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ネタバレを含むレビューです。
面白い。少しグロい。
最後はハッピーエンドでよかった。
窪田くん目当てでずっと見たいと思いつつ、グロそうで避けてたけど案外見れた。
もっとストーリーを掘って欲しかったなぁー。
全体的によかったけど、
玉城ティナの演技が残念
鮮やかな色彩のクレイジーな世界観。初めて見た蜷川美花作品は感動的でした。玉城ティナがとにかく可愛い。
不気味すぎた
画面に映る全てが美しい。狂気すら美しい。
ネタバレを含むレビューです。
最高のキャスト。観る前はビジュアルを楽しむ作品かと思っていたら、メッセージ性もあった。
最後、カナコとボンベロが抱きしめ合うシーンは泣けた。
『ダイナー』
美術面に大絶賛です!
内容とかストーリーは日本人が大好きなやつですね。国内向けの映画でした。
正直、万人ウケはしない!
漫画のようなキャラ、在り来たりなストーリー、見慣れた料理モノのお腹が鳴るような感じ、時代遅れのアクションやキャラのポージングシーンなどで楽しめなかった人も沢山いると思う。
しかし変わりやすいほどの見慣れた設定に、監督独自の表現を加える事で、敢えて他作と比較させる作り!しかもそれが芸術的に優れた表現!
エンタメ映画では無く芸術作品!
【①舞台調の表現】
冷たいコンクリートのビル、地面と現代社会の中にスーツを着た人々。
周りの人が後ろに揺れてまた歩き出す。あの奇妙な動きが傑作ですね!
皆が同じ身なりで同じ行動をしているプログラムされた社会の中で主人公だけが孤立している感が表現として独特で最高♪
(憧れの街の色鮮やかさとのギャップも良い)
また、生い立ちやネガティブ思考を舞台調に表現する。観客の興味を引きつけ、一気に主人公の人柄を説明します。
そして拘束シーン。『お前を活かしておいておれ達に何の得がある?』そこで自分は料理が好きだと気付く。その主張が世間に初めて自分をアピールした瞬間ですよね。そして店に送られる流れは、面接に合格し就職したかのようですね。
【②音響面〜リズムが恐怖心を演出〜】
恐怖で心臓の鼓動は激しくなりますよね?そんな時、何か一定のリズムを与えられると、人は恐怖心を煽られるんです。
それは心臓の鼓動リズムを乱されるから。
藤原竜也の初登場。主人公は身の危険を感じてドキドキ。そこに心臓の鼓動よりも遅いテンポで包丁を研ぐ音が聞こえてくる。
そして階段を降りる音が心臓よりも早いテンポで。恐怖がジワジワと現れて、目の前にやってくる瞬間と2段階の恐怖を表している。
【③ロウソクの灯り】
この店に残りたい!と自分の生き甲斐を見つけた主人公。『要らなくない』と言われ、人生で初めて人に必要とされた訳です。
そこで優しいロウソクの灯りが店内に灯されるんですよね♪
これまで、ずっとギラギラしたネオンばかりだったのに。主人公の人生に初めて光が灯った時、ロウソクの優しい火の光が灯る。
またラスト間際、主人公を守ろうとする藤原竜也がマッチを使って店内を爆発させる。
主人公が他人に大事にされる描写は、優しい灯りで統一されている。
【④赤い薔薇とピンクの桜】
四天王が殺されるシーン。飾られていた薔薇が散る。赤ドレスの遺体、黒スーツの遺体が倒れるカットで、そこに赤い薔薇の花びらがある事で、絵面としての美しさを表現する。
(本作には無いけど個人的に美しいと思う色の組み合わせは黒8割、赤2割)
薔薇はアクションシーンにも活かされている。
薔薇が持つどこか危なしげなイメージがピッタリでした。
そしてキリスト教を連想させるクラシック。しかし途中でアレンジされた曲だと気付く。
クラブ的なビートがイカす音楽。そして『マトリックス』みたいなアクション。
あのアクションはもちろん一流じゃない!
ただ見慣れたポーズを見慣れたカメラワークで見せる事で観客の記憶にある似た映画のシーンと脳内で比較される。
それによって本作独特の美術的な映像表現が際立つ作り。
そしてアクションが終わると店内に防災の水が降り注ぐ。それが飾りの桜を刺激して、大雨と散る桜!とさっきまでの真っ赤な薔薇の刺激的な映像から優しさの映像に切り替える。
【⑤その他の映像技術について】
●CGや合成にも挑戦していました!
あの犬は、邦画にしてはそこそこクオリティあったのでは?もちろん藤原竜也があやすシーンは机で犬が死角になっていて実写とCGが重なる部分は隠してあったけど。
●子供になった殺し屋
子役には出来ない表情での演技が不気味さを出していたし、子供の体に大人の顔がついている事がクリーチャーとしての不気味さも演出していたと思う(^^)
やはりバックからのショットや顔だけアップなど、背景付きの表からの全体像はあまり出してませんでしたけど。1シーンだけ実写の主人公と2人で映ってるシーンがあった。
『一緒に逃げようよー』と言ってくる最初の方。あそこは暗いシーンだったから上手く隠せていたし、あのキャラはスカーフを巻いているから合成の繋ぎ目を隠す役割も果たしている。
要はまだ日本に技術として十分で無い映像にも挑戦しており、その欠点を隠す視覚効果を万全体制でやっている!
逆に隠す為の手段が、視覚効果をアピールした形になってもいると思う(^^)
ネタバレを含むレビューです。
ティナちゃん激かわいい。
殺し屋が土台だからグロいかなと思ったけど、そこまでだった。
蜷川幸雄が出てきたのにはビックリした!笑
作品:Diner
評価:[A]良作(映画館で観てほしい)
【感想】
眼福、満腹、大満足!
殺し屋ばかりの絶望的環境で、平凡な少女が過去を乗り越え成長していく逞しさと爽快感が至高。色彩豊かな世界観と料理に見惚れ果て、視覚と脳と心が満たされるドリームタイムに、我を忘れてのめり込む。
確実に劇場は食堂(ダイナー)に変貌してた。
自分らしさは自分で築く!
オオバカ(大馬鹿)くらいで丁度イイ!
【作品のテーマ】
自分らしさ
【作品の見どころ】
たくましく成長するオオバカナコ(玉城ティナ)の姿は必見!
キャラクターの持つ魅力を引き出す演技力は、役者陣の中でベストでした!
今後公開予定の「惡の華」(2019年9月27日)や「地獄少女」(2019年11月15日)で彼女の演技を見るのが楽しみで仕方ありません。
【作品のプラス&マイナスポイント】
(Good)
・カナコとボンベロの精神的成長&変化
・光と陰の関係にあるカナコとスキン(窪田正孝)の対比
・お手本のようなストーリー構成&展開
・個性的なキャラクターたち
・映像美
・音楽
(Bad)
・ボスキャラと対峙したときの圧倒的強敵感不足
・ミスが命取りになる、という描写の説得力が乏しくやや緊迫感に欠ける
【総評】
圧倒的に不利な環境に理不尽に投げ込まれながらもそれを乗り越え、前に進むカナコの姿勢はぼくらの日常にも通用する。
居場所がないなら作ればいい。自信がないなら付ければいい。破壊と創造のバランスが気持ち良い作品。
【こんな人にオススメ】
・自分らしさって何だろう?
・自分の居場所がない気がして仕方がない
・自信が持てない
・色鮮やかな世界観に触れたい
ストーリー:★★★★☆
テーマ:★★★★☆
キャラクターの魅力:★★★★☆
サスペンス/緊張感:★★★☆☆
レッスン/教訓:★★★☆☆
ユーモア/笑い:★★★☆☆
アクション:★★★☆☆
お色気:★★★☆☆
【評価の目安】
SS:超傑作(さっそく映画館へ!!)
S:傑作(絶対に映画館で観てほしい)
A:良作(映画館で観てほしい)
B:佳作(できれば映画館で観てほしい)
C:凡作(暇つぶしにどうぞ)
D:駄作(レンタルでどうぞ)
E:時間泥棒(地上波のながら見でどうぞ