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1959年に初演され大ヒットした同名ミュージカルの映画版で、1965年に公開された。原作は主人公のモデルであるマリア・フォン・トラップの自叙伝『トラップ・ファミリー合唱団物語』である。原作の自叙伝、ミュージカル、そして映画ともに世界中で大ヒットし、今もなお世界中の老若男女から愛されている名作だ。劇中では「エーデルワイス」「私のお気に入り」「ドレミの歌」など、誰もが一度は聞いたことがある名曲が使用されている。物語も主人公の成長ストーリー、恋愛、そして子どもたちとのふれあいなど、ほのぼのする展開から、迫り来る戦争の影や緊張感あふれる脱出劇まで幅広く展開する。歌うことが大好きで自由に憧れる修道女見習いのマリア(ジュリー・アンドリュース)は、そのおてんばぶりから、ほかの修道女たちにからかわれつつも愛される存在だった。ある日、修道院長(ペギー・ウッド)から、トラップ大佐(クリストファー・プラマー)の子どもたちの家庭教師になるようにすすめられる。修道院長のすすめを最初は断るマリアだったが、最終的にトラップ邸に向かう。そこでマリアを待っていたのは、何人もの家庭教師がさじを投げた7人の子どもたちだった。子どもたちからの「手厚い」歓迎もマリアは動揺せず受け入れ、次第に子どもたちもそんな彼女に心を開き始めていくのだが…。

ザ・フォー・シーズンズの名曲の裏に隠された、4人の若者をめぐる挫折と栄光の物語 ブロードウェイの大ヒットミュージカルを、当時84歳のクリント・イーストウッド監督が若々しく映画化。マフィアのボス役をクリストファー・ウォーケンが好演！ ニュージャージーに住むフランキーは、マフィアのボスを涙させるほどの美声を持つ少年。幼なじみのトミーは彼と才能ある作曲家ボブをバンドに迎え、デビューを目指す。そして遂に「シェリー」が大ヒット。彼らはたちまちスターの階段を駆け上がるのだが…。

青年ミュージシャンの愛と復讐を描いた傑作ロックミュージカル デ・パルマ監督作に多数出演したウィリアム・フィンレイの出世作。数々の良質な劇中歌を制作したポール・ウィリアムス自身が、腹黒いヒールとして音楽青年と対峙している。 大手レコード会社の社長・スワンに楽曲を盗まれた天才ミュージシャンのウィンスロー。その後冤罪で収監されるが脱走し、スワンのレコード工場に忍び込んで機械を破壊しようとするがプレス機に巻き込まれてしまう。ウィンスローは怪人と化し…・

突如映画の世界に迷い込んだ2人の運命は…。歌とダンスが満載の青春ミュージカル アメリカのティーンに絶大な人気を誇るロス・リンチが60年代ミュージカル映画の世界でノリノにの踊りまくり！そのハイレベルな歌＆ダンス、そして甘いマスクに目が釘づけ。 恋人のマッケンジーから別れを告げられたブレイディ。進学のため海辺の町を離れることを決めたマッケンジーは、最後のサーフィンに出かけていく。だが折しも町には嵐が近づき、ブレイディは彼女の救出に向かうが、2人もろとも見知らぬ浜へと流されてしまう。

演出家ボブ・フォッシーの華麗な自叙伝。ひとりの男を通し、ショービジネスの裏を描く 「シカゴ」の生みの親ボブ・フォッシーの自伝的作品。全編にちりばめられたミュージカルシーンは、躍動感あふれて心躍らせる。カンヌ国際映画祭でパルム・ドールに輝いた。 イルミネーション輝くショービジネスの頂点ニューヨーク。ミュージカル監督ジョー・ギデオンは、酒とタバコと女、そしてステージに明け暮れる日々を送っていたが、過労で倒れてしまう。薄れゆく意識の中で自らの人生を回顧する彼の前に、美しい天使が現れ…。

本国インドで2009年に公開され、当時のインド映画歴代興行収入記録を塗り替えた大ヒットコメディ映画。 舞台は超難関とされる名門工科大学。未来のエンジニアを目指して入学してきた写真好きのファルハーンは、なんでも神頼みをするラージューとルームメイトになる。ある日の夜、上級生の手厳しい新人歓迎会のときに、ランチョーという変わり者が遅れてやってきて上級生を煙に巻き、彼らは意気投合する。３人はいつもつるんでは校内で騒動を起こし、「３バカ」と呼ばれるようになった。 ランチョーは柔軟な発想力と圧倒的な学力で周りを驚愕させるも、競争社会至上主義を必要以上に押し付ける学長に対して、たびたび異議を唱えていた。そんな態度を快く思わない学長から「３バカ」は目の敵にされてしまう。しかも、ランチョーが学長の娘のピアと恋仲になったことが発覚すると、３人に退学命令が下されてしまう…。彼らは無事に卒業できるのか？ 主人公のランチョーを軸とした大学生活と、卒業後10年を経過した今とが折り重なってストーリーが紡がれていく。

『ドリームガールズ』は、2006年12月公開のミュージカル映画。原作はブロードウェイ・ミュージカルの『ドリームガールズ』。監督は、『シカゴ』の脚本を手掛けたビル・コンドン。女性シンガーグループとして生まれた3人組「ザ・ドリームス」のデビュー、メンバー脱退、新メンバーの加入、メンバーのソロ・デビューを描く。アカデミー賞では、ジェニファー・ハドソンが助演女優賞を受賞。そのほか、美術賞、衣装デザイン賞、歌曲賞と多くの賞にノミネートされた作品だ。アメリカの地方都市、デトロイト。ディーナ(ビヨンセ・ノウルズ)、エフィ(ジェニファー・ハドソン)、ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)の女性3人が、「ドリーメッツ」としてオーディションを受けていた。カーティス・テイラー・Jr.(ジェイミー・フォックス)が目をつけ、グループ名を「ザ・ドリームズ」と変えデビューすることになる。彼女たちは、男性歌手であるジェームス・“サンダー”・アーリー(エディ・マーフィ)の、バックコーラスの仕事を任されるが…。

ストリートミュージシャンの男と移民の女、ダブリンの街角で出会ったふたりの恋物語 アイルランドのバンド「ザ・フレイムス」のG・ハンサードとチェコのシンガーソングライター、M・イルグロヴァ共演。彼らの書き下ろし楽曲が、戸惑いの恋模様を色づかせる。 男は穴の空いたギターで歌うストリートミュージシャン。女はチェコからの移民で、楽しみは楽器店でピアノを弾くこと。ダブリンの街角で出会ったふたりは意気投合し、一緒にセッションする中で惹かれ合っていく。だが、ふたりともしがらみを抱えていて…。

高校生の青春を描くミュージカル第2弾。今作のヒロインはミシェル・ファイファー ディスコ・ブームを巻き起こした「サタデー・ナイト・フィーバー」のロバート・スティグウッドが製作を続投。今作は60年代が舞台で、当時の音楽が物語を彩る。 新学期を迎えたライデル高校は仲間たちとの再会に沸く。ステファニーをリーダーとするピンク・レディーズのメンバーは相変わらずつっぱっている。そんな中、イギリスからマイケルという男子が転校してきた。彼は、ステファニーに恋をするが相手にされない。

20世紀を代表するミュージカルスターである、ジュディ・ガーランドの出世作。『オズの魔法使い』を原作にした映画の中でも、特に知名度が高い作品である。今作でガーランドが歌った「虹の彼方に」は映画の枠を超え、世界中で愛される楽曲になった。カンザスに住んでいる少女・ドロシー(ジュディ・ガーランド)は、巨大な竜巻に巻きこまれ、家とともに空高く飛ばされてしまう。ドロシーと家がたどり着いたのは、カンザスとは似ても似つかない魔法の王国・オズだった。突然の出来事に驚くドロシーだったが、オズの住民や魔女のグリンダ(ビリー・バーク)は、彼女を英雄として歓迎する。東の悪い魔女が、落ちてきたドロシーの家の下敷きになって死亡したのだ。しかし、東の魔女の妹である西の悪い魔女(マーガレット・ハミルトン)がやってきて、ドロシーに復讐しようとする。ドロシーはカンザスに戻るため、帰る方法を知るオズの大魔法使い(フランク・モーガン)に会いに行こうとするが…。