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目次
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『ラ・ラ・ランド』でアカデミー主演女優賞を獲得したエマ・ストーンが、次に選んだ作品として話題を呼んでいた社会派スポーツドラマ。実在の女子テニスプレイヤーが男女格差の激しいテニス界に意義を唱え、女性選手の待遇向上のために奮闘する姿が描かれている。
ときは1970年代初頭。トップの座に君臨していたテニスの女王ビリー・ジーン・キングは、女子テニスプレイヤーの優勝賞金額が男性選手の1/8であることを知り愕然とする。しかも所属するテニス協会にはマッチョな男性優位思考がはびこっていた。
ビリー・ジーンは男女平等を実現させるためにテニス協会を脱退し、賛同した仲間とともに女子テニス協会を設立。その行動は支持され、彼女たちの勢いも加速していった。
その躍進ぶりに目をつけた元男子世界チャンピオンのボビー・リッグスは、ビリー・ジーンに男女のプレイ対決を提案。見世物になるからと一旦は断った彼女だが、根深い女性蔑視の流れを変えるために「バトル・オブ・ザ・セクシーズ(性差を超えた戦い)」に挑むことを決意する。
【スタッフ】監督:ジョナサン・デイトン&ヴァレリー・ファリス
【キャスト】エマ・ストーン、スティーブ・カレル、アンドレア・ライズブロー、ビル・プルマン、アラン・カミング
女子テニスのトップに君臨するカリスマ。男女同権を求めて女子テニス協会を設立。ラリー・キングと結婚していたが、美容師のマリリンとの出会いによって、もうひとつの自分のセクシュアリティを知るようになる。
元男子世界チャンピオンで、ウィンブルドン選手権や全米選手権で優勝した過去を持つ。現在55歳。重度のギャンブル依存症から抜け出せないでいる。過剰な自己演出好きで、もうひと旗あげたいと画策中。
女子テニス協会設立の会見に備えて、ビリー・ジーンがヘアをセットしていた美容院のヘアスタイリスト。ビリーに魅力を感じて彼女のヘアをカットしたことで、お互いに気になる存在になっていく。
著名なジャーナリストでビリー・ジーンの友人。スポンサー企業を募って女子テニス協会の設立に貢献したり、ツアーでは企業タイアップなどを積極的に行うなど、女子テニス興隆の礎を築いた。
元プロテニスプレイヤーで、現在はプロテニスツアーのプロモーター。後に男子プロテニス協会の初代責任者に就任する。男性至上主義者の典型で、ビリー・ジーンを目の敵にする。
女子テニス選手のユニフォームにカラフルな色合いを初めて与えたデザイナー。ゲイでもあるので、ビリーの心情をよく理解できる心優しきアドバイザー。ウィンブルドンでプレイ経験もある元テニス選手。
ビリー・ジーンとは大学時代の同級生。現在は夫でよき理解者。女子テニスツアーの設立者のひとりで、女子テニストーナメントのプロモーターを務める。ツアー先でビリーとマリリンの関係を知ることになる。
主人公のビリー・ジーン・キングを演じているのがエマ・ストーン。『ラ・ラ・ランド』で見せたガーリーな彼女とは間逆の「アカ抜けないビジュアル」にまず驚くはずです。ほぼノーメイクのおかっぱ姿に70年代風なフォルムの丸メガネ。見ているうちに、オタクっぽいエマがキュートに見えてくるマジック!
ビリー・ジーンへのなりきり具合も完璧で、話し方はもちろん、テニスプレイのフォームまでもがほぼ完コピ。ボビー役のスティーヴ・カレルと一緒に、コーチをつけてテニスの猛特訓をしたというエピソードもあるように、素人目線でもサーブのフォームが美しいことに気づくはずです。ラストのエキサイティングなテニスシーンは必見!
テニス界の男女平等実現を目指すビリー・ジーンの奮闘ぶりがメインストーリーとして描かれる一方で、彼女がマリリンとの出会いによって自分がレズビアンであることに目覚め、そして葛藤する姿も物語の大きな見所となっていきます。
1970年代といえば、同性愛に関してはまだまだ不寛容な時代。カミングアウトするには相当な勇気と覚悟が必要だったはず。マイノリティならではの恐れを抱きながらも「テニスで一位になれば、女性の自分も認められる」。そう信じて、世紀の対決に果敢に挑む姿勢には思わず拍手です。
男女の待遇格差やLGBT差別などがSNS上で散見されてしまう今だからこそ、強く響いてくる映画なのかもしれません。
本作でメインに描かれている時代は1973年。当時、テニスファッションはオールホワイトが主流。そこにビリー・ジーン率いる女子テニス協会は、ファッションデザイナーのテッド・ティンリングを迎え入れ、カラフルでモダンなデザインを取り入れることで、地味なテニスファッションに革命を起こします。ちょっとレトロなテニスウェアは、今見てもとっても魅力的。
「時代性」へのこだわりは映像そのものにも見てとれます。当時の映像の質感に近づけるために、あえて35mmのフィルムを使う徹底したこだわりも。ザラついた映像のニュアンスは、70年代の空気感そのものとエマ・ストーンも大絶賛。そんなタイムスリップ感も楽しんでみてください。
不可解な抑留、果てしない拷問の果てに、男は人間兵器と化す 『ランボー』を彷彿とさせるヘビーアクション。ナイフひとつでさまざまなわなを作り、バズーカに機関銃、ショットガンや軍用ヘリなどを相手に戦う主人公の姿が超熱い! 戦友との再会を求めてうらぶれた街を訪れたシャマノフ。街には警察の業績をたたえるポスターが貼られ、辺りは静まり返っていた。シャマノフは戦友の家を探すうちになぜか警察に拘束されてしまう。そして尋問はいつしか理不尽な拷問に変わっていき…。
ごく普通の青年が、知的レベルの下がった未来の世界を改善すべく奔走するSFコメディ 500年後に目覚めた世界は、おバカしかいない堕落しきった世界だった。なぜそんなことになったのかも言及し、笑えるけれど笑えない社会派ムービーとして楽しめる。 軍人のジョーは、平均的アメリカ人の代表として極秘プロジェクト「冬眠プログラム」の実験台に選ばれた。だが冷凍保存されたまま忘れ去られ、目覚めたのは西暦2500年。国民の民度は著しく低下し、まともな人間がジョーしかいない状態になっていた。
『ブロークバック・マウンテン』でアカデミー賞を受賞した、アン・リーが手掛ける冒険映画。凶暴なトラと漂流生活を送ることになった、少年の冒険を描いていく。インドに住むパイ(スラージ・シャルマ)は、円周率を自身のあだ名にしてしまうほど、頭のいい少年だった。ある日、パイは父のサントッシュ(アディル・フセイン)が経営する動物園で、トラの恐ろしさを知る。その後も動物たちとともに、幸せな生活を送っていたパイだったが、父親の提案でカナダへと移住することになるのだった。育てていた動物たちを船に乗せ、家族はカナダへと旅立つ。しかし、突如発生した暴風雨により、パイの乗った船が沈没してしまう。生き残ったパイはボートに乗りこむが、そこにはトラをはじめとした、動物たちがいた。すぐに生存競争がはじまり、生き残ったのはパイとトラだけになる。凶暴なトラとの漂流は災難続きで、パイは瀕死の状態になってしまう。微妙な関係が続く中、ついにパイとトラは島に流れ着き…。
『アイアンマン2』から登場しているヒーロー・ブラック・ウィドウの活躍を描く、マーベル映画最新作。ブラック・ウィドウは『アベンジャーズ』以前から活躍しているキャラクターだが、これまで単独作は作られてこなかった。今作において、彼女の過去が初めて語られることとなる。主演は『ジョジョ・ラビット』での名演技が記憶に新しい、スカーレット・ヨハンソン。『アベンジャーズ』シリーズにも出演しており、マーベル映画を代表する女優だ。また、今作からの新キャストとして、フローレンス・ピューやデヴィッド・ハーバーが出演している。「ソコヴィア協定」に従わず、アメリカを追われてしまったナターシャ・ロマノフ(スカーレット・ヨハンソン)。彼女は「アベンジャーズ」のメンバーたちと距離を置き、追ってくるロス長官(ウィリアム・ハート)から逃げ続けていた。ある日、生き別れになった妹・エレーナ(フローレンス・ピュー)から謎の薬品が送られてくる。不審に感じたナターシャだったが、薬品を追ってきたタスクマスターの襲撃に遭ってしまう。窮地を脱したナターシャは、薬品の真相を知るため、エレーナを訪ねるのだった。
今作は人種差別が根深かった60年代アメリカを舞台に、黒人メイドと白人たちの関係を描いた作品である。当時のアメリカ南部の生活、人種差別意識が忠実に再現され、2011年でもっとも評価された映画のひとつとなった。主演を務めたのは、エマ・ストーンとヴィオラ・デイヴィスのふたり。特にヴィオラ・デイヴィスの演技は高く評価され、アカデミー賞にノミネートされた。そのほかにもオクタヴィア・スペンサー、ジェシカ・チャステインらが出演している。黒人と白人の主従関係が明確であった、アメリカ南部の町ジャクソン。そこに住む人々は、黒人メイドの存在が当たり前であった。しかし、久しぶりに故郷に戻ってきたスキーター(エマ・ストーン)は、黒人と白人の関係に違和感を感じはじめる。そこで、ライター志望でもあった彼女は、黒人メイドたちにインタビューをおこなうことを思いつく。さっそく取材を開始するスキーターだったが、メイドたちは世間体を気にして、取材に応じてはくれず…。
人類半滅…アベンジャーズ崩壊―最後に残されたのは…最強の絆! マーベル・コミックス作品の実写化劇場版映画『アベンジャーズ』シリーズの第4弾。 今作は、前シリーズ作『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で、最強過ぎる敵サノスによって全宇宙に存在する生命の半分が消滅するという衝撃の結末を受け、その後を描いたシリーズ完結作となっている。 スパイダーマンやドクター・ストレンジ、ヴィジョンやブラックパンサーなどアベンジャーズのメンバーもどこかへ消え去ってしまった。 また、目の前で仲間を失い、サノスに敗北したアイアンマンも独り宇宙を彷徨うのだった…。 だが、生き残ったアベンジャーズメンバーは諦めない! キャプテン・アメリカを中心にかすかな希望に望みを託し、それぞれの思いを胸に再集結。 お互いを信じ、命がけで最強の敵への逆襲に挑む。 はたして消滅した仲間たちを取り戻す術はあるのだろうか? 今、史上最大の逆襲が始まろうとしている。 そして、アベンジャーズが、ここに終わる…。
20世紀を代表するミュージカルスターである、ジュディ・ガーランドの出世作。『オズの魔法使い』を原作にした映画の中でも、特に知名度が高い作品である。今作でガーランドが歌った「虹の彼方に」は映画の枠を超え、世界中で愛される楽曲になった。カンザスに住んでいる少女・ドロシー(ジュディ・ガーランド)は、巨大な竜巻に巻きこまれ、家とともに空高く飛ばされてしまう。ドロシーと家がたどり着いたのは、カンザスとは似ても似つかない魔法の王国・オズだった。突然の出来事に驚くドロシーだったが、オズの住民や魔女のグリンダ(ビリー・バーク)は、彼女を英雄として歓迎する。東の悪い魔女が、落ちてきたドロシーの家の下敷きになって死亡したのだ。しかし、東の魔女の妹である西の悪い魔女(マーガレット・ハミルトン)がやってきて、ドロシーに復讐しようとする。ドロシーはカンザスに戻るため、帰る方法を知るオズの大魔法使い(フランク・モーガン)に会いに行こうとするが…。
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