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目次
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アカデミー賞作品賞を獲得した、サイコスリラー映画『羊たちの沈黙』の続編。前作のラストで逃亡した、ハンニバル・レクターの物語となっており、前作よりもホラー描写が多くなっている。
主演はハンニバル・レクター役でオスカーを獲得した、アンソニー・ホプキンス。人を食べる殺人鬼であるレクターを、魅力たっぷりに演じた。FBI捜査官クラリスの役は、ジョディ・フォスターに代わり、ジュリアン・ムーアが演じている。
凶悪犯罪者のハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)が、精神病院を脱獄してから10年後。バッファロー・ビル事件を解決に導いたクラリス(ジュリアン・ムーア)は、今でもFBI捜査官として働いていたが、仕事中のミスからFBIに居場所がなくなっていた。
そんななかレクターに恨みを持つメイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)は、クラリスを使ってレクターを探そうとする。一方、レクターはイタリアに潜伏しており、クラリスに手紙を出そうとするのだが…。
人を食べることに喜びを感じる殺人鬼。もとは著名な精神科医であり、観察力に長けている。現在はアメリカを離れており、名前を変えてイタリアに潜伏していた。クラリスに対しては愛に近い感情を抱いており、孤立している彼女に向けて手紙を出した。
FBI捜査官。レクターの協力もあり、バッファロー・ビル事件を解決した。現在もFBIに在籍しているが、仕事中のミスを責められ、周囲から孤立している。レクターとは奇妙な関係にあり、届いた手紙にあった情報をもとに、潜伏先を突き止めた。
レクターに恨みを持つ大富豪。かつてはレクターの患者だったが、薬を盛られ、殺されかけた。その後遺症で車いす生活を余儀なくされており、顔には大きな傷が残っている。クラリスを使って、レクターをおびき出そうと画策する。
レクターを発見したイタリアの刑事。メイスンがレクターに懸けた、多額の賞金を得ようとする。
アメリカ司法省で働く男。メイスンの命令で、クラリスを謹慎処分にした。
レクターの監視をしていた男。レクターが脱獄したため、職を失った。
クラリスが追っていた麻薬ディーラー。銃撃戦の末、射殺される。
前作『羊たちの沈黙』は不気味さはありましたが、ミステリーの要素が強い作品でした。レクターの登場時間も少なく、今作ほどグロテスクなシーンもありません。
一方、『ハンニバル』ではレクターに焦点が当たったこともあり、ショッキングな映像が連続します。レクターは人を食べる犯罪者であるため、カニバリズム描写も隠すことなく撮影されました。
ホラーに慣れている方でも恐怖を覚えるシーンばかりですが、優雅な雰囲気すら感じさせる、絶妙なホラー演出が楽しめます。
レクターを演じたアンソニー・ホプキンスは、前作の演技でアカデミー賞主演男優賞を受賞しています。今作ではレクターの再演とあって、公開前から注目が集まっていました。
レクターは殺人鬼でありながら、天才的な頭脳とユーモアを持ったキャラクターです。ホプキンスは恐ろしさとカリスマ性を同居させた演技を披露し、今作でも高い評価を受けました。
人肉を食すシーンもありますが、そこにあるのは気持ち悪さだけではありません。ついつい見とれてしまう美しさがあり、レクターを単なるシリアルキラーではない、深みのある殺人鬼へと昇華させています。
メイスン・ヴァージャーは今作で初登場した、レクターの宿敵です。彼は顔の皮膚がほとんど残っておらず、人間とはかけ離れた容姿をしています。
そんなメイスンを演じた俳優は、『ダークナイト』シリーズに出演した、ゲイリー・オールドマンです。特殊メイクにより面影がほとんどないため、オールドマンと気がつかない人も多いでしょう。
今作には最強の悪役であるレクターがいますが、メイスンもまた映画をより不気味なものにしている、魅力的なキャラクターだといえます。
Aperitif(アペリティフ)
連続誘拐事件の捜査に行き詰まったジャックは、FBIアカデミー講師のウィルに協力を依頼。彼は、頭の中で犯行を再現できるという能力を持っていた。そして、不安定な彼の精神状態を心配し、ジャックはある精神科医を紹介する。
Amuse-Bouche(アミューズ・ブーシュ
とある連続殺人事件の現場へと向かったウィル。ひと気のない山の中で、おぞましい光景を目にする。なんと犠牲者達は、キノコ栽培の肥料として、生きたまま土に埋められていたのだった・・・。
Potage(ポタージュ)
連続殺人鬼である父親に切りつけられ、瀕死の重傷を負ったアビゲイル。レクターは、昏睡状態から目を覚ました彼女を回復させるという名目で、ジャックにある提案をする。それは、彼女を犯行現場である自宅へと連れて行くというものだった・・・。
Oeuf(ウフ)
ウィル達は惨殺された一家の捜査を始める。5人家族のはずが遺体は4人。真ん中の子供は、1年前から行方不明になっているという。ウィルはその子供に意識が向く。その頃ウィルの留守宅に入ったレクターは、吸い付くような視線で家中を精察する。
Coquilles(コキーユ)
捜査の第一線に復帰したことで、精神的に追い込まれていくウィル。遂には夢遊病の症状が出始める。同じ頃、新たな猟奇的事件が発生。犯人は、被害者の背中を左右に切り開き、羽に見立てて天井から吊るしていた。まるで“天使”のように・・・。
Entree(アントレ)
精神障害犯罪者病院に収監されていた男が、突然看護師を殺害。その残忍な手口は、かつて世間を騒がせた未解決事件“チェサピークの切り裂き魔”に酷似していた。ウィルとジャックは、その男が切り裂き魔本人なのか、真偽を検証することに・・・。
Sorbet(ソルベ)
腎臓を取り去られた遺体が発見される。捜査員たちは“切り裂き魔”による新たな犯行と判断するが、ウィルはそれを否定。一方、訓練生ミリアムの存在に付け入られ、“切り裂き魔”に翻弄されてしまったジャック。激しい怒りを抑えきれずにいた。
Fromage(フロマージュ)
トロンボーン奏者の惨殺死体が舞台上で発見される。犯人は喉を切り裂き、声帯を露わに。そしてチェロのネック部分を口から突き刺し、“人間チェロ”に仕立てていた。ウィルは、犯人が自分なりの音を創りだそうとしたと見立てる。
Trou Normand(トゥルー・ノルマン)
幾つもの死体を積み重ねた“トーテムポール”が発見される。現場に入ったウィルは早速見立てを始める…が、気がつくとハンニバルの部屋に立っていた。追いつめられた心が、解離症状を引き起こしたのだ。
Buffet Froid(ビュッフェ・フロワ)
夢遊病に幻覚。事件を再現する度に症状が悪化し、ウィルは深刻な状態に陥っていた。そんな中、新たな事件が発生。女性が自宅でベッドの下へ引きずり込まれ殺された。遺体の顔には皮を剥ごうとした跡が・・・。
Roti(ロティ)
“チェサピークの切り裂き魔”と名乗っていたギデオンが、移送中、係員らを殺し逃走。現場付近の木には、遺体から取り出した臓器が吊るされていた。ウィルとジャックは、ギデオンが本物の切り裂き魔の気を引こうとしていると推測する。
Releves(ルルヴェ)
ギデオンを射殺後、意識を失ったウィル。目を覚ますと、同じ病院で治療を受ける殺人犯ジョージアを見舞う。2人の心が打ち解け始めた矢先、ジョージアは治療機器の中で焼死してしまう。ウィルは他殺と訴えるが、ジャックは彼の正気を疑い始める。
Savoureux(ザヴルー)
症状が悪化する中、「自分はアビゲイルを殺していない」と信じたいウィル。しかし、彼の身辺から殺害の痕跡が次々と発見される。ハンニバルの思惑通り、ウィルは“連続殺人犯”とされてしまうのか・・・?!
ベストセラー小説「ハンニバル・レクター」シリーズをTVドラマ化した第1シーズン 原作「ハンニバル・ライジング」から「レッド・ドラゴン」までの空白を埋めるオリジナルストーリーが描かれる。レクターを演じるのは「偽りなき者」のマッツ・ミケルセン。 連続殺人事件を捜査するFBI捜査官のジャックは、天才プロファイラーのウィルに協力を要請する。だがその一方で、犯人に共感し、犯行を脳内で再構築できるウィルの特殊能力に危うさを覚え、精神科医、ハンニバル・レクターに協力を依頼するが…。
トマス・ハリスのベストセラー小説をTVドラマ化したサイコスリラー第2シーズン ウィルとハンニバルの危険な駆け引きは予期せぬ方向へと進み、複雑な心理戦が展開される。「スプライス」のヴィンチェンゾ・ナタリが一部エピソードに監督として参加。 ハンニバル・レクターが犯した殺人の罪を着せられ、精神病院に収容されたウィル。ハンニバルの正体を知ったウィルは、自分の無実を周囲の人々に信じてもらうための戦いに直面する。だが一方で、ジャックは彼に疑念を抱き始め、ハンニバルを頼ることに…。
ハンニバル・レクターの若かりし日々を描いたサイコサスペンス、ついに最終章へ 一見穏やかに進むストーリー、一転して怒涛のように進む興奮必至の展開、そして驚きのクライマックスと最後まで気が抜けない。役になりきった俳優陣の演技は圧巻の一言。 ウィルたちFBIと連続殺人鬼・ハンニバルが繰り広げた死闘。勝利したハンニバルは、精神科医・ベデリアを連れてヨーロッパへと旅立った。数カ月後、フィレンツェで殺害した人物になりすまし、ローマン・フェル博士としてカッポーニ宮で働き始めるのだが…。
アカデミー賞作品賞を獲得した、サイコスリラー映画『羊たちの沈黙』の続編。前作のラストで逃亡した、ハンニバル・レクターの物語となっており、前作よりもホラー描写が多くなっている。主演はハンニバル・レクター役でオスカーを獲得した、アンソニー・ホプキンス。人を食べる殺人鬼であるレクターを、魅力たっぷりに演じた。FBI捜査官クラリスの役は、ジョディ・フォスターに代わり、ジュリアン・ムーアが演じている。凶悪犯罪者のハンニバル・レクター(アンソニー・ホプキンス)が、精神病院を脱獄してから10年後。バッファロー・ビル事件を解決に導いたクラリス(ジュリアン・ムーア)は、今でもFBI捜査官として働いていたが、仕事中のミスからFBIに居場所がなくなっていた。そんななかレクターに恨みを持つメイスン・ヴァージャー(ゲイリー・オールドマン)は、クラリスを使ってレクターを探そうとする。一方、レクターはイタリアに潜伏しており、クラリスに手紙を出そうとするのだが…。
トマス・ハリスの原作を映画化した「ハンニバル・レクター」シリーズ第4弾 「羊たちの沈黙」「ハンニバル」「レッド・ドラゴン」に続く本作では、殺人鬼・レクター博士の原点が明らかに。監督は「真珠の耳飾りの少女」のピーター・ウェーバー。 1952年のリトアニア。戦争で家族と死に別れ、記憶の一部を失ったハンニバル・レクターは、叔父の住むパリへ逃亡。そこで彼は美しい日本人女性と出会うが、ある日、彼女が市場で侮辱されたことを機に、レクターの狂気が目覚めてしまう。
「羊たちの沈黙」から10年、あのハンニバル・レクター博士が再びスクリーンに戻ってきた。トマス・ハリスの同名ベストセラーを「ブレードランナー」「グラディエーター」のリドリー・スコット監督が映画化。レクター博士は前作に続きA・ホプキンスが、そしてFBI特別捜査官クラリスはJ・フォスターに代わりジュリアン・ムーアが演じている。あの惨劇から10年、レクター博士からクラリスに1通の手紙が届く。そこには“クラリス、いまも羊たちの悲鳴が聞こえるか教えたまえ”と記されていた…。
バレエの名門校で連続して起きる不可解な事件や、惨劇の裏に隠された学校の驚愕の秘密に迫った傑作イタリアン・ホラー映画。「決してひとりでは見ないでください」というキャッチコピーはあまりにも有名で、のちのオカルトホラーやスプラッター映画の先駆けとなった。アメリカからドイツにやってきたスージーが空港に着いたのは、すでに夜更けだった。激しい雨の振るなか、タクシーでバレエ学校に到着したスージーは、学校から飛び出してきた若い女性を目撃する。女性は「秘密…アイリス…」なる謎の言葉を叫んでいたが、雨の音でよく聞き取れなかった。スージーはインターホン越しに自分の到着を告げたが、対応は冷淡で建物のなかに入れてもらえなかった。翌日、あらためてバレエ学校を訪れるが、昨日とはうってかわって歓迎される。しかし、この学校の生徒であるパットが、昨夜何者かに殺されたことで警察が訪れていた。程なくして、スージーの周囲で奇妙な現象や殺人事件が次々と発生。バレエ学校に隠された秘密があるのでは? そう確信したスージーは秘密を探っていくが、やがてとんでもない光景を目の当たりにする。
イタリア映画界の巨匠ダリオ・アルジェントが手掛けた、スリラー映画。タイトルは『サスペリアPART2』となっているが、作品内容は同監督作の『サスペリア』とはいっさい関係がない。また、作品のテイストも『サスペリア』とは異なるため、今作から観ても十分楽しめる。「完全版」では、日本公開時にカットされたシーンが復活しており、ダリオ・アルジェントが意図したとおりの作品に仕上がっている。ダリオ・アルジェント作品ならではの、不気味ながら、繊細な世界観にも注目したい。超能力者・ヘルガ(マーシャ・メリル)が何者かに殺害される。ヘルガは生前におこなわれていた講演会にて、殺人鬼の存在を示唆しており、謎を残したまま死亡した。そんなヘルガの悲鳴を聞いたピアニスト・マーク(デビッド・ヘミングス)は、現場近くの酒場から犯人を目撃する。マークだけでなく、一緒に酒を飲んでいたカルロ(ガブリエレ・ラヴィア)も、逃走する男を目撃していた。マークは実在する犯人を追うため、数々の謎に挑戦していく。
消えた死体をめぐりさまざまな人々の思惑が交錯するサスペンスホラー 死体安置所から忽然と消えた資産家女性の死体。その謎をめぐり夫やその愛人、そして警察のストーリーが複雑に絡みあう。ホラー色強めのスリリングな展開から目が離せない。 ある夜、死体安置所の警備員が何らかの原因でパニックになり、車にはねられて事故死する。同じ頃、死体安置所からマイカという女性の死体が姿を消していた。警察は死体失踪事件として捜査を開始、その過程でマイカの夫に愛人がいることを突き止める。
孤独な少年が出会った、謎の少女の正体は…。恐ろしくも切ないイノセントスリラー 「クローバーフィールド/HAKAISHA」のマット・リーヴス監督が、一転して静謐なタッチを披露。クロエ・グレース・モレッツのミステリアスな美少女ぶりを拝める。 雪の降る田舎町。孤独な少年オーウェンが母とふたりで暮らす住居の隣に、謎めいた少女アビーが引っ越してくる。オーウェンは壁越しにモールス信号を交わすまでにアビーと仲を深めるが、やがて彼女の驚くべき秘密を知る。折しも町では連続猟奇殺人が起こり…。
夫と妻と、その友人の男女3人が繰り広げる愛憎を描いたサスペンス 20代のニコール・キッドマンが、激しいながらもどこかかわいらしい悪女を熱演。ほかにも今ではベテランとなった俳優陣が多数脇を固め、素晴らしい演技を見せている。 大学の学長補佐・アンディは、連続して起こる女子大生暴行事件に頭を悩ませていた。そんな折、旧友の外科医・ジェッドが彼の家の一室を間借りすることになる。ある日、アンディの妻・トレイシーが倒れ、ジェッドが手術を行うものの医療事故が起こってしまう。
とある女性のもとに1枚のDVDが届く。そこには、政府が国家機密として封印していた、衝撃の映像が収められていた――。 廃墟と化したウッドバロウ収容所を訪れた、スペシャルエージェントのワッツとFBIの調査チーム一行。彼らはGPSと録画機能付きのハイテク眼鏡を装着し、怪奇現象が報告されている収容所内へと入っていく。しかし、現場で倒れている謎の女を発見してから、不可解な現象が始まり、FBIのエリート調査チームが1人、また1人とその超常現象に巻き込まれていく。イヴ・マウロ/トーマス・ダウニー/ジェニファー・ラドウィグソン/リブ・ヒリス/ルイス・マンディロア/エンドリアン・カーク
その身はやがて禁断の凶器となる…。不気味な町からの脱出劇を描くサスペンススリラー 捉えた女性を殺人兵器に作り変えるマッドサイエンティストと、恐ろしい秘密をひた隠しにする住民たちの狂気に戦慄。捕らわれたヒロインの運命が緊迫感たっぷりに描かれる。 若い女性の連続失踪事件を追う探偵のパトリックとメーガンは、ケニービルと呼ばれる町に観光客を装って潜入する。ところが謎の男に襲われ、メーガンが連れ去られてしまう。町ではある科学者が女性を捕らえては人体実験を繰り返しているという噂があり…。
乗客131人が死亡した壊滅的な列車事故で、ただひとり生き残った男。しかも、その身体にはかすり傷ひとつついていなかった…。平凡な男が自身の特殊な能力に気づき、そしてある恐ろしい“真実”へとたどり着く…、衝撃のSFスリラー。スタジアムの警備員として平凡な毎日を送っていたデヴィッドは、フィラデルフィアで起こった列車脱線事故に巻き込まれ、唯一の生存者となる。100人以上もの死者が出た大惨事のなかで生き残ったデヴィッドだが、驚くことにかすり傷ひとつなかった。ある日、デヴィッドの前にイライジャという謎の男が現れる。骨形成不全症という骨折しやすい病気を患ったイライジャは、幼い頃からコミックに登場するようなスーパーヒーローの存在を信じており、デヴィッドこそが超人的な力を秘めた英雄だと考えていた。思いもよらぬイライジャの言葉によって、自分には本当に並外れた能力があるのかもしれないと感じはじめたデヴィッドに、無意識のうちに葬られた記憶が蘇ってきた。そして自分の役目を自覚したデヴィッドは、正義のヒーローとして闘う覚悟を決め…。
もう、いいかい まぁだだよ もう、いいかい ……もういいよ