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出典:amazon

2019/03/18
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冷たい眼差しに見惚れる!デンマークの至宝マッツ・ミケルセンの映像作品5選

デンマーク出身の国際俳優として映画「007 カジノ・ロワイヤル」やTVシリーズ「ハンニバル」などの作品で活躍しているマッツ・ミケルセン。「ハンニバル」出演後に知名度が上がり、先日の来日でも注目を集めたマッツ・ミケルセンの代表的な映像作品から5作品選びました。

目次

マッツ・ミケルセンのプロフィール

マッツ・ミケルセンは1965年11月22日生まれ、デンマークのコペンハーゲン出身の現在51歳の俳優です。


元々は俳優ではなく、プロのダンサーとして活動していましたが、ニコラス・ウィンディング・レフン監督の「プッシャー(1996)」で俳優デビューを飾ります。

その後も、母国デンマークで俳優として、スサンネ・ビア監督の「しあわせな孤独 (2002)」や、「プッシャー2(2004)」などの作品に出演し、俳優としてのキャリアを積みます。


そんな、マッツ・ミケルセンは「キング・アーサー(2004)」でハリウッド進出を果たします。

さらに「007 カジノ・ロワイヤル(2006)」ではジェームズ・ボンドと敵対する悪役を演じ、注目を集めます。


俳優として、存在感を高めていったマッツ・ミケルセンは「偽りなき者(2012)」でカンヌ国際映画祭の最優秀男優賞を受賞して、その演技力を評価されます。

そして、TVシリーズ「ハンニバル(2013)」で主人公のハンニバルを演じて一気に知名度を上げ、国際的に活躍する俳優としての地位を確立します。


さらに近年は「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」や「ドクター・ストレンジ」といった大作への出演も果たしています。

ボンドの宿敵を演じた「007 カジノ・ロワイヤル」

2004年の「キング・アーサー」でハリウッド進出をしていたマッツ・ミケルセン。

彼の名前が有名になったのは2006年公開の「007 カジノ・ロワイヤル」でした。

イギリス諜報部のMI6のスパイ、ジェームズ・ボンドの活躍を描くこの映画で、マッツ・ミケルセンはボンドと敵対するル・シッフルを演じます。


このル・シッフルは左目から血の涙が出るという特異な体質を持ち、性格は冷徹そのものです。

特に捕まえたボンドを拷問する場面があるのですが、男性なら思わず痛いと叫びたくなる拷問を前に、ニヤリと笑います。

この顔は、キャラクターのサディスティックな一面が良く出ています。


また、ル・シッフルは普段の生活でも感情を見せないだけに、こうした感情の現れは不気味で、マッツ・ミケルセンはそういった複雑な性格を持つキャラクターを上手く演じています。


冷血な悪役であるル・シッフルを見事に演じたマッツ・ミケルセンは、そのミステリアスな雰囲気も相まって、強い印象をこの映画で残しました。

カンヌ国際映画祭で主演男優賞作の「偽りなき者」

2012年公開の「偽りなき者」は、マッツ・ミケルセンの母国・デンマークで制作された映画で、監督はトマス・ヴィンターベアです。

この作品は国際的にも高く評価され、第65回カンヌ国際映画祭では、マッツ・ミケルセンが主演男優賞を受賞し、演技派としての評価を高めた作品です。


悪役の印象が強いマッツ・ミケルセンですが、この映画では親友の娘であるクララの「性的ないたずらをされた」という嘘によって変質者扱いされていく男性を演じています。


マッツ・ミケルセン演じるルーカスは、1人の少女の小さな嘘によって町中からも変質者扱いされ、信頼していた親友からも蔑まれます。

しかしそれでも、自分は無実だと信念を持って、そうした偏見に立ち向かっていきます。


この映画でのマッツ・ミケルセンは、無実を証明する為に戦う役柄ということもあり、感情をストレートに表現して、熱い男を好演しています。

今までの作品でのクールな彼とは一味違うマッツ・ミケルセンを見れるのがこの作品の醍醐味と言えます。

稀代の悪役レクターを演じた「ハンニバル」

トマス・ハリスの原作小説、また、映画「羊たちの沈黙」でのアンソニー・ホプキンスの怪演でも知られる、ハンニバル・レクターをマッツ・ミケルセンが演じたのが、2013年からスタートしたドラマ「ハンニバル」です。


ハンニバル・レクターは美食が趣味で、天才的な頭脳を持つ精神科医です。

しかしその一方で、殺した人間の臓器を食べるという異常な趣味を持つシリアルキラーでもあります。


ドラマ「ハンニバル」で、レクターは犯罪プロファイラーであるウィルの捜査を手助ける一方、精神鑑定を行う役割で登場します。

この作品の見どころは、精神を病んでいくウィルとその心理を探索していくレクターとの会話劇です。

そんなレクターを演じているマッツ・ミケルセンの冷たい眼差しは印象的です。

ウィルの心の奥底まで覗き込むようなマッツ・ミケルセンの瞳は怖いけれど、大人の色気を感じさせます。

また、ふとした瞬間にこぼれる笑みで、レクターの狂気を巧みに表現しています。


このドラマ「ハンニバル」で、強烈な個性を持つ悪役のレクターを演じきり、マッツ・ミケルセンの人気も高まりました。

家族思いの科学者を演じた「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」

「スターウォーズ」シリーズ最新作の「ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー」でマッツ・ミケルセンは、ヒロインであるジン・アーソの父親、ゲイレン・アーソを演じます。


優秀な科学者でもあるゲイレンは、愛する妻と娘を守るために、悪の帝国軍の元で働くという選択をせざるを得なくなります。

そうした、父親としての苦悩する姿を、マッツ・ミケルセンはしっかりと見せます。

そして、帝国軍に協力しながらも、娘のジンに秘密のメッセージを伝える場面では、父と娘の絆を感じさせます。

ここでは、愛情にあふれる父親の顔をマッツ・ミケルセンは表現します。


科学者としての知的さよりも、娘を思いやる優しい眼差しが印象的で、ファンにとってはまた違う彼の演技が見れるところがこの映画の魅力です。

ダークサイドに堕ちる魔術師を演じる「ドクター・ストレンジ」

魔術師たちの活躍を描くアメコミ映画の「ドクター・ストレンジ」で、マッツ・ミケルセンは悪の魔術師のカエシリウス役で登場します。


カエシリウスはもともとは魔術を教え導く存在である、エンシェント・ワンの元で修業をする魔術師でした。

けれども、ダークサイドの魅力に憑りつかれるようになります。

自分の欲望のためならば、かつての仲間の命を奪い、師匠であるエンシェント・ワンの命をも狙うようになります。


やはり悪役の印象が強いマッツ・ミケルセンの本領を存分に発揮している役柄ですが、見どころは悪の魔術を使う壮大な映像です。

主人公のドクター・ストレンジとのバトルは迫力十分で、マッツ・ミケルセンも魔術というパワーを自由自在に使っています。

悪役を楽しげに演じるマッツ・ミケルセンをぜひ見てほしい作品です。

ゲームの世界にも進出するマッツ・ミケルセン

俳優として、母国のデンマーク映画だけではなく、ハリウッドにも進出し、話題の大作にも相次いで出演するなど、活動の幅を広げているマッツ・ミケルセン。

先月に来日した際に話題になったのが、「メタルギア」シリーズで有名なゲームクリエイターの小島秀夫と一緒に日本観光を満喫する姿でした。

実はマッツ・ミケルセンは、小島秀夫監督率いるコジマプロダクションの「DEATH STRANDING」に出演することが発表されているのです。



これまでの映画・ドラマに加えてゲームの世界にも進出するなど、活躍のフィールドを広げるマッツ・ミケルセン。

ますます目が離せません。

参考元

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