「ゴールデンカムイの聖地に行ってみたい」「あの世界を体験してみたい」と思ったことはありませんか?もしあの世界をそのまま体験できる施設があるのであれば、行ってみたいですよね。 その場所は「北海道開拓の村」です。施設やゴールデンカムイの舞台である明治末期について紹介します。
ゴールデンカムイってどんな漫画?
2014年からヤングジャンプで連載中の人気コミックで、明治末期の北海道を舞台にしています。人気の秘密はなんといっても当時の時代背景やアイヌ文化などの描写が忠実かつ繊細で、その内容は専門家をも唸らせるほど。
また、アイヌ文化や明治末期に登場する料理も多く描かれており、思わずマネしたくなるような数々のレシピが紹介されています。
そんなゴールデンカムイの舞台が楽しめる施設があるなら行ってみたくなりますよね。施設紹介の前にゴールデンカムイの時代背景について勉強していきましょう。
ゴールデンカムイの舞台「明治末期」はどんな時代?
文明開化に伴い時代の流れが大きく変わったのが「明治末期」です。ゴールデンカムイの世界は「日露戦争後」のストーリーで、作中にはさまざまな西洋文化がみられますよね。
例えばゴールデンカムイ1巻で白石と初めて対峙した際に「マッチ」がでてきます。実はマッチは明治後期から急速に普及した便利アイテムなんです。その他にも町中に和装と洋装の人が入り混じっていたり、鉄道のインフラ整備のシーンがあったりします。
味噌を「オソマ(うんち)」だと思っていたアシ(リ)パさんが、初めて味噌を口にした「桜鍋」も明治末期に流行していた食事です。西洋文化と日本の文化が入り組んだ、ちょっと不思議で、活気のある時代が明治末期です。
ゴールデンカムイの世界を体験できる「北海道開拓の村」
北海道の歴史をそのまま体験できるのが「北海道開拓の村」です。
ゴールデンカムイの作者・野田サトシ先生も、「登場人物である杉元やアシ(リ)パが生きた明治末期を強く感じる」とSNSで答えています。
「北海道開拓の村」ってどんな博物館?
北海道厚別区にある野外博物館です。
「野外博物館ってなに?」と疑問に思う方もいるでしょうが、54ヘクタールもの広大な土地に52棟の歴史的建造物が再現されている、いわば体験型博物館です。
北海道の開拓の歴史を見て触って体験できるので、北海道の小学生の校外学習の定番コースです。
建物だけではなく、「市街地」「農村」「漁業」「山村」とエリアによって街並みも変化・再現されており、「歴史の資料の中に飛び込んだのでは?」と錯覚に陥るほどの完成度です。
ゴールデンカムイの世界そのもの!?開拓の過程を見て歩く
ゴールデンカムイの資料にも使われている建物がたくさんあるのも開拓の村の楽しいところです!
例えば、刺青の囚人・家永が杉元達を誘い込んだ迷宮ホテル「札幌世界ホテル」や第七師団の鶴見中尉の部屋や兵舎など、ゴールデンカムイに登場した建造物がいくつも建っています。
北海道開拓の村の見どころは、その施設の外観を見るだけではなく建物内までみられること。
ゴールデンカムイの世界をまさに「体感」できる博物館なんです。
作中でも描写された馬車鉄道や馬そりが体験できます。
予算はいくら?開拓の村を遊びつくそう!
広大な土地に歴史的建造物…これだけの内容だとお高いのでは?と不安になりますが実はとってもリーズナブルなんです。
料金は大人800円、大学生・高校生が600円、65歳以上と中学生以下は無料、しかも年間パスポートは1500円とかなりお得です。
馬車鉄道・馬そりの料金が大人250円、こども100円なので、入場料と合わせても1人1000円ほどでゴールデンカムイの世界で遊べるなんてステキですよね。
最後に
ゴールデンカムイのファンだけではなく、漫画を愛するすべての人にとって作品に登場するモデルや聖地は特別なものです。
「行けることなら漫画の世界に行ってみたい!」と願うファンにとって、ゴールデンカムイの舞台のモデルとなった建造物が立ち並ぶ北海道開拓の村は、まさに憧れの土地といっても過言ではありません。
是非一度、足を運んでみてくださいね。
参考元
- ・参照リンク:北海道開拓の村
- ・参照リンク:『ゴールデンカムイ』公式サイト│集英社
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