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連続放火事件、グラフィティアート、そして遺伝子暗号。 それらが全て繋がったとき、24年前の事件が明らかになる…。 伊坂幸太郎原作。 第1回本屋大賞ノミネート作に選ばれるなど、多くのミステリーファンをうならせた名作の映画化。 大学で遺伝子研究をしている奥野泉水。弟の春は街の壁などに描かれたグラフィティアート(落書き)を消す仕事をしていた。 数年前に他界した母の命日のため、実家に帰った泉水は春と連続放火のニュースを耳にする。 その現場が春が消した落書きの近くだということを知った二人は、春の発した一言から犯人捜しを始めることにする。 ある日二人は、父が癌を患っていることを知らされる。病気と闘う父と心配する息子たち。 どこからどう見ても仲がよく、病気のことを除けば平和に見える家族。 しかし、一家は悲しい過去を抱えていた…。 一方で引き続き放火犯を追っていた泉水と春は、町の落書きに遺伝子暗号が関係していることに気づく。 犯人解明に近づきつつあるふたりだったが、放火事件の謎は24年前から続く家族の謎とリンクしていくのだった…。
すべてが憎いと体が叫ぶ― ミステリーの巨匠・東野圭吾の大ベストセラー小説を実写映画化した作品。 幼い頃の悲しい出来事を胸に秘める美女・雪穂と、彼女に寄り添う青年・亮司が自由を手に入れるため、周りの人を陥れていく様を描くサスペンス・ストーリー。 「私はいつも夜だった。でも暗くはなかった…太陽の代わりがあったから」と雪穂は呟いた…。 ある日、廃ビル内で質屋の店主・桐原洋介の遺体が発見された。 現場を取り仕切る刑事・笹垣潤三は、被害者と不仲だったという妻・弥生子と、その浮気相手の男を怪しんでいた。 笹垣は弥生子への事情聴取を行った際、被害者の息子・亮司と出会い、小学生でありながらも妙に落ち着いている亮司に違和感を覚えるのだった。 その後、新たな容疑者として洋介の愛人・西村文代と、その娘・雪穂と出会った笹垣だったが、雪穂にも亮司と同じような独特の雰囲気を感じ取る。 数か月後、容疑者の西村と、その恋人の男が死亡したことで捜査が打ち切られることに。 残された雪穂は叔母の養女となり、成長するにつれ、その美貌で周りの人間を虜にしていた…。
優しい教師が、クラスの生徒を殺していくサイコホラー。爽やかなイメージのある伊藤英明が、生徒を惨殺するサイコパス役を演じたことが話題となった。監督は日本国外での知名度も高い、三池崇史であり、容赦のない残酷描写によりR-15に指定されている。生徒役には染谷将太や二階堂ふみなど、日本映画界の最前線で活躍する役者が起用された。また教師役として、山田孝之や吹越満などが出演している。高校教師の蓮実聖司(伊藤英明)は、生徒たちから人気も高く、誰からも尊敬される先生だ。しかし、その正体は幼くして両親を殺し、幾度となく犯罪に手を染めてきた凶悪な殺人犯だった。彼には罪悪感など微塵もなく、目的のためなら平気で人を殺していく。気に入らない生徒や教師には、容赦なく手を下しつつも、表ではイケメン教師を演じていた。ある日、犯行現場を生徒のひとりに見られてしまい、収拾がつかなくなってしまう。蓮実は自分を守るため、猟銃で生徒を皆殺しにすることを決めるのだが…。
綾瀬はるか×松坂桃李共演。美人鑑定士が天才的な鑑定能力で難問に挑む本格ミステリー さまざまな憶測が飛び交う「モナ・リザ」に関する謎を、効果的に絡めてミステリーに仕立てた点がミソ。邦画初というルーブル美術館で撮影された映像も大きな見どころ。 40年ぶりに「モナ・リザ」の日本公開を決めたルーブル美術館は、警備強化のため臨時学芸員を募集。パリに飛び、採用試験に合格した「万能鑑定士Q」の店主・凜田莉子は、帰国後も真贋の権威のもとで訓練に励む。そんなある日、彼女に異変が起き…。
イタリアで予告されたテロから日本人を守るため、外交官・黒田康作がクリスマス目前のローマに派遣された。だが、ほどなくして、ひとりの日本人少女が失踪する。彼女は、亡き夫との思い出の地であるイタリアを訪れた旅行者・矢上紗江子の愛娘だった。そして、この誘拐事件の通訳担当となった黒田は、紗江子へ掛かってきた犯人からの電話を受けたことで、彼女の“偽りの夫”として事件に巻き込まれていくことに。しかし、警察の介入を犯人に見破られるなどして事件の解決は遠のくばかり。さらに独断で事件の調査を進めるものの、外交官には捜査権限がないためイタリア当局から越権行為と指摘され、大使館内でも孤立する黒田。やがて、誘拐事件は連鎖テロへ発展し、イタリア全土に広がっていく。こうして犯人グループの思うがまま捜査が混迷を極める中、黒田は事件の鍵がイタリア南部の港町・アマルフィにあることを突き止めるのだが・・・。
実際に起きた凶悪殺人事件「上申書殺人事件」を基にした戦慄のクライムサスペンス! 1人の週刊誌記者が“獄中の死刑囚”の告発により殺人事件の真相を暴き、首謀者逮捕に至るまでを描いた信じがたいほどにおぞましい極限の人間ドラマ。 ジャーナリストの藤井は、取材のため東京拘置所で死刑囚・須藤と面会する。 須藤は死刑判決を受けた事件のほかに3つの殺人に関与していると告白し、そしてすべての殺人に「先生」と呼ばれる首謀者がいるのだと語る。 須藤は、自分だけが罪を背負わされて「先生」がのうのうと暮らしていることが許せず、藤井に「先生」の存在を記事にして暴くよう依頼する。 藤井は半信半疑ながら「先生」について調査を始めるが、やがて恐るべき凶悪事件の真相が明らかになっていき…。
名門中学への受験を控え、子供の勉強合宿のために湖畔の別荘に集った3組の家族と塾講師。並木俊介は受験に疑問を抱きつつも、娘の舞華のために、別居中の妻である美菜子と仲のよい夫婦を演じていた。その晩、俊介の愛人である高階英里子が何の前触れもなく別荘を訪れる。俊介は英里子と外で落ち合う約束をするが、英里子は現れない。別荘に引き返すと、そこには英里子の死体が横たわっていた。「私が殺した」という美菜子の言葉に愕然とする俊介をよそに、事態はさらに混迷を深めていく・・・。役所広司/薬師丸ひろ子/柄本明/黒田福美/鶴見辰吾/杉田かおる/豊川悦司 他
名匠・市川崑監督、石坂浩二主演による金田一耕助シリーズ第2弾 「犬神家の一族」から計5作続く大ヒットシリーズの第2作。手毬唄になぞらえた連続殺人事件の謎に金田一耕助が挑む。若山富三郎の名演と情感豊かな演出で評価の高い一作。 文明社会から隔離された山村・鬼首村。私立探偵・金田一耕助はこの村で20年前に起きた未解決殺人事件の調査を依頼された。同じ頃、鬼首村出身の人気歌手・大空ゆかりこと別所千恵が里帰りし、歓迎会が開かれることに。その晩、第1の殺人事件が起きる。
200X年、駿河半島沖で国籍不明の潜水艦が座礁、乗り込んでいた特殊作戦部隊が上陸したことが判明した。その情報が総理官邸に届くまで半日を要し、平和慣れした日本中に戦慄が走った。外敵が侵入すると言う未曽有も事態に政府、自衛隊とも法解釈を巡り混乱をきたした。遂に正体不明の敵の攻撃によって自衛隊員に死傷者が出た。原発への危機を抱え込みながら、一挙に極東から世界への危機へと変わった。古谷一行/杉本哲太/夏八木勲/夏木マリ/多岐川裕美
1963年に実際に発生した連続殺人事件「西口彰事件」をモチーフに、佐木隆三が発表した小説を原作とし、1979年に映画化。監督は、『うなぎ』『カンゾー先生』などを手掛けた今村昌平。主演は『砂の器』『武士の一分』などで知られる緒形拳、共演に三國連太郎や倍賞美津子など、日本を代表するキャストやスタッフが集結した。殺人、詐欺を繰り返し生きてきた主人公・榎津厳の、壮絶な人生をたどる。専売公社のタバコ集金係のふたりが、現金を奪われ殺害された。容疑者に浮かんだ榎津厳(緒形拳)を追いかける警察は、捜査中に榎津の悪行の数々を耳にしていく。その後、榎津の遺書と靴が見つかるが、警察は偽装自殺と疑い、父の鎮雄(三國連太郎)、母のかよ(ミヤコ蝶々)、妻の加津子(倍賞美津子)の元を訪ね、捜査の協力をとりつける。少年時代から犯罪と服役を繰り返してきた榎津は、父と妻の仲を疑っていて、父にまで斧を振り上げるほどだった。徐々に規模を大きくしていく警察の追跡から逃れ、浜松の旅館に流れ着き、女将のハル(小川眞由美)と男女の仲となる。素性がバレた後でも、榎津とともにいることを願ったハル。榎津とハルの運命とは?
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