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目次
歌舞伎の大御所、中村鴈治郎はじめ、伊吹吾郎、三田村邦彦ら必殺初出演の顔ぶれを加えて中村主水(藤田まこと)7度目の登場。蔵前の札差し叶屋惣兵衛が闇の仕置にあって以来、厳しい取締りのため江戸の街から仕業人、商売人と呼ばれる殺し屋たちの姿が消えた。殺し屋の元締鹿蔵は、法では裁けぬ悪のはびこる江戸に再び殺し屋グループを組織しようと、八王子千人同心に左遷されていた中村主水に目をつけ、勘定奉行を動かし主水を江戸に呼び戻した。しかし、鹿蔵の必死の説得にも主水は首を縦に振らなかった。そんな主水を突然一人の浪人が襲った。敵持ちの浪人畷左門が、主水を討手と勘違いしたのだ。その左門にも鹿蔵の誘いの手が伸びる。そしてもう一人、今は足を洗った飾り職人秀にも…。
第1回 主水の浮気は成功するか?
左遷されていた八王子から江戸に戻った中村主水。そんな主水に将棋会所の老主人・鹿蔵が裏の殺し稼業をもう一度しないかと持ち掛けてきた。同じ頃、敵持ちの浪人・畷左門、飾り職人の秀にも殺しの話があり…。
第2回 主水おびえる!闇に光る眼は誰か?
主人を賊に殺されたおいせは、鹿蔵に仕事を依頼。主水と左門が、横堀の庄兵衛を追う。庄兵衛は、さらに両替商の升屋を狙い、情婦・おゆきを使って飾り職人の宗次に合鍵を作らせていた。そして、宗次は殺され…。
第3回 仕事人危うし!あばくのは誰か?
左門と秀は情夫・与之介に裏切られたお衣に同情。鹿蔵と主水は、仕事人が安易に同情心を持つべきではないと戒めていたが、いつしか2人の熱意にほだされる。しかし、与之介の企みで仕事人たちは危機が迫る。
第4回 主水は三途の川を避けられるか?
一匹狼の仕事人・壬生蔵人が老中・須賀遠江守を手に掛けた。鹿蔵は次に殺されるのは、高利貸をしている大僧正の日寛とにらみ、主水らに日寛を蔵人の手から守るよう命じる。しかし、左門と秀はそんな鹿蔵に反発し…。
第5回 三十両で命が買えるか?
井筒屋の一人息子・信太郎が小料理屋のお内儀を刺し殺してしまう。井筒屋幸左ヱ門は、人足の松吉に、遠島で済むと話し、三十両で身代わりの自首をさせた。しかし、松吉は死罪に。松吉の娘・お咲は、事情を知って…。
第6回 主水は葵の紋を斬れるか?
江戸の庶民は、松平聖二郎の乱行に毎日不安の日々を送っていた。女を犯したり、略奪したりは日常茶飯事。そんな中、犠牲者の1人・唐津屋は、妻を殺され、娘を暴行された恨みを晴らしてくれと鹿蔵に頼むのだが…。
第7回 主水をあやつるバチの音は誰か?
主水や左門は、鹿蔵が江戸を去ってから仕事の依頼もなく、安堵しながらもどことなくむなしい日々を送っていた。その頃、三味線弾きのおとわが現れ、殺しを依頼する。しかし、主水はおとわの素性に疑問を抱き…。
第8回 仕事人が可愛いい女を殺せるか?
おとわの所に、主水の同僚である八丁堀同心・嶋村頼母殺しの依頼がきた。頼み人は、妾のお種。頼母が妻と別れないことに業を煮やしたのだ。同じ頃、頼母の妻・藤からも夫と愛人殺しの依頼があり…。
第9回 螢火は地獄への案内か?
養父を殺した罪で島送りとなった喜市郎の島抜けの知らせが入り、主水は自分の見回り持ち場に舞い戻ってくると予想し、張り切る。だが、喜市郎は無罪となる。ただ一人それを知っている母親のおひさも訴えられず…。
第10回 木曽節に引かれた愛のその果ては?
女郎・おりえが、油問屋に婿入りが決まっている新左と駆け落ちした。それを吉原忘八衆が追う。新左の父・忠兵衛は、おとわに忘八衆とおりえ殺しを頼む。おとわは、2人を逃がしてやることを条件に引き受ける。
第11回 極悪人ほどよく眠れるか?
呉服問屋の唐津屋清造は将軍家側用人・柳原主膳に「将軍家御用達」の看板を与える代わりに一人息子・清一郎の嫁に妾腹の娘をもらってくれと頼む。しかし、清一郎にはお春という許婚者がいるため、話を断ると…。
第12回 三味の音は七つの柩のとむらい唄か?
おとわは、昔の男で一匹狼の殺し屋・源八郎と再会。しかし、源八郎は罠に掛かり目の前で殺されてしまう。黒幕は飯塚藩の江戸家老・松野主膳と残忍な殺し屋・甚兵ヱだ。さらに、秀を人質にされてしまい…。
第13回 矢で狙う標的は仕事人か?
飾り職人の又蔵が矢で射殺された。さらに、江戸の大店和泉屋が同じ手口で殺される。両事件は仕事人の仕業と考えた南町奉行所では、同心総動員で仕事人の調査を始める。同じ頃、仕事人たちの身辺に異変が起き…。
第14回 情は人のためにならないか?
師匠の鶴蔵から命を受け呼び出された秀は、旗本・関口玄馬の屋敷へ仕事に行った。しかし、そこで秀はニセ金作りを目撃。一方、左門の旧友・笠井勝之助は仕官を要望されていた屋敷を訪ねる。そこは関口玄馬邸で…。
第15回 その仕事の依頼引き受けるのか?
油問屋・小津屋市兵衛の油隠しで、江戸の庶民は油不足に泣いていた。奉行所も力のある小津屋に手を出せない。しかし、あまりの傍若無人ぶりに老中、若年寄は、仕事人を使おうとし、仕事人捜しを中村主水に命じた。
第16回 綺麗な花には何故刺があるのか?
金持ちを狙う強盗が横行し、奉行所はその探索に追われる。主水の隣に住む同心・北出角之進は病弱ながら探索に駆けずり回る。そしてある雨の夜、癪で苦しむ女・おふじを助けた北出は、そこから手掛かりを掴み…。
第17回 鉄砲で人を的にした奴許せるか?
お安は御公儀の鉄砲場で射殺された両親の仇をとろうと仕事人を捜していた。奉行所はそのお安をおとりにして仕事人を捕らえようと主水を張り込ませる。そして主水は前の元締鹿蔵が若い娘と歩いているのを目撃し…。
第18回 武器なしであの花魁を殺れるのか?
吉原の花魁・あづまぢの花魁道中に、夫婦になる約束で金をだまし取られた百姓・三郎兵衛が乗り込んできたが殺される。三郎兵衛の娘・お冴は、吉原に身を沈め、あづまぢ殺しの機会をうかがうのだが…。
第19回 仕事人が女に惚れて何故悪い?
駆け落ちするという書き置きを残して、秀の恋人・お加代が家出した。秀はその行方を捜すが、おとわは仕事人の掟にそむいた秀を左門に殺すよう命じる。そんな時、お加代と駆け落ちしたはずの吉次の遺体が発見される。
第20回 この世の地獄は何処にあるのか?
鹿蔵からおとわへ手紙が舞い込んだ。鹿蔵は日光街道を旅し、この世の地獄を見たとおとわに仕事を依頼してきた。相手を知った主水は、この仕事から降りる。おとわは、左門、秀、半吉のを連れて日光街道を下った。
第21回 子隠しで昔の恨みを晴らすのか?
津軽屋の息子・仙太郎が誘拐され、津軽屋宗兵衛は、犯人に二千両を払ったが仙太郎は無惨な死体で帰って来た。仙太郎の育ての母である女中のおみねは責任を感じ、苦界に身を沈めてその金でおとわに仕事を頼む。
第22回 登城する大名駕籠はなぜ走るのか?
大名・大田原藩の三男坊・和之は、材木問屋・木曽屋の娘・おゆきを口説き落とし、婿養子に入る決心をした。そして大田原藩の金盃を盗んで秀に渡し、おゆきに渡すかんざしを注文。ところが和之の2人の兄が急死し…。
第23回 渡る世間は鬼ばかりか?
札差両替商の益田屋十兵衛一家が惨殺され金が盗まれた。この事件は同心・服部と益田屋の番頭忠助の悪計だった。捕まった出入りの植木職・捨吉の娘・お滝は夜鷹に身を落として、仕事人を雇う金を溜めようとするが…。
第24回 冥土へ道連れを送れるか?
主水は、芸者の菊千代に言い寄る金持ちの放蕩息子を牢にぶち込んだ。しかし、公事師・玄斎に赤っ恥をかかされる。しかし、玄斎は奉行所の犯科帳を書き写し、ゆすりを働いており、菊千代もゆすられていたのだ。
第25回 裏の裏のそのまた裏に何があるのか?
江戸市中を盗賊・闇の十兵衛が荒らし回っていた。主水が捜査すると、十兵衛の娘・佐和と名乗る女に出会う。そこで、十兵衛はすでに子分の巳之吉に殺されていると告げられる。そして、巳之吉は左門の娘を誘拐し…。
第26回 半吉は女の愛で立ち直れるか?
半吉は、幼馴染みのお袖に誘われ、男子禁制の中老・萩野の部屋に遊びに行った。ところが、そこで萩野と対立する年寄の藤波に発見され萩野は自害、半吉は藩士・伊集院伝八の手によって斬殺されてしまう。
第27回 死を賭けて虎の尾が踏めるのか?
秀は、辻斬りに出くわし危うい所で逃げたが、今度は夜回りの男が殺される。それは同じ長屋の作造だった。作造の一人娘・お光は、仇を討とうとしたが、奉行所の目安箱には、秀の似顔絵が辻斬り犯として投げ込まれ…。
第28回 尼寺に鬼女は棲むのか?
呉服小間物を扱う大店・一文字屋万造は、越中屋を叩きつぶそうと、大奥・中ろうの娘・雅を利用した。越中屋の人気かんざし職人や番頭を色仕掛けで誘惑し、さらに不正を働く。そして、秀にもその手が伸びてきて…。
第29回 新技腰骨はずし
主水は見知らぬ男から三十両を渡され、旗本・松浦市之介殺しの仕事を依頼された。主水は、左門、秀を呼び出し、男の行方を必死に探す。そして、松浦の動きを探った3人は、木更津で謎の男・六蔵を見つけ出した。
第30回 酔技田楽突き
主水の同僚・中塚六兵衛が、強盗・白虎一味を捕まえた。直ちにはりつけの刑に処された白虎を見て、「あれは違う」と若い娘・お清が主水に訴える。お清は父母と赤ん坊だった弟を白虎に殺されていたのだ。
第31回 弓技標的はずし
夜鷹たちの中に矢を射込む白ふくろうと呼ばれる武士がいた。その夜鷹の一番の稼ぎ頭だった“おかめ”は、秀の隣に住むおひろが扮していた。彼女は弟・生馬の仕官に必要な金を稼ぐため夜鷹に身を落としていた。
第32回 隠技待伏せ斬り
若年寄の次男・高岩源次郎と奥右筆の三男・大野兵馬殺しの依頼が六蔵から舞い込んだ。頼み人は妹を殺された芸者・染香。しかし、主水らが染香の依頼の裏を取る前に、奉行所の力で2人は切腹となり…。
第33回 炎技半鐘撲り
萩江藩の江戸家老は六蔵に、家臣2人の殺しを依頼。六蔵はその2人の所業を調査し始める。すると、この2人は邪魔者扱いする藩への腹いせか、火つけや無礼討ちなど、悪行の限りを尽くしていた。
第34回 釣技透かし攻め
六蔵の村で働く娘・お初が江戸の祖父・彦十の下へやって来た。幼馴染みの新三とも会って、幸せに暮らしていたのだが、彦十が酔っ払って堀に落ちて死ぬ。六蔵はこの死に疑問を抱き、主水らに調査を命じると…。
第35回 飛技万才踊り攻め
三河万歳のつる吉とかめ三の親子が、浅草の香具師の元締・雷門の大五郎殺しを依頼。つる吉は、女房を大五郎に殺されたが、下手人の確証を得られず泣き寝入りをしていた。調査すると大五郎は寺社奉行所と手を組み…。
第36回 合掌技地獄落し
主水は人形問屋・京屋仁右衛門殺しを依頼された。頻み人は京屋で働いていた人形師・清太郎の恋人・お仙。追いはぎに殺されたとされた清太郎だが実は京屋の手に掛かったと知ったお仙はその仇を討とうとしていたのだ。
第37回 落し技替玉斬り
江戸庶民の間で、自分の命と引き換えに金を得る命講が話題に。六蔵はその命講の元締殺しを主水に依頼。その頃、秀は目の不自由な娘・あやから、自分の治療代のために父親が命講に命を売ったらしいと泣きつかれる。
第38回 闇技船中殺
六蔵に佐渡金山の鉱夫たちが、芸者・小糸殺しを依頼。勘定奉行・林玄蕃頭の囲いものの小糸は、鉱夫を苦しませているという。実は、小糸には佐渡金山で働く夫が生き埋めになり、見殺しにされた恨みがあったのだ。
第39回 櫛技斬!子守唄
主水は、女ばかりを狙う辻斬りを捕り逃がし、必死に探していた。そんな主水におしまが、元締の件でお房という女がゆすりを掛けてきたと言う。ところが、主水が調べたところ、お房は何にも知らない…。
第40回 昇り技 字凧落し業
一両の借金のカタに大工の信松の女房で病身のおさきが、高利貸・池田屋に連れていかれた。信松とおさきの息子・松吉は、池田屋の塀の外から凧に字を書いて落とし、母を励ます。しかし、おさきは息絶えてしまう。
第41回 織技 重ね裏返し
秋田から、幼馴染みの忠三郎を頼って江戸へやってきた百姓の茂平は越前屋で働くことになり、まもなく恋人のお志乃と新世帯を持つ。だが、茂平は抜荷の仕事をさせられ、町方に見つかり逃げるうちに殺されてしまう。
第42回 隠し技 暗闇とどめ刺し
若い娘が3人の旗本に斬りつけた。通り掛かった主水は娘の後を追うが捕り逃がす。やがて突き止めた女の正体は、放火強盗のためにつぶれた呉服問屋高松屋の唯一の生き残り・お小夜だった。お小夜は仇を討とうと…。
第43回 情技衣替え地獄落し
野菜行商の勘吉、さん夫婦が、直参旗本の駕籠行列の道筋を汚したと無礼討ちに遭う。勘吉は失明、さんは半身不随となった後2人は、自らの命を絶つ。残された末子・すては、主水や左門の前で両親の遺言を告げる。
第44回 艶技鬼面潰し
般若の面をつけた若い女が江戸の町に出没。ある夜、火盗改めに追われた女は、秀の長家へ逃げ込む。その女は大奥女中の笹絵だった。笹絵は大奥の真佐木とその夫・原田大蔵に両親を殺された恨みを持ち…。
第45回 裏技欺しの十手業
「北町奉行所同心役に、闇の殺し屋あり」という投書があった。真偽を調べる役目を仰せつかった主水。その時、同僚の中山利平がその役目を買って出る。利平はかねてより主水や畷左門らをクサイとにらんでいたのだ。
第46回 怨技非業竹光刺し
秀は捕方に追われ、香月藩の家臣・大槻主膳の家に逃げ込んだ。秀は主膳の息子・和馬に斬られそうになるが、主膳に救われる。ところが、その主膳が香月藩の藩主・但島勘解由に直訴に及び、竹光で切腹させられる。
第47回 悔し技 情念恋火攻め
呉服商・木曽屋が放火される。主水らは南町奉行所をあげての探索に駆り出された。そして、木曽屋の一人息子・幸助の所へ嫁入りすると思われていた寿司屋の娘・お八重が放火犯人として捕らえられ火あぶりの刑に。
第48回 表技 魔の鬼面割り
町で評判の医師・日下玄朴を人殺しと訴える女・おゆき。彼女はついに、往診途中の玄朴を包丁で斬りつけた。おゆきを捕らえた主水の同心仲間の土田喜内だったが、今度は娘の嫁入り仕度のためにと玄朴をゆすり始める。
第49回 偽技 浮かれ囃子攻め
左門と同じ手口の殺しが2件続いて起きたため、六蔵は左門を調べ始める。その結果、幇問・俎鯉之助と芸者の小染夫婦の仕業と判明。鯉之助は両親と一人息子を殺され、犯人捜しのために町人になりきっていた。
第50回 嘘技 無用試し斬り
長屋住いの浪人家族が自害する事件が続いた。裏には松前藩の江戸留守居役・矢部盛正らの動きが見えるが、大名屋敷では主水らの手も及ばない。そんな中、左門は独自に彼らの悪事の証拠を探るのだが…。
第51回 覗き技天地入れ替つぶし
身に覚えのない落度により加西藩御用達の菓子舗・梅屋は、藩から出入り禁止となる。さらに火事で店を失った。秀は事件の裏に梅屋の元番頭が動いていることを知る。一方、番頭の妻・わかもその企みに気付き…。
第52回 潜り技隠し黄金止め
踊り小屋の踊り子・みゆきと竜次は、主水の手入れを受け、逃げ出すところを秀に救われた。秀を見込んだ2人は、廻船問屋松前屋の仕事をしようと持ち掛け、3人は協力して金塊引き上げの仕事をするのだが…。
第53回 惚れ技 情炎半鐘割り
放火により、江戸は木材が高騰。ここで材木商・木曾屋源兵衛は暴利を貪ろうと木曾の山地主・久蔵を呼び、木を独占しようとしていた。その頃、久蔵のお伴の与吉は加代に惚れ、主水や左門たちとの関係に疑いを持つ。
第54回 呪い技 怪談怨霊攻め
行方不明の夫・宮田宇右衛門を探していた親子・菊乃と和之進が、左門の屋台の前で行き倒れる。その頃、宇右衛門は浪人仲間とすさんだ生活を送っていて、百二十石取りの伊東家が婿養子を探していると聞くと…。
第55回 離れ技 孤立水火攻め
店に火を付けたかどで八丈島へ送られた元近江屋の元手代・丈吉が、島抜けして江戸へ戻って来た。それを主水から聞いた足利屋勘兵衛は狼狽する。放火をしたのは、足利屋と火盗改め首席与力・庄司大造だったのだ。
第56回 外し技 釣鐘からくり割り
巳寺の富くじのイカサマに気付いた秀才僧・妙珍は妹のお糸に手紙で知らせた。しかし、まもなく妙珍は住職・智深によって殺される。そして、お糸は兄の手紙を持って奉行所に訴えるが取り上げてもらえずにいた。
第57回 逆さ技 大どんでん崩し
非情な捕り物で恐れられていた火盗改同心・杉山黒之介は、届いた密告状により主水の目前で盗賊一味を皆殺しにする。そして、密告者の結城屋の婿養子・友吉も突き止め、ゆすり始める。弱味をにぎられた友吉は…。
第58回 暴れ技 田楽垂直刺し
悪業三昧の旗本・永久保典膳らを豆腐屋の定七が天秤棒で叩きのめした。さらに定七は、永久保一味にとり囲まれていた若侍・金坂東馬を助け、その縁で東馬に用心棒代わりの槍持ちとして雇われた。しかし、定七は…。
第59回 彫り技 喜悦観音一刀斬り
山城屋の娘・おしのが背中に刺青を彫られ死体となって発見された。彫ったと思われる雷門の彫辰は行方知らず。ある夜、秀は通りすがりの女・お絹が、自分の作ったおしののかんざしを身に着けているのを発見する。
第60回 狙い技 仁義無用斬り
板橋宿で十手を預かる中津屋権造は、営む女郎屋で死んだ娘たちの親によって元締に訴えられた。そして主水と秀は権造の身辺調査を命じられる。その頃、母と妹を権造に託した渡世人の時次郎が江戸に戻ってきた。
第61回 脅し技 闇医術千両潰し
大町信吾は杉田玄白の優秀な門下生として将来を嘱望されていたが、闇で堕胎手術をして稼いでいた。しかも女の身元を記録し、後でゆすりをはたらく。ある日、大奥の御客会釈の松島が主水の番屋へ倒れ込んできて…。
第62回 恨み技 悲愁稲妻刺し
旗本・越川伊織の屋敷に奉公する大工の棟梁・辰三の妹・お絹は、出入りする悪評の旗本・角倉源八郎に好色な目で見られていた。そして、お絹は伊織の留守に金を盗みに来た角倉によって犯され殺される。
第63回 誘い技 死霊からくり岩山落し
自殺した大店・伊勢屋の娘が亡霊宿に現れ、「番頭の利助に店を譲れ」と告げる。これ疑う伊勢屋は、元締に調査を依頼したが何者かに殺された。左門たちが探ると、軽業師の重兵衛一味の悪計が浮かび上がる。
第64回 崩し技 真偽友禅染め落し
加賀友禅を守ってほしい、という手紙と金が元締に送られてきたため、主水らは加賀へ向かう。そこで、加賀藩家老・安藤伝蔵と輪島屋の陰謀、そしてそれを防ごうとする元家老西田甚内と娘のお梶の対立を知る。
第65回 散り技 花火炸裂乱れ斬り
将軍の面前で花火を競って面目を失った鉄砲方の役人たちは、玉屋に火を付け、出火の罪に落とし入れて江戸所払いにした。1年後、玉屋の花火職人・清吉は江戸へ戻ってくるが、目前で鍵屋の職人・伝八が殺される。
第66回 描き技 絵筆逆手?風突き
画商・蔦屋重兵衛は、糸柳縫之助の絵に、売れっ子の浮世絵師・夢中恋路楼の署名を入れて売り、大儲けをしていた。その縫之助が病に倒れると蔦屋と恋路楼は医者を買収して縫之助を死に追いやってしまう。
第67回 詣り技 暗闇丑の刻重ね斬り
丑の刻詣りの女に夜番の老人たちが、襲われる事件が続発した。主水は神社に張り込み、ワラ人形を見つけるが女に襲われ、捕り逃がす。その時女はお守りを落とした。そのお守りを見た加代は思い当たるふしがあった。
第68回 願い技 奉納絵馬呪い割り
元締にわずかの金を託していた小間物屋の女房・お妙が首をくくって死んだ。お妙は、絵馬屋の主人・清三郎を恨んでいた。しかし、主水らは託された金があまりにも少なく、仕事をすることに二の足を踏む。
第69回 盗り技 乱調お神楽刺し
深川水天宮秋の大祭の警備をする主水ら同心。だが、善六を頭とするスリ一味は、旗本・宇垣玄馬や小杉左源太と手を組み、少年たちを使って財布をスリ取る。松葉屋の後妻・お峰は、その少年たちの中に千吉を見掛け…。
第70回 慕い技 神輿暴れ突き
一万石の大名でありながら雲井望郷は侍を嫌い、町人たちと共に毎日を送っていた。左門も、望郷に気に入られ、屋敷の前に屋合を出す。一方、主水は、奉行の命令で、毎日望郷の屋敷を見回っていたのだが…。
第71回 絞り技 一揆助命脳天突き
信州須坂藩に苦しめられていた農民たちは、直訴すべく江戸へ発つ。その頃、江戸で一膳めし屋のお美代の所へ毎日やって来る不思議な老人がいた。主水が調べてみると、その老人は元・須坂藩主だった…。
第72回 念じ技 偽説法ざんげ斬り
心臓を一突きにする殺しが頻発。主水は加代から、下手人は手口からみて隼の権造だと聞かされる。その頃、式守という神官のいる高峰神社が、懺悔神社として評判を得ていた。この式守こそが権造で…。
第73回 断絶技 激走!一直線刺し
大八車で爆走する遊びが丁稚たちの間ではやっていた。主水は丁椎たちを捕らえ、解散させると、兄貴格の朝吉は飾り職の親方から追い出される。朝吉は仲間らと大八車を改造し、人力車を作って俥屋を始めるが…。
第74回 引き技 強奪押し込み斬り
女郎・小春と御金奉行所同心・細野進平が心中。一命を取り留めた小春は江戸払いになる。その後、細野の不正が発覚し、家は取りつぶされてしまう。小春が憎い進平の母は、木更津の元締に仕事料を託すが…。
第75回 訴え技 火だるま身替り消し
奉行所の前で人が焼けていると知った主水が駆け付けると、火柱を上げながら人が燃えていた。そこに居合わせた女は、焼け死んだのは夫の立木栄之進で幕府の浪人政策に抗議して焼身自殺を遂げたというのだが…。
第76回 詰め技 王手飛車駒落し
御公儀御将棋所の棋士3人が誘拐され、殺された。この頃、旗本の間では高額の賭将棋がはやっており、賭将棋に負けそうになった火盗改め駒木根監物が、名棋士を誘拐し、役に立たないと分かると殺していたのだ。
第77回 盗み技 背面逆転倒し
主水は、札差の筑後屋に賊が侵入したため、おっとり刀で駆け付ける。筑後屋の周りはすでに捕方に囲まれていた。そして主水は、賊の説得にあたるが、高見備前守が鉄砲隊を引き連れてやって来て…。
第78回 疾風技 浮世節無情斬り
中津藩江戸詰家老・鈴江嘉門は、藩の上納米の一部を着服。同藩士の島中八郎太はそれを見とがめるが、逆に命を狙われ、恋仲のお芳と逃亡。その途中お芳は追手に捕まり、八郎太は逃げおおせたものの、頬に傷を負う。
第79回 隠し技 潜入喉輪攻め
秀は仕事で勘定方役人・安部左馬之助を殺した。しかし、左馬之助の死体を見た兄の安部弥十郎は、手口から見て仕事人の仕業ではないかとにらむ。そして調査の網におしまがひっかかり、火盗屋敷に監禁されてしまう。
第80回 踊り技 回り舞台振り落し
旅回りの一座・若衆座の小屋に興行師・太兵衛が乗り込み、立役の市之助が袋叩きに遭う。その後、偶然出会った市之助と加代の仲が急速に進展。主水はそんな加代に危惧を抱く。一方、若衆座は人気を呼んでいき…。
第81回 捜し技 高利蟻地獄斬り
長襦袢姿で同心・染谷文兵衛の妻・りくの死体が大川に揚がった。主水と出世欲に燃える同心・堀田新三郎が現場へ駆け付ける。だが、新三郎の妻・早苗もまた、夫の知らないところで死んだりくと同じ罠に掛かり…。
第82回 激闘技 地獄道暴れ斬り
夫を殺されたおこうは、木更津に仕事料を託した。そこで主水は、左門や秀を招集。だが加代は、上方を追われた別の仕事人グループが江戸へ潜り込んでいると言う。やがて主水は、おこうの訴えを疑い始め…。
第83回 沈め技 花嫁偽装返し突き
お勢という水夫の女房が、亭主と仲間がおぼれ死んだ事件の調査を訴える。死んだお勢の夫・善と妙の夫・辰は船出前に秀にかんざしを注文し、自分たちが戻らない時はかんざしを女房に届けてくれ、と言い残していた。
第84回 散り技 仕事人危機激進斬り
相次いだスリ殺しは、賄賂の受取証2枚が入った財布をスリ盗られた町奉行・庄田図書頭が部下に命じてやらせていた。その財布をスリ盗ったお安は、その1枚で折鶴を折り、残る1枚を左門の娘・美鈴にやってしまい…。
晴らせぬ恨みを代わって晴らし、江戸にはびこる悪人をこの世から消す「仕掛人」登場 池波正太郎の原作小説を元にした同名TVシリーズの劇場版第1弾。藤枝梅安を演じるのは田宮二郎で、家業の裏と表で異なる素顔を見せるギャップが魅力的。 鍼医者・藤枝梅安は、裏では世のためにならない悪党を法に代わって成敗する「仕掛人」。彼はある日、仕掛人の元締め・音羽屋半右衛門から、ろうそく問屋・辻屋の後妻・お照の暗殺を依頼される。彼女は悪辣な盗人と手を組み、身代を乗っ取ろうとしていて…。
藤田まこと演じるうだつの上がらない同心・中村主水が初登場!必殺シリーズ第2作目 念仏の鉄、主水らが仕置人として活躍。仕置はただ殺すだけでなくさらし者にするなどかなりショッキング。鉄の“骨はずし”の殺し技をレントゲンで見せるアイデアが斬新! 江戸の町の一角にある無法地帯“観音長屋”で骨接ぎを営む“念仏の鉄”、棺桶屋を営む“棺桶の錠”、そして北町奉行所定町廻り同心・主水らが「金をもらって弱者の晴らせぬ恨みを晴らす」裏稼業“仕置人”を開業。悪党たちに次々と仕置していく。
非主水シリーズでは最高傑作との呼び声高し!緒形拳主演の必殺シリーズ第5作目 「必殺仕掛人」で藤枝梅安を演じた緒形拳と、林隆三が裏稼業を始める主人公に扮し、賭博をもう1つのテーマに据えた名作。“必殺”初の女元締め役として草笛光子が登場! 「坊主そば」の主人、半兵衛はばくち好きのぐうたら亭主。ひょんなことから裏の稼業“仕事屋”の元締め・おせいに気に入られ、仲間になることに。早速、悪徳与力・三村殺しを30両で依頼された半兵衛。一方、侍くずれの政吉も三村の命を狙っていた。
人気キャラ・中村主水が初めて一味のリーダー格になる必殺シリーズ第6作目 中村主水をメインキャラクターに据え、その後の“必殺”の方向性を決定づけた記念碑的作品。沖雅也演じる無表情な一匹おおかみ・市松の非情な殺し屋ぶりも大きな話題に! 裏稼業から離れ、南町奉行所に転属した主水に髪結いのおこうから殺しの依頼がくる。主水は断固として断るが、そのために死人が出たことからおこうに裏の仕事に復帰することを約束。怪力の僧侶・印玄らとともに“仕置屋”として弱者の恨みを晴らしていく。
「必殺」シリーズ第7弾。闇のヒーロー・主水に加え"元ライバル・紋次郎"も参戦! テレビ界ではライバル的存在だった「木枯し紋次郎」の中村敦夫が、脱藩した旅芸人の赤井剣之介として登場。牢屋敷番へ降格になった主水に、嫁・しゅうとめのいびりも激化! 小伝馬町牢屋見回りに降格された主水は、鍼灸師・又右衛門と組み金のため裏稼業を続けていた。そんなある日、旅芸人・お歌に恋し脱藩したという侍くずれの剣之介と出会う。剣之介と次のヤマを迎えようとしていた矢先、標的が剣之介の元いいなずけと判明する。
「必殺」シリーズ第8弾。大御所から若手まで異色キャストがそろう挑戦作! 山田五十鈴が、三味線のばちを武器に戦うからくり人元締め役で大活躍。シリーズ3度目の登場となる緒形拳のほか、森田健作、ジュディ・オングなど人気者がこぞって出演。 表向きは芸者置屋を営む仇吉ら5人の一家「花乃屋」は、実は皆、元島抜けの罪人。骨董屋・蘭兵衛を元締めに、弱い者のため悪を成敗する裏稼業「からくり人」を営んでいる。ところが別のからくり人組織を率いる曇りに蘭兵衛を殺され、仇吉は復讐に立ち上がる。
「必殺」シリーズ第9弾。銃器で戦う異色の時代劇ヒーロー誕生! 舞台を幕末に設定し、シリーズ中最も現代寄りに。登場人物も一新し、念仏の鉄こと山崎努が拳銃で悪を撃ち殺す土佐ヱ門役で主役をはった。ピーターの妖艶な殺しぶりも必見。 薩長の官軍が倒幕を図り江戸に進軍中の幕末期。品川で旅籠屋を営むおりくは、裏では弱者のために殺しも請け負う「からくり人」の元締めだ。薩摩藩の密偵・土佐ヱ門は、彼らに命を助けられたことを機に、身分を隠すために組織に加わり、次々に悪人を成敗する。
主水らプロの殺し屋集団が活躍!大人の渋さと緊張感が漂うシリーズ第12弾 必殺シリーズの第12作目。前作「新・必殺仕置人」の最終話で仲間を失った主水らのその後が描かれる。妻のりつが懐妊し、主水が殺し屋と父親との間で葛藤する場面も。 踊りの師匠のおせいと芸者置屋の髪結い兼箱屋の新次は元夫婦の仕置人。偶然そのことを知った足力屋の正八は主水に報告。そんな中、主水やおせいらの前に、角兵衛獅子のお美代が現われたことから、主水、おせいらは新しい仕置人グループとして仕事を始める。
葛飾北斎の「富嶽百景」に導かれ悪人退治!必殺からくり人シリーズ最終作 必殺シリーズ第13作目、必殺からくり人シリーズの第4作目。お艶の「仕込み三味線」など凝った殺し技はもちろん、浮世絵に秘められた謎を解明していく過程も見応えあり。 天保太夫一座の座長・泣き節お艶は出雲のお艶と名を変え、一座の名も「出雲太夫一座」と変えて、江戸で小屋仕掛けの芸人一座を続けていた。だが、ひょんなことから名絵師・葛飾北斎が描く連作風景画「富嶽百景」に描き込まれた恨みを晴らすための旅に出る。
歌舞伎の大御所、中村鴈治郎はじめ、伊吹吾郎、三田村邦彦ら必殺初出演の顔ぶれを加えて中村主水(藤田まこと)7度目の登場。蔵前の札差し叶屋惣兵衛が闇の仕置にあって以来、厳しい取締りのため江戸の街から仕業人、商売人と呼ばれる殺し屋たちの姿が消えた。殺し屋の元締鹿蔵は、法では裁けぬ悪のはびこる江戸に再び殺し屋グループを組織しようと、八王子千人同心に左遷されていた中村主水に目をつけ、勘定奉行を動かし主水を江戸に呼び戻した。しかし、鹿蔵の必死の説得にも主水は首を縦に振らなかった。そんな主水を突然一人の浪人が襲った。敵持ちの浪人畷左門が、主水を討手と勘違いしたのだ。その左門にも鹿蔵の誘いの手が伸びる。そしてもう一人、今は足を洗った飾り職人秀にも…。
駆け込み女の恨みを晴らす!旅の一座、女座長の裏家業…京マチ子主演の非主水シリーズ 全国の“駆け込み寺”にもたらされた女たちの恨みをはらす、殺し屋たちの物語。表の顔が、旅の民謡手踊り一座であることから、各地の民謡や風土も描かれている。 旅の一座の女座長・坂東京山は、駆け込み寺・本然寺の善行尼に呼ばれ、仕舞人としての仕事を依頼される。5年前に裏稼業から足を洗い穏やかな日々を過ごしていた京山は戸惑うが、狙う相手がかつて自分を裏切った男だと知り、修羅の道に戻ることを決意する。
仕事人が解散して3年、江戸に戻った加代、主水と再会、主水も秀も裏稼業から足を洗っていた。加代は「3人で裏稼業の仕事を再開しよう」と持ち掛けるが、2人とも、裏稼業をする気が全く無かった。しかたなく加代は食い扶の為に門付けを始めようと壊れた三味線の張替えを頼みに行き2人の親子に出会う。実はこの2人、闇の裏稼業、仕事人のおりくと勇次であった。おりくはある人物より仕事人であることを強請られていた。主水とおりくは偶然にも互いに裏稼業の仕事人であることを知る。その後、ある人物に強制され、おりくを強請って最終的に飛び降り自殺した女の恨みの言葉を聞いた主水は、裏稼業への復帰を決意する。加代と秀を呼び出し仕置きを再開することを宣言した。そこへ、おりく・勇次が現れ、主水たちに協力を申し出る。1度きりの条件付で手を組んで一味を抹殺したが別の事件をきっかけに、2つの仕事人は1つに統合。新しい仕事人が誕生した。
「必殺」シリーズ第19作!中でも大人気の中村主水「必殺仕事人」シリーズ第3弾 「必殺仕事人」「新・必殺仕事人」から続く第3弾。藤田まこと演しる中村主水らおなじみの仕事人たちに加え、当時ジャニーズアイドルのひかる一平が新メンバーとして登場。 再びチームを組む主水、秀、勇次、加代、おりくだったが、殺しの現場をある若者に目撃されてしまう。その若者は、西洋医学を志し、医学所に入るべく受験勉強中の順之助。主水たちは掟にのっとって順之助を始末しようとするのだが…。
中村雅俊、高峰三枝子をメーンキャストに迎えた「必殺」シリーズ第20作 藤田まこと扮する中村主水が登場しない非主水シリーズの一作。殺し屋が3人というシンプルな設定や“レントゲン殺し”など、初期シリーズへの原点回帰が見られる。 蘭学を修めた女医である鳴滝忍は、表稼業では人の命を救い、裏稼業では“カマイタチの忍”の異名を持つ渡し人。忍は母の形見の指輪で頚動脈を裂く必殺技を武器に、鏡研ぎ師の惣太、人足の大吉らと共に、悪人たちを三途の川の向こう岸へ渡していく。
「必殺仕事人」シリーズ第4作!仕事人チームが再結集し、弱者の晴らせぬ恨みを晴らす 藤田まこと主演による人気時代劇「必殺仕事人」シリーズ第4弾。弱者を救うための必要悪として生き、金を受け取って悪人を裁く仕事人による殺しの妙技は必見。 仕事人チームを解散して半年。裏稼業を休業する中村主水の下に2つの殺しの依頼が舞い込む。私利私欲の絡んだ依頼と睨んだ主水がその依頼を断った直後、主水は何者かに命を狙われることに。その頃、かつての仕事人仲間であった秀たちが江戸へ舞い戻っていた。
三味線屋・勇次の活躍を描いた「必殺」シリーズ第22作 「必殺仕事人」シリーズの三味線屋・勇次が、大奥を追放されたお国らと共に、裏稼業の仕切人として悪人を退治する痛快時代劇。京マチ子、中条きよしらが仕切人を好演。 大奥中臈頭・お国は、大奥内の権力抗争に巻き込まれ、侍女のお清と共に江戸城を追放される。浅草で易者を始めたお国は、口封じのために命を狙われたことから、殺し屋・仕切人の勇次や新吉らと出会い、彼女自身も仕切人として弱者の恨みを晴らしていく。
法で裁けぬ悪党を処刑人たちが闇に葬る人気時代劇「必殺シリーズ」第23弾 秀(三田村邦彦)と勇次(中条きよし)に代わって、組紐屋の竜(京本政樹)と花屋の政(村上弘明)が新たに登場。ふたりの意気込みは評価され、出世作となった。 中村主水、加代、西順之助、おりくは、ある一家の恨みを晴らすため下総に赴く。その時、組紐屋の竜と花屋の政も仲間に加わった。それから数カ月後、主水のチームに竜と政が加入。新生仕事人が、裏家業として、悪党共を次々と始末していく。
必殺シリーズ第24作。個性派俳優・津川雅彦を中心としたチームが悪人を葬る! 本作の特徴は、すでに依頼を受けていることにある。だが、依頼を受けた元締・多助が死亡したため、橋掛人たちは、毎回残された手掛かりを元に依頼人と標的を探る。 橋掛人の元締・多助が何者かに襲われ、娘・お光に印の付いた地図を残して息絶える。多助が橋掛人だと知らないお光は、知人のおくらに相談。そんな中、お光がさらわれ、依頼人が殺されてしまう。かくして、元橋掛人たちが集結し、依頼を執行していくことに。
「はぐれ仕事人」が助っ人に加わる「必殺シリーズ」第25弾 新加入した京本政樹、村上弘明が主婦層の支持を得て、第二次仕事人ブームを呼んだ「必殺仕事人V」の続編。裏家業を束ねる「闇の会」の登場で仕事人界に新たな掟が…。 仕事人組織「闇の会」から、何でも屋の加代が仕事を引き受けてくる。しかし相手が大物の神尾将監と知ると、主水も組紐屋の留、鍛冶屋の政も難色を示す。そんな時、処刑で元締を失い裏家業ができない壱、弐、参の3人が助っ人として使ってほしいと願い出る。
人気キャラクター・飾り職人の秀を主人公に据えた必殺シリーズ第26作目 秀率いる仕事人チームの仲間を秋野暢子、笑福亭鶴瓶、西郷輝彦ら豪華俳優陣が熱演。当時人気のゲームソフトから題材をとり、これまで以上にアクション要素が強化された。 かつて仕事人チームのメンバーだった秀は、闇の殺し屋・神楽坂宗右衛門の配下となっていた。秀は一目ぼれした吉原の遊女見習い・若紫を身請けする金を作るため、日本全国を飛び回る中、もう1つの闇の殺し屋・向島仁十郎一派との抗争に巻き込まれていく。
主水、鍛冶屋の政以外のレギュラー陣を一新した必殺シリーズ第27作目 前作「必殺仕事人V激闘編」に続く主水シリーズで、新たな仕事人・夜鶴の銀平と便利屋のお玉が登場する。当時の流行や社会現象も盛り込まれ、コメディ要素がパワーアップ! 南町奉行所同心の主水は、百軒長屋の出張番屋詰めを命じられる。そこで、長屋の住人たちを食いものにする普請方組頭、高森と口入れ屋、上総屋らの悪業を知る。主水は裏稼業をする銀平、お玉、それに昔なじみの政、順之助らと新たな仕事人チームを結成する。
仕事人に命を狙われる主水…!「必殺シリーズ」第28弾 三浦友和演じる大道芸人の影太郎、絵馬坊主の蝶丸役の桂ざこばら、今回も個性的な新キャラクターが登場。鋭い分析力を持ち、素性も謎の影太郎は屈指の名キャラクターに。 百軒長屋全焼の責任を負って左遷された主水。順平と銀之助の死後、裏家業は休業状態となり、ある事件をめぐり同業の仕事人から命を狙われてしまう。便利屋から大道芸人となったお玉は主水殺しを依頼され、真相を知ろうと大道芸人の影太郎を連れやってくる。
「必殺シリーズ」第29弾、連続ドラマシリーズのフィナーレを飾る! 1972年から続いた最終章は、チャンバラ映画のようなハメを外した異色作。元義賊三人組を主人公に展開していくが、最終話にシリーズの顔、主水役の藤田まことが登場する。 元義賊三人組・カルタの綾太郎、早縄の清次、すたすたの松坊主の元にかつて三人が愛した女性の娘・お七がやってきて一緒に住むことに。江戸に渦巻く悪に怒る純粋な彼女を見た三人は「幻の世直し三人組」を結成し、次々と悪を退治していく。
藤田まこと主演の人気時代劇「必殺仕事人」シリーズ第9弾 三田村邦彦が「秀」役でレギュラー復帰したほか、滝田栄、中村橋之助、酒井和歌子らがレギュラー初参加。当時の時事ネタを盛り込んだバラエティあふれるストーリーが展開。 南町奉行所同心・中村主水は、姑や嫁にいびられまくる婿養子。だが、裏の顔は仕事人と呼ばれる殺し屋だった。主水を筆頭に、かんざし屋の秀、時計師の夢次、首切役の山田朝右衛門、百化けのお歌、大奥に仕える元締めの初瀬ら仕事人が悪の退治に乗り出す。
江戸の悪党を始末する仕掛人・藤枝梅安の活躍を描いたシリーズの劇場版第2弾 藤枝梅安を演じるのはTVシリーズと同様、緒形拳。善人は善人らしく、悪人は悪人らしく、それぞれ人間味のあふれた姿を見せてくれる。梅安の暗殺シーンも見どころ。 ある日の夜、鍼医者・藤枝梅安は謎の浪人に襲われた。だが人違いと分かると、浪人はそのまま闇に消えていった。数日後、梅安は急速に財を成した伊豆屋長兵衛の暗殺を依頼される。伊豆屋を探っていると、梅安を襲った浪人・小杉十五郎と出会う。
池波正太郎の原作小説を映像化した時代劇シリーズの劇場版第3弾 次々と殺人を犯す盗賊団。その首領は、仕掛人・藤枝梅安の昔の女だった。岩下志麻が見せる悪女ぶり、わなに掛かった梅安の危機、緊迫のラストなど、娯楽要素は多数。 正月の雪の降る夜、漆屋問屋の小津屋一家が惨殺された。この事件は、小津屋の後妻に入った盗賊の首領・お千代が手引きしたものだった。今は堅気になっている元盗人・小兵衛は、彼女を立ち直らせるために、お千代の子分たちの始末を仕掛人に依頼するが…。
中村主水ら仕事人たちが死闘を繰り広げる人気時代劇「必殺シリーズ」の劇場版 藤田まこと演じる中村主水を始めとした仕事人と、彼らを殲滅しようとする殺し屋集団との熾烈な戦いが描かれる。仕事人たちそれぞれの心情が窺えるエピソードも必見。 奉行所の同心・中村主水は、裏では仲間たちと共に「仕事人」という非情な稼業をしている。ある時、お君と名乗る女が「愛しい人の仇を取ってくれ」と言って現れる。殺す相手は売女宿の主・伝次。その手下でお君の情婦・仙太が姿を消していることが分かるが…。
忍者、新選組、異人の殺し屋らが入り乱れて活躍する劇場版「必殺!」第2弾 幕末の時代背景を組み込んだストーリーを軸に、コメディ要素満載で仕上げた異色作。明石家さんまの沖田総司、西川のりおの土方歳三、笑福亭鶴瓶などの出演も話題を呼んだ。 南町奉行所同心・中村主水が警護していた駕篭が何者かに襲われ、密書が奪われた。それは帝の悪用を防ぐために建てられた「黒谷屋敷」の権利書と絵図面。筆頭同心・田中と主水は京都へと向かう。道中で仲間も加わり、事件の真相を探ろうとするが…。
闇の金融集団と対決する仕事人たちの死闘をハードに描いた劇場版「必殺!」第3弾 前作から作風が一転し、全編通してシリアスに物語が進む。重く暗いストーリー、仕事人たちが苦戦する展開、純時代劇然とした迫力ある殺陣など、見逃せないところばかり。 南町奉行所同心・中村主水の同僚である清原が殺された。彼は舛屋という両替商をゆすっていたという。清原の妻・おこうは舛屋の代理人・真砂屋を訪ね、彼が殺したことを白状させる。一方、主水は別件で舛屋を訪ね、清原殺しが舛屋の手によるものと知る。
巨匠・深作欣二がメガホンを取った「必殺!」シリーズの劇場版第4弾 ゲストの千葉真一や真田広之、JACメンバーをフル活用したシリーズ屈指の大活劇。長屋を破壊しながら戦う千葉真一VS蟹江敬三の一騎打ちなど、深作アクションが全開。 南町奉行所に、女と見まがうほど美しい奉行・奥田右京亮が着任。同じ頃、貧しい長屋で旗本愚連隊が暴れ回り、1人の浪人が命を落とす。浪人の娘の依頼を受けた中村主水は事件の真相を探り始めるが、その裏には老中や将軍を巻き込んだ陰謀が潜んでいた。
私腹を肥やす勘定奉行と謎の殺戮集団に仕事人が立ち向かう劇場版「必殺!」第5弾 酒井法子、天本英世らがゲスト出演。罪のない町人たちを一顧だにしない重職者たちの振る舞い、仕事人稼業から足を洗った政の恋、敵役である地獄組との戦いなどは見どころ。 金を乗せた御用船が、無宿人たちの反抗によって沈没した。後藤家の女中・お浅は、思いを寄せる与七がその船に乗っていたと知り、川へ身を投げようとする。だが元仕事人の政に彼女は助けられた。一方、中村主水らはある不穏な仕事を依頼される。
藤田まこと主演によるTV時代劇「必殺!」シリーズの劇場版第6弾 葛飾北斎の謎の死をきっかけに、ある陰謀の真相に中村主水ら仕事人が立ち上がる。藤田まこと、菅井きん、三田村邦彦、中条きよしら、おなじみのキャストが出演。 そろそろ今までの生活に区切りをつけようと考えていた主水は新たな生活の準備をしていた。その頃、町絵師の葛飾北斎が謎の死を遂げ、北斎の娘・お栄が1枚の似顔絵を手掛かりに、主水に仕事を頼む。やがて、主水は町で似顔絵によく似た捨蔵に出会うが…。
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「必殺」シリーズ第10弾。主水&念仏の鉄のゴールデンコンビが復活! 壮絶なラストにシリーズ最高作の呼び声も高い、仕切り直しのヒット作。主水と鉄がそろい踏みしたほか、元阪神タイガースの藤村富美男率いる闇組織「寅の会」など賑やか。 暦の寅の日、句会と称し集まっては、殺しの談合を行なう「寅の会」が江戸にはびこっていた。鉄は巳代松、正八、おていと「仕置人」を組み、寅の会で殺しの依頼を競り落とし請け負う毎日。だがある日、標的が中村主水だと知り驚いた鉄は、本人に警告に行く。
「必殺」シリーズ第11弾。東海道五十三次の宿場を巡る「殺し旅」を敢行! シリーズ初の「旅もの」を確立。安藤広重の「東海道五十三次」の13枚の絵を通じ殺しが発注される、高野長英が殺しの組織に加わるなど実在の人物を巧みに取り入れた好編。 「天保太夫一座」の座長・泣き節お艶は、陰で闇仕事を請け負うからくり人。幕府の手を逃れてきた男をかくまったが、そのことから火をつけられ小屋を失ってしまう。そんなお艶に絵師・安藤広重が、絵にあぶり出しで描いた標的を殺してほしいと依頼をしてくる。
憑依現象あり、幽体離脱あり!「必殺シリーズ」でまさかのオカルトを扱った異色作 超常現象がテーマの必殺シリーズ第14弾。斬新な内容から視聴率はシリーズ史上最低の2.1%を記録するが、一部で絶大な支持を獲得し、今なお語り継がれる伝説の作品! 「先生」と呼ばれる行者には、死者の声を聞くことができるなど不思議な力があった。先生は旅先で記憶喪失の「おばさん」と、怪力を持つ男装の女性「若」と出会い、ともに行動をするように。彼らは行く先々で死者の恨みを聞き、その恨みを晴らしていく。
必殺シリーズ第18弾!大ヒット「必殺仕舞人」から続く、女の恨みを晴らす“仕舞旅” 第16弾にあたる人気作「必殺仕舞人」の続編。シリーズを通してのメインキャラである中村主水が登場しないにもかかわらず続編が制作されたのは、この「仕舞人」だけ! 鎌倉・本然寺の善行尼のもと、まさに尼になろうとしている京山とおはな。そこに直次郎が駆け込んでくる。手踊一座の娘たちが騙されて女郎として草津に売り飛ばされてしまったというのだ。仲間の危機に、京山たちは再び仕舞の旅に出ることにする。
警視庁西部警察署捜査課の大門部長刑事 (渡哲也) を中心とした“大門軍団”の刑事たちと、それを見守る木暮課長 (石原裕次郎) が凶悪犯罪に立ち向かう姿を描くポリスアクション作品。テレビドラマの枠を超えた派手なアクションシーンやカースタントなどは視聴者をクギ付けにした。
平蔵(中村吉右衛門)ら火付盗賊改方は、船宿「松島屋」の二階座敷で極悪非道の盗賊・網切の甚五郎(大杉漣)一味を捕えようとするが逃走され、密偵・馬返しの与吉(本田博太郎)を失ってしまう。一方、元盗賊・鷺原の九平(小林稔侍)は、四十年ぶりに故郷・加賀金沢の田近谷を訪ねていた。九平が地蔵堂の中で雨宿りをしていると、軒先に三人の男がやってきて、平蔵暗殺の密談を始めた。その中の頭領こそ、甚五郎だった。九平の江戸での仕事は、居酒屋「加賀や」の亭主。その芋酒は地元でも評判だった。ある日、加賀やに着流し姿の平蔵がやってきた。夜鷹のおもん(若村麻由美)にも、わけへだてなく接する平蔵に九平は感服する。その帰り、平蔵は浪人たちに襲われるが、これを一蹴。それを見ていた九平は、おそるおそる平蔵のあとをつけた。たどり着いた先は、火付盗賊改方の役宅。平蔵は、九平の尾行に気づいており、おやじ、ご苦労と言い放ち役宅に入っていった。驚いた九平は、店をたたみ行方をくらませてしまう。そんな中、江戸に舞い戻っていた甚五郎一味が、三件の畜生ばたらきを起こし、平蔵たちは執念の探索を開始する。そのころ、行くあてもなく途方に暮れていた九平を、密偵・大滝の五郎蔵が偶然見かけ、声をかける。
「職業、鬼。」池波正太郎原作の人気TV時代劇シリーズ『鬼平犯科帳』第2弾!
第50作目のNHK大河ドラマとして、2011年に放送された作品。主人公・江を演じたのは、ドラマ『のだめカンタービレ』のヒロインを演じて一躍大人気となった若手女優・上野樹里である。上野樹里は初めての大河ドラマ出演で、主演の大役を果たすことになった。脚本を担当したのは、2002年のNHK連続テレビ小説『さくら』で橋田賞を受賞し、2008年には日本国内だけでなく、アジアでも大ヒットする作品となったNHK大河ドラマ『篤姫』の脚本を手がけたことで知られる田渕久美子である。『篤姫』に続く、女性を主人公とした大河ドラマに多くの期待が集まった。戦国の世の中、織田信長(豊川悦司)の妹・市(鈴木保奈美)は北近江の浅井家に嫁ぐことが決められてしまう。それは京の都に上洛することをもくろんだ兄・信長が、その道の途中にある近江の浅井家と同盟を結ぶために決めた政略結婚であり、市にとってはまったく気の進まない婚姻であった…。しかし、結婚相手の浅井長政(時任三郎)に出会った市は、その優しい人柄に触れ、長政のことを大切な伴侶だと思うようになる。やがてふたりは仲睦まじい夫婦となり、茶々(芦田愛菜)、初(奥田いろは)と名付けたふたりのかわいい娘に恵まれ、幸せな生活を送るようになった。その矢先、夫・長政と兄・信長ははからずも敵対関係となり、浅井家と織田家の全面戦争が勃発してしまうのだった…。
オレオレ詐欺グループを率いる美しきボスと、ミナミの鬼・萬田銀次郎が激突! 金銭的事情からオレオレ詐欺の片棒を担がされるストーリーは、現実でも十分あり得る状況でつい感情移入してしまう。詐欺グループのボスとの凄みのあるだましあいも必見。 大阪ミナミの金貸し・萬田銀次郎のもとに喪服姿の女性・一文字莉紗が現れた。身内の不幸で金が必要だと涙ぐむが、それは全て芝居。彼女はオレオレ詐欺グループのボスだった。その後、銀次郎は奨学金の返済に苦しむ青年・時男と出会うのだが…。
文さん&平さんというシリーズ屈指の名コンビが活躍!必殺シリーズ第3作目 「必殺仕掛人」の世界観を受け継ぎつつも、残酷な描写を抑えめで作られたシリーズ。文さんと平さんの軽妙洒脱なキャラクターが楽しいが、後半は彼らの苦悩も描かれる。 元大盗賊の清兵衛は、現在は大工を営みつつ助け屋稼業を開いていた。助け人は依頼があればどんな仕事も請け負う何でも屋。そこで働く文十郎と平内はその腕っぷしの強さを生かし、表では解決できない仕事を“闇の助け人”として解決していく。
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