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今作は太平洋戦争最後の1日を、日本側の視点から描いていく戦争映画だ。「日本国民に対して、どのように終戦を伝えるか」を考えていく政府の動きや、終戦に反対する軍部のクーデターなど、実際に起きた出来事が語られる。また、今作は1960年代当時の映画スターたちが集結した作品となった。三船敏郎や笠智衆、志村喬といった、黒澤映画や小津映画で活躍してきた名優たちが共演している。終戦の前日。日本は連合国が提示してきたポツダム宣言を受諾し、降伏することを決める。しかし、これまで玉砕覚悟で戦ってきた軍人たちは、簡単に終戦を受け入れることができなかった。政府側は天皇陛下のお声を国民に届けるべく、8月15日におこなわれる玉音放送への準備を進めていく。一方、終戦の情報を手に入れた陸軍の畑中健二少佐(黒沢年雄)は、仲間たちと共謀し、玉音放送を食い止めるべく動きはじめる。官僚たちの動きも慌ただしいまま、日本は運命の日である8月15日を迎えるのだった。
青年ブッダが旅で出会ったものとは…手塚治虫の傑作漫画を映像化した劇場版第2弾 膨大な原作から手塚作品特有のヒューマンな出来事を抜き出し、人間としてのブッダの苦悩や葛藤を前面に押し出しており、見る者の心を揺さぶる物語に仕上がっている。 2500年前のインド・シャカ国に生まれたシッダールタ王子(後のブッダ)。彼は恵まれた生活を捨て、修行の旅に出る。道中、己の死を予知する少年や身分違いから別れたかつての恋人との出会いを経て、シャカ国を狙うコーサラ国のルリ王子と相対することに。
二・二六事件にベースに、反乱軍の包囲からの救出劇を描いたサスペンス 昭和という時代を震撼させた皇道派青年将校によるクーデター事件を高倉健、三國連太郎共演で映画化。首相を救出しようとする人々の勇気と決断を緊迫感あふれる演出で描く。 昭和11年2月26日、青年将校・栗林中尉の率いる一隊が、首相官邸を襲撃。将校たちは首相と酷似した義弟・杉尾大佐を誤って射殺し、官邸を包囲する。秘書官の速水は首相の遺体に花を捧げるため、官邸に赴くが女中部屋に匿われていた首相と対面し…。
人が人を殺す戦争の恐ろしさと愚かしさを寺島しのぶ主演で描く衝撃作 監督は『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』のベテラン、若松孝二。戦争に翻弄される1組の夫婦の姿を、怒りを込めた過激な筆致で描き、強烈な印象を残す。 1944年、春。日中戦争に出兵した久蔵は、故郷の村に帰ってきた。両手両足を失い、頭は焼けただれ、耳も聞こえず、口も利けないその姿に村人は驚き恐れるが、勲章を授けられた彼を生ける軍神と奉る。世話を任された妻・シゲ子は献身的に面倒を見るが…。
江戸時代の絵師・葛飾北斎。世界中で愛され、多くのアーティストに影響を与え続けるその作品は、どのようにして生まれたのか。謎に包まれた北斎の生涯を、残された資料や約3万点にも及ぶ作品からひも解いて構成したのが映画『HOKUSAI』である。主人公の葛飾北斎を演じるのは、柳楽優弥と田中泯。青年期を演じる柳楽優弥は、『誰も知らない』でカンヌ国際映画祭の男優賞を史上最年少で受賞した後、順調にキャリアを重ねている。一方、田中泯は世界的に活躍してきた舞踊家であり、数々の映画にも出演。絵師を目指す葛飾北斎(柳楽優弥)は、江戸で人気の版元・耕書堂に作品を持ち込むも、なかなか芽が出ない。歌麿(玉木宏)や写楽(浦上晟周)に嫉妬し、自分らしい絵を描くため旅に出た北斎は、大海原の荒々しい波を見て閃き、独自のスタイルを確立。ようやく店主である蔦屋重三郎(阿部寛)に認められる。家族や弟子を持ち、人気作家の挿し絵を描きつつ自分の作品を描いていく北斎。ときは経ち、脳卒中で右手が麻痺してもあきらめず、再び旅に出る老いた北斎(田中泯)は、かつて波を感じた海で新たなインスピレーションを受ける。家に戻った北斎は、新しく開発された青色の絵の具に触発され「富嶽三十六景」を完成させる。そんななか、盟友・柳亭種彦(永山瑛太)が幕府の弾圧によって殺されてしまう。
史実をもとに、凄惨な沖縄の戦いとひめゆり学徒隊の悲劇を描いた感動作 神山征二郎監督が戦後50年記念作品として名作を再び映画化。沢口靖子、後藤久美子、中江有里ら豪華俳優陣が沖縄の戦場で懸命に生きようとした“ひめゆり”を見事に体現。 太平洋戦争末期。沖縄師範学校女子部と沖縄県立第一高等女学校の生徒たちは、傷ついた戦士たちを看護するためと従軍させられる。その戦いはし烈を極め、米軍は沖縄に上陸する。彼女たち“ひめゆり学徒隊”には解散命令が下り、戦場に放り出されてしまう…。
1954年に公開された『二十四の瞳』は、1952年に発表された壺井栄の同名小説が原作で、壺井の出身地でもある小豆島をロケ地として撮影された映画。第12回ゴールデングローブ賞外国語映画賞を受賞し、第28回キネマ旬報ベスト・テンで第1位を獲得した。戦時中でも前向きな先生と生徒を描いた本作は、上映から50年以上経過した今でも見応えがある。1928年、瀬戸内海べりの一寒村――。そこにある分教場に新しく赴任してきた女性教師の大石先生(高峰秀子)は、1年生12人のクラスの担任になる。大石は慣れない田舎の環境に苦労しながらも、生徒たちにとっていい先生になれるように努めていた。しかし、しばらくして大石は本校に転勤することになり、分教場に別れを告げることになる。本校に赴任後、しばらくすると日本は軍国主義に染まっていく。戦争に行く教え子たち。大石先生が教えた男の子の半数が戦死し、大石先生の夫も亡くなってしまう…。やがて終戦を迎えたころに、大石先生は再び分娩場へと戻るのだった――。昭和初期から終戦後に至るまでの約20年間を大石先生はどのように過ごし、その先に何を見るのだろうか――。時代を超えて語り継がれるべき物語が、ここにある。
戦争で死んだ者への追悼の意が強烈に伝わってくる、巨匠・市川崑による不朽の名作 音楽好きの小隊の仲間たちが、竪琴の音に合わせて歌う「荒城の月」をはじめとした唱歌が沁みる。中でも別れの場面で歌われる「埴生の宿」に涙を流さない者はいないはず。 1945年、夏のビルマ。敗戦後も抵抗を続ける日本軍の残党のもとに降伏の説得に向かったまま戻らない水島上等兵。隊の仲間たちが水島を探す中、ある日彼らは水島にそっくりのビルマの僧を見かけて声をかける。しかしその僧は、目を伏せ走り去ってしまい…。
新選組副長・土方歳三の半生を描いた伝記映画。司馬遼太郎の同名小説が原作で、過去には市村泰一監督の手によって実写映画化されている。今作では『関ヶ原』などで知られる、原田眞人がメガホンをとり、過去作以上のスケールで映像化した。主人公の土方歳三を演じたのは、アクション俳優として第一線で活躍する岡田准一。寡黙ながらも、武士の威厳を感じさせる演技で、観客を魅了する。また、近藤勇役を鈴木亮平、沖田総司役を山田涼介が演じ、華やかな新選組が誕生した。周囲から「バラガキ」と呼ばれていた土方歳三(岡田准一)は、圧倒的な強さを持ち、周囲の村々との喧嘩で活躍してきた。一方で当時の徳川幕府は、黒船来航以降増え続けている、攘夷派の志士に悩まされていた。徳川幕府は京都の治安維持と、倒幕をくわだてる志士たちを取り締まるため、強者だけを集めた「新選組」を組織する。土方歳三は親友の近藤勇(鈴木亮平)と京へ上り、「新選組」に参加。戦いで名を上げ、志士たちからも恐れられる存在になっていく。
三船敏郎主演、日本海軍史上最大の英雄・山本五十六の勇姿と苦悩を描く戦争ドラマ 三船敏郎が山本五十六を貫禄たっぷりに演じ、その姿はまさに名提督。円谷英二が特技監督を務め、なかでも山本戦死前後のミニチュアワークによる空中戦シーンは圧巻。 第二次大戦突入を憂慮し、勇敢に日米開戦に反対した山本五十六。しかし、皮肉なことに彼は連合艦隊司令長官に任命され、重大な責任を負うことになる。山本は早期講和の手段として真珠湾攻撃を立案し、壮絶な戦いに身を投じることになるが…。