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『ジュディ 虹の彼方に』は実在の女優・ジュディ・ガーランドの伝記映画である。ジュディ本人がミュージカル歌手だったこともあり、今作もミュージカルシーンが多く使われた。ジュディの人生を描くと同時に、子役を酷使していたハリウッドへの批判もおこなっている。
主演はレネー・ゼルウィガー。今作で、アカデミー賞の主演女優賞を受賞した。数あるミュージカルシーンでは、自らの歌声を披露している。監督は舞台監督としても活躍するルパート・グールドだ。彼は『嘆きの王冠 ~ホロウ・クラウン~』の監督を務め、高く評価された。
数多くの映画に出演してきたジュディ・ガーランド(レネー・ゼルウィガー)は、寝る場所もなく街をさまよっていた。元夫の家に行くも口論になり、子どもたちを残して家を出てしまう。資金難に陥り、借金も抱えていたジュディは、お金を稼ぐためイギリスのショーに出演することを決意する。
イギリスでのショーは好評を博すも、彼女は過去のトラウマやプレッシャーに悩まされていた。ジュディは次第にショーの時間に遅刻するようになり、客との問題も起こしてしまうのだった。
1940年代~1950年代のハリウッドで活躍した大女優。『オズの魔法使』出演以降は売れっ子の子役として知名度を上げるが、ドラッグや睡眠薬を多用するようになる。その後も遅刻や欠席を繰り返し、製作会社からも嫌われてしまう。現在に至るまで、同性愛者のアイコンでもある。
ジュディの4番目の夫になる人物。バーで偶然出会ったジュディと仲良くなり、ショーをおこなっていたロンドンにも顔を出す。ロンドンでひとりきりだったジュディの話し相手になり、仲を深める。映画館のオーナーとのコネがあり、ジュディの名前を映画館に付ける約束を交わす。
ジュディがイギリスに訪れた際のマネージャー。ショーに乗り気ではないジュディに苦労している。
ジュディの元夫。彼女との間には子どもがひとりいる。子どもには優しく接するが、ジュディとの仲は悪い。
ロンドンにあるクラブ「トーク・オブ・ザ・タウン」の経営者。ジュディをロンドンに誘った張本人である。
ジュディのライブショーのピアニスト。彼女をリハーサルに誘う。
ジュディの娘。ホテルを追い出され、街をさまよっていた。父親はシドニーである。
ジュディと映画監督のヴィンセントとの間にできた子ども。後に歌手として活躍する。
『ジュディ 虹の彼方に』は、『オズの魔法使』で一躍有名になったジュディ・ガーランドの伝記映画です。
子役として確かな地位を手に入れたジュディですが、その後は薬物とアルコールに溺れてしまった悲劇の女優です。そんな彼女の晩年を描いた作品になっています。
映画ではすでに家庭問題やドラッグの問題を抱え、衰弱しきったジュディが登場します。どん底の状態から、かつての栄光を感じさせる歌声を披露するまでの、長い道のりが描かれるのです。
実在の女優であるジュディ・ガーランドを演じたのは、『ブリジット・ジョーンズの日記』などで有名なレネー・ゼルウィガーです。彼女は今作の演技で、アカデミー賞主演女優賞に輝いています。
伝説の女優ともいわれるジュディを演じるにあたり、彼女のしぐさや癖を演技に取り入れました。特徴的な話し方も含めて、完璧にジュディ・ガーランドを演じたのです。
特に歌声を披露する場面は、ジュディそのものです! 圧倒的な演技力で、かつての大女優に正面から向き合っています。
歌手としてもその名を轟かせていたジュディ・ガーランドを描くにあたって、音楽は必要不可欠です。今作は晩年のジュディがイギリスでショーを開催することが軸となっており、ミュージカルシーンにも力を入れています。
なかでも、映画『若草の頃』で歌われた「The Trolley Song」の歌唱シーンは鳥肌ものです! 極度の緊張とプレッシャーのなかで堂々と舞台に上がるジュディの姿に、感動せずにはいられません。
そして『オズの魔法使』の名曲「Over the Rainbow(虹の彼方に)」も使われており、ジュディの代表曲のほとんどが歌われています。
もう少しミュージカル風にしても良かったかな?
先月「オズの魔法使い」見直したばかりだったんです。
それでたまたま録画してた本作がまさか主演のジュディ・ガーランドの物語だとは何たる偶然か。
まさかあの美少女が幼少期から実の母親に過酷なショービジネスの世界を強いられてたとは思ってもおらず驚きました。
ハリウッドの伝説的女優であり、LGBTの人たちのアイコンであり、「Over the Rainbow」がレインボーフラッグの素となってることも初めて知りました。
それらを知った上であらためて、一見ワガママで酒を飲んだらどうしようもないジュディの言動なども、切なくあまりに哀れに見えてしまいます。
特徴的な猫背の姿勢も実際にジュディが昔からそうだったのを再現してたんですねぇ。
レニーの儚くおぼろげな演技、そして圧巻のショーのシーン、笑っていてもずっと泣いているように見えて、悲しくて悲しくて、素晴らしく、アカデミー主演女優賞は納得しかない。
ただ、ちょっと老けすぎやない?
『ジュディ 虹のかなたに』
最近、この手の伝記映画が流行ってますね!そのきっかけになった『ボヘミアンラプソディ』とは違ってピークが過ぎた後の人生を描く!
【アカデミー賞 主演女優賞】
演技素晴らしい!特に分かりやすいのは中盤のワンカットで歌うシーン!あの迫力は凄い!
しかも演じている女優さんは鬱病で長い間、休業していたらしい。(最近観ないなとは思ってた)
その流れがあるので薬物中毒で精神的に不安定なジュディと重なって見える。それを考慮すると更に感情が入ってしまいます。
具体的に凄い演技だと思ったのが歌っている時の仕草。声を大きく出そうとする時に腕をあげたりしますよね。本作は撮影時に本当に歌っているからその仕草をする時がある。
その腕が震えている!力んでいるからでは無く、薬物中毒の震え。歌に集中しつつ演出をしているんです!同時進行は凄い!
しかもあからさまでは無く、言われて見れば分かる程度の微妙な動き!凄い!
【作品に個性が足りない】
自由のない子供時代が描かれる。そんな中、ハンバーガーに食らいつく時や水槽に飛び込んだシーンは、こっちまで開放感に溢れました!しかしもう少し表現に何か欲しかった!
例えばファンタジー調で幻想的なシーンにするなど。とは言えそれだと、本心では嫌がっている『オズの魔法使い』と雰囲気が被るからおかしくなるんだけど。とにかくアイディアは思いつかないけど、何かしら『ボヘミアン〜』と区別するアイディアが欲しかった!
ブームが去った後の物語だから、クイーンのライブエイドみたいな壮大なシーンは入れられない訳だし、そこで比較されてしまうと劣ってしまうのは当然だから。
その点、ミュージカル調にした『ロケットマン』は上手かった。
【ラストシーンについて】
『これ以上、歌えない』とジュディ。その後の観客達との絡みが本作の感動ポイント。
大舞台とはいかないけど、そこにジュディの求めていたものがあったんです。
しかしその結末に辿り着くまでの組立てが甘い。なぜ人生がドン底に落ちてしまったのから全盛期はどうだったのかなどの描写が曖昧。観客があらかじめ知識を持っている前提で作られているように思える。少女時代の回想シーンは今のジュディが何故、そうなってしまったのかを描く為のもの。しかしそれを十分に示すシーンでは無く、知識を持っている人に思い出させる為の断片的なものでしか無い。そこがもったいないところ。
【時系列について】
子供達と別れてから最後のシーンまで、具体的にどれだけの時間がたったのかが分からない。再婚したりしてるから数年なのか、考え方によっては数ヶ月間の物語のようにも見える。
最後のテロップで『この半年後に47歳で亡くなった』と出るけど、観客はそこで初めてジュディの今の年齢を知ります。遅い!しかもあれだけ子供達を大事にしている描写がありながら、亡くなるまでに子供達の事はどうなったのかは明かされない。
【まとめ】
主演女優の演技は圧巻です!しかし脚本と編集、演出などその他が下手っぴ!
今作は人種差別が根深かった60年代アメリカを舞台に、黒人メイドと白人たちの関係を描いた作品である。当時のアメリカ南部の生活、人種差別意識が忠実に再現され、2011年でもっとも評価された映画のひとつとなった。主演を務めたのは、エマ・ストーンとヴィオラ・デイヴィスのふたり。特にヴィオラ・デイヴィスの演技は高く評価され、アカデミー賞にノミネートされた。そのほかにもオクタヴィア・スペンサー、ジェシカ・チャステインらが出演している。黒人と白人の主従関係が明確であった、アメリカ南部の町ジャクソン。そこに住む人々は、黒人メイドの存在が当たり前であった。しかし、久しぶりに故郷に戻ってきたスキーター(エマ・ストーン)は、黒人と白人の関係に違和感を感じはじめる。そこで、ライター志望でもあった彼女は、黒人メイドたちにインタビューをおこなうことを思いつく。さっそく取材を開始するスキーターだったが、メイドたちは世間体を気にして、取材に応じてはくれず…。
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当時34歳のデミ・ムーアが繰り出すヌードにただただ圧倒される! カール・ハイアセンの小説が原作のサスペンスコメディ。ラジー賞作品賞ほか全6部門に輝いた作品だが、そうした部分も含めて肩肘張らずに楽しめる作品に仕上がっている。 別れた夫から娘を取り戻す裁判費用を稼ごうと、ストリップクラブで働くエリン。しかし、下院議員ディルベックとそのバックに付いている悪漢ローホーに、彼女のファンが殺される事件が発生。ディルベックらを成敗しようとするエリンだが、逆に捕われてしまう。
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2018月9月25日~2020月10月19日
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