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『きみと、波にのれたら』は映画『夜明けを告げるルーのうた』や、テレビアニメ『四畳半神話大系』で知られる湯浅政明が手掛けた、長編アニメーション映画である。湯浅政明は、海外の映画祭でグランプリを受賞した、注目のアニメーション監督。
2017年公開の『夜は短し歩けよ乙女』では、日本アカデミー賞最優秀アニメーションに選ばれている。
主演は今作が声優初挑戦となる片寄涼太、そしてアニメ映画初主演の川栄李奈が務めた。共演に『わたしは光をにぎっている』で主演を務めた松本穂香、『惡の華』などで知られる伊藤健太郎を迎えている。
海辺に住む大学生・向水ひな子(川栄李奈)のマンションで火災が発生。駆け付けた消防士の雛罌粟港(片寄涼太)に救出され、そのことがきっかけで、港とひな子は付き合うことになる。
ふたりでサーフィンを楽しみながら愛を深めていったが、ある日唐突に港は命を落としてしまう。恋人の死に落ち込んでいたひな子は、ふたりの思い出の歌を口ずさむと、水の中に港が現れることを知る。
他人には見えない港を連れて、デートに行くも、友人たちには不審に思われてしまい…。
【キャスト・スタッフ】
片寄涼太(GENERATIONS from EXILE TRIBE)、川栄李奈、松本穂香、伊藤健太郎
監督:湯浅政明
脚本:吉田玲子
音楽:大島ミチル
主題歌:「Brand New Story」GENERATIONS from EXILE TRIBE(rhythm zone)
アニメーション制作:サイエンスSARU
小さいときから海で遊んでいた女子大生。サーフィンが得意で、時間を見つけては波に乗っている。命を助けられた港と付き合い始めるが、彼の死によってひどく落ち込んでしまう。水の中に港が現れると知ってからは、水筒や浮き輪を持ってデートを楽しんでいた。
仲間からも信頼が厚い、消防士。街にある消火栓の位置などを把握しており、真面目な仕事ぶりが評価されている。サーフィンはほとんど初心者だったが、ひな子の指導により上達した。しかし、溺れている人を助けようとして、命を落としてしまう。自分の喫茶店を持つのが夢。
港の後輩であり、同じ消防署に勤務している。港を慕っており、彼の遺品をひな子に届けた。ひな子に想いを寄せており、港の死に嘆く彼女を心から心配していた。山葵の言葉をきっかけに、洋子は学校に行き始める。
負けん気が強い、港の妹。高校生ではあるが、現在はほとんど学校には行っていない。兄を慕っており、恋人だったひな子を嫌っていた。港が亡くなってからは、喫茶店で働いている。山葵に好意を抱いているが、気が付いてもらえない。
映画の中でも印象的に繰り返される曲、「Brand New Story」はGENERATIONS from EXILE TRIBEが歌っています。主人公のひとりを演じた片寄涼太は、GENERATIONS from EXILE TRIBEのメンバーです。
「Brand New Story」は主題歌としてだけでなく、主人公ふたりの思い出の歌だったり、亡くなった港を呼び出す歌だったりと、深い意味を持った曲です。
劇中ではカップルの思い出に乗せて歌われ、映画の中でも重要なシーンに使われています。映画と絶妙にマッチする「Brand New Story」を、ぜひ聴いてみてください!
『きみと、波にのれたら』は「海」が重要なテーマでもあるため、海水浴場が多い千葉県全域が舞台となっています。
たとえば、ひな子がサーフィンをしていた海岸は屏風ヶ浦が使われました。ここは天然記念物にも指定された断崖があり、映像映えする場所です。近くにはひな子が通う大学があったりもします。
また、ふたりがサーフィンデートをした場所は釣ヶ先海岸です。多くのサーファーが集まる有名な海岸でもあり、ふたりのデートにはぴったりの場所となっています。
2004年の『マインド・ゲーム』で初の長編アニメ映画を手掛けた湯浅政明は、『きみと、波にのれたら』を含め4つのアニメーション映画の監督を務めています。
これまでの湯浅監督作品は尖った作風のものが多く、独特の世界観が話題を呼んでいました。しかし今作では一変して、男女のラブストーリーが描かれています。
映像表現でも鮮やかなタッチで描かれる海を代表するように、キラキラとした色彩が多く使われています。恋人ができたときの幸福感、そして失った後の絶望感など、ひな子の心情が反映されたアニメーションが今作の見所です。
ネタバレを含むレビューです。
普通のラブストーリーとは少し違うけど、彼氏彼女がお互いのこと大好きなことが伝わってきた。最後は見る人によってはバッドエンド。
ポン・ジュノ監督作や山下敦弘監督作で助監督として経験を積んできた片山慎三による、初の長編監督作品。松浦は『マイ・バック・ページ』、和田は『ハード・コア』で山下敦弘監督作に出演しており、抜群のチームワークと信頼感で、兄妹の苦悩を描き出す。造船所で働く道原良夫(松浦祐也)は母親を亡くし、自閉症を持つ妹の道原真理子(和田光沙)とふたりでボロ家に暮らす。たびたびどこかに行ってしまう妹を心配していた兄。兄が唯一頼れるのは、ただひとりの友達である溝口肇(北山雅康)だけだった。あるとき、妹が徘徊先で男に体を許し、金を受け取っていたことを知る。兄自身も足を引きずっており、その障碍のせいで造船所から解雇されてしまった。内職は金にならず、電気や水道も止められ、このままでは餓死寸前。困り果てた兄はとうとう、妹の売春を斡旋するようになる。単純な情緒しか持たないように見えて、妹には実はさまざまな感情が芽生えはじめていた。兄はその様子を目撃し困惑しながらも、生きるため、妹に売春を続けさせるのだった…。
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『火口のふたり』は同名の小説を原作とする、恋愛映画。登場人物はたったふたりしか登場せず、上映時間約2時間をかけて、ひたすらふたりの関係を掘り下げていく。R18+指定されているように、濃厚かつ過激なベッドシーンも見所のひとつだ。主演は『アルキメデスの大戦』に出演した柄本佑と、『グレイトフルデッド』で主演を務めた瀧内公美のふたり。ほかの役者はほとんど出演しておらず、ふたりだけのシーンが多いが、物足りなさはいっさい感じさせない。2011年3月11日に起きた、東日本大震災。その影響で職を失った賢治(柄本佑)は、特に仕事もせず、毎日を過ごしていた。そんなとき、父親(柄本明)から電話がくる。内容はいとこの直子(瀧内公美)が結婚することになり、結婚式に参列してほしいというものだった。式のため、秋田へと帰省した賢治は、久しぶりに直子と再会する。引越しの手伝いをしながら、昔を思い出すふたりは、いつしかお互いの身体を求めるようになり…。
1968年に公開され、過去に類をみない莫大な制作費がかけられたスペクタクル巨編。3時間以上の上映時間と、圧倒的なスケールの物語が話題となり、大ヒットを記録している。大量の水を使用した危険なシーンの撮影もおこなわれ、実際に何人かのスタッフとキャストが負傷した。また、今作は当時の日本を代表する名優たちが集結した作品でもある。製作にもかかわっている石原裕次郎や三船敏郎をはじめ、黒澤映画常連の志村喬、『白い巨塔』に出演した滝沢修など、そうそうたるメンバーが集結した。太田垣(滝沢修)率いる関西電力は、大規模な発電所建設の計画を立案する。場所は富山県に位置する黒部川の上流。多額の建設費と大勢の作業員たちを導入し、工事が始まった。掘削工事を担当するのは熊谷組の岩岡(石原裕次郎)で、彼は工事に不安を抱きながらも、危険で困難な掘削作業に身を投じていく。工事が進んでいた1957年。岩岡の不安は的中し、掘削工事による水漏れが発生。しばらく工事が進まない事態に陥ってしまう。
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2018月9月25日~2020月10月19日
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