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出典:amazon

2017/05/31
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セカンド・チョイスに選びたい、傑作漫画3選!

Webコミックまで含めると星の数ほどタイトルが存在する漫画。大ブレイクする作品もあれば、媒体規模やトレンドによって陰日向でひっそりと咲く作品もあります。日々輩出される新作の波に押され気味だけど知らないでいるには惜しい、そんなセカンドチョイスにもってこいの良作を掘り起こしました。

目次

10年早かった? クローンを題材とした『放課後のカリスマ』

2003年~2014年まで小学館から発行されていた漫画雑誌『月刊IKKI』。
他の少年漫画雑誌に比べ個性豊かなラインナップが特徴的だったこの月刊雑誌にて掲載されていた、スエカネクミコさん著『放課後のカリスマ』。

2XXX年の未来でナポレオン、モーツァルト、ヒトラー、ラスプーチン、アインシュタイン、西太后、卑弥呼など時代も国も異なる偉人たちのクローンが集められた学園を舞台にしたSF漫画です。

かつてオリジナルが歩んだ歴史と、その複製であることの両方を知りながら学園生活を送る偉人クローンたちが、非クローンという触れ込みの主人公の編入を機にアイデンティティについて考えだし、やがて大きな事件に繋がっていきます。

コミックスは全12巻で完結しています。
2008年の連載当時は「学園ファンタジー」に分類されていましたが、AIが急成長し人工による人格への心的ハードルが下がった現代において、SF漫画として改めて再評価したい作品です。

はぐれ陰陽師人情派『魔法使いの娘』

スゴ腕の陰陽師を義父に持つ霊感アリな女子高生のちょっぴりオカルトな日常生活を描いたファンタジー漫画。
……といえばファンシーなイメージを抱きそうなものですが、『魔法使いの娘』(新書館)で那州雪絵さんが描いているのは人間の業と罪の呵責です。

生活能力皆無だが魔人としては最強の父・鈴の木無山と、自分の跡取りにするつもりで引き取った娘・初音の親子関係を軸に物語は進みます。
初音に託された無山の本当の願いが明らかになったとき、ひたすら娘に甘いだけだった父親像が“最強の魔人”に一転する描写はさすがのひとこと。

『魔法使いの娘』は全8巻で完結し、現在はその続編『魔法使いの娘ニ非ズ』が連載中です。

無山と決着をつけた初音が住所不特定・無所属の陰陽師として相方であり夫の兵吾と怪奇事件に挑みます。

幽霊や妖怪、式神といった非人間が多数登場しますが、那州雪絵さんがすごいのは、彼らをごく一般的な生活の中に自然に溶け込ませて、人が口にしようものなら途端に矛盾することをサラリと言わせてしまうところ。

ハッピーエンドではなくても読者が考える余韻を残し、きちんと納得をさせてくれるストーリーテリングの巧みさが魅力です。

最長連載20年超えの老舗漫画『HIGH SCORE』

『HIGH SCORE』(集英社)は津山ちなみさんによる、極悪美少女女子高生・藤原愛実と彼女を取り巻く超個性的な仲間たちによる学生生活を描いた4コマギャグ漫画。

1995年、津山さんが学生の頃から集英社の少女漫画雑誌『りぼん』にて連載がスタートし、今年でなんと22年目を迎えました。

最大の特徴は少女漫画らしからぬ(爽やかな)バイオレンスと(笑える)エロ要素。

デフォルメ調のキャラクターから飛び出るセリフがとにかく秀逸で、ふきだしという小さなスペースで多くを語ります。

作者の趣味なのかホラー映画をネタにした話も多く、クリーチャーの描写がやたら凝っているのもご愛敬。

半裸のカップル(主人公とその彼氏)が頻繁に登場する作品ながら2011年にはキッズステーションにて短編アニメとなりました。

また、ストーリー漫画ではないのでコミックスの刊行ペースはゆったりめ。
現在までで15巻が発売されています。

参考元

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