江戸の治安を守る真選組の鬼の副長こと、土方十四郎は隊の中でも泣く子も黙る存在です。そんな頼れる土方が、妖刀の呪いのせいで、突然オタクの「とっしー」になってしまい、土方は、とっしーの欲望を成就させてやることで自らの中から消そうとします。その舞台となった「寺門通公式ファンクラブ決定戦」の面白いエピソードをまとめました。
鬼の副長「土方十四郎」からオタクの「とっしー」への変貌
江戸の治安を守る真選組の鬼の副長こと、土方十四郎は隊の中でも泣く子も黙る存在です。
局中法度で厳しく隊をまとめあげ、また治安を乱す悪人にも圧倒的な武力で対峙します。
そんな頼れる土方ですが、マヨネーズが大好物で、あらゆる食べ物にかけて食べるという、周囲から引かれる癖を持っています。
そして、マヨネーズ癖以上に周囲を驚かせたことがありました。
妖刀の呪いのせいで、突然オタクの「とっしー」になってしまったのです。
自ら定めた局中法度は破り、沖田には焼きそばパンを買ってくるなど、かつての姿は見る影もありません。
これには、局長の近藤もかばいきれませんでした。
こうして、鬼の副長土方は「とっしー」として真選組を去っていったのでした。
お通ちゃん公式ファンクラブを賭けた戦い
万事屋では、新八が二次元派と三次元派のオタクに分かれて討論するテレビ番組に出演するのを、今か今かと待ち構えていました。
お通ちゃん親衛隊の隊長である新八は、もちろん三次元派として意見を戦わせます。
これに対して、二次元派をまとめあげていたのが、なんと真選組を離れたとっしーだったのでした。
二次元派なんて叶うはずのない夢だと豪語する新八に対して、まさかアイドルの恋人にでもなれると思っているのかと反論するとっしー。
まさに一触即発の事態で、討論は盛り上がるのでした。
そして、とっしーは再び新八をはじめ万事屋の前に現れます。
それは、「寺門通公式ファンクラブ決定戦」でのことでした。
土方はオタクの人格であるとっしーを抑えつけるのではなく、その欲望を成就させてやることで自らの中から消そうとしたのでした。
これに対して、真選組の近藤、山崎、沖田が協力します。
一方、万事屋の銀さんたちも、公式ファンクラブに決定したチームには賞金が出ることを知り、協力するのでした。
タカチンのファインプレー
初戦、新八の幼馴染みのタカチンが負傷し、その代理として銀さんが連れてきたタカティン。
その風貌は元のタカチンとはかけ離れており、ムキムキマッチョな外人です。
このタカティンがお通語を当てるクイズ対決で、まさかの正解を連発します(本人には、あまり当てる気はない)。
タカティンの活躍により、親衛隊は二回戦を勝ち抜きます。
お通を落とすのはどっち!? 親衛隊vs真選組
続く三回戦は、お通を落としてホテルに連れ込めば勝利という下衆な対戦となりました。
各チームが自由に設定した仮想空間を舞台に繰り広げられます。
ここで真選組は、トッシーを落とし役、近藤をバーテン、山崎をお通の友人の娼婦(北斗の拳の悪役のようなビジュアル)というキャストで、沖田がナレーションで話を進行させます。
ラピュタが見えるかもしれないという理由で、高層ビルのバーに訪れる設定にされるトッシー。
モヒカンの娼婦山崎は、何故かトッシーとお通の間の席に座り、近藤ととなりのトトロに関して熱い議論を闘わせ始めます(サツキとメイどちらが可愛くなるか)。
トッシーは、お通を口説くどころではない状態でした。
しかし、トッシーとお通は、その場に入れないという孤独感を共有することで、不思議な連帯感を持つのでした。
こうして、見事に口説くこともなくお通を落とすことに成功したのでした。
参考元
- ・銀魂集英社
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