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2008年に本屋大賞を受賞し、山本周五郎賞もダブル受賞した伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』を原作とし、2010年に公開された作品。
監督を務めたのは、『アヒルと鴨のコインロッカー』『フィッシュストーリー』と続けて、伊坂幸太郎による小説の映画化に携わってきた中村義洋。
突然、首相暗殺の濡れ衣を着せられてしまった男がさまざまな人物に出会い、ときには助けられながら必死で逃亡していく様子を描いている。
主人公・青柳を演じているのは、NHK大河ドラマ『真田丸』の主演や、ドラマ『半沢直樹』シリーズの主演などで近年、幅広い年齢層のファンを獲得し、大人気となった実力派俳優・堺雅人である。
その日仙台の街は、野党から初めて選出された金田首相(伊藤ふみお)の凱旋パレードで、大きな賑わいをみせていた。30歳の元宅配ドライバー・青柳雅春(堺雅人)は、久しぶりに連絡をくれ、釣りに誘ってくれた大学時代の同級生・森田森吾(吉岡秀隆)と約束の場所で再会をする。
再会を喜ぶ青柳は、森田の車に乗り込み、勧められるままにペットボトルの水を飲むと、たちまち睡魔に襲われてしまった。しばらくして眠りから覚めた青柳に、森田は謎の言葉をいった。「お前、オズワルドにされるぞ」。
車のすぐ後方では、ちょうど凱旋パレードが通り過ぎようとしていた。すると突然、パレードの方から激しい爆発音が聞こえ…。
数ヶ月前までは宅配便の配達ドライバーをしていたが、退職して無職となる。2年前、女性アイドル・凜香が自宅マンションで襲われそうになっているところに偶然配達で訪れ、凜香を助けたことで一躍有名人となった。マスコミでも大きく取り上げたため、仙台では顔が広く知られている。
青柳の大学生時代の友人であり、同じサークルで仲良く行動していた。大学卒業後すぐに結婚し、小学生の息子がいる。妻がパチンコにはまり、中毒になってしまったことで多額の借金を抱えてしまう。借金返済のためにある陰謀に加担し、青柳を呼び出すが、青柳に忠告を残して爆死してしまう。
大学時代、青柳と同じサークルに所属し、仲良く過ごすうちに恋人となった。しかし青柳の性格に物足りなさを感じてしまい、自分から別れを切り出す。現在は別の男性と結婚し、4歳の娘・七美がいる。
青柳の大学時代の友人であり、同じサークルに所属していた後輩。ニックネームは「カズ」。青柳を呼び出すためのおとりとして利用され、大ケガを負う。バツイチの子持ち女性・亜美と付き合っている。
警察庁警備局総合情報課の課長補佐。首相暗殺事件の捜査において指揮をとっている。青柳が犯人だと信じて疑わず、しつこく追跡し続ける。
仙台病院センターに入院していた患者。偶然、逃亡している最中の青柳と出会い、逃亡の手助けをする。
2年前、トップアイドルだったころ、仙台に帰省中、自宅マンションで暴漢に襲われそうになり、青柳に救われた。現在は引退している。
青柳がかつて勤めていた宅配会社の従業員。新人だったころの青柳の教育係としていろいろなことを教えた。逃亡中の青柳に出会い、配送トラックに乗せて協力する。
青柳が大学時代にアルバイトをしていた、花火工場「轟煙火」の社長。従業員たちから慕われており、「ロッキー」と呼ばれている。
ネットカフェで青柳に話しかけてきた女性。以来、青柳と親しくなり、一緒にラジコンヘリをして遊んだりしていた。
国民からの人気が高く、50歳という若さで、野党から初めて総理大臣に選出された。仙台でおこなわれた凱旋パレードで暗殺されてしまう。
2年前に仙台で起きた連続刺殺事件の犯人。逃亡中の青柳と出会い、青柳の逃亡に何かと協力する。マスコミや世間では、「キルオ」と呼ばれているが本名は不明。
今作の原作となったのは、伊坂幸太郎の小説『ゴールデンスランバー』です。数々の大きな賞にノミネートされてきた人気小説家の伊坂幸太郎は、この作品でついに2008年本屋大賞、そして第21回山本周五郎賞をダブル受賞しました。
さらに2009年「このミステリーがすごい!」では国内編第1位を獲得し、大きな話題となったストーリーは、韓国でも人気となり、2018年に実力派俳優カン・ドンウォン主演で韓国版リメイク映画が公開され、大ヒットを記録しました。
伊坂幸太郎の原作小説に惚れ込んだカン・ドンウォン自身が提案し、映画化が実現したそうで、ますますこの作品への興味がそそられますね。
主人公・青柳を演じたのは堺雅人です。今作の監督である中村義洋が手がけた、2009年の映画『ジェネラル・ルージュの凱旋』の速水役を好演し、アカデミー賞優秀助演男優賞を受賞しました。
その後『南極料理人』『クヒオ大佐』などの映画で、主演に抜擢されています。今作の出演後には、連続ドラマ『ジョーカー 許されざる捜査官』でドラマ初主演を果たし、その後『リーガルハイ』『大奥』『半沢直樹』など立て続けに主演作品が大きな話題を呼び、テレビでも一躍人気俳優となりました。
さまざまな役に挑戦し、作品ごとに印象をガラリと変える、まさに“カメレオン俳優”の堺雅人が演じる逃亡者・青柳から目が離せません。
首相暗殺犯に仕立て上げられてしまった主人公・青柳が、逃走するなかで知り合うのが、「キルオ」と呼ばれる謎多き青年です。
今作のキーマンともいえるキルオを演じているのは、2004年のドラマ『3年B組金八先生』で一躍脚光を浴び、2008年の映画『アヒルと鴨のコインロッカー』で主人公の大学生を好演し、高評価を得た、濱田岳です。
『アヒルと鴨のコインロッカー』も伊坂幸太郎の小説を原作としており、さらに今作のキルオ役は、伊坂幸太郎が濱田岳をイメージしてあて書きされたようで、2人の特別な縁を感じます。無邪気に人を殺してしまう、正体不明のとても難しい役を、ひょうひょうと演じてしまう濱田岳の演技は必見です。
第41回文藝賞を受賞した山崎ナオコーラの小説を、永作博美&松山ケンイチ共演で映画化 20歳年上の女性講師と恋に落ちた美術学校生の揺れる思いをリアルに描く。「ニシノユキヒコの恋と冒険」の井口奈己監督が、永作と松山のナチュラルな表情を引き出している。 地元の美術学校に通う19歳のみるめは、最近学校に赴任してきた非常勤講師のユリから絵のモデルになるよう頼まれる。そのまま関係を持ったふたりは急速に距離を縮め、みるめに片思いする友人のえんちゃんはヤキモキ。やがてユリに夫がいることが判明して…。
貫井徳郎の直木賞候補作を、妻夫木聡と満島ひかり共演で映画化したミステリー 羨望や嫉妬、駆け引きなど、誰もが日常で積み重ねる「愚行」が絡み合っていくさまを描く群像エンターテイメント。先の読めない予想外の展開に圧倒的な衝撃が走る。 エリートサラリーマンの夫、美人で完璧な妻、そしてかわいい一人娘の田向一家。そんな絵に描いたように幸せな家族が、ある日何者かに惨殺された。事件発生から1年後、週刊誌の記者である田中は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始するのだが…。
1968年に公開され、過去に類をみない莫大な制作費がかけられたスペクタクル巨編。3時間以上の上映時間と、圧倒的なスケールの物語が話題となり、大ヒットを記録している。大量の水を使用した危険なシーンの撮影もおこなわれ、実際に何人かのスタッフとキャストが負傷した。また、今作は当時の日本を代表する名優たちが集結した作品でもある。製作にもかかわっている石原裕次郎や三船敏郎をはじめ、黒澤映画常連の志村喬、『白い巨塔』に出演した滝沢修など、そうそうたるメンバーが集結した。太田垣(滝沢修)率いる関西電力は、大規模な発電所建設の計画を立案する。場所は富山県に位置する黒部川の上流。多額の建設費と大勢の作業員たちを導入し、工事が始まった。掘削工事を担当するのは熊谷組の岩岡(石原裕次郎)で、彼は工事に不安を抱きながらも、危険で困難な掘削作業に身を投じていく。工事が進んでいた1957年。岩岡の不安は的中し、掘削工事による水漏れが発生。しばらく工事が進まない事態に陥ってしまう。
ドラマ化もされ人気を博した、東野圭吾のミステリー小説であるガリレオシリーズの映画化作品。 アパートで娘の美里とふたりで暮らしている花岡靖子のもとに、ある日離婚した夫が押しかけて来る。やがて喧嘩が始まり、争った末に元夫は殺されてしまう。 それを知った花岡母娘の隣に住む石神は、彼女らに救いの手を差し伸べる。彼は天才数学者で、事件の真相を隠すため、ふたりに論理的思考力を生かした指示を出していく。 警察は花岡母娘を疑い捜査をするが、彼女らには完全なアリバイがあった。そこで担当警部の草薙は帝都大学の天才物理学者・湯川に事件の協力を持ちかける。 事件に興味を持った湯川は、大学時代の友人であった石神が花岡母娘の隣に住んでいることを知り会いに行く。久々の再会を喜ぶふたり。しかし、捜査が進むにつれ湯川は、石神が事件に絡んでいることに気づくが…。 湯川は真相を暴き石神を止めることができるのだろうか?
ベストセラー小説『果てしなき渇き』を、実写化した作品。メインキャラクターを演じた小松菜奈は、今作への出演をきっかけにブレイクし、現在の人気につながった。新人とは思えないほど、堂々とした演技に注目だ。そのほかには、役所広司、妻夫木聡、オダギリジョーなどが出演している。あることがきっかけで職と家族を失った元刑事の藤島(役所広司)は、娘の加奈子(小松菜奈)を探していた。藤島が思い描いていた加奈子は、学校の人気者で優等生であるはずだったが、聞き込みを続けるにつれ、不良グループとも面識があったことが判明する。ときはさかのぼり、3年前。ボク(清水尋也)は、学校でいじめを受けていた。しかし、彼氏を亡くしたばかりの加奈子に救われ、ボクに対するいじめはなくなっていく。ボクはそんな加奈子に惹かれていき、亡くなった彼氏の代わりになることを願う。そして現代。娘の行方を追う藤島のなかで、加奈子のイメージが変わりはじめる。さらには、加奈子を追うほかのグループからも、暴行を受けてしまうのだった。藤島は娘を探すことに没頭するあまり、次第に狂気に陥っていく。
明治6年春、長野県松代区長の娘・横田英は反対する父を説得し、松代と新しい日本の為、同郷の河原鶴らとともに富岡製糸場に工女として入場した。明治政府は明治5年、群馬県富岡市に西洋と日本の技術を融合した世界最大規模の製糸工場を設立したが、工女集めに難航していた。フランスから招いた“生糸の神様”と呼ばれるポール・ブリュナ達フランス人に”生き血を抜かれる”という荒唐無稽な噂話が全国に広がっていたからだ。しかし、製糸場に到着した英が目にしたのは、これまで見たこともない別世界、壮大なレンガの建物とピカピカの器械、そして西洋式の労働環境の中で真摯に糸を引く先輩工女たちの姿だった。全国から集まった工女たちは、紅い襷を掛けることが許されている一等工女になり、一日も早く技術を習得し故郷に戻ることを夢見ていた。その姿に刺激された英と鶴らも、紅い襷を皆で目指すことを誓った。だが現実は、フランス人教師の厳しい指導や時には待遇の差、容易ではない糸取り作業、苦労の連続だった。そんなある日、彼女たちのもとへウィーンから驚くべきニュースが届けられた・・・。
風俗の世界に身を置きながら、前向きにあっけらかんと生きる女たちを描いた青春ドラマ 女優を夢見る女と玉の輿を狙う現代娘の青春模様。風俗の世界が舞台ゆえに過激描写があるも、爽やかな青春物語として見応えあり。日本映画初のヘアヌードが話題になった。 小劇団の女優・レイは、昼は芝居の稽古に精を出し、夜はSMクラブの女王として働いていた。ある晩、彼女はホテトル嬢のアユミと親しくなり、すっかり意気投合する。その後、レイはいよいよ劇団の公開日を迎え、アユミたちの見守る中、舞台に立つ。
高島礼子の劇場映画デビュー作。逢坂剛原作によるエロティックミステリー! 映画初主演の高島礼子がヌードも辞さない大胆なベッドシーンを披露。スリリングな展開と先の読めないストーリーに引き込まれる。嶋田久作が不気味な脳外科医を怪演。 精神神経科の女医・藍子は、女友達に暴行を加えた患者・追分の精神鑑定を依頼される。そんななか、殺害した女性のまぶたを切り取るという猟奇殺人事件が起こる。時を同じくして、藍子のもとに異常とも思える脅迫めいた電話が頻繁に掛かるようになり…。
『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』など、独特な世界観を持つ映画を監督してきた園子温。グロテスクな映像を撮ることも多い彼が、実際に起きた殺人事件を下敷きに描いた作品が『愛なき森で叫べ』である。今作でも残虐な描写は健在であり、目を背けたくなるような映像の数々にも注目。そんな今作の主演を務めたのは、『アウトレイジ』などに出演した椎名桔平。高いカリスマ性を持つ、連続殺人鬼を演じている。夢を追いかけて上京してきたシン(満島真之介)は、ジェイ(YOUNG DAIS)率いるグループと映画を作ることになる。目標は新人監督を発掘するフィルムアワードの入選。すぐに仲良くなった彼らは、シンに妙子(日南響子)という女性を紹介する。さらに妙子の友人である美津子(鎌滝えり)と、彼女に近づく村田(椎名桔平)という男と知り合う。村田を怪しむシンたちだったが、酒を飲むとすぐに意気投合。ともに映画制作を始めるのだった。シンたちは撮影を通して、村田の異常性を知っていくことになる。