大人気アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のスピンオフ作品である『コードギアス 亡国のアキト』。ヨーロッパを舞台に日本人の少年、アキトを主人公としたこの作品は、劇場版として全5章にわたってその物語を描いています。本作のあらすじと登場人物たちを「ネタバレあり」で徹底的にご紹介! ヒロインを演じる坂本真綾の主題歌も要注目です。
『コードギアス 亡国のアキト』は、大人気アニメ『コードギアス 反逆のルルーシュ』のスピンオフ作品として、2012年~2016年にかけて劇場版が公開されました。
ストーリーは全5章。ヨーロッパを舞台としたこの作品は、『反逆のルルーシュ』の一期と二期の間にあたる空白の1年間を描いています。
『反逆のルルーシュ』とは主人公が異なるので、コードギアスファンでもまだ実際に観たことがないという方も、なかにはいらっしゃるかもしれません。
今回はそんな方々のために、全5章それぞれのあらすじと主要な登場人物たちをご紹介します。
『亡国のアキト』とは? 『反逆のルルーシュ』とは何が違うの?
2006年から2008年にかけて放送されたTVアニメシリーズ『コードギアス 反逆のルルーシュ』。
そのスピンオフ作品として制作されたのが、劇場版アニメ『コードギアス 亡国のアキト』です。
劇場版は2012年8月に第1章が公開され、2016年2月に公開された最終章(第5章)で完結しています。
『亡国のアキト』は本編となる『反逆のルルーシュ』の第一期と第二期の間の空白の1年を描いたストーリーですが、その主人公はルルーシュではありません。
舞台は日本を離れ、E.U.とユーロブリタニアとの戦争が続いているヨーロッパへ。
主人公の日向アキトは日本人でありながらE.U.の軍に所属し、新たに編成された特殊部隊「wZERO」に所属することになります。
本編とは舞台となる国も主人公も異なる、まったく別のストーリーとなるので『反逆のルルーシュ』を観たことがない方でも楽しめる作品です。
もちろん、すでに本編を観ている人だからこそ、注目したいポイントも多いので、「一期と二期の間の空白期間について知りたい!」という方にはぜひともチェックしてほしいところ。
また、登場するナイトメアフレーム(人型自在戦闘装甲騎)もアレクサンダやヴェルキンゲトリクスといった、本編には登場しない特殊な機体が多く登場し、メカアクションの迫力にさらに磨きがかかっています。
戦闘シーンではジャズタッチのBGMを流れるなど、本編とは違った雰囲気を楽しめるのもこの作品のかかせない見どころのひとつです。
『亡国のアキト』の登場人物&豪華声優陣をご紹介!
■日向アキト(声優:入野自由)
この物語の主人公であるE.U.軍の特殊部隊「wZERO」に所属する日本人の少年。その経歴には謎が多く、本人も自分のことを多くは語りません。
他人との間に一定の距離を保っているようなところがあり、感情を表に出すこともほとんどなく、淡々と任務を遂行していました。
身体能力が非常に高く、ナイトメアの操縦技術にも優れています。
■レイラ・マルカル(声優:坂本真綾)
E.U.の軍人であり、アキトが所属する「wZERO」部隊の司令官。
父はユーロブリタニアから亡命してきた貴族でしたが、レイラが幼いころに命を落とし、その後レイラはマルカル家に養子として引き取られました。
大学を飛び級で卒業するほど優秀な頭脳を持っていますが、差別や犠牲を嫌うところがあり、軍人としては考えが甘いところも。
■シン・ヒュウガ・シャイング(声優:松風雅也)
ユーロブリタニアの聖ミカエル騎士団に所属する軍人。
アキトの異父兄であり、「愛する者にのみ死を命じる」ことができるギアス能力の持ち主です。
かつてそのギアスから逃れたアキトと再会したことで、アキトの存在に執着するようになります。
■佐山リョウ(声優:日野聡)
E.U.で生まれ育った日本人。
ユキヤやアヤノと一緒にE.U.軍の将軍を誘拐しようとして、失敗したところをレイラに拾われ「wZERO」部隊の一員となりました。
面倒見のいい性格で、同じようにゲットーから逃げ出してきたユキヤやアヤノのことは大切に思っているようです。
■成瀬ユキヤ(声優:松岡禎丞)
同じく、E.U.で生まれ育った日本人で「wZERO」部隊の一員。
過去に日本人の間で厳しいいじめを受けていましたが、その後に出会ったリョウとアヤノのことは家族のように信頼しています。
■香坂アヤノ(声優:日笠陽子)
リョウとユキヤと同じくE.U.生まれの日本人。
ふたりと同じく「wZERO」部隊に所属していますが、祖父の形見である小太刀をレイラに取り上げられていたことで、最初の頃は強く反発していました。
■ジャン・ロウ(声優:伊瀬茉莉也)
シンの側近。もとは孤児だったところをシンに拾われ、忠誠を尽くすようになります。
中性的な雰囲気で普段は軍服に身を包み、ジャンと名乗っていますが、実は女性で本名は「ジャンヌ」。
■アシュレイ・アシュラ(声優:寺島拓篤)
シンの配下であるアシュラ隊のリーダー。
ジャンと同じく孤児だったところをシンに拾われました。
好戦的な性格で、戦場で必要なものは運だと言い切り、それを行動でも示そうとしています。
■ジュリアス・キングスレイ(声優:福山潤)
ブリタニアの本国からやってきた軍師。
その正体はブリタニア皇帝シャルルのギアスによって記憶を書き換えられたルルーシュ。
ゼロとしての記憶がなくとも、その頭脳は健在で、戦場ではその才能を存分に発揮しています。
あらすじ・第1章「翼竜は舞い降りた」【ネタバレあり】
出典:amazon敵に包囲された味方を救出するため、実施されたナルヴァ作戦。
生存率の低いその作戦に投入されたのは、日本人の少年たちによって編成された「wZERO」部隊でした。
司令官の指示による自爆装置によって隊員が次々と命を落とすなか、主人公アキトはひとりでユーロブリタニア軍を倒していき、結果として作戦は成功。
唯一の生存者であるアキトと、参謀のレイラは作戦後に昇進しました。
ある日、レイラは将軍とともにいたところを日本人のリョウ、ユキヤ、アヤノの3人に襲われます。
彼らの目的は将軍の誘拐でしたが、護衛のアキトによりその作戦を阻止され、レイラの指示で彼らは「wZERO」部隊へ加入することになります。
一方、E.U.と敵対するユーロブリタニアでは、聖ミカエル騎士団の総帥マンフレディがシンのギアスによって自害させられていました。
あらすじ・第2章「引き裂かれし翼竜」【ネタバレあり】
出典:amazonマンフレディの死後、シンは聖ミカエル騎士団の新たな団長に就任。
将軍誘拐未遂で拘束されたのち、「wZERO」部隊の本拠地となるヴァイスヴォルフ城に連れてこられたリョウたち。
ここで彼らはレイラへの不信感から城外への脱出をはかりますが、アキトとレイラにより阻止され失敗に終わります。
その後、アキトとともに実際の作戦に投入されたリョウたちは、ユーロブリタニア軍のアシュラ隊との戦闘へと突入していきます。
追い詰められて危機に陥ったとき、アキトの「ブレインレイド」の発動により、3人はアキトの精神状態の影響を受けて戦況を逆転していきます。
しかし、その戦場でアキトは生き別れの兄であるシンと再会。
アキトを引き入れようとするシンに対して、アキトが動揺したことでブレインレイドは停止し、機体を手放したリョウたちはアキトのもとへと向かいます。
駆けつけたリョウやレイラの妨害によってシンは撤退し、残されたレイラたちもアキトを連れて、無事に戦場を離脱することになります。
あらすじ・第3章「輝くもの天より墜つ」【ネタバレあり】
出典:amazon作戦終了後、城への帰還ができずにいたレイラたちは、旅をする老婆たちと森で出会い、しばらく行動をともにすることに。
彼らとの生活のなかで、老婆たちのひとりがレイラの記憶のなかから「森の魔女」にまつわる記憶を呼び起こしました。
「森の魔女」ことC.C.と交わした契約について、老婆はその力が大事な人を助けることになるとレイラに助言します。
ともに生活をしていくなかで、次第に打ち解けていったアキトとレイラは、あるときお互いの家族についての過去を打ち明けました。
また、老婆たちとの共同生活は、リョウたちとの間の不信感や反感を薄れさせ、部隊全員がその距離を縮めていくことになります。
その後ユキヤの活躍により、レイラたちは無事に城へと帰還しますが、「方舟の船団」を名乗るテロリストによってE.U.は混乱のなかに。
「方舟の船団」がブリタニアの策であることを見破ったレイラの決断で、アキトたちは敵の本拠地「方舟」の襲撃に向かいます。
あらすじ・第4章「憎しみの記憶から」【ネタバレあり】
出典:amazon出撃したアキトたちは、待ち受けていたアシュラと衝突し、そのナイトメアを破壊します。
生身でもなお戦おうと銃をアキトへと向けたアシュラですが、弾切れにより戦意を喪失してしまいます。
その直後、シンによって仕掛けられていた爆弾により、方舟が自爆したことでアキトたちは生死不明となってしまいます。
一方、シンはジャンとともにヴァイスヴォルフ城を襲撃。
レイラは城の防御システムを展開して迎え撃ちますが、ここで将軍らがユーロブリタニアと内通していたことが発覚します。
城内の隊員たちを守るため、レイラはシンとの交渉に向かうことに。
しかし、はじめから交渉に応じるつもりのなかったシンは、レイラの殺害を命令します。
危うく射殺されそうになったレイラですが、駆けつけたアキトたちによって救出され、無事に城への帰還を果たしました。
あらすじ・第5章「愛シキモノタチヘ」【ネタバレあり】
ヴァイスヴォルフ城へ帰還後、レイラたちはシン率いるユーロブリタニアの総攻撃を、城の防衛システムと新たなナイトメアで迎え撃ちます。
激しい戦いのなかで、シンを愛し、その望みを叶えるために忠実に従ってきたジャンに対し、アヤノはその感情の歪みを指摘します。
シンに対する感情が揺らいだことで戦意を喪失したジャンは、その場を離れシンのもとへ。
一方、直接対決をしていたアキトとシンは、お互いのナイトメアを破壊し、刀を手に取って生身で戦いを続けていました。
アキトを殺すことに執着するシンの前に現れたジャンは、シンの刀によってその胸を貫かれ、同時にシンを撃ち「もう苦しまなくていい」と自らの愛を伝えます。
ジャンの銃弾により致命傷を負ったシンは、幼いころのアキトと自分の記憶がよみがえり、アキトに生き続けるように告げると、ジャンとともに静かに息を引き取りました。
今回の戦いで戦死したことになったレイラたちは、ラストでかつて出会った森の老婆たちとともに旅をしながら暮らしていました。
『コードギアス 亡国のアキト』ストーリーを鮮やかに彩る主題歌
出典:amazon『亡国のアキト』にはふたつの主題歌があります。
第1章から第3章までの主題歌である「モアザンワーズ」、そして第4章と最終章の主題歌である「アルコ」です。
どちらの曲もヒロインのレイラを演じる坂本真綾が歌っており、アキトやレイラをはじめとした少年少女たちのストーリーを鮮やかに彩っています。
とくに「モアザンワーズ」は第4章の挿入歌としても使用されているので、『亡国のアキト』という作品を印象づける重要な役割を担っているといえるでしょう。
『コードギアス 亡国のアキト』あらすじのまとめ
『コードギアス 反逆のルルーシュ』のスピンオフ作品である『コードギアス 亡国のアキト』についてご紹介をさせていただきました。
全5章に凝縮されたストーリーは、見ごたえ十分。本編を知らない、初めてコードギアスに触れる人でも楽しめてしまう完成度の高い作品です。
本編とはまったく違う舞台で生きる少年少女たちの新たな『コードギアス』の世界を、ぜひご覧になってみてはいかがでしょうか。
当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。
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