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目次
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『エースをねらえ!』は、1973年10月から1974年3月にかけて放送されたスポ根テニスアニメ。ひとりの女子高生が、苦難を乗り越えて一流テニスプレイヤーに育っていく姿を描いている。原作は山本鈴美香の漫画。
元プロテニスプレイヤーの松岡修造などは原作をバイブルとしており、ウィンブルドンのセンターコートに持ち込んだという逸話もある。アニメ版の制作は毎日放送と東京ムービー。『あしたのジョー』『ガンバの冒険』などを手掛けた、出﨑統が演出を務めている。
名門・県立西高テニス部。そこへ軽い気持ちで入部した女子高生・岡ひろみ(高坂真琴)は、新任の鬼コーチ・宗方仁(中田浩二)になぜか目をつけられ、猛特訓の日々がはじまる。その結果、周囲からは宗方コーチに贔屓されていると見られてしまい、いじめに遭っていくひろみ。
一時はテニス部を辞めようとするが、お蝶夫人と呼ばれる女子テニス部のエース・竜崎麗香(池田昌子)や、男子テニス部のエース・藤堂貴之(森功至)らに励まされ、なんとかテニスを続ける。そしてひろみは次第に才能を開花させていき、ライバルたちと熱い戦いを繰り広げていく…!
テニス王国のシンデレラ
テニス王国、県立西高校一年生、岡ひろみは、親友、愛川マキと共にテニス部の初心者(ビギナー)であった。ある日、学校帰りの寄り道のスポーツ用品店で西校のエースお蝶夫人こと竜崎麗香に出会う。彼女はラケットの予約で店に立ち寄ったのだが、一時間後にしか届かないことがわかり、ひろみに代行を頼んで去って行く。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
選手はおまえだ!
練習中にいまさら基本練習かとわらわれながらも、ひろみは、宗方にテニスの中心メンバーは他にいると抗議する。聞き入れてもらえないひろみがトボトボ歩いていると、生徒会長の藤堂と男子テニス部キャプテンの尾崎にぶつかる。足早に去って行くひろみを見送りなぜ彼女が選ばれたか疑問に思う藤堂に、尾崎がコーチはきっと彼女に何にかを見つけたのだろうと言う。練習が終了してからひろみはお蝶夫人にしごかれる。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
涙の地区予選
ひろみは画鋲の怪我でコーチに休部届けを出したものの、ささいな傷であることがバレて、一人残されコーチに特訓を受ける。次の日、学校に向かう途中、マキとひろみはコーチの悪口を言っていると、藤堂に聞かれてしまうが、「とにかく予選に出てベストを尽くせ!!」と励まされる。大喜びしたひろみは、逆にファイトを燃やしだす。だが、テニス部のラケットはすべて修理に出され、自分用のラケットを持たない、ひろみは途方に暮れてしまう。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
テニスコートの対決
足のケイレンで、試合を棄権したひろみは、控室で休養中、他のメンバーに悪口を浴びせられる。気持ちが落ちこんだひろみは、家へ帰ろうとすると、生徒会長の藤堂が、自転車でやって来て、足が悪いから送ってやると誘う。憧れの先輩と一緒に家に帰るひろみ。翌日、音羽京子が「なぜ自分が選手がダメで、ひろみがいいのか試合で納得いくまでやらせて欲しい」と申し出る。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
鬼コーチにぶつかれ!
お蝶にラケットを失くしたことを詫びるひろみ、しかしお蝶は、ひろみより、音羽にそんなことは忘れろと、ひとこと言って去って行く。ひろみは、自分がお蝶に見離されたと思って落ちこむ。だがそんな彼女の気持ちと裏腹に、コーチの特別訓練が、ひろみを扱く。その様子を見ていた部員達は、絶対ひいきだと文句を言うが、お蝶だけは、確実に彼女が上達していくのを見抜いていた。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
ああ!準決勝の日
準決勝当日。結果は相手がひろみのペースに巻き込まれ、ひろみの勝ちに終わった。喜ぶマキとひろみ、だが宗方は、今日の試合は、お前の実力ではないと一喝する。試合後の練習で、ひろみは天候によるペースの乱れを訴えるが、宗方はそれを克服してこそ実力だと助言する。家に帰る途中、ひろみはラケットのガットを張り直そうと店に寄るが、偶然、藤堂に出会い、ガットを張り直してもらう。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
弾丸サーブのお蘭!
ついに決勝戦が始まった。ひろみの相手は加賀高の緑川蘭子、殺人スマッシュのお蘭。ひろみは、お蝶夫人にもて遊ばれるようにやられた、相手高の選手に自分をダブらせてしまい、音羽のいやみもプレッシャーになり、その場から逃げ出すが、宗方に捕まり、逃げてどうなると言われ、我に返る。ひろみはコートに立ったものの、相手にならないほどにやられる。藤堂もひろみを見ていて、まず気迫で負けていると判断する。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
赤いバラの挑戦
お蝶夫人の事件をきっかけに、テニス部は臨時部会を開く。内容はお蝶夫人に対するコーチの行為より、宗方が岡を依怙ひいきすることに全員が不平不満をぶちまける。しかしその場を鎮めるがごとく藤堂が、実績があるコーチだから彼女を見込んで一生懸命練習してるんじゃないかと発言する。音羽達は強引に納得させられたものの、明日お蝶夫人が来なかったらテニス部を辞めると言い出す。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
白熱のマッチポイント!
明日からは県大会の個人戦。気分が落ち着かないひろみは、いつかの体育館へ足を運ぶ。そこで練習していると、宗方が背後から現れ、勝手な練習はよせと言って、彼女の気持ちを安静にさせるため食事に連れて行く。個人戦当日、一回戦で異例の同校の選手同志が対戦することとなる。その二人とはひろみと竜崎。イヤがるひろみに加賀高の蘭子が、「相手が誰であろうとベストを尽くして戦うことが相手に対する礼儀」とハッパをかける。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
涙の退部とどけ
竜崎麗香の家に宗方が訪ねてくる。その話の内容は、新人の岡ひろみを、他県との大会メンバーに入れて、再教育し、将来的にジュニアテニス選手のメンバーとして育てたいらしいのだ。それを立ち聞きしてしまった麗香はテニスの女王として、強い敵対心を燃やす。ある雨の日、お蝶はひろみを呼び出し、私かテニスかどちらか一つを選べと詰問する。ひろみは自分にテニスをやめさせたいんだと感じて宗方に退部届けを提出する。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
恐怖のスピンドライブ!
今日からテニスにもどるひろみ、県大会の決勝戦を三日後に控え、練習がはじまる。お蝶の目が気になるものの、テニスをやめた時の苦しみに比べたらこの辛さは耐えられると、お蝶夫人のスピンボールを向かえ打つ。その後、ひろみはコーチの命令で一人残って千本サーブの素振りをしていた。そこへ藤堂がやって来て、ひろみとの対戦相手、南星高のキャプテン日向の話をする。彼女のスピンドライブは県下随一と聞いて、恐れるひろみ。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
決戦!お蝶対お蘭
県大会で勝ったひろみは、学校中で持てはやされる。お蝶夫人につぐ大活躍の新人と、宗方は明日の県大会優勝に向かって、ひろみたちに猛特訓を開始する。それを見た他の選手が、生意気だとか図にのっていると陰口を叩くが、気が立っているお蝶に一喝される。それは明日の決戦の相手が、加賀のお蘭だからだ。練習の後、ひろみは蘭子に出会う。蘭子は、ひろみの上達ぶりを誉めて、明日の個人戦決勝でお蝶に勝つと宣言する。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
すき!すき!すき!藤堂さん
優勝祝いに、竜崎邸宅パーティーが開かれる、外では音羽京子が病気に冒され腕が動かないことを理由に退部届けををコーチに提出する。選手で活躍させてくれなかったコーチを怨むと言って去って行こうとするが、コーチがもう少し待つように彼女を説得する。会場では、ひろみや竜崎達が、テニス連盟の国際レベル代表選手に選ばれたことを発表していた。彼女達は全国各地から数名選ばれる県の代表になれたのだ。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
燃えろ!木枯しの特訓
関東大会に向けて、岡と竜崎のダブルスの訓練がはじまる。ことごとくお蝶の足を引っ張るひろみ、落ちこむひろみ、それに追い打ちをかけるように宗方がひろみに、見切りをつけたらお前をつきはなす用意はいつでもできていると言う。お蝶夫人に嫌われ、その上大好きなテニスからも見放されようとしているひろみ。次の練習のとき、音羽が力をつけてやると、テニスの相手をかって出る。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
ダブルスコンビ誕生の秘密
相変わらず息が合わない、岡と竜崎、愛想を尽かしたお蝶は練習のため音羽とダブルスを組む。ひろみになったつもりで協力する音羽、それを見た他の選手が練習後音羽は見事なコンビネイションだったことをみんなに誉められるが、お蝶夫人が合わせてくれたから、岡さんの時もそうすれば、よいダブルスが組めると発現するが、口をはさむなとお蝶に叱られる。お蝶に見放されたような気持ちになり、気を落とすひろみ。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
恐怖の竜巻サーブ!
関東ジュニア選手権で岡と竜崎の対戦相手が決まる。東京代表、昭和校の木原と飯塚、熟練によるフォーメーション攻撃と竜巻サーブを武器とする最強のダブルスコンビ。お蝶はひろみに「あたしは全力を尽くします」と捨てゼリフ言って去って行く。ひろみは、パートナーなんかいらず一人で試合するという意味に取る。しかしひろみも、力の限り戦って必ず勝つと心に誓う。試合当日、お蝶は個人プレーで試合を進める。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
うなる!魔のツイストサーブ
試合は第2セットが始まろうとしていた。お蝶は改心してひろみの協力を認めるようになったが、ひろみには竜巻サーブの集中攻撃が襲って来る。しかし、お蝶の防御によって第二セットはなんとか勝利する。休憩中、宗方は「相手がどんな攻撃にこようともふたりの協力こそ最大の武器だ」と忠告する。今度相手は竜巻スマッシュでひろみに集中攻撃してくる。お蝶はひろみに「飛び上がってバウンドした頂点をたたけ」と指示する。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
黒いスパイを叩け!
宗方はひろみに天性の足の速さを感じていた。しかしそれゆえに今一歩前へ進めないことを見抜く。練習の後、宗方はひろみに「足の速さだけではテニスができない」と忠告する。ひろみは公園でマキを相手に練習する。何が自分に欠けているか、わかるまで訓練しようとするが、マキでは訓練にならない。そこへ黒い服とマフラーで姿を覆った少女が相手をしてやると現れる。明日の同じ時間にここでやろうと約束するひろみ。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
血ぞめの大逆転
関東大会決勝の日、ひろみは大原高の川村という選手に「一年前のことは忘れない」とお蝶夫人に伝えて欲しいとことづてされる。試合中、お蝶は動揺してなかなか調子がでない、それからひろみにライン際やコーナーを狙うマネはやめて、相手の正面に打ち返すよう指示する。ひろみはどうもお蝶の様子がヘンだということとこれでは負けてしまうと困惑し始める。雨が降ってき試合は少し見合わせることとなりベンチで待つ二人。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
朝やけのラリー
朝、ひろみはジョギングの最中、黄色いマフラーの男を遠くから見ていた。彼女はそれを藤堂だと思い込み心の励みにしていた。しかしダブルスの方は少し悩みがあった。今まではお蝶夫人が3分の2の力で自分をカバーしてくれたからなんとか勝ってこれたのだとひろみは、お蝶と対等の力をつけたいため毎日朝練習していたのだ。ある日、運良く藤堂と出会い、テニスの練習の相手をしてもらうことになる。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
あやうし!ダブルス決勝
決勝戦当日、竜崎が事故で腕に怪我をする。宗方は棄権を覚悟するが、お蝶はホウタイを巻いて一緒に頑張ろうと言う。一方相手の選手はお蝶の傷を見て、彼女に集中攻撃する作戦に出る。だがその攻撃が逆にお蝶夫人のやる気を促進させる。それを見てひろみも負けずにガンバル。第一セットはひろみ達のリードで終わるが、第二セットはバテているお蝶夫人を徹底的に叩きのめそうとする。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
卒業試合に涙は無用!
三年生が受験のためテニスをやめる。そのための歓送試合が近々行われる。音羽は自分の腕の状態を宗方に説明して、ひろみとダブルスを組むことをゆるしてもらう。音羽はひろみに彼女のプレーの長所と短所が描いてあるノートを渡し、これを有効に使って歓送試合はベストを尽くして欲しいと頼む。試合当日、お蝶とキャプテンのダブルスに立ち向かうが、音羽の調子が急におかしくなり試合は中断する。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
打ちこめ!この一球を
ひろみは、全国選抜チームの合宿に参加する。宗方はここのチーフコーチなので、各県から選ばれたプレイヤー達を前に心構えを話す。それはこの合宿によって南関東ブロックの選抜メンバーを5名に絞るというのだ。ひろみは、自分は、補欠だけれども、残りたいと強烈に思い、そして宗方は「これからがお前とオレの試練だ」とひろみを見つめて思うのだった。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
コートに舞うラブレター
合宿中、ひろみは藤堂に好きだと告白される。ひろみは舞い上がる。試合もトントン拍子に勝つが、宗方の表情は暗い。ひろみを裏庭に呼び出して詰め寄る宗方。「お前は相手がバテたから勝っただけで、エースを一本も取っていない」と指摘する。宗方はひろみに「いつものエースを狙う、限界までプレーの岡ひろみに戻ってくれ、もしコート以外でお前を燃やすものがあれば俺が取り除く。それが恋であろうとも」と言う。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
男子テニスに負けるな!
最終の練習試合の組み合わせが決まった。お蝶の相手は加賀のお蘭、そしてひろみの相手は男子生徒、木村、ひろみは宗方に「男と女じゃ試合にナラナイ」と抗議するが、宗方は「竜崎と緑川の試合がきっと何かを教えてくれる」と彼女を宥める。お蝶とお蘭の試合がはじまる。お蘭は県大会の試合を清算してやると、いきり立つ。お蝶はいつかこんな日がくると覚悟を決めて全力を尽くして戦う。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
ひろみ対お蝶!最後の対決
選手の選考会議で第二時選抜メンバーの、最後の一人が、難攻していた。それは宗方が他の人の意見を振り切って岡を推薦するからだ。困った議員達はそこまで言うのなら、私達の見ている前で彼女の実力を見せて欲しいと他の人の意見が一致する。了解する宗方、ひろみは特別試合をすることとなる相手はナントお蝶夫人こと竜崎麗香、お蘭は、心配する宗方に、「彼女はきっとあなたの期待にこたえるだろう」とくやしそうに言う。(C)山本鈴美香/集英社・TMS
『エースをねらえ!』は、1973年10月から1974年3月にかけて放送されたスポ根テニスアニメ。ひとりの女子高生が、苦難を乗り越えて一流テニスプレイヤーに育っていく姿を描いている。原作は山本鈴美香の漫画。元プロテニスプレイヤーの松岡修造などは原作をバイブルとしており、ウィンブルドンのセンターコートに持ち込んだという逸話もある。アニメ版の制作は毎日放送と東京ムービー。『あしたのジョー』『ガンバの冒険』などを手掛けた、出﨑統が演出を務めている。名門・県立西高テニス部。そこへ軽い気持ちで入部した女子高生・岡ひろみ(高坂真琴)は、新任の鬼コーチ・宗方仁(中田浩二)になぜか目をつけられ、猛特訓の日々がはじまる。その結果、周囲からは宗方コーチに贔屓されていると見られてしまい、いじめに遭っていくひろみ。一時はテニス部を辞めようとするが、お蝶夫人と呼ばれる女子テニス部のエース・竜崎麗香(池田昌子)や、男子テニス部のエース・藤堂貴之(森功至)らに励まされ、なんとかテニスを続ける。そしてひろみは次第に才能を開花させていき、ライバルたちと熱い戦いを繰り広げていく…!
『新・エースをねらえ!』は、1978年10月から1979年3月にかけて放送されたスポ根テニスアニメ。ひとりの女子高生が、苦難を乗り越えて一流テニスプレイヤーになっていく姿を描いている。原作は山本鈴美香の漫画。1973年から1974年にかけて放送された第1作『エースをねらえ!』のリメイク版であり、原作の第1部終了までが描かれている。アニメ版の制作は東京ムービー新社。チーフディレクターは、『Dr.スランプ アラレちゃん』『ドラゴンボール』などを手掛けた岡崎稔が務めている。テニスの名門として知られる県立西高テニス部。男子部は藤堂貴之(森功至)をエースとして、そして女子部はお蝶夫人こと竜崎麗香(池田昌子)が華やかに活躍していた。そのテニス部に入部した主人公・岡ひろみ(高坂真琴)は、なぜか新任の鬼コーチ・宗方仁(野沢那智)に目をつけられ、連日の猛特訓を強いられる。結果、ひろみは周囲から孤立していき、一時はテニス部を辞めようかとも悩む。しかしお蝶や藤堂の励ましもあり、ひろみはテニスを続けていくことを決意。次第に才能を開花させていく。このひろみの才能を見出した宗方の胸には、ひとつの大いなる挑戦があった…。
山本鈴美香の名作少女コミックを実写ドラマ化したスポーツロマンの完結編 コーチの死を乗り越え、女性テニスプレーヤーが世界へと羽ばたく姿を描く。ヒロインの岡ひろみを上戸彩、宗方仁からコーチを引き継いだ桂大悟を寺脇康文が好演。 宗方コーチの死を知らぬままアメリカへと旅立ち、世界ユースカップで3位という好成績を収めた岡ひろみ。帰国後、コーチの下へ駆け付けようとするひろみに、父・修造はコーチが病死したことを告げる。ショックを受けたひろみは雨の中、一人で球を打ち続ける。
『ママレード・ボーイ』は、1994年3月から1995年9月にかけて放送されたアニメである。自由な両親に振り回された女子高生が、義理の兄弟と繰り広げる甘くてちょっと切ないラブコメディ。原作は、1992年から1995年まで少女漫画誌「りぼん」で連載され、累計発行部数が1,000万部を超える大人気漫画。2001年には台湾で実写ドラマ化され、2018年には桜井日奈子主演により、日本でも実写映画化されている。恋に憧れる小石川光希(國府田マリ子)は、自由な考えを持つ両親に振り回されていた。なんと光希の両親は離婚し、ハワイで出会った松浦夫妻とパートナーを交換して再婚するというのだ。しかもこれからは松浦夫妻とその息子の松浦遊(置鮎龍太郎)も加えて、6人で同居するという。そんな予想もしない展開に悩む光希。しかし遊は、光希が目を奪われるほどの美形であった。その後、遊は美希の高校に転入して、同じ学校に通うようになり…。
累計発行部数500万部を突破した新川直司の大人気漫画をアニメ化。『音楽』に誠実に向き合い、『音楽』に突き動かされていく中学生たちの青春を描く、涙なしには見られない感動の群像劇。 かつて神童とも言われた天才ピアニスト・有馬公生は、母の死をきっかけに自分の弾くピアノの音が聴こえなくなってしまう。以来ピアノから遠ざかっていた。 しかし、14歳の春、ヴァイオリニストの少女・宮園かをりとの出会いが運命を変える。楽譜を超越し、カラフルに彩られた自由奔放なかおりの演奏は、コンクールのためにしかピアノを弾いてこなかった公生の心を揺り動かしていく。 かをりは、そんな公生をもう一度舞台に立たせるべく、彼を次のヴァイオリンコンクールの伴奏者に指名する。いずれその行動が、計り知れない苦悩と切ない結末へ繋がっていくことを知りながら…。
2015年1月から6月にかけて、全25話放映されたTVアニメシリーズの第3期。存在感の薄い主人公とアメリカ帰りの相棒が、高校バスケを舞台に全国制覇を目指す青春ストーリーが遂に完結!! 強敵である桐皇学園や陽泉高校を下し、全国制覇への道を着実に駆け上がる誠凛高校。しかし、その先で待ち受けているのはかつて帝光中学校バスケ部の主将も務めたキセキの世代、赤司征十郎率いる洛山高校。木吉や花宮と並ぶ実力を持つ無冠の五将を三人も擁する洛山高校は、圧倒的な実力を持ってウィンターカップを勝ち上がっていた。 洛山高校との試合を前に、黒子の帝光時代の真実が誠凛メンバーへと語られる。 全国制覇を目指し、数々の強敵との戦いをくぐり抜けてきた誠凛高校の戦いが、とうとうここに完結。果たしてその結末とは…!?
2013年10月から2014年3月にかけて、全25話放映されたTVアニメシリーズの第2期。存在感の薄い主人公とアメリカ帰りの相棒が、互いを高め合いながら日本一を目指す熱い青春ストーリーの続編。 IH予選に敗北し夏の全国大会への切符を逃した誠凛高校バスケ部は、次なるチャンスをつかむべく冬のウィンターカップを目指し練習に励んでいた。 休日を利用し、ストリートバスケの大会に出場した黒子と火神は、その会場でそれぞれ思いもよらない相手との再会を果たす。黒子はかつてのチームメイト、キセキの世代の一人である紫原敦と。そして火神はアメリカに住んでいたときに兄と慕った氷室辰也と再会する。 ふたりは今、秋田の陽泉高校のチームメイトとしてバスケをしているのだという。 火神と氷室の間にはアメリカ時代のとある一件をきっかけとして、深い溝ができてしまっていたのだが…。
2012年4月から9月にかけて、全25話放映されたTVアニメシリーズの第1期。存在感の薄い主人公とアメリカ帰りの相棒が、高校バスケを舞台に強敵に立ち向かう熱い青春ストーリー。 かつて無敗を誇った名門帝光中学校バスケ部には、「キセキの世代」と呼ばれる10年に1人の天才が5人存在した。誠凛高校バスケ部に入部した黒子テツヤは、存在感が薄く体力もない目立たない存在。しかし、実はその正体は「キセキの世代」幻のシックスマンと噂された選手だった――。 同じく誠凛高校バスケ部に入部したアメリカ帰りの帰国子女である火神大我と出会った黒子は互いの能力を活かし、高め合いながら「光と影」としてかつてのチームメイトであるキセキの世代を倒し、日本一を目指すことを誓う。 かつてのチームメイトがそれぞれ強豪校に進学する中、バスケ部は昨年新設されたばかりという無名校へと進学を決めた黒子の真意とは…?
2009年に大ブームを巻き起こしたアニメ『けいおん!』の続編。第1期を越える2クールにわたる放送で、より細かい日常シーンや演奏シーンが満載。第1期と同じ盤石の布陣で制作された日常系青春アニメ。春。後輩である中野梓(竹達彩奈)が入部して1年が経過した。桜ヶ丘高校軽音部のバンド「放課後ティータイム」のメンバーである唯たちは3年生となり、高校生活最後の1年が始まった。唯(豊崎愛生)たちが卒業すると、梓は来年たったひとりの軽音部員になってしまう。そうなることを危惧した3年生の面々は、新入部員を獲得するためにさまざまな手段で勧誘に動き出すのだった。そんな3年生たちの姿を見た梓もまた、別の想いが芽生え始める…。修学旅行や最後の文化祭、マラソン大会といった学校行事のイベント盛りだくさん! ライブも盛りだくさん! もちろんいつものお茶会やまったり系の日常盛りだくさんの1年間が幕を開ける。果たして、放課後ティータイムは新入部員を獲得することができるのか? そして、唯たちの進路はどうなるのか? そもそも卒業することができるのか!?
かるたって、こんなんだっけ…!? 幼い頃に競技かるたと衝撃的な出会いをした少年少女たちの成長と青春を描くストーリー。 末次由紀原作の大ヒット少女マンガの待望のアニメ化。原作は第2回マンガ大賞2009を受賞、「このマンガがすごい!2010」オンナ編で第1位となった作品。 本作の影響で、競技かるた人口が大幅に増加した。 東京に住む小学6年生の綾瀬千早は、転校生の綿谷新の家で競技かるたに出会う。 教室では無口な新は、幼い頃からかるたに親しんでいたのだった。 驚くほどのスピードでかるたの札を取る新の姿に衝撃を受ける千早。 新に感化された千早は幼なじみの眞島太一を巻き込んで競技かるたの世界へ。 かるたを通し、仲良くなった3人だったが小学校卒業と同時に離ればなれになった。 そして時は過ぎ、高校生になった千早は、同じ瑞沢高校に通う太一と共に競技かるた部を作る。 ある日、千早と太一は、新がかるたをやめたことを知る。ふたりをかるたの世界へと引き入れた張本人の新に一体なにが。 思い切って、新が住む福井まで会いに行くと…。
物語中に登場する楽器が在庫切れになったり、高校での軽音楽部の部員が増加するなど社会現象を巻き起こした、女子高生のゆるい日常を描いた人気アニメ作品。 桜が丘高校に入学した平沢唯は、特にやりたいこともなく毎日を過ごしていた。幼馴染である真鍋和からは「このままだとニートになる」と心配されるほど何もすることのない日々。 そんなある日、廃部の危機に陥っている軽音部の部員募集のチラシを見つけた唯は、「軽い音楽」というくらいだから、カスタネットくらいしかできない自分でもなんとかなると思い入部を決意する。 唯の入部によって廃部を免れた軽音部は、他の部員である秋山澪、田井中律、琴吹紬とともに活動を始めるのだった。 後に、1年後輩である中野梓が入部して5人になり「放課後ティータイム」を結成。 お茶をしたり、合宿をしたり、ごくたまに練習したりと、ゆるい毎日を過ごしながらかけがえのない青春の1ページを作り上げていく。
データと頭脳でプロを目指す!リアル志向のテニスアニメにはあの選手も登場!? 注目は「データに基づく戦略」という個性的な手段で戦う主人公の存在。主人公が成長し、強豪選手も触発されていくという、スポーツものの王道もきっちり抑えられている。 勉強にしか興味のなかった高校生・栄一郎は、運動不足解消のために参加したテニススクールで、テニスの奥深さに目覚める。まったくの素人だった栄一郎は身体面での不利を、持ち前の観察・分析力と徹底して身に付けたボールコントロールで補っていくことに…。
『黒子のバスケ』は、誠凛高校のバスケ部員・黒子テツヤが、チームメイトとともにバスケ日本一を目指し奔走する熱血スポーツアニメ。今作は第3期アニメの後を描いたOVA作品。黒子の誕生日にチームメイトやキセキの世代のライバルたちが揃い、本編とはまた違った、キャラクターたちの一面が楽しめる作品となっている。原作漫画は、累計発行部数が3,100万部を超える人気作品。またアニメは、東京国際アニメフェア2013や第12回東京アニメアワードテレビ部門優秀作品賞を受賞するなど、高く評価された。桃井(折笠富美子)は黒子(小野賢章)の誕生日のお祝いを兼ねて、帝光中の仲間であるキセキの世代で、ストリートバスケをしようと計画していた。しかし面倒くさがりの紫原(鈴村健一)を呼ぶのが難しく、頭を悩ませる。ときは過ぎ、黒子の誕生日当日。コートには黒子をはじめ、キセキの世代たちの姿があった。来ないかと思われた紫原も、赤司(神谷浩史)の機転により全員集まった。そうして3対3に分かれ、元チームメイト同士の対戦がはじまったのだった。