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出典:amazon

2019/04/15
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少女たちの可愛らしさと狂気の混じった危ない遊戯「あそびあそばせ」

最近は「日常系」と呼ばれる作品が多数あります。 「日常系」は、可愛い女の子達が、ひとつ所に集まって「ワイ♪ワイ♪」「キャイ★キャイ★」と戯れる姿を描いた作品です。 そんな中で少し異彩を放つ作品「あそびあそばせ」をご紹介します。

目次

●あらすじ

物語の主役は、女子校に通う中学生女子3人。
秀才で運動神経も良く、お金持ちのお嬢様(?)、だけど少し世間知らずな「華子」

ハーフで金髪碧眼な可愛い女の子、でも中身は普通の日本人「オリヴィア」

眼鏡が知的で胸も大きい中学生らしからぬ美人、実は英語が苦手で補習の常連「香純」

そんな3人が、「ゲーム」を研究する同好会「あそび研究会」(通称:あそ研)を結成します。
「けん玉」や「あっちむいてホイ」など、日常の小さなゲームで遊ぶ姿を描いた作品でしたが…。
何故か、毎回変な方向へと物語は進んでゆきます。

●変だけど居そうな「女の子達」

まずは登場する3人が、いかにも「中学生」です。
「女子高生」ではなく、「中学生」なのが"キモ"です。
小学生ほど「子供」ではなく、「高校生」ほど社会に精通していない。

そんな存在である「中学生」が、互いに知っている情報を出し合い、少しでも大人らしく振る舞おうと頑張る姿。
それが変な空想や妄想で突き進んだ場合に起こる滑稽で面白い光景が描かれます。

そして、実は3人とも友達が少ない「陰キャ」と言われる人達なのも特徴です。
ファッションや世間の事に通じた友達も少なく、恋愛や交友関係に奥手な主人公達
でも、そんな主人公達の姿が読み手自身に「身に詰まされる」事なくコメディとして展開します。

3人の「長所」と「短所」が明確なのもキャラクター性を際立たせます。
文武両道でお金持ちらしい「華子」は、完全なオタク気質で「リア充」を逆恨みする「陰キャ」の代表格。

ハーフで美少女なのに、勉強はてんでダメで日本語しか喋れない「オリヴィア」

「香純」は、眼鏡っ娘でクールな優等生タイプ、一番大人びた性格で更に巨乳なのに、英語は赤点でBLと妄想が好きな「腐女子」

更には、頭も良く運動も出来る「華子」にとって、巨乳な「香純」はうらやましい存在であり
「オリヴィア」は美少女であるが故に、「華子」が嫌いというか憎む「リア充」に近しい存在

そんな風に3人それぞれの「長所」が、実は他の2人にはコンプレックスとなっている「三すくみ」な状況
そのバランスが崩れる事で起きるアクシデントも楽しいエピソードです。

●「遊び」何処行った?

現在、本作品は3巻まで出版されています。
最初は「オセロ」や「すごろく」など、「遊び」をテーマに据えてそこから3人が「脱線」して行く姿を面白く眺めるのが定番でした。

ですが、「華子」の執事(?)「前多」が登場した辺りから、物語全体は段々と「遊び」から脱線しています。
作品のテイスト自体もコメディからギャグへと移行しつつあります。

最近では、「オカルト部」や謎の美少女「青空つぐみ」など、濃いキャラクターが登場しています。
そうした事から、「あそ研」だけの狭い舞台を出て学校全体へと新たな展開へと進みつつあります。

●実は元があるみたいです。

この作品の前に「りとる・けいおす」というマンガが発表されていました。
こちらは絵柄もガラリッと変わってデフォルメが強くなり、舞台も小学校となっています。

登場する担任の男性先生は、「あそびあそばせ」と同じですし、主要登場人達の動向や性格には既視感を感じます。女子小学生達の幼さと妄想から突き進む、無邪気と狂気が笑いとなる物語の展開も良く似ています。

残念ながら「りとる・けいおす」は、全2巻で関係しています。
どうやら、「りとる・けいおす」をプロトタイプとして、画風と設定に変更を加えた作品が本作品の様です。
興味がある人は「りとる・けいおす」を読んでみると良いでしょう。

●書籍の情報etc...

発行元は、ジェッツコミックス( 白泉社)
著者は「涼川 りん(すずかわ りん)」
実は、この名前以外に「マブレックス」という名前でも著作があります。

また、ブログでも「アホランティコ手稿」というレオナルドダビンチを主人公にした作品があります。
デビュー作も画家ゴッホを主役にしたコメディ「ゴッホちゃん」でした。

「あそびあそばせ」の表紙でも絵画をモチーフにした表紙が多い事を見ると、作者はかなり絵画芸術に造詣が深い人なのもしれません。

少し風変わりな残念女子が集う姿を描いた「あそびあそばせ」
まだ継続中ですし、主人公たちは中学生と将来に希望も絶望もある世代。
面白おかしい生活をまだ見続ける事が出来そうです。

参考元

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