」というくくりで呼ぶ場合が多いです。ここではプロ野球ドラフト会議2019で最注目の3人、「佐々木朗希投手」「奥川恭伸投手」「森下暢仁投手」を「BIG3」と呼びます。

「令和の怪物」最速163キロを投げる佐々木朗希投手！

【名前】佐々木朗希
【所属】大船渡高
【投/打】右投げ右打ち
【サイズ】190cm 86kg
【最速】163キロ

【コメント】まだ時代が平成だった4月6日、佐々木投手は日本の高校生では前人未到の163キロを記録しました。それ以前から注目を集める投手でしたが、それを機に佐々木投手をめぐる「狂騒曲」が始まりました。多くのファンやメディアは「164」や「165」と最速記録更新を期待しました。時代は「令和」に突入し、「甲子園で佐々木を観たい」と多くのファンが期待しましたが、県予選決勝では登板せず敗退、その起用法をめぐり物議も。記録更新はプロの世界で…『令和の怪物』に何球団が1位指名をするのか？　注目されています。

「即戦力」の評価　安定感抜群の奥川恭伸投手！

【名前】奥川恭伸
【所属】星稜高
【投/打】右投げ右打ち
【サイズ】183cm 82kg
【最速】154キロ

【コメント】4度の甲子園出場で知名度は抜群。名門・星稜高でエースとして、幼なじみの山瀬慎之助捕手とのバッテリーでいくつものドラマを演じてきました。その中で最大にして最高の感動ストーリーは2019夏の甲子園、智弁和歌山高との延長14回におよぶ熱投です。165球を投じ23個の三振を奪いました。途中、相手選手から熱中症対策の漢方薬をもらうなど、敵味方を超えて試合は進みました。試合後、勝者である奥川投手が涙し、その純粋な人柄に称賛の声が。投球フォーム、制球力、多彩な変化球は「即戦力」との評価もされています。佐々木投手とどちらが多く1位指名を受けるのか？　注目されています。

「大学ナンバー腕」コントロール抜群の即戦力・森下暢仁投手！

【名前】森下暢仁
【所属】明治大(大分商)
【投/打】右投げ右打ち
【サイズ】180cm 75kg
【最速】155キロ

【コメント】高校時代から注目の投手として日本代表にも選出されていました。家族から「大学進学」を強く勧められ、明治大学へ進学。それでも大学3年まではリーグ戦9勝止まり。「勝てそうで勝てない投手」と言われていた森下投手。４年生になり実戦での打者との駆け引きを学び、「勝てる投手」へと変身をとげ、リーグ優勝、大学日本一、日米大学野球最高殊勲選手に輝きました。「コントロールに自信がある」と公言するほど、制球力があり、プロ野球でも即戦力として活躍ができるといわれています。佐々木＆奥川両投手に指名が集まることが予想されますが、森下投手も競合すること必至だと思います。

2019年度ドラフト会議注目の【投手】はこの選手！

「野球は投手次第」という意見が根強くありますが、それを裏付けるかのように毎年「投手」に有望な逸材が多く現れ、プロ球団も投手を多く指名する傾向があります。今年も「BIG3」や「高校BIG3」などと言われるのが投手です。ここではメディアなどで取り上げられる注目の投手をご紹介します。

「BIG3」以外でドラフト1位指名される可能性が高い投手は

先述の「BIG3」と佐々木・奥川・森下投手は当然ですが、それ以外の選手を3人ご紹介します。

U18W杯で評価急上昇「高校BIG4」の右腕【西純矢】

【名前】西純矢
【所属】創志学園高
【投/打】右投げ右打ち
【サイズ】184cm 85kg
【最速】154キロ

【コメント】2018年夏の甲子園で16奪三振完封で注目を浴びた「高校BIG4」のひとり。2019年に開催されたU18W杯で厳しい場面での登板など投打にフル回転し、MVP級の活躍を見せ、評価が急上昇。

抑えに適任！ 国際大会自責点0の最速149キロのサイド右腕【津森宥紀】

【名前】津森宥紀
【所属】東北福祉大(和歌山東高)
【投/打】右投げ右打ち
【サイズ】177cm 78kg
【最速】149キロ

【コメント】スライダーやシンカーを交えて三振の山を築いていく。元ヤクルト林昌勇投手の映像を見て研究してきた。国際大会にたびたび日本代表として登板し、自責点は0。

「社会人No.1」投手　クレバーな投球を見せる左腕【河野竜生】

【名前】河野竜生
【所属】JFE西日本(鳴門高)
【投/打】左投げ左打ち
【サイズ】174cm 81kg
【最速】151キロ

【コメント】高校時代に3度の甲子園出場。コントロール重視で、プロのスカウトからは「打者を見て投げられる」と実戦向けの投手として名高い。スライダー、スローカーブ、チェンジアップを緩急をつけられる投球術に定評があります。

プロ野球ドラフト会議2019【注目投手】一覧

2019年度ドラフト会議注目の【捕手】はこの選手！

「育てるのに時間がかかる」といわれる捕手。なかなかひとりの捕手でシーズンを乗り切れない球団が多い状況下で、魅力的な捕手が粒揃いです。高校生と大学生から注目の捕手をひとりずつご紹介します。

小学校時代からの「奥川の恋女房」は強肩【山瀬慎之助】

【名前】山瀬慎之助
【所属】星稜高
【投/打】右投げ右打ち
【サイズ】176cm 82kg
【遠投】120m

【コメント】「BIG3」の奥川恭伸と小学校時代からバッテリーを組んできた「恋女房」。強肩で走者を簡単に盗塁させない。インサイドワークも丁寧で、奥川が気持ち良く投球ができるように工夫している。プロでもバッテリーを組ませたいと思っているファンは少なくないのではないでしょうか。

「大学No.1」捕手は負けず嫌い！ 肩には絶対の自信【海野隆司】

【名前】海野隆司
【所属】東海大(関西高)
【投/打】右投げ右打ち
【サイズ】173cm 83kg
【二塁送球】1.72秒

【コメント】今年の日米大学野球を正捕手として優勝に導いた立役者。課題といわれる打撃面も向上しておりリーグ戦でも本塁打も放っています。

プロ野球ドラフト会議2019【注目捕手】一覧

2019年度ドラフト会議注目の【内野手】はこの選手！

「即戦力」と期待される大学生や社会人ですが、プロの投手の球はそう簡単には打てないと思います。近年は甲子園で活躍した将来が楽しみな高校生に注目が集まります。昨年の広島ドラフト1位小園海斗は1年目から1軍の試合に出場し4本塁打を放つなど早くから1軍出場が期待される高校生もいます。ここではその可能性がある2人の高校生内野手をご紹介します。

根尾や小園級の素質！ U18W杯では中堅も守った切り込み隊長【森敬斗】

【名前】森敬斗
【所属】桐蔭学園高
【投/打】右投げ左打ち
【サイズ】173cm 70kg
【遠投】120m

【コメント】50m5.8秒の俊足と強肩から、U18W杯では外野手不足からセンターを守らされそつなくこなした。一部のスカウトからは昨年のドラフトの主役だった「根尾昴や小園海斗に匹敵する素質がある」と評されています。

今春センバツ優勝投手も「野手1本」の広角に打てる強打者【石川昴弥】

【名前】石川昴弥
【所属】東邦高
【投/打】右投げ右打ち
【サイズ】185cm 81kg
【遠投】115m

【コメント】2019センバツで胴上げ投手になるも、早くから「野手1本」を宣言。U18W杯では4番を任され、勝負強い打撃を披露しました。木製バットにも対応しており、守備次第では早く1軍でプレー出来る可能性を秘めているのではないでしょうか。

プロ野球ドラフト会議2019【注目内野手】一覧

2019年度ドラフト会議注目の【外野手】はこの選手！

近年、外野手は走攻守のバランスを求められる傾向があります。強肩は標準装備として、評価されがちですが、強打、好打の外野手をご紹介します。

夏の甲子園で3発を放ち頂点に　右のハイレベル大砲【井上広大】

【名前】井上広大
【所属】履正社高
【投/打】右投げ右打ち
【サイズ】187cm 94kg
【遠投】115m

【コメント】恵まれた体格から放たれる飛距離抜群の本塁打は今夏で3度見られ、チームを頂点へと導いた。大柄ながら50m6秒3と盗塁も記録しています。高校の先輩山田哲人(東京ヤクルト)を目標にプロでも大きなアーチを期待したいです。

神宮のヒットメーカー　内野も守れる慶応のプリンス【柳町達】

【名前】柳町達
【所属】慶応高
【投/打】右投げ左打ち
【サイズ】180cm 72kg
【遠投】100m

【コメント】三塁も守れる慶応のプリンス。日米大学野球で首位打者に輝くなど大舞台でも力を発揮できる勝負強さがあります。リーグ100安打も達成したヒットメーカーはプロでも数多くのヒットを重ねそうですね。

プロ野球ドラフト会議2019【注目外野手】一覧

プロ野球ドラフト会議・過去10年間各球団のデータ

ここからは直近、過去10年間(2009～2018年)の各球団のドラフト1位指名に関するデータをご紹介します。
各球団の特徴が垣間見られます。贔屓球団のデータをご覧頂き、「今年は〇〇選手を指名しそうだな」とか「今年こそは抽選当ててよ」などと想いをめぐらせてみてください

【読売】エースと4番を単独指名で獲得

単独指名が多かった傾向から果敢に競合を恐れずに人気選手を指名するも、くじ運がまったくなし…。それでも現エースの菅野智之と、現4番の岡本和真を獲得できたのは大きいですね。

【今ドラフトは…】即戦力投手、ポスト坂本を睨んだ将来に可能性がある内野手、今季で引退する阿部慎之助のような打てる捕手を指名が予想されています。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位

データ抽選勝率11%（9回中１勝利)

抽選で外れた主な選手：
菅野智之(2011）/田中正義(2016)/清宮幸太郎(2017)村上宗隆(2017)/根尾昴(2018)

1位指名選手：投手6名、捕手1名、内野手2名、外野手1名
　　　　　　 社会人2名、大学生6名、高校生2名
　　　　　　 新人王獲得2名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍8名(2019年シーズン終了時)

【横浜DeNA】エースに主砲、抑えもドラ1

即戦力の投手を指名する傾向が強い！　現在のエースや主砲、クローザーなど中核を担う選手をドラ1で指名するなどしたたかな面も

【今ドラフトは…】即戦力の先発右腕投手や将来を担う内野手をドラ1指名が濃厚とみられます。今オフにポスティングでMLB移籍を表明した主砲・筒香嘉智の後継者探しも重要課題ですね。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率25%(12回中3勝利)

抽選で外れた主な選手：
大石達也(2011)/東浜巨(2012)/松井裕樹(2013)/小園海斗(2018)

1位指名選手：投手8名、内野手2名
　　　　　　 社会人2名、大学生6名、高校生2名
　　　　　　 新人王獲得2名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍6名(2019年シーズン終了時)

【阪神】昨年ドラ1近本の活躍が励みに

なかなか思うようなドラフトができてきていないなか、昨年ドラ1位の近本光司の活躍はファンのみならず、編成部など球団関係者も少しは溜飲を下げたのではないでしょうか？

【今ドラフトは…】
課題が多いチームなので補強ポイントは多いと思いますが、今季で退団する鳥谷敬の後継者や、将来を担うエース候補の指名が望まれると思います！

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率29%（14回中4勝利)

抽選で外れた主な選手：
菊池雄星(2009）/大瀬良大地(2013)/清宮幸太郎(2017)/藤原恭大(2018)

1位指名選手：投手6名、内野手1名、外野手3名
　　　　　　 社会人3名、大学生6名、高校生1名
　　　　　　 新人王獲得1名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍8名(2019年シーズン終了時)

【広島東洋】直近10年のドラ1全員在籍中！

編成部がしっかりとしている球団。10年間のドラ1選手が全員在籍しているなど選手を大切にしているところは好印象。2年連続甲子園のスターを競合で獲得するなどいいドラフトができていますね。

【今ドラフトは…】リーグ4連覇を逃し、投手陣の補強などが望まれます。投手出身の佐々岡真司新監督の意向も左右する可能性も？　地元出身選手の指名も見逃せないですね。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率33%（9回中3勝利)

抽選で外れた主な選手：
大石達也(2010）/有原航平(2014)/田中正義(2016)/佐々木千隼(2016)

1位指名選手：投手6名、捕手1名、内野手1名、外野手2名
　　　　　　 大学生6名、高校生4名
　　　　　　 新人王獲得2名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍10名(2019年シーズン終了時)

編成部がしっかりとしている球団。10年間のドラ1選手が全員在籍しているなど選手を大切にしているところは好印象。2年連続甲子園のスターを競合で獲得するなどいいドラフトができていますね。

【今ドラフトは…】リーグ4連覇を逃し、投手陣の補強などが望まれます。投手出身の佐々岡真司新監督の意向も左右する可能性も？　地元出身選手の指名も見逃せないですね。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率33%（9回中3勝利)

抽選で外れた主な選手：
大石達也(2010）/有原航平(2014)/田中正義(2016)/佐々木千隼(2016)

1位指名選手：投手6名、捕手1名、内野手1名、外野手2名
　　　　　　 大学生6名、高校生4名
　　　　　　 新人王獲得2名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍10名(2019年シーズン終了時)

【中日】抽選勝率50％、昨年は4球団競合で根尾昴を獲得

くじ運もなかなかで、地元出身の指名も怠らないドラフトはまずまずでしょうか？　近年は編成に大きな影響をもつといわれた人たちの意向で指名していたなどの声もありましたが、その影響者が球団を去り、どう変化があるのか注目しています。

【今ドラフトは…】1位指名は投手で間違いないと言われています。地元出身(所属)の注目選手もいるので、そこをちゃんと獲得できるか注目です。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率50%（8回中4勝利)

抽選で外れた主な選手：
菊池雄星(2009）/松井裕樹(2013)/髙橋純平(2015)/中村奨成(2017)

1位指名選手：投手8名、内野手2名
　　　　　　 社会人2名、大学生3名、高校生5名
　　　　　　 新人王獲得0名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍9名(2019年シーズン終了時)

【東京ヤクルト】14回の抽選で低勝率も山田＆村上を獲得

ドラフトでのくじ運のなさは有名ですが打率3割、本塁打30本、盗塁30個の「トリプルスリー」3度達成した山田哲人や、今季2年目で大ブレイクの村上宗隆の大活躍でドラフト下手のイメージが薄れていますね。

【今ドラフトは…】投手出身の高津臣吾新監督も「投手が欲しい」と球団に要望しており、投手中心のドラフトになることは間違いないです。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率21%（14回中3勝利)

抽選で外れた主な選手：
菊池雄星(2009）/斎藤佑樹(2010)/藤浪晋太郎(2012)/大瀬良大地(2013)/清宮幸太郎(2017)/根尾昴(2018)

1位指名選手：投手7名、捕手1名、内野手1名、外野手1名
　　　　　　 社会人3名、大学生3名、高校生4名
　　　　　　 新人王獲得0名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍7名(2019年シーズン終了時)

【埼玉西武】6球団競合2年連続勝利、単独指名は最多6回

過去には【隠し玉】といわれる他球団がマークしていなかった逸材を指名して、周囲を驚かせてきたドラフト会議の中心的球団。かつては6球団競合選手を連続して獲得した強運もありました。

【今ドラフトは…】2年連続リーグ制覇も、いずれもクライマックスシリーズで敗退。強力打線は12球団随一も、投手陣の不安やリーグワースト1の失策数などディフェンス強化が命題となる。また主将の秋山翔吾がMLB移籍の可能性があるため、流出を想定した野手の指名も必要ではないかと思われます。また、縁がある「富士大学」の左の強打者・吉田開外野手を指名するのかも楽しみです。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率60%（5回中3勝利)

抽選で外れた主な選手：東浜巨(2012）/田嶋大樹(2017)

1位指名選手：投手9名、捕手1名
　　　　　　 社会人2名、大学生4名、高校生4名
　　　　　　 新人王獲得0名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍9名(2019年シーズン終了時)

【福岡ソフトバンク】抽選2連勝後、5連敗中の工藤監督

競合を恐れずに果敢に注目選手を指名する傾向が強いですね。必ずしも大成功といえるドラフトではないですが、12球団イチといえる選手層の厚さがある程度余裕をもって指名を行えるのではないでしょうか。

【今ドラフトは…】間違いなく注目投手を指名するでしょう。抽選をするのが工藤公康監督なのかわかりませんが、昨年まで抽選5連敗中の工藤監督が抽選に挑み、その悪い流れを止められるか注目ですね。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率27%（11回中3勝利)

抽選で外れた主な選手：
斎藤佑樹(2010）/松井裕樹(2013)/清宮幸太郎(2017)/安田尚憲(2017)/小園海斗(2018)/辰己涼介(2018)

1位指名選手：投手8名、捕手1名、内野手1名
　　　　　　 社会人1名、大学生3名、高校生6名
　　　　　　 新人王獲得0名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍9名(2019年シーズン終了時)

【東北楽天】13年5球団競合の松井、昨年は4球団競合の辰巳を獲得

これまで競合を恐れずに果敢に注目選手を指名してきました。それでも1位指名選手が順調に活躍しているかはわかりません。選手層があまり厚くはないので、即戦力選手獲得に重きを置いたほうがいいと思います。また東北出身(所属)の選手獲得も変わらずに続けてほしいですね。

【今ドラフトは…】東北出身の佐々木投手を指名するのか？　いずれにしても石井一久GMのくじ運に注目ですね。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率42%（12回中5勝利)

抽選で外れた主な選手：
菊池雄星(2009)/平沢大河(2015)/清宮幸太郎(2017)/村上宗隆(2017)/藤原恭大(2018)

1位指名選手：投手8名、外野手2名　　
　　　　　　 社会人1名、大学生4名、高校生5名
　　　　　　 新人王獲得0名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍9名(2019年シーズン終了時)

【千葉ロッテ】過去10年で抽選勝率67％は12球団最高

抽選に強いロッテ。平成初期の頃は「入団拒否」をする選手もいましたが、ハートのある応援をするファンがいるなど魅力的な球団に成長し、多くの人気選手も入団しています。強かった時代をもう一度…その軸を支える選手が必要だと思います。

【今ドラフトは…】競合覚悟で注目選手を指名すると思います。チームの中心となりうる選手の獲得は急務だと思います。昨年ドラ２の東妻勇輔の弟でドラフト候補生の純平捕手(智弁和歌山高)を指名して兄弟バッテリー実現を目指してほしいですね。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率67%（12回中8勝利)

抽選で外れた主な選手：
斎藤佑樹(2013)/藤浪晋太郎(2012)/田中正義(2016)/清宮幸太郎(2017)

1位指名選手：投手4名、内野手3名、外野手3名
　　　　　　 社会人3名、大学生4名、高校生3名
　　　　　　 新人王獲得0名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍9名(2019年シーズン終了時)

【北海道日本ハム】斎藤＆清宮と多数競合で勝利、大谷強行指名も

「その年の一番いいと思った選手を1位指名する」という方針で、ドラフト会議の主役でありつづけている球団。編成の手腕は誰もが認めるところですね。下位指名でも話題性があり、実力もある選手を指名するしたたかさもすごいところですね。

【今ドラフトは…】早くも「ドラフト1位は佐々木」と公言しており、へたな駆け引きもなく、清宮幸太郎の時と同様に事前面談を行わなかったのはすごい。でも、下位に終わったチームなので課題も山積み。即戦力を多く指名する必要性があると思います。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位

データ抽選勝率31%(13回中4勝利)

抽選で外れた主な選手：
菊池雄星(2009)/松井裕樹(2013)/田中正義(2016)/佐々木千隼(2016)/根尾昴(2018)

1位指名選手：投手8名、内野手2名
　　　　　　 大学生4名、高校生6名
　　　　　　 新人王獲得1名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍8名(2019年シーズン終了時)

【オリックス】

過去のドラフト１位指名はそれほど悪くはないと思います。抽選で勝てないので、即戦力の単独指名が目立ちます。スター選手が欲しいところだと思うので、競合を恐れずに果敢に注目選手を指名してほしいですね。

【今ドラフトは…】昨年同様に高校生１位指名となる予感です。捕手強化も課題のひとつなので、そちらにも目を向ける可能性もあると思います。

直近10年間(2009～2018年)のドラフト1位データ

抽選勝率13%（8回中1勝利)

抽選で外れた主な選手：
大石達也(2010)/山田哲人(2010)/高橋周平(2011)/藤浪晋太郎(2012)/小園海斗(2018)

1位指名選手：投手6名、内野手2名、外野手2名
　　　　　　 社会人4名、大学生4名、高校生2名
　　　　　　 新人王獲得0名(2018年シーズンまで)
　　　　　　 現役在籍8名(2019年シーズン終了時)

2019年度ドラフト会議編集後記

各メディアがいろいろな情報網を駆使して、予想をしていますが、例年、すべての予想が当たるということはあまりありません。ドラフト1位は競合したら「抽選(くじ引き)」というルールです。「人の人生をくじ引きで決めるなんて」という声も毎年上がりますが、当の選手は憧れの「プロ野球」という世界に入るために子どものころから苦しい練習を重ねてきたのです。

ファンとしては、「プロでもがんばれ！」と声援を送ってあげたいです。
いずれにしても候補者たちにとって「運命の日」は10月17日です。
ドラフト会議後の各球団の指名結果なども後日、MS編集部では解説したいと思います。

aukana編集部

【編集部MJK】
日本シリーズのカードも巨人vsソフトバンクホークスに決まりました。その前に注目のドラフト会議があります。編集部もスポーツ好きが多くいます。そのなかで野球好きな人に意見を伺います。
カケボーイさん、今ドラフトの注目選手はいますか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【カケボーイ】
佐々木投手や奥川投手の動向も気になりますが、広島県の武田高校の谷岡楓太投手が指名されるか？　気になります。彼は中学時代は125キロしか球速が出なかったのですが、高校で最速152キロまでに伸ばしたのです。しかもチーム全体の練習は平日50分しかしないのです。

aukana編集部

【MJK】
50分ですか？　それじゃ授業ですね。それなのに球速がそこまで上がって秘密とかあるんですかね？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【カケボーイ】
監督が「フィジカルとデータで高校野球に革命を起こす」と言って、ポジションや個人に必要な練習を考えてさせていたそうです。いわゆる合理的で科学的なトレーニング方法をしていたようです。
谷岡投手は投球フォームは個性的ですが、ストレート以外にもナックルカーブ､ツーシーム、スライダー､フォークボールなど多彩な変化球もあるみたいです。

aukana編集部

【MJK】
それはいい情報を聞きました。ドラフト上位指名は厳しいかもしれませんが、地元広島あたりが下位でも指名したら面白いですね！
ほかに注目選手はいますか？

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【カケボーイ】
奥川投手の恋女房である山瀬慎之助捕手ですね。有名な話ですが、奥川投手とは小学時代からバッテリーを組んで、中学時代には軟式野球で全国制覇を果たし、星稜高校へは山瀬捕手が奥川投手を誘ったんですよね。そのふたりがプロでも同じチームでバッテリーを組んで欲しいです。それも阿部「慎之助」捕手が引退した後の巨人でプレーしてくれたらうれしいです！

aukana編集部

【MJK】
それは巨人ファンはたまらないでしょうね。星稜高校といえば大先輩の松井秀喜さんですし、松井さんが活躍した巨人で後輩のふたりが活躍する…しかも監督は松井さんとかだと凄い！
巨人も奥川投手を1位指名すると言われていますし、山瀬捕手も指名候補にリストアップしているので、可能性はありますね！

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　【カケボーイ】
僕は巨人ファンでもあるので、それが実現したら「最高です」と叫びますよ(笑)

aukana編集部

【MJK】
阿部慎之助捕手の「名セリフ」ですね(笑)
とにかく、どんな結果になっても指名されたすべての選手に活躍してほしいですね！