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若山富三郎扮する浪人・しころ市兵衛が颯爽と活躍する「賞金稼ぎ」シリーズ第2弾 工藤栄一監督が息つく暇もないほどのスリルと迫力で描いた娯楽時代劇。前作『賞金稼ぎ』で八方破れの活躍を見せた若山富三郎が、再び無敵超人・市兵衛に扮して暴れまくる。 しころ市兵衛のもとへ領主・大関佐渡守に対し一揆を起こした野洲黒羽領榎村の百姓・新八たちが訪れる。必死の助力願に市兵衛たちは、野州へ乗り込んだ。翌朝、降伏を強要する敵の軍使の陣笠を賞金稼ぎの朝海が射抜いたことから、戦いの火蓋が切られる。
父と弟を謀殺された娘が、復讐の鬼と化して旗本の命を狙う時代劇 中川信夫監督による『妖艶毒婦伝』シリーズ第2弾。復讐に燃えながら人斬りの喜びに目覚めていく主人公と、主人公を恐れながらも悪の本性を隠さない敵の人物描写が壮絶。 甲府勤番頭・塩崎嘉門は、己の野望のためには手段を選ばない男。ある時、甲源一刀流道場主・真壁弥兵衛に悪事を叱られ、露呈を恐れた塩崎は弥兵衛を殺す。さらに娘のお勝を犯し、牢に押し込め、江戸へ帰参した。お勝は怒りに燃え、塩崎への復讐を誓う。
軍人や御用ヤクザばかりが羽振りを利かす横須賀を、ドスと手榴弾でぶっ壊す! 『前科者』シリーズ第3弾。若山富三郎が血気盛んに大暴れを繰り広げる痛快娯楽作。敵対する組織との攻防の末、仲間を次々と殺された主人公が猛り狂うラストに意気高揚。 昭和初期、岩木松吉が10年の刑を終えて出所。松吉は、昔の仲間である中井組の中井光男を頼って横須賀にやってきたが中井は殺され、組は解散、中井の妹は料理屋の女中になっていた。中井のシマは島中組が仕切り、背後で海軍機関の赤心会が糸を引いていた。
渡世に命を懸ける男たちの哀歓を雄大なスケールで描いた任侠映画 高倉健、鶴田浩二、若山富三郎、藤純子、水野久美など、東映任侠映画のオールスターが集結。大正末期の浅草を舞台に、任侠の男たちが義理の嵐に身を委ね、命を懸ける。 大正末期、浅草三社一家の親分・三田政之助が何者かに闇討ちされた。犯人は背中に大蛇の刺青を背負った渡世人だったという。若者頭の菊野仙三が二代目を継ぐなか、刑務所から出所したばかりの三社一家の代貸・稲垣長吉は、親分の敵を求めて旅に出るのだが…。
鶴田浩二、丹波哲郎、梅宮辰夫という三大スターが競演した現代任侠巨編 250団体、5千人を率いる最大組織のボスとして真の任侠道を貫き、組織を守り抜いた鉄の男の壮絶な生きざまを実録タッチに描出。監督は任侠映画の名手・佐伯清。 昭和27年、極道の世界では関西の藤政組と関東の大嶋組が、日本を二分する形で対立していた。そんなある日、藤政組組長の政五郎が刺客の凶弾に倒れる。東西が対立するのは好ましくないと主張していた政五郎は、大嶋組のヒットマンに狙われたのだ。
裏切りと謀略が渦巻く暗黒街を殺し屋がライフル銃ひとつで渡り歩くハードボイルド作品 鶴田浩二主演による「暗黒街」シリーズ第2弾。繰り返される裏切りと報復、殺し屋としての仕留め方、冷徹な一方でふと垣間見せる人間味など、緩急交えた展開にしびれる。 一匹狼の殺し屋・相良徹は、雇い主だった花輪の裏切りで投獄された。刑期を終えた彼はすぐさま花輪に復讐を果たすが、立ち去る際、1人の少年に見られていることに気づかなかった。徹は新しい雇い主に、麻薬販売の競争相手を殺害するよう依頼されるが…。
盃を交わした兄弟同士が渡世のおきてのために殺しあう任侠アクション 梅宮辰夫、待田京介、高倉健ら『暗黒街大通り』で共演した3人のスターが揃う。非常な渡世のおきてと運命に翻弄される男たちのシリアスなストーリーに息をのむ。 渡世人の竜次郎は綱島一家の綱島剛平に命じられ、渡世の義理で明石一家の親分・喜之助を叩き切る。明石一家の吉岡良吉は竜次郎を敵として狙うがそれを果たさず、逆に竜次に惹かれていく。そんななか、綱島一家の明石一家に対する迫害は厳しさが増していき…。
井上梅次監督、ビッグスター共演によるハードボイルドギャング巨編 主演の3兄弟役の高倉健、梅宮辰夫、待田京介のみならず、悪役も東映のお馴染みの顔触れが揃い踏み。復讐に燃える男たちの生きざまとアクションが男心をくすぐる。 3兄弟・鉄也、銀二郎、健三は子供の頃に博徒であった父を失い、その原因となった中万組と愚連隊の抗争の手打ち式に子供ながらに乗り込んだ。その不敵な面構えは、親分衆たちの目を引いた。それから十数年後、一人前になった3兄弟が東京に姿を現す。
五味川純平の原作小説を実写化した、野望を抱く男女のドラマ 佐久間良子と天知茂が共演し、欲望をむき出しにしてのし上がろうとする男女を描く。若き佐久間良子の色気とニヒルな天知茂の演技が、ドロドロの物語に上品さを加えている。 百子の家族は親戚にだまされて財産を奪われ、彼女を残して死んでしまった。ひとりぼっちになった彼女は洋裁店で働きながら、復讐の機会をうかがっていたが、そんな折に若き野心家・千種に出会う。百子に魅了された彼は、その復讐心に興味を抱いて手を貸す。
村田英雄が主演を務めた、男の友情と意気地を描いた任侠ドラマ 北島三郎や長門裕之、そして友情出演の鶴田浩二が脇を固める。ヤクザ同士の利権争いの模様や、その後の妨害工作など、ハラハラする展開をマキノ雅弘監督が映し出す。 天丸組親分・登喜蔵は逃走中の旅がらす・菊次郎を助ける。そんな折、鉄道建設の請負入札が行われる。一番高い入札をした登喜蔵は国を思う気持ちを関西鉄道の若月課長に買われ、賄賂を使う竹部組を抑えて勝つ。しかし、熊蔵は竹部組の妨害を恐れ…。
庶民の英雄・金さんが、大悪人を相手に颯爽と暴れまくる娯楽時代劇 片岡千恵蔵の十八番「判官」シリーズの1作。威勢の良い啖呵と遠山桜の刺青で大悪人を裁くさまが痛快。金さんに首ったけのお景を丘さとみ、お半を木暮実千代が演じる。 贋造小判が氾濫し、御禁制品が抜け荷買いされ、加賀百万石では陰謀と罪悪が渦巻いていた。遠山家では金さんの父が抜け荷買い一味と通じていたと疑われ、長崎奉行の地位を追われてしまう。金さんは真相を確かめるべく、孔雀長屋のお景、丑松をお供に動きだす。
昭和の大スター・美空ひばりが女優としての魅力を十二分に発揮した感動大作 政略に翻弄され数奇の運命をたどる千姫を演じた美空ひばりの劇的名演技に圧倒される。豊臣秀頼役の中村錦之助、時代劇初出演となる高倉健が秀頼の家臣・片桐隼人を好演。 幼くして政略結婚の犠牲となり、豊臣秀頼に嫁いだ徳川家康の孫・千姫。愛する夫・秀頼は、大阪城落城と共に23歳の若さで自決。千姫はその秀頼を追って果てようとしたが、家康の命を受けた坂崎出羽守によって猛火に包まれた城から救出され…。
五代将軍綱吉の世を舞台に、名絃「山彦」が巻き起こす剣と恋を描いた痛快時代劇 吉川英治の原作を『たつまき奉行』の名匠・マキノ雅弘監督が映画化。大川橋蔵が二役を演じ、爽快な敵討ちに恋にと豪華絢爛な元禄絵巻を展開。共演に大川恵子、丘さとみ。 名絃“山彦”を望む大老柳沢の申し出を断ったため、父親が不慮の最期を遂げたという娘が、壇ノ浦の戦いに敗れ伊那平家村に暮らす一族の嫁に迎え入れられた。朝敵を討つ機会を待っていた伊那平氏の小源太は、この話を聞きその鋒先を柳沢に向け江戸に入るが…。
新たな殺陣に挑み、芸の道に身をささげる殺陣師・段平の苦闘を描いた芸道映画 長谷川幸延の原作を黒澤明が脚色し、映画化。段平が無学の悲しさからリアリズムの精神を掴めぬままに師匠と決別し、悲劇に遭いながらも殺陣に没頭する姿に涙する。 新しい時代の芸風を舞台に表現して演劇界に新境地を拓き、新国劇の基礎を築いた沢田正二郎と、新時代の波に取り残されながらも芸道一筋に生きる段平。2人の美しい師弟愛を軸に、段平の妻・お春の至純の愛を通じて芸道芸術に生きる人々の真剣な姿が描かれる。
第二次大戦末期の沖縄。戦列に加わり、はかなく散っていった学生たちを映した戦争映画 映画『ひめゆりの塔』の姉妹編とも呼ばれる作品。日本の勝利を信じて出兵した学生たちが、最前線の悲惨さに心を折られ、絶望に飲まれていくさまが無慈悲に描かれる。 昭和20年3月の沖縄。本島はアメリカ軍に取り囲まれ、戦況は最終局面にあった。追い詰められたなかで、女学生は臨時看護婦として野戦病院へ、中学生たちは現地動員の兵として戦列に立つ。だが壊滅状態に追いこめられるにつれ、学生らの精神も摩耗していった。
北八ヶ岳の池畔から望む風景と雨音を捉えたヒーリングBGV 静かに水をたたえる池沼と、そこに無数の波紋を作る雨、緑豊かな樹林帯、柔らかくしっとりとした苔の森。大自然が織りなす神秘的な風景と心地良いサウンドに癒やされる。 北横岳、天狗岳など標高2,000m級の山々が連なる長野県の北八ヶ岳と、そこに点在するいくつもの池沼。天候によってさまざまな表情を見せる美しい池畔の姿を、癒やしの音楽と共に収録。豊かな緑の中に映える池と、そこに落ちる雨音が幻想的な世界を作り出す。
彼女のために長髪同盟を破り、髪を切ることにした男子高校生の成長譚 彼女に自分のどこが嫌か聞くと「髪」と言われ、長髪同盟を破ることにした男子高校生。とぼけた人たちが、ふと見せる笑み、困惑、怒り、そして涙。さまざまな感情が凝縮。 「僕のどこがイヤ?」と聞いたら、愛しの彼女は「髪」と言った。ならばと、長髪同盟を破り、髪を切ることを決意した男子高校生。彼の思いに、とぼけた人間たちが笑みを見せ、困惑や怒りの感情を抱き、涙する。そんな素晴らしい瞬間が凝縮されたコメディ。
兄に激しい執着心を抱く妹の愛情の行方を描いた兄妹愛ドラマ 自主制作映画に伴う「暗いイメージ」を払拭する意味も込め、監督の天野千尋がアブノーマルなテーマにユーモアを交え、ポップな映画に仕立てた。PFFアワード2011入選作。 嫌な顔ひとつせず引きこもりの兄の世話をし、大らかに見守りながらも自立を促すしっかり者の妹。そんなある日、久方ぶりに外に出た兄に、すぐさま意中の女性ができる。この瞬間、妹の心に兄の裏切りに対する怒りと、交際相手に対する猛烈な嫉妬心が生まれ…。
就職活動に苦戦する女性の日常をユーモラスに描いたドラマ 監督は『恋とさよならとハワイ』の松村真吾。悲喜こもごもある日常の中で、女性が可憐に輝く姿に観る者は共感し、エールを送りたくなる。PFFアワード2009入選作。 いいことなんて何ひとつない日々。「働かなくては」というストレスに押しつぶされそうになりながら、就職活動に精を出す28歳の純子。今日もまた、新たな就職口の面接へと出かけていく。そんな風にして、彼女は毎日をひたむきに生きている。
主人公と街、そして人との結びつきを優しいまなざしで描いた短編映画 父親の再婚話を聞かされた主人公の心の揺らぎを、彼女が生きる街の風景を捉えた繊細な映像美と共に映し出した珠玉の人間ドラマ。PFFアワード2008の入選作品。 妻に先立たれた父親が単身赴任中のため、姉と2人暮らしをしている女子高生の陽(ハル)。ある日、彼女は父親の再婚話を聞かされる。父親のためにマフラーを編み続けていた陽は、衝動的にマフラーをほどく。そのかたわらには、陽を見詰める姉の姿があった。
不思議な生きものたちが織りなす未開の島の生態系をCGで描く疑似ドキュメンタリー 探検隊が謎の島で出会う不思議な生きものたちをCGで再現。かつて見たことのない生きものたちの美しさに目を奪われる。PFFアワード2006審査員特別賞、ほか3部門を受賞。 1963年、アイルランドの西の海で不思議な島が発見された。1年後、珍しい生きものたちが数多く暮らすその島に探検隊が派遣されるが、帰還する者はなかった。現在、徐々に島の生態系が明らかになりつつある。調査に同行し、神秘的な命の世界をのぞいてみよう。
突然やって来た外国人との異文化コミュニケーションを軽快に描いたドラマ 監督は『くらやみ祭の小川さん』の浅野晋康。主演の服部竜三郎の演技が高評価を獲得。PFFアワード2006入選作。日本アカデミー賞ノミネートの撮影監督・月永雄太も参加。 ある日、ユウジのもとに外国人のニコルが訪ねてくる。彼は妹・ナオミの留学時代の友達で、カナダから彼女に会いに来たと言う。ユウジが外国人の来訪に困惑するなか、ナオミが帰宅。彼女はニコルとの再会を喜ぶが、ニコルは突然ナオミに愛の告白を始め…。
中学3年生の息子と初めて同居生活をすることになった中年男の物語 学生時代の恋人との間にできた子供、しかも中学3年生になって初めて一緒に暮らすという父子のぎこちなさがリアル。そんななかでもうかがえる、血縁故の絆が胸に染みる。 1人の男が車を走らせる。向かう先には、中学生になった息子がいた。彼は男が学生時代に付き合っていた恋人との間に生まれた子供で、身寄りを亡くし、血のつながった父と暮らすことになった。弾まない会話、ぎこちない素振りで、2人の同居生活が幕を開ける。
元仕事仲間の奇妙な遺書に導かれて進む、男女2人の不思議なドライブ旅 不思議な遺書の内容を追いながら、行く先々で見て、聞いて、感じたものをスタイリッシュに描いていく。音楽と映像のハーモニーが絶妙で、見ていて心地良くなってくる。 入院中の糸井から、元仕事仲間の男女2人に送られた遺書。その内容は、するべき行動を細かく指示するもので、読んだ2人には何を意味しているのか理解できなかった。結局、彼らは指示の通りに旅を始める。どこにたどりつくのかもわからないまま…。
PFFアワード第28回審査員特別賞受賞、1台のバスに乗りあわせた人々を描いたドラマ 押井守や深作健太作品に関わり、乃木坂46のMVなどの透明感のある映像で定評のある湯浅弘章が監督を務める。川井憲次が作曲した劇中のフルート曲も必聴だ。 放課後、出産間近の母親が入院する病院へ見舞いに通う少女。病院を脱走し、別れた妻に会うために道を尋ねる老人。同級生から万引きを強要される、いじめられている少年。そんな3人が同じバスに乗りあわせた、ある夏の午後の出来事を描く。
ダム開発によって父と故郷の村が沈んでしまった娘の孤独と愛を描いたドラマ 不幸な境遇によって孤独を抱える女性の愛を、児玉和土監督が日本独特のエロスも取り入れながら描写。ヒロインを務めた柳有美の憂いを帯びた表情に引き込まれる。 1週間前にためた湯船に浸かる。うがいの水量は50mL。1日に飲む水は600mL。ダム開発によって故郷を失い、ダム決壊事故で父を失ってしまった女性は水を使うたびに失われた命を思う。やがて、それは彼女の足かせとなり、体の機能まで乗っ取っていく。
PFFアワード第30回入選作品、3人の共同生活を描いたロードムービー 初対面同士の男の会話劇かと思いきや、一転して男たちが旅を繰り広げる展開が面白い。追い詰められている状況だが、なぜかのんきな空気感のギャップも良い。 食わせ者のKと人見知りのN。そんな2人が同居している家に自己中のTが参入することになった。3人はまるでボードゲームの駒のように日常空間を広げていく。しかしある日、その中の1人が突如家からいなくなり、想定外の旅を始めることになる。
栗太郎の日常にある変化が?笑いと涙、そして恋愛模様を紡ぐOVA第4巻 これまでのほのぼの&シリアスなストーリーだけでなく、恋愛にまつわるエピソードを多数収録。恋や愛について考えるにはまだ早い栗太郎と、人々の恋模様は必見。 幼少期に母親を亡くして以来、照れ屋で優しい傘貼り浪人の父親と、犬の栗之介と一緒に暮らしている少年・栗太郎。貧乏暮らしながら元気に日々を生きている栗太郎だが、武骨な父の周囲になぜか女性が集まってくることにやきもきしていて…?
水木しげるを作る女性人形作家・えりも。その制作活動に密着! 人形作家・えりもの制作活動を追ったドキュメンタリー。人形の制作風景のみならず、悩みや不安を吐露する姿などを捉え、彼女の人間的魅力に触れさせてくれる。 人形作家という特殊な職業に就いている23歳の女の子・えりも。大(Oh!)水木しげる展より、等身大の水木しげる人形の制作を依頼された彼女の日々の出来事や水木しげる本人との会話、人形の制作風景が全編彼女自身のナレーションで進行していく。
怪人と看護師VS変態ストーカー男!?謎の怪人と看護師の奇妙な交流を描いたコメディ インディーズ映画界で活躍する小林でび監督が、脚本・出演ほかを務めたデビュー作にしてPFFアワード2005入選作。怪人の奇妙な設定と看護士のとぼけたキャラが楽しい。 勤務が終わって晴れ晴れした顔で家に帰る看護師の女性が、部屋のドアの前で会ったのは血まみれの怪人。救急車を呼ぼうとする女性を振り切り、逃げようとする怪人・シニミズハカセは、女性に誘われ、なぜか家にあがることになる。すると、突然電話が鳴り…。
PFFアワード第27回審査員特別賞受賞作。虐げられた子供たちが反旗を翻す! 主演の2人の子供たちの演技が見事。特に父から異常な愛情を向けられる少年役・角田紳太朗の表情が良い。彼らを取り巻く鬱屈とした環境の描き方も異常ながらリアルだ。 東京都鹿骨に住んでいる小学5年生の唯生と幼馴染みの彩。唯生は自分に異常に執着する父親と、それに気づかないようにしている母の3人暮らし。一方、母と2人暮らしの彩は、男好きの母親から疎まれている。家に居づらい2人は、一緒にある遊びをしていて…。
娘に迫る危ない義父…。石川真吾監督が衝撃の実話をもとに描いた問題作 石川真吾監督が鉄やガラス片を食べて精神病院に入院した女性の実話をもとに描いたPFFアワード2005入選作。心の安らぎを失った少女の突き刺さるような心の叫びを描き出す。 母親が実家へ帰ってしまい、義父と2人で暮らすことになった女子高生の佐代子。その日から義父は佐代子を観察し、食事している姿を写真に撮り、変質的に佐代子を追い回すようになった。義父は佐代子に「おとうさん」と呼んでほしいなどと言い、関係を迫り…。
記憶喪失になった兄と身重の妹との関係を不可思議な感覚で描いたドラマ 『寝てるときだけ、あいしてる。』の川原康臣監督が、記憶を失くした兄とその妹を軸に、絶望を抱えて生きる人々とわずかな希望を描く。PFFアワード2005 審査員特別賞受賞。 行方不明だった兄が、ある日突然1人で暮らす妹のもとに帰って来た。だが、兄は自分がこの家に住んでいたことさえもうろ覚えで、全ての記憶が曖昧だった。さらに、覚えたことをすぐ忘れてしまう症状まである。妹は何とか兄の記憶を取り戻そうとするが…。
料理ができ上がっていく過程をテンポ良く描いたドラマティック・レシピストーリー ヒロインが音楽に合わせて踊りながらロールキャベツを作る姿が楽しい。監督は本作が初監督作となる熊谷まどか。PFFアワード2005 ベスト・エンタテインメント賞受賞。 アル中気味でダラダラと過ごしているレイコ。ある日、彼氏のヒロシが家に来ることに。料理上手なレイコは、ヒロシのために大好物のロールキャベツを作り始める。大張り切りのレイコは足りない材料を買いに出かけるが、戻って来た彼女を待っていたのは…。
危ない出会いをした3人の奇妙な交流を描いた青春ドラマ ひょんなことから行動を共にすることとなった3人それぞれが、お互いを支えとしながら心に抱えていたことと向きあい、自身の力で解決していく姿が観る者の胸を打つ。 ピッキングをして、あちこちの家に入っては盗みを繰り返している2人組の男。ある日、2人がピッキングに入った家を物色していると、その家に住む女の子がトイレで倒れているのを発見する。彼女は終わりかけのゲームのような恋に傷ついた女子大生で…。
青春は一度限り…ではない?ループする日々を生きる高校生を描く'80年代風学園ドラマ 同じことを永遠に繰り返す漫画の中の登場人物たち。そのことに気づいてしまった主人公は…。ユニークな世界観が観る者を引き込む。PFFアワード2004 企画賞、観客賞受賞。 漫画を描く4人の女子高生。漫画の主人公・しのぶは、藤原先輩に一目惚れした高校生2年生だ。しのぶは仲良しの玉ちゃんと楽しいことだらけの高校生活を満喫していた。そして春。しのぶは藤原先輩に告白できないまま、先輩は卒業してしまうはずだったが…。
廃墟のような病室に閉じ込められた2人の男女を描いたドラマ なぜ閉じ込められているのか、2人は何者なのか、などの説明は一切なく、ミステリアスな展開に引き込まれる。女の力を借りて無気力な男が心の殻を破るまでの心情に注目。 廃墟のような病室で女は目を覚ます。彼女はベッドの下に不思議なギプスを付けた男・ツブロが倒れているのを見つけてひきずり出す。女は病室のドアを開けようとするがビクともせず、助けを呼んでも返事はない。女は一生懸命外に出ようとするが…。
これは現実なのか、夢なのか。男女のカップルは曖昧な世界を彷徨う 2004年PFFアワードの審査員特別賞受賞作。美しい新緑の映像、役者が体全体を使って表現した躍動感が観る者を刺激。動揺する胸中を、浮世離れした出来事で象徴的に描出。 レストランで食事をするカップル。店を出て、これから遊園地に出かけようとしたその時、いきなり通行人に車をぶつけてしまう。しかし、2人は車を止めようともせず、そのまま走り去る。ひき逃げしたことに動揺していたのか、道に迷ってしまう。
江戸時代を生きる少年の日常。原作コミックの10周年を記念して製作されたOVA第1巻 幼少期に母を亡くした主人公・栗太郎の、母への想いや父との生活、友情や恋愛を描く物語に心温まる。父の職・傘張り浪人など、江戸時代ならではの知識も楽しめる。 幼い頃に母親を亡くし、傘貼り浪人の父親と愛犬・栗之介と一緒に2人と1匹で暮らしている少年・栗太郎。お金のない貧乏な生活ななかでも、亡き母親のことを想いながら、家族や周りの人々と触れあいながら、元気にたくましく日美を過ごしていく。
栗太郎のほのぼのとした日常と、ほろりと泣けるドラマを綴るOVA第2巻 第1巻よりも栗太郎たちが見せてくれるほのぼのエピソードから、心温まる優しさがパワーアップ。ほろりと泣ける人間ドラマも、人情の良さを深く感じさせてくれる。 江戸時代。傘貼り浪人の父親と、飼い犬の栗之介と一緒に暮らす少年・栗太郎。幼い頃に母親を亡くして以来、父子家庭で貧乏生活を送りながらもたくましく生活している。街の人々との心優しい触れあいに、今日も元気を分けてもらいながら。
江戸時代を生きる少年のほのぼの&シリアスな日常を描くOVA第3巻 シリアス要素が多めのエピソードが詰まっており、思わず涙ぐんでしまう展開がたっぷり。ほのぼのとした日常との緩急に心地よさも感じられる構成になっている。 明るく元気な少年・栗太郎は、優しいけれど照れ屋な傘貼り浪人の父親と、飼い犬の栗之介と一緒に暮らしている。幼い頃に母を亡くし、父子家庭となっているものの、一生懸命日々を生きている栗太郎。笑いと涙ありの、心温まる日々の物語。
中年サラリーマンの頭上を舞台に、不思議な一家の騒動を描いた短編クレイアニメ キムラヒデキ監督がクレイアニメと実写を融合させて描いたPFFアワード2003入選作品。中年男の頭の上を楽園として楽しむ謎の生物の生活をユーモアと哀愁を交えて描き出す。 さえない1人の中年サラリーマンの頭上に、ミクロサイズの不思議な生物“チャビリアーノー家”が降り立った。彼らにとって、おじさんの頭上は風通しと日当たりが適度で、ピクニックに最適。バーベキューや狩りをして、一家団樂のひと時を過ごしていたが…。
ずっと一緒にいるために誰かを殺そう。カップルは重大な秘密を共有したはずだったが… 2003年PFFアワードで審査員特別賞を受賞。脚本・演出はさまざまな感情を喚起させるように工夫されている。ほんわかした雰囲気を漂わせつつ、どんでん返しもしっかり。 成田空港に向かう電車の乗換駅で、若い男が若い女に声をかける。「空港に元彼を見送りに行く」というその女は、自分と元彼・キクチの思い出を話し始める。引きこもりだったキクチは女と出会って外出するようになったが、女はずっと一緒にいてほしくて…。
人生で一番幸せだった時間。今感じている光は、現実なのか幻覚なのか? 湯浅弘章監督が、人生の光と影、生と死、出会いと別れ、善と悪が作り出す“流れ”を表現。せりふがなく、幻想的なものとショッキングなものの温度差でイメージを具現化。 闇の中で目を覚ます男。今、自分がいる時間や空間の境界線は曖昧だが、幼い日のある夏の記憶が鮮明に蘇り、彼の思考はそこに向かって流れていく。母が自分を置いて出て行った日、8ミリカメラを拾った彼は、近所のバレエ教室に通う少女と出会う。
なかなか理解されませんが、俺の彼女は最高です。不器用で真っすぐな愛を描くドラマ ある人にとってはどこがいいのか全くわからなくても、自分にとっては最高の恋人。その“最高”の部分を巧みに表現した佳作。PFFアワード2003 音楽賞受賞。 AV女優・なお美と同棲しているAV監督・浅野。ある日、会ったこともなかった弟(?)が現れ、一緒に暮らすことに。ひと言もしゃべらない弟だったが、なぜかなお美は気に入ったらしく、弟も彼女に心を許すように。そんななか、撮影現場である事件が起こり…。
亀渕裕監督がユニークな映像表現で少女たちの何気ない日常を描いた人間ドラマ 亀渕裕監督が自由で大胆、個性あふれる映像表現で、生き生きとした女子の魅力と感情、彼女たちの切ない物語を描き出す。PFFアワード2002で審査員特別賞と音楽賞を受賞。 幼馴染みの品川、青山、琴村、川瀬は、店長のいない貸しスタジオで一緒にアルバイトをしている。単純に仲が良いとは言えないが、同じ部分を確かめあうのでなく、違う部分を出しあう不思議な友情でつながっていた。しかし、別れは突然、やってきた。
恋する者の格好悪さと切実さという普遍を伝える玉野真一監督の短編 ストーリーでもイメージでもテーマでもなく、ある種の衝動を正直に映像化した作品。人を好きになったものの、感情や性欲をどう捉え、放出していくかをユーモラスに伝える。 街中の階段を、坂道を、ただただ転げ落ちていく男。転げ続けた先には、1人の女が立っていた(「よっちゃんロシア」)。真夏の墓地である墓石の前でエールを送る主人公。「行け行け、アキヤマ〜」と叫び続ける理由とは?(「残りもの」)。
戦車でも大砲でも壊せない想いがある。2人の灯台守の静かな友情を描いた短編アニメ 対立する国同士と、その国の個人の考えの違いを優しいタッチで描くPFFアワード2002入選作。セピアカラーの画面作りは、せりふがなくても十分に暖かな心情を伝えてくれる。 戦争をしているか、いがみ合っているか、長い時間、対立しているふたつの国。その国境線上に小さな島があり、ふたつの国は張りあってそれぞれ灯台を建てた。しかし、そこに派遣された灯台守の老人と若者は、共に争いを好まない優しい人物だった。
昭和20年代を舞台に、「日本人らしさとは?」を描いたドラマ 妻の死、不思議な力を手にした息子、赤い鳥居…。オカルト作品を思わせる作りから、「日本人とは?」というテーマへと巧みにつなげていく。PFFアワード2002入選作品。 昭和20年代後半。妻を亡くし、息子に國男と暮らす杉田には悩みがあった。妻の死を機に、常識では考えられない変化が國男に起こり始めたのだ。医者に診せるが、悪いところは見つからない。医者が帰った後、杉田は見るはずのない景色を次々と目の当たりにする。
恋人を独占したいと願う女性が壊れていくさまを描いたドラマ 愛情と嫉妬の振り幅についていけず精神の均衡を失っていく女性を山下征志監督がリアルに描写。ヒロイン・かないまりこの熱演は、物語の夢と現実の境目がわからなくなる。 ファッションデザイナーのアシスタント・浦山ユキコは、留学のために語学学校に通っていた。そして、男性教師と関係を持つように。奥手なユキコだが、貧欲な“センセイ”によって心身共に変わり始める。ある日、ユキコは“センセイ”に呼び出されるが…。
お互いの中に共通する深い虚無感を見つけた男女の行き着いた場所とは? 藤川佳三監督が乾いた視線を保ちながら、ロケーションや細部の音にまでこだわり描いた人間の虚無感と絶望。死のイメージ映像が生のしたたかさを鮮やかに浮かび上がらせる。 長い道のりをさまよい歩く少女は、気づけば人気のないニュータウンにいた。そこへ、保護観察員だと名乗る男が声をかけ車に乗せる。男は団地の管理人で、乱暴目的で女性に声をかけるのを日課にしていた。男と少女はお互いの中に共通する深い虚無感を見つけ…。
治ることのない傷を心身に負った夫婦の再生を描いたヒューマンドラマ 古本恭一監督が「子供の死、失明、夫婦の危機」というシリアスなテーマを、重過ぎず、暗過ぎず、明るい応援風でもなく、誠実に多くの人の心に染みる作品に仕上げている。 タクシー運転手・島は交通事故で幼い2人の娘を奪われた。車を運転していた妻は視力を失ってしまう。妻の退院の前日、図書館の職員を名乗る男性から「本を返却してほしい」という電話が入る。島がその本を探しだすと、中から数字を羅列したメモが出てきて…。
別れた恋人との関係を見詰め直そうと、1本の映画制作に乗り出した男を描くドラマ 監督は『恋するけだもの』の白石晃士と近藤太。恋愛をテーマにしていると見せながら、真実を追究する意味と残酷さを巧妙に描く。PFFアワード1999準グランプリ受賞作。 映画監督を志す町田は、新品のビデオカメラを回しながら恋人の夕希子がいるかもしれない見知らぬ男の部屋へ向かう。結局2人は別れてしまうが、大本の原因は自分にあったのではないかと考えた町田は、2人の関係を見詰め直すべく1本の映画を作ろうとする。
専門学校生・福田さんと友人にまつわる日常のエピソードを綴るオムニバス 監督の福田さんに対する強い興味と信頼により制作されたオムニバス。“世界は監督の目を通すとどう見えるか”ではなく、“福田さんの目を通すとこう見える”を提示する。 岐阜県にあるマルチメディア専門学校2年生の福田さんは、ほんわかとした雰囲気と良いセンスと思いやりの持ち主。福田さんのもとに実家から蟹が届き、友達を呼んで蟹鍋をすることに(「日曜日」)。福田さんが友達の大事な茶碗を割ってしまう(「かけら」)。
近くて遠い人と人とのコミュニケーションを題材にしたヒューマンドラマ “超能力らしきもの”で出会った3人が離れた場所で会話するシーンは絶妙。それぞれのキャラクターと共に、空間の距離と時間の同時性が見事に伝わってくる。 冬の午後、クミは冗談半分である実験を遂行する。“離れていても特定の人の声が聞こえる超能力らしきもの”を自身が持っているようなので、仲間を探そうと思いついたのだ。すると、サツキとミノルという2人の男がやってきて、3人はその秘密を楽しむが…。
世界最高峰のメトロポリタン・オペラの豪華絢爛な舞台を映画館で楽しむMETライブビューイング。 ニューヨークのメトロポリタン歌劇場(MET=メト)で上演された最新オペラ公演を日本語字幕つきで全国のスクリーンで上映。 迫力の音響と臨場感あふれる映像でオペラの魅力を余すところなくお伝えいたします。 ■臨場感あふれる5.1chサラウンドの音響と高精細な映像 ■多彩なカメラワークによるライブ撮影 ■興奮と感動のバックステージや歌手のインタビュー ■NYの上演から、わずか数週後に上映 ■日本語字幕付き 【2021年9月3日(金)メトロポリタン・オペラの過去の名舞台を、東劇、シネ・リーブル池袋にて一挙上映!】
おっぱい派か、お尻派か!究極の難問に答えを出す!“エロキン極論”シリーズ “おっぱい派”月野かすみちゃんと“お尻派”二階堂夢ちゃん、2人のセクシー女優が体を使って、おっぱいとお尻の魅力をプレゼンし、パネリストの心を揺さぶる! 人類最大の謎である“おっぱい派”か“お尻派”かに答えを出す新企画がスタート。2人のセクシープレゼンターのおっぱいやお尻を指し棒を使ってテイスティング!ドランクドラゴン・鈴木拓らが、“おっぱい”か“お尻”、どちらがエロいかジャッジする。
ハロプロメンバーがさまざまなダンスに挑戦するダンスバラエティ第5弾 普段から歌って踊っての活動を続けているハロプロのメンバーが、男性的なダンスを学ぶ。苦労しながらもしっかりとマスターできるのは、さすがハロプロと思わせる。 ハロー!プロジェクトから選抜されたダンス好きメンバーが、ダンスを軸にさまざまな経験をしていく。タイムマシーン3号がMCを、タップダンサー・尾崎美月、さらにはs**t kingzを講師を務める。彼らの教えのもと、ハロプロ選抜メンバーが新境地を開拓する。
グラビア界のガッキー・新垣優香ちゃんがHカップバストで誘惑! 童顔巨乳で人気のグラドル・新垣優香ちゃんは、B90・W60・H87の極上ボディの持ち主。彼女と行くお泊まり旅行という最高のシチュエーションでHカップ巨乳を堪能できる。 優香ちゃんとドキドキのお泊まり旅行へGO。大人の色香の中に幼さの残る美顔に見惚れながら、張りのある美巨乳を独り占め。Hカップバストを揺らしながらダンスを披露したり、ベッドの上では体をくねらせセクシーポーズを連発。こんな優香ちゃん見たことない!
衝撃のサイキック青春グラフティ!舞台『モブサイコ100』第3弾の初日映像 脚本・演出は、初演から引き続き川尻恵太(SUGARBOY)。超能力者同士による激しいバトルが展開される一方、平和主義者であるモブがどのような葛藤を見せるのか注目。 超能力を持つ兄へのコンプレックスに人知れず悩んでいた律は、ひょんなことから秘められた超能力を覚醒させる。その力を狙う怪しげな秘密組織「爪」の幹部を名乗る男・誇山が律を拉致してしまう。モブたちは律を取り戻すため「爪」第7支部に乗り込み…。
あのゴシップガールが前作のDNAを引き継ぎつつ完全リニューアルして戻ってくる! ハイセンスなファッション、Z世代ヤングセレブの過激な生態、ソーシャルメディア、人種、セクシュアリティと今回のゴシップガールはスキャンダラスにパワーアップ。 新学期にいつもの仲間が戻ってくる。学園の女王でインフルエンサーのジュリアンと彼氏のオビー、その親友のオードリーとアキ、最強ビッチコンビのモネとルナ、自由人のマックス。久しぶりの再会を喜ぶ7人だが、ジュリアンは誰にも言えない秘密を抱えていた。
日本の海を守り続ける海上保安庁の60周年記念観閲式の模様を収めたドキュメンタリー 日本の海の安全や資源を守る海上保安庁の創設60周年を記念したセレモニーを映像化。映画やドラマでは知ることのできない海上保安庁の実態を知ることができる。 平成20年5月17日、18日に実施された「60周年記念観閲式および総合訓練」の全容を軸に、昭和31年実施の「第4回観閲式」や「工作船銃撃」などの貴重な資料映像などを収録。日本の水際を守り続けてきた海上保安庁の60年の歩みとその役割・実態の全てを明かす。
日本陸軍を支えた幻の戦闘機が、21世紀の空に再びその勇姿を見せる! 名戦闘機・隼をあらゆる角度からカメラに収めた貴重過ぎる映像が続々登場。宿敵であるP−38ライトニングとの同時飛行シーンは、戦闘機ファンなら感涙もの。 太平洋戦争時、日本陸軍の主力主力戦闘機として勇名を馳せた一式戦闘機・隼。このたび、世界で唯一飛行可能な貴重な機体の撮影に成功。飛行シーンはもちろんのこと、機体の細部に至るまでの詳細、コクピットから見える景色など、貴重な映像をお届けする。
航空自衛隊最高の戦闘技術を有する飛行教導隊。その実態と実力が明らかに! 最強のファイター部隊と呼ばれる飛行教導隊に密着。対戦闘機戦闘の最先端を行き、最高の技術を有するトップ・ファイター集団の訓練内容、教導内容を徹底取材している。 航空自衛隊航空総隊直轄・飛行教導隊。独特の識別塗装のF15イーグルを駆る彼らの役割は、全国の戦闘機部隊への教導を行い、より高度にして実践的な戦闘技術を叩き込むことにある。その特殊任務により、ベールに包まれていたこの部隊の全容が明らかになる。
広島県江田島・海上自衛隊幹部候補生学校の過酷な訓練を徹底取材 世界三大兵学校と謳われ、幾多の“海の男”を育ててきた広島県江田島・海上自衛隊幹部候補生学校。3自衛隊の中でも厳しさは格別だといわれる同校の実像に迫る。 旧海軍以来の伝統を受け継ぎ、3自衛隊の中でも厳しさは格別だといわれる広島県江田島・海上自衛隊幹部候補生学校。365日、海上自衛隊の幹部候補生はどのような教育、訓練を受けているのか。多くの幹部候補生や教官たちの実像と過酷な訓練を徹底取材。
海上自衛隊として戦時下初の派遣となったインド洋・後方支援活動の記録映像 海上自衛隊を派遣するにあたっては物議を醸したものの、実際にどのような活動を行っていたのか、あまり知られていない。戦時の緊張に備えた自衛隊の真実の姿がここに。 第二護衛隊群の訓練航海に密着。ヘリコプター搭載護衛艦「くらま」、対空攻撃護衛艦「ちょうかい」「はたかぜ」、護衛艦「ゆうだち」「あまぎり」に加え、第二護衛隊群のミサイル射撃訓練(シースパロー)、洋上射撃訓練(5インチ単装砲)を収録。
アンダーグラウンド映画界のヒーロー、ケネス・アンガーに迫るドキュメンタリー マーティン・スコセッシ、デヴィッド・リンチら多くのクリエイターに影響を与えたケネス・アンガー。自身の幼少期から『スコピオ・ライジング』などの作品について語る。 『マジック・ランタン・サイクル』などの実験映画で知られる映像作家、ケネス・アンガー。彼自身が自らの映画史を語り尽くすほか、盟友、ジョナス・メカスへのインタビューも収録。謎に満ちた希代の映像詩人・アンガーの波乱万丈な人生が明らかに。
過去から現れた使者が意味することとは…。時空を超越した謎に挑む新次元SFスリラー 『ミッドナイト・サン タイヨウのうた』の監督、スコット・スピアーと主演のベラ・ソーンが再びタッグ。主人公に迫る謎が徐々に明らかになり、意外な黒幕が浮かび上がる。 シカゴで起きた爆発事故の衝撃波によって多くの人が死に絶えてしまった世界。世界はそれ以来変容し、「残存者」と呼ばれる死者の幽霊が、生きている人々と共存するようになっていた。爆発から10年、ロニーはある残存者から逃げるようメッセージを受け取る。
交通事故て゛母を亡くし、犬飼いの父と二人て゛暮らすヨンホ。学校て゛いし゛めを受けなか゛ら苦しい毎日を送っていたヨンホは、ソウルから転校してきたシ゛スと友た゛ちとなり、毎日か゛楽しくなる。しかしある日、父の行動から疑問を持ち、後を追うヨンホは父か゛人を殺すところを見てしまう。それて゛、母を殺したもの父た゛ったと気つ゛く。殺人者の息子て゛ある自分はと゛んな人た゛ろう。大人になれは゛自分も父と同し゛く殺人を繰り返す人になるた゛ろうか。これは思い込みなのか、それとも父の血を受け継いた゛定なのか。父の暴走とシ゛スの危機。ヨンホは自分て゛答えを出すか゛...。2014 Copyright (C) hongfilm All rights Reserved.
ジュニア時代から大人気のグラドル・高梨あいちゃんのイメージ 優等生のあいちゃんと学校や家で過ごすドッキドキのシチュエーションが満載。小柄ながら引き締まった体、めりはりのあるバストからヒップのラインは芸術品! 豊かなバストと美しいくびれが印象的な高梨あいちゃん。ベッドでのお目覚めシーンから始まり、教室では制服を脱いでみたり、体育館ではちょっぴりエッチな運動をしてみたり。美しくみずみずしい肢体を存分に味わえるお風呂シーンは必見。
カリフォルニア州を震撼させた連続殺人・強姦犯を追ったドキュメンタリー 作家、ミシェル・マクナマラが凄惨な事件の犯人を追った書籍をもとにしたドキュメンタリー。事件の経緯と真相、そして執筆中に急死したマクナマラの魂に迫る作品でもある。 70〜80年代に米国・カリフォルニア州を震撼させた連続殺人・強姦事件の犯人・黄金州の殺人鬼(ゴールデン・ステート・キラー)。その殺人鬼を追ったミシェル・マクナマラが、独占入手した音声や捜査録をもとに、30年以上未解決だった事件の真相に迫っていく。
入社面接は、会社と就活生のだましあい?面接に臨んだ男女の行方とは… 監督の船曳真珠は、ブラック企業が滅びるといいなあ、でもその前に人類が滅びちゃうかもなあと考えながら作ったという。誰もが経験する入社面接をシニカルに描出。 夏、とある男女が就活にいそしんでいた。暑くても我慢してリクルートスーツを羽織り、面接会場にやってくる。面接室に通されると、やる気のなさそうな面接官が鎮座していた。聞かれたことにはシミュレーションしたとおりに答えていくのだが…。
頑固なおじいちゃんと生意気な孫の、部屋と意地を懸けた全面戦争を描く痛快コメディ ロバート・デ・ニーロ主演でロバート・K・スミスの児童文学を実写化。『ディア・ハンター』以来となるデ・ニーロとクリストファー・ウォーケンの共演も見逃せない。 妻を亡くし、娘一家と暮らすことになったエド。自分の部屋をエドが使うことを知り激怒した孫のピーターは、エドに宣戦布告し攻撃を仕掛けてくる。度を超したいたずらにエドも報復を開始し、2人の小さな戦争はやがて隣人を巻き込んだ大騒動へと発展していく。
主婦たちが名門サッカーチームを救うべく奮闘するハートフルコメディ パンプスをスパイクに履き替えた主婦たちの活躍をユーモラスに描出。女子サッカーのフランス代表として89試合に出場した“サッカー界の天使”コリン・フランコが出演。 フランスのサッカー名門チーム・SPACの試合中に乱闘騒ぎが起き、主要メンバーが出場停止になってしまう。チームと町の危機を救うため、専業主婦やシングルマザー、セレブ妻、女子高生が次々と立ち上がる。サッカー未経験の彼女たちは一致団結するが…。
愛情に飢えるが故に切実に生きざるを得なかった、ある男の受難 主演・廣末哲万の迫力の演技は必見。周囲と自身の問題の間に存在する隔絶やずれにいら立ち、迷いや不安を重ねていく主人公の変化に不穏さを感じずにいられない。 都会で生きることに見切りをつけ、実家に帰ってきた小島。新たな自分の生きる道を模索するも、答えはなかなか見つからない。その不満は自分を理解しない母親に向けられるようになった。そして外の世界との接触を遮断し、自己の殻にこもり始めるのだが…。
檀れいVS国仲涼子!2大女優が激突する壮絶嫉妬バトルが勃発! 1971年の傑作サスペンス映画を大胆なアレンジを加えてドラマ化。愛人に夫を奪われた妻と、夫と心中した末に生き残った愛人が、女のプライドを懸けた心理戦を繰り広げる。 野口姿津花は広告代理店に勤める夫・高史と結婚10年目の主婦。小さなすれ違いはあるものの、ささやかな幸せを守ることだけを考えて暮らしてきた。ところがある日、大阪に出張しているはずの高史が箱根の旅館で死亡したという知らせが入り…。
ヒーリングミュージックと天然の亜熱帯広葉樹の美しい世界 奄美大島の原生林、亜熱帯の植物が生い茂る天然の森の映像を心地良いヒーリングミュージックと共に堪能。家にいながらにして、日々のストレスを解消し、心身を回復する。 亜熱帯海洋性の気候で、昼間は太陽が光り輝き、夜は満天の星空を仰ぎ見ることのできる自然の楽園・奄美大島。真っ青な空と海、亜熱帯の植物の緑が、日頃の心身の障害の回復や機能の維持・改善へ導く。耳から取り入れるヒーリングサウンドも癒やし効果大。
明治、大正、昭和と、日本の近代化を推し進めた2人の男の志をたどる 時代を超えて富を継承し、その時代の発展に貢献し、社会へ還元するため尽力した三井八郎右衞門高棟と団琢磨。日本を思いやる志が大事業の成功へと導いた彼らの足跡を追う。 三井総領家第十三代当主・三井八郎右衛門高棟と彼を支えた団琢磨は、次々と大事業を成功させ、利益は惜しみなく国への献金や慈善事業に注ぎ、貧しい患者からは治療費を取らない三井慈善病院をも開院させた。だがそれは、不況が命を狙う過激な思想集団を生む。
性同一性障害に悩む高校生が、未来へ向け、自分の道を切り開いていくドラマ 監督の飯塚花笑がセクシャルマイノリティの現実に真正面から向きあった自伝ともいえるデビュー作。PFFアワード2011で審査員特別賞をはじめ、海外でも高評価を獲得。 性同一性障害の高校生・優。男として生きられないことに苦しむ優にとって、思いを寄せる真澄との手紙のやり取りは救いだった。だが、それをクラスメイトに読まれてしまう。嫌がらせを受けるようになった優は、女の自分を恨みながらも現実に向きあおうとする。
高校生の夏。ふとした思いつきが、取り返しのつかない事態を招いてしまう… 永野義弘監督が神戸芸術工科大学の卒業制作として撮影した作品。不穏な熱気が作中を冒し、登場人物たちを思わぬ行動にかき立てていく展開は緊張感たっぷりで目が離せない。 晃とカズは福岡県の高校2年生。口には出さないが、晃にとって不良性を持つカズは憧れの存在だった。カズには敵わないと思う晃は、自分より見劣りする存在を仲間に入れようとして、立花に目をつける。だが立花はストーカーでひったくりという危険人物だった。
友達以上恋人未満のような関係の高校生を描いた青春ラブストーリー 高校生の男女に流れる微妙で繊細な空気の描写、少しずつ近づく2人の距離など、勝又悠監督の計算し尽くされた演出がさえ渡る。前川桃子、宮野光輝の初々しい演技にも注目。 高校生のアズキと林。アズキは林に想いを寄せるが、林は彼女の想いに“気がつかないふり”をすることで、2人の微妙な関係は成立している。ある日、2人は学校をさぼって海を見にいく。覚悟を決めたアズキは林に告白する。林の反応はいつもの通りだったが…。
常軌を逸した女の復讐劇。だがその狂気の行動が、やがてブラックな笑いへと転化する 復讐に捕らわれた女性の行動は、実際に起こったらと想像すると身震いする。その一方で、視野狭窄故の滑稽さと、予想外の展開が呼び込む結末に笑いが込み上げてくる。 自殺した弟のために復讐しようとする女。弟が想いを寄せていた女とその交際相手の仲をこじらせるため、彼女は窃盗、器物破損。手紙偽造など、常軌を逸した行動を取る。今日も彼女は郵便局員のバイクを待ち、ポストやバイクの荷台から手紙を奪うのだが…。
気鋭の女性監督・天野千尋が手掛け、PFF入選を果たした中編ドラマ ネガティブな環境で育った女性が、自分を変えようと一歩を踏み出す姿を映し出す。母と娘の関係性を、女性ならではの洞察が光る見事な切り口で描いた作品だ。 左胸に人には言えない大きなあざがある女性・道子。彼女の母はそれを不幸の象徴だと考えていた。そんな母のネガティブな考えのもと育った道子は、女の子としての普通の幸せを手に入れるため、母親、コンプレックス、そして自分の血と向きあう。
世界の片隅でひっそりと湧いた、日常を少しだけ狂わせて、過ぎ去っていくだけの恋 庭月野議啓監督による、イチゴジャムのなまめかしい深紅の艶と女子大生の官能的妄想が甘くねっとり絡みあう描写は秀逸。ヒロインを務めた大木望の妄想ぶりにも注目。 ひとり暮らしの学生・枝里子の日課は、実家から届くイチゴでジャムを作ること。ある日、クラスメイトの遠藤にジャムをお裾分けした枝里子は、ジャムを指ですくって舐める遠藤の仕草に、ある種の衝動を覚える。以来、イチゴジャムは特別な感情に結びつき…。
不器用に生きる人々の絆と喪失、そして希望を描いたドラマ 東京造形大学絵画科に在学していた阿部綾織監督と高橋那月監督による共作。絶望のはざまに光を見いだすヒロインの強さが神々しい。PFFアワード2010審査員特別賞受賞。 友人の家に転がり込み、東京での生活を始めたハルヲ。雀荘「萩」で働くことになった彼女は、萩のオーナーで元カメラマンのマグチと出会う。マグチは重度の視覚障害を持っていた。ある日、マグチの愛人・アサコが現れ、ハルヲはその美しさに目を奪われる。
何をやっても駄目な青年が変化していく姿を描いたドラマ 不器用で独善的で嫌悪感をあおる強烈なキャラクターの主人公役を務める益田信弥の演技が好評。プライドだけは高い青年が成長できるのか、その行く末に注目だ。 就活のために上京し、寿司屋でアルバイトをしている山田君。電話番もできないくらい仕事ができないくせに無駄に自意識が高い彼は、OLの涼子に恋していた。田舎出身でサラリーマンに憧れる山田君は、そのコンプレックスから他者を攻撃し…。
姉を好き過ぎる弟の執着とは…。異様な緊張が継続するある家族の愛の姿 姉への異常な執着を持つ主人公を通し、日本社会の縮図ともいえる病んだ家族の姿を綴る。現代人特有の“見捨てられる不安”をスリリングに、ドキュメンタリータッチで描く。 自分の姉のことが大好きな26歳の弟・純。ある日、姉が結婚することになり、姉への異常な執着のあまり、ショックを受ける彼は、悲しみと見捨てられる不安のあまり、あろうことか走りだす母親の車と自分の首をロープでつなぎ、自殺を企てる。
夢と妄想を糧にして日々を生きる青年に起きた思わぬ騒動を描くコメディドラマ 妄想を支えに夢を追う青年が、厳しい現実を前にしてさらに妄想をこじらせていくさまが面白い。現実世界を生きる人の胸の内で、突飛でシニカルな展開がさく裂する。 親のすねをかじって暮らす空想癖のある青年。ある日突然、親の庇護を解かれてホームレスになってしまった。厳しい現実に直面した彼は、さらに空想を加速させて日常を過ごすようになる。だが次第に、青年の現実を脅かす事態が起こり始めて…。
第31回PFFアワード入選作品。少女の成長を描いた思春期ドラマ 難しい年頃の少女の心の機微を細やかに描いている。カメラが透明感まで切り抜いたかのような絵作りに注目。また、母親世代の女性の心にも間違いなく刺さる作品だ。 朝、母が仕事のために家を出て、夜にやっと帰ってくる。そして、台所に立つ母の背中に、娘はその日一日の話をする。ある夏の休日、寝ても寝ても寝足りなくて、ひたすらに眠る少女。そんな彼女がふとしたことから母の背中の大きさに気づく。
交錯する被害者と加害者、人間のどす黒い暗部を炙りだした衝撃作 PFFアワード2009入選、東京学生映画祭グランプリなど、高い評価を得た短編映画。監督は乃木坂46などのMVを手掛ける頃安祐良。原作・脚本はelePHANTMoonのマキタカズオミ。 かつて被害を受けた男が、客となって加害者が働く小さな飲食店を訪れる。理不尽な報復を開始した被害者は怒りを爆発させ、いつしか被害者は加害者になってしまう。被害者と加害者が逆転する不条理な状況は、やがて予想だにしない結末へと向かっていく。
さえない廃品回収の日々を送る男に恋の光が差した時… 監督は、短編『隕石とインポテンツ』がカンヌ映画祭・短編コンペティション部門に選出された佐々木想。脇の脇まで巧演者を揃えた力作で、確かなドラマ演出力も印象的。 さえない廃品回収業務の毎日を送っていた青年が、ある日ささやかな恋心を抱くようになった。一方、青年の周りには、世間的に負け組と思われる人々がうごめいていた。身寄りもなく亡くなっていく人さえいる。そんななか、青年は一縷の望みを胸に走りだす。
愛しい人との別れから始まる喪失の痛みや辛さを静かに綴る感動作 2008年PFFアワードに入選した岩永洋監督作。大切な人との時間は、亡くなった後もずっと続いていく。耐えがたい喪失の痛みを引き出すことを静かに綴っている。 日々の暮らしの中に亡き夫の存在を確かに感じる老婆。葬式を終え、身内や親族も帰ってしまった時から始まる1人の時間。それは、手足を失ってもその存在と痛みを感じる現象に似て、夫の存在感が彼女を支える。それはまた、耐えがたい喪失の痛みをも引き出す。
消費しまくり男とリサイクル男、対照的な2人の若者のガチンコバトルの行方は… 環境問題をテーマに、コミカルかつ娯楽性に富んだ物語が展開する。監督の1人・角田裕秋は現在ライフスタイル角田名義でギャグ漫画家としても活躍している。 地球温暖化なんてどこ吹く風。贅沢三昧で物を消費し続ける若者と、彼が放置するゴミ袋の中から、コーヒーの染みだらけのTシャツから食べかけのトーストまで、こまめに分別収集を続けるもう1人の若者。やがて、2人は真っ向から勝負をすることに。
小さな過ちをきっかけに、黄色い恐怖から追われる男を描いたサスペンスホラー ありふれた日常が一変し、問答無用で襲いかかる脅威の描写がすこぶるスリリング。ささいなきっかけが生み出す理不尽な恐怖展開は、現実でも起こりそうで身震いする。 路上で酔い潰れた女性を介抱した童貞男。彼女のアパートまで送っていくが、出来心でキスをしてしまう。さらに続きを、というところで突如、黄色い靴下の男が現れ、隙を見てその場を逃げだした。だがそれ以来、男は不穏な影につきまとわれるようになる。
将来に希望を見いだせない学生たちの不安と葛藤を真摯に捉えたドラマ 『兄友』の中島良が監督。学生たちが今の自分から脱却しようともがくほど社会とのゆがみの中で身動きが取れなくなる皮肉を描く。PFFアワード2007審査員特別賞受賞作。 虚無感にさいなまれた女子高生。そんな彼女の家庭教師をしながら、就活と仲間との「危険な遊び」から逃れられない大学生。そして、同級生いじめにも閉口しながら満たされない日々を過ごす高校生。絶望の極みに達しようとしたその時、彼らが選んだ行動とは…。
肺炎で入院することになったフリーターの男を描いたヒューマンドラマ 「残された時間はわずかしかない」と思い込むナルシスティックな主人公のキャラクターが観る者の心を掴んで離さない。主演も務めた井上真行監督の独特の世界観に注目。 世間は正月だというのに、肺炎で入院することになった25歳の青年。医師は即入院だと宣告し、彼は肺ガンなのではないかと疑い始める。その疑心はやがてピークに達し、自作の詩に興味を示した女子高生も彼の憂鬱な人生観に変化を来すまでには至らず…。
子供を持てば変われると信じ、暴走するヒロインの激情とゆがみを描いた問題作 思い立ったらなりふり構わず猛進する強烈なヒロインの姿を通して、きれいごとでは片付けられない人間の本能を鋭く描いた問題作。PFFアワード2007準グランプリ受賞作。 足が少し悪い美咲は、物事全てに納得がいかず、職場で注意されても足のせいにするばかり。友人が子供を産んで変わったと言うと、美咲は男友達全員に声をかけ、インターネットで相手を急募。勢いの止まらない彼女に、周囲はただただあぜんとするばかりで…。
「この世に生を受けることは幸せか?」という人間の本質的なテーマを問いかけるドラマ 臨月の少女とその母親が人目を避けて暮らす様子に、少年が見てはいけないものをのぞくように引きつけられていくさまがミステリアス。PFFアワード2007審査員特別賞受賞作。 雛がかえる。新しい生命の誕生。この祝福すべき出来事に、クラスの中で彼だけが納得できずにいた。彼はある日、廃屋の中でお腹の膨れた少女を発見する。むせかえるような暑さの中、彼女は脅えるように母にすがり、人目を避けひっそりと暮らしていたが…。