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王女様の覚悟 いい表情 祈りの壁
髪型お似合い いい笑顔 お衣装すてき
ジョーの下宿 いい感じ
2023年3月27日(月) BSプレミアム
オードリーヘップバーンはやっぱりこれが1番ですね。
子供のころに見て挫折したんだが、改めてNetflixで見てみた。新聞記者やカメラマンもヤンチャだが、肝心の姫様が滅茶苦茶やっていたというw
だーーーーいすきな映画の1つ🎬❤️
とにかくAudreyが美しい!お茶目で可愛らしい!プリンセス役がとっても似合うのよね彼女。演じているとはいえ本当にプリンセスかと思わせる身なりと雰囲気がとっても最高✨
グレゴリーペックもとってもかっこよい
そしてこの映画のレトロな雰囲気がいつ見ても私に憧れを抱かせてくれるのだよ
あと自分も充実した1日を過ごしたと思わせてくれる😂
1番好きなシーンはアンが髪を切るシーンと、真実の口のとこ🤍🤍🤍
とりあえずローマ観光したい
『ローマの休日』
思っていた以上に傑作でした!
【2重の意味を与えた台詞】
・EUについて記者から質問を受けたアン王女が『人々の友情を信じる』と答える。それが、恋愛をした相手ブラッドレーへの愛のメッセージと重ねられている。
その他にも、同様の手法が取り入れられているけど、それらが全く不自然じゃないし台詞が上手い!シンプルな恋愛物語に盛り込まれたプロの脚本家の技術!(赤狩りの件も調べました)
【遠回しな会話】
・上記の社会描写を扱った例だけでは無くても台詞が上手いなと感じるシーンがある。
1日デート後、アパートに戻った2人。ラジオで王女の事を心配する放送をしている。アン王女はラジオを消して『もう少しお酒をもらえる?』と言う。
まだ現実に戻りたくない。もう少し夢の世界にという気持ちを表現している。また、自身の気持ちを変えようと(場の雰囲気込み)、別の話題を持ち出す。
『料理が得意だが他人の為にする機会は無かった』
それに対してブラッドレーは『キッチンのある部屋に引っ越そうか』と言う。遠回しに結婚の未来を語っている。
それを悟ったアン王女は再び現実に戻ってしまう。そして『帰らないといけない。』と言う。
ラジオが言う現実(王女である事)から話題を逸らし、理想そのものである結婚の流れに。彼女に取って、これ以上は無い夢の話です。しかしそれが逆に現実を考えさせる材料となる。
夢に浸ったりと、現実から離れようとしても現実に戻ってしまう。彼女にとって王女の務めは切っても切れないもの。会話の流れが、彼女の心理と一致している。このように考察すると会話が本当に深い!
【髪型が表すこと】
髪型をイメチェンすると印象は変わるもの。それを上手く利用した表現をしている。
●オープニングの外交のシーン
・美しいドレス姿で登場する女王は、髪を上げてセットしていて、とても高貴に見える。
(ドレスの内側で靴を脱いだりするギャグも外と内、外見と内面が違う事を表している)
●夜のネグリジェ姿
・夜は長い髪をクシでとかす姿が子供っぽい。
(クラッカーが子供っぽさを表しているのと同時に、髪型が与える印象も子供っぽさを演出させている)
●美容室で髪を切る
・失恋してバッサリ切るのと同じで、思い切った事がやりたかった結果、髪をショートにする。それが直後のローマ徘徊で王女だとバレない理由にもなっている。しかしこの行為はラストの布石にもなっている。
●王室に戻った直後の王女
家来3人との会話シーンは凄く高貴に見える。前半と同じ寝室であるにも関わらず、人前で無くても"品格がある(大人)"
姿勢や話し方や、クラッカーをいらないと言った事が『私はもう1人前の王女(大人)』だと主張しているようになっているなど演出もある。
しかしそれらに加えて、髪型が与える印象が高貴さを感じさせる。冒頭のドレス姿で髪を上げてセットしている時の雰囲気と被るように作られている。彼女はドレスや髪をセットなどで外見を着飾らなくても、根っからの王女になった事を表している。
場所が1番気が抜ける寝室と言うのも脚本の技でしょう。
【心境を絵的に表す】
最後の記者会見が終わり王女が退場すると、記者達も会場を後にする。そこでブラッドレーだけを遅れて退場させる演出!
彼を1人で移す事で、その寂しさや前に進もうとする心の整理をしている心境を絵的に表している。この建物を出た瞬間、彼もまた元の暮らしに戻っていく。
【その他】
・写真を渡された時の王女のコメントも最高でした!たった1日の出来事が一生のものになった。そんな思い出を象徴するのが、一瞬の出来事を一生の形に出来るもの"写真"なのでしょう。
・階段を上がる時のギャグ、カフェでの友達へのジェスチャーなどコメディも充実しているし、警察に取り調べを受けるシーンはサイレント風だったりと様々な表現を取り入れている。
・真実の口、祈りの壁、コロッセオの登場も、ただの観光地アピールでは無く、物語的に重要な意味を成している。しかもそれらが各名所の習わしとリンクしているという凄技。
・最初の社交界で数人とダンスをしている場面で、ベラベラ話すおじさんとダンスをしているけど、あれは『アナ雪』でオマージュされていた。
【最大のトリック】
・台詞にトリックがある本作だが、1番のトリックはタイトル!
それまで『ローマの休日』と言えば帝国時代にコロッセオを行われていた"闘技(殺し)"を連想していたらしい。しかし本作のヒットによりイメージは"美しい恋愛"へと変わった。
イメージを変えるつもりまでは無くとも、元々それとカケているつもりでタイトルにしたのかも知れませんね。
ヘプバーンがとにかく魅力的。
オードリー・ヘップバーン
常にオールタイムベストなの。