ドラマ化が決定したのは、戦国時代にタイムスリップした女子高生が、戦国武将と恋に落ちる『アシガール』。 歴女という言葉も流行りましたが、壮大な歴史ロマンスかと思いきや少女の現代っ子ならではのコミカルさがコメディ色を強めているので読んでいて笑えてしまう歴史漫画。 そして生まれる武将と少女とのロマンスにドキドキできる作品でもあります。
作者はあの『ごくせん』の森本梢子
『アシガール』を描いているのは、ドラマにも映画にもなった大ヒット漫画『ごくせん』の作者でもある森本梢子(もりもとこずえこ)先生です。
『アシガール』は 集英社から発行されている月刊『Cocohana』(ココハナ)に掲載中のヒット漫画です。
森本先生は1985年に集英社出版の『YOU増刊VIVID YOU』でデビューをしました。
実は描いた多くの作品がドラマ化・映画化・アニメ化がされているのです。
【ドラマ化された作品】
1997年 研修医なな子
2002年から第3シリーズまで続いたごくせん
2011年 デカワンコ
【アニメ化された作品】
2004年 ごくせん
【映画化された作品】
2009年 ごくせん THE MOVIE
2016年 高台家の人々
誰もが知っているヒット作をこんなに多く手がけていたとは驚きです。
原作者の知名度もさる事ながら、漫画の内容、実写化への関心と注目度はうなぎのぼりです。
これだけの話題になる森本先生はさすがです。
アシガールってどんな漫画?
2012年に第1巻が発売されてから、2016年12月現在で第8巻までが刊行されています。
主人公はおかっぱヘアの速川 唯。
今風のギャルでもなければ、お金持ちのお嬢様でもないごくごく普通の恋に憧れる16歳の女子高生です。
成績優秀な弟の尊が発明したタイムマシンで、なんと戦国時代のまっただなかにタイムスリップしてしまいます。
そこで出会ったものすごいイケメン羽木九八郎忠清(若君)に恋をしてしまった唯ですが、時代は戦国。
若君を守るため、長所である足の速さを武器に足軽(アシガール)となって奮闘します。
様々な窮地をくぐり抜けながらも、常に全力でなりふり構わずぶつかっていく唯に惹かれ始める若君と、
命懸けでイケメン武将との恋を守る唯のふたりが、
時にコミカルに、時に甘酸っぱいドキドキで読者を夢中にさせてくれます。
主人公の女子高生が、美人でモテモテな女の子でなく、隣にいそうな女の子であることも魅力のひとつ。
転んでも泥だらけになっても頑張る恋を応援したくなること必須です。
だんだんと唯がかわいく見えてきます。
NHKでのドラマ化に期待が集まる
『アシガール』に限らずどの漫画でも実写化には、原作の漫画ファンからすれば反対する人が多いのも事実です。
やはり愛読してきた漫画のイメージが壊れることが我慢できないとtwitterでもつぶやかれています。
しかし今回のドラマ化はまさかのNHKであることに興味と関心が高まっています。
原作の面白さをぜひNHKの手腕で具現化させてもらいたいとの意見が多くあがっています。
ドラマ『アシガール』は9月放送予定
2017年9月23日(土)が第一回目の放送が予定されることとなった『アシガール』は、連続12回の放送が予定されています。(NHK総合 午後6時5分から6時43分放送予定)
放送をするのはなんとあのNHKです。
NHKの土曜時代ドラマ枠で放送されるとは誰も予想していなかったでしょう。
時代劇と言えば、NHKの得意とするところです。これまでも数々の時代劇でお茶の間を楽しませてくれました。
漫画で夢中になっていた子供から、NHK時代ドラマ好きの大人まで世代を超えて楽しめるドラマとなりそうです。
漫画でのワクワクやドキドキがどんな風に実写化されるか楽しみです。
原作よりかわいすぎるのでは?との声もあがっていますが、どんな演技をみせてくれるのか楽しみです。
原作では爽やかで冷静な若君・羽木九八郎忠清を健太郎さんが演じます。
こちらもどんなイケメンぶりをみせてくれるでしょうか。
ファンはアニメ化も熱望
これだけ話題の漫画ですから当然、アニメ化を熱望するファンの声も多くあがっています。
歴史漫画でよく知られている『信長協奏曲』も小栗旬主演でドラマ・映画化されアニメ化もされています。
どちらも大ヒットとなったのは記憶にも新しいです。
同じように『アシガール』も続いてアニメ化されるのか注目が高まります。
今も昔も歴史漫画が熱い
漫画にはたくさんのジャンルがありますが、歴史を題材とした漫画は意外と多くあります。
「信長協奏曲」だけではなく、東村アキコ作「雪花の虎」、さいほうちほ作「とりかえ・ばや」、よしながふみ作「大奥」など、まだまだ多くの歴史漫画が過去にもそして、現在でも多くのファンを魅了しています。
歴史漫画の先駆けとなったのは「あさきゆめみし」ですが、作者である大和和紀先生は「イシュタルの娘」でも歴史を題材とした漫画を執筆しています。
現実感とファンタジー感の両方が味わえる歴史漫画だからこそ、人々は夢中になるのかもしれません。
これからも歴史漫画から目が離せません。
参考元
- ・参照リンク:アシガール - Wikipedia
- ・参照リンク:森本梢子 - Wikipedia
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