香川照之出演おすすめ映画＆ドラマ15選【個性が光る主役食いの名優】

香川照之プロフィール

香川照之はロータス・ルーツに所属する日本の俳優、歌舞伎役者です。
1965年12月7日生まれの東京都出身。

歌舞伎役者としては九代目・市川中車として活躍しています。また、熱狂的なボクシングファンとしても有名で、ボクシング中継の解説者としても活動中です。

1989年にNHK大河ドラマ『春日局』で俳優デビューを果たし、その後『利家とまつ～加賀百万石物語』で豊臣秀吉役を演じたことから知名度が高まりました。

そして2010年3月、『劒岳 点の記』で日本アカデミー賞最優秀助演男優賞を受賞するなど、数々の出演作で評価される名バイプレーヤーとして精力的に活躍しています。

香川照之出演おすすめ映画8選

ここからは、香川照之出演おすすめ映画8選を厳選して紹介します。

『トウキョウソナタ』(2008年)行き詰まりを感じたその先とは？

【あらすじ】

『トウキョウソナタ』は、リストラ宣告された竜平の家庭を描いた社会派映画です。

東京の線路沿いにある小さなマイホームで暮らす佐々木家4人家族。平凡な家庭で育った小学6年生の次男・健二(井之脇海)は、家族に内緒にしているある秘密を抱えていました。

厳格な父・竜平(香川照之)は健二の話にまったく耳を傾けず、母・恵(小泉今日子)は優しい性格でしたが、どこか憂鬱です。

そんなある日、竜平は会社からリストラを宣告され、父親としての威厳と、自身の弱さの間で揺れ動きます。

さまざまな秘密を抱えていた佐々木家に異変が起こり、健二が帰宅すると家の中は荒らされ、誰もいなくなっていました…。

『トウキョウソナタ』の見どころ①佐々木家の閉塞感

一見すると「家庭の再生」のようなホームドラマのフォーマットを踏襲しているような作品ですが、一筋縄ではいかない複雑な展開が特徴です。

冒頭で小泉今日子演じる恵が、雨にもかかわらず窓を開けっ放しにするシーンに注目！　家庭の現状維持に疲弊している様子が表現されています。

『トウキョウソナタ』の見どころ②行き詰まりを感じる竜平

香川照之演じる厳格な父・佐々木竜平は、中国のアウトソーシングによって会社から突如リストラを宣告されることに。

社会の過剰な資本主義に翻弄され、大黒柱としての立場が揺らぎはじめます。そんな竜平が抱える孤独や焦りがとてもリアルに感じられるシーンです。

『トウキョウソナタ』の見どころ③孤独なまま調和する食卓

乱雑に配置された棚や柱が目立つ佐々木家の食卓も見どころのひとつ。まるで家族の間を引き離しているかのような奇妙なシーンとなっています。

心がバラバラで決して円満な家庭ではありませんが、表面上「食事は家族で」のルールが機能しているようです。

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『カイジ 人生逆転ゲーム』(2009年)香川照之、利根川を好演して話題に

【あらすじ】

『カイジ 人生逆転ゲーム』は、借金を抱えたカイジが、命がけのゲームに挑戦するギャンブルサスペンス映画です。

定職に就かずフリーターとして暮らす伊藤カイジ(藤原竜也)。ある日友人の借金の保証人になったことで多額の負債を背負うことになり、人生のどん底に陥ります。

金融会社の社長・遠藤凛子(天海祐希)から取り立てを受けたカイジは、借金返済のため大金獲得ができるゲームへ参加することに。

生きるか死ぬかの大勝負に次々と挑むカイジ。そこへ現われたのは、新たなゲームを提案する帝愛グループの幹部・利根川(香川照之)でした。

しかし、彼が与えたラストチャンスはとても過酷なもので…。

『カイジ 人生逆転ゲーム』の見どころ①悪魔的な限定ジャンケン

天海祐希演じる悪徳金融会社の社長・遠藤の口八丁に乗せられたカイジが、エスポワールで挑んだジャンケンゲームは必見！

負のオーラが漂う船内で、生き残りを賭けた究極の悪魔的ゲームのはじまりです。

『カイジ 人生逆転ゲーム』の見どころ②帝愛グループの幹部・利根川の挑発

地下を出たカイジたちを待ち受けていたのは、香川照之演じる帝愛グループの幹部・利根川幸雄でした。

過酷なデスゲームで参加者たちを虐げる利根川の挑発ともとれる説教シーンは秀逸です。

「勝つことがすべて！勝たなきゃゴミ！勝ちもせずに生きることこそが論外」など、カイジをはじめとする負け犬たちを鼓舞するような強いメッセージを感じます。

『カイジ 人生逆転ゲーム』の見どころ③実力派の松山ケンイチや鈴木亮平も出演

本作では友情出演として松山ケンイチが佐原誠を演じ、鈴木亮平が黒服として出演しています。ブレイク前のふたりが観られる貴重な作品として楽しむのもおすすめです。

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『ゴールデンスランバー』(2010年)無実の男による大逃走劇

【あらすじ】

『ゴールデンスランバー』は、首相殺しの濡れ衣を着せられた青柳による逃亡サスペンス映画です。

暴漢に襲われたアイドルを救い、地元でちょっとした有名人になった青柳雅春(堺雅人)。数年ぶりに学生時代の親友・森田森吾(吉岡秀隆)と再会し「オズワルドにされるぞ」と奇妙な警告を受けます。

その直後、どこからともなく現れたドローンの爆発によって首相が暗殺され、なぜか青柳は警官から追われる立場に。街中では早くも青柳の顔写真が流出し、首相暗殺犯として報道されました。

混乱した青柳は、自分を犯人に仕立て上げた真犯人を知るために逃走につぐ逃走を重ねますが…。

本作で香川照之は青柳を追う刑事・佐々木一太郎役として出演しています。

『ゴールデンスランバー』の見どころ①手に汗握る逃亡劇

堺雅人演じる国民的ヒーローとなった優しい宅配ドライバーの青柳が、突然首相暗殺の汚名を着せられ、巨大な陰謀に包囲されながら必死に逃走する様子は必見！

暴力も辞さない凶悪な追手集団から追いつめられるスリルは尋常ではありません。

『ゴールデンスランバー』の見どころ②執拗に追う佐々木一太郎

香川照之が演じたのは、首相暗殺の濡れ衣を着せられた青柳(堺雅人)を執拗に追い詰める刑事・佐々木一太郎です。

彼は警察庁警備局総合情報課の刑事であり、首相暗殺事件において捜査の指揮をとる立場にあります。

青柳を犯人と断定した瞬間にさまざまな手を使って執拗に追う姿はまさに怪演です。

『ゴールデンスランバー』の見どころ③社会の意義を問う強いメッセージ性

ド迫力のアクションやサスペンスが印象的な本作。

しかし、単に国家権力に対する警鐘を表したストーリーではなく、観るものに訴える強いメッセージも感じます。

後に明かされる青柳(堺雅人)の過去にも注目してみてください。

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『あしたのジョー』(2011年)魂の傑作漫画を完全実写化！

【あらすじ】

『あしたのジョー』は、天性の才能を持つ少年矢吹丈がボクサーとして奮起するボクシング映画です。

昭和40年代。東京の殺伐とした下町で暮らす少年・矢吹丈(山下智久)。

彼の身のこなしを見た元ボクサー・丹下段平(香川照之)からボクサーのセンスを見出され、ジョーはプロボクサーとして活動することに。

そこでチャンピオンレベルの実力を持つプロボクサー・力石徹(伊勢谷友介)と運命の出会いを果たし、互いにライバルとして惹かれ合います。

『あしたのジョー』の見どころ①山下智久と伊勢谷友介の肉体改造

昭和の少年たちが熱狂したボクシングアニメの傑作を実写映画化した本作。

天才的なボクシングセンスを持つ主人公・矢吹丈を演じた山下智久と、彼の宿命のライバル・力石徹を演じた伊勢谷友介の肉体美に注目してみてください。

過酷な減量シーンやボクシングシーンにも圧倒的な説得力をもたらす彼らの鍛え上げられた身体はもはやプロボクサーそのものです。

『あしたのジョー』の見どころ②丹下段平演じる香川照之の情熱

主人公・矢吹丈の才能を見出したキーマン・丹下段平役を好演した香川照之の情熱が感じられる演技力も見どころのひとつです。

筋金入りのボクシング愛好家である彼は、俳優の域を超えたボクシング監修まで手掛けています。

そんなボクシングに対する熱い思いを共演した山下智久や伊勢谷友介にも注ぎ、段平になりきった彼の力強い演技が楽しめるはずです。

『あしたのジョー』の見どころ③ジョーVS力石 宿命の対決

天性のボクシングセンスを持つ少年・矢吹丈(山下智久)は、少年院で力石徹(伊勢谷友介)と運命の出会いを果たします。お互いの力を認め、惹かれ合うふたりがラストで対決するシーンは見逃せません。

プロとして復帰し、ついに世界タイトルまで上り詰める力石徹。一方、独自のボクシングで力石を追いかけるジョー。

命を懸けてでも戦いたいライバルとの熱い対決に目頭が熱くなります。

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『鍵泥棒のメソッド』(2012年)役者と殺し屋が入れ替わる喜劇！

【あらすじ】

『鍵泥棒のメソッド』は、貧乏役者と記憶喪失の殺し屋が入れ替わるサスペンスコメディ映画です。

銭湯で頭を強打し、記憶を失った羽振りのいい男。そこに居合わせた貧乏役者の桜井(堺雅人)は、出来心からロッカーのカギをすり替え、彼になりすますことに。

しかし、その男は裏社会で有名な殺し屋の遠藤(香川照之)でした。殺し屋になりすました桜井は、大金が絡む危険な依頼を引き受け大ピンチに！

一方、記憶喪失の遠藤は地道に努力し、役者として成功しますが…。

『鍵泥棒のメソッド』の見どころ①トリッキーすぎる展開

『アフタースクール』など、痛快な仕掛けで視聴者を魅了する内田けんじ監督がメガホンをとった本作。

ひょんなことから人生が入れ替わったふたりの男の喜劇をユニークに描いています。

内田監督作品ならではのトリッキーすぎる展開と演出は期待を裏切りません。

『鍵泥棒のメソッド』の見どころ②愚直な好青年になった殺し屋

殺し屋時代の凄みの利いた存在感から一転、愚直な好青年に変化する香川照之の絶妙な演技も見どころです。

記憶を失くし、すっかり自身を役者だと思い込んだ遠藤。そこに殺し屋としての面影は一切なく、ロングTシャツにジーンズ姿のファッションがどこか滑稽でかわいく見えてしまいます。

『鍵泥棒のメソッド』の見どころ③謎が一気に解明する爽快なラスト

「映画史上最高の爽快でときめくラストが待っている」という本作のキャッチコピーの通り、すべてがクライマックスで一気に解き明かされていく展開が非常に快感です。

置かれた立場がすべて入れ替わってしまったふたりの男と、彼らと関わった広末涼子演じる香苗による3人の群像模様はあらゆる面で楽しませてくれます。

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『劇場版 MOZU』(2015年)空前のスケールで描くハードボイルド作品

【あらすじ】

『劇場版 MOZU』は、家族の死の謎を追う刑事・倉木を中心に大規模な事件に立ち向かうハードボイルド映画です。

妻子の死の謎を追う公安警察官の倉木(西島秀俊)。彼は大杉(香川照之)、明星(真木よう子)とともに「MOZU事件」の闇を晒しました。

その後、高層ビル占拠爆破とペナム大使館襲撃という大規模なテロが同時に発生し、事態は混乱を極めます。

一連の事件は、犯罪プランナー高柳(伊勢谷友介)と殺し屋の権藤(松坂桃李)率いるテログループの仕業であり、彼はダルマ(ビートたけし)のもとである犯罪計画を極秘に進行していました。

ペナム共和国を舞台に、事件を追う倉木たちと、ダルマとの死闘がついに幕を開けます！　

『劇場版 MOZU』の見どころ①常識を超えたスケール

2014年にTBS、WOWOWの共同で制作された大ヒットドラマ『MOZU』シリーズ。

映像業界を震撼させ、観るものを圧倒させたドラマ待望の映画化ということもあり、より一層壮大なスケールで描かれています。

『劇場版 MOZU』の見どころ②作品史上最強のドリームキャスト

ドラマ版では西島秀俊演じる孤高な捜査官・倉木が巨大な陰謀に巻き込まれる物語を、香川照之や真木よう子による実力派のキャストの共演によって多くの話題を集めました。

今回その劇場版となった本作では、最強のラスボス「ダルマ」をビートたけしが演じ、その配下のテログループに伊勢谷友介、松坂桃李といった名高いキャスト陣が参加しています。

『劇場版 MOZU』の見どころ③規格外すぎるアクション

「ラストだから振り切ろう」と豪語したのは日本映画界屈指の映像制作チームを率いる羽住英一郎監督。

本作でメガホンを取った羽住監督は持ち前の技術力を駆使し、実物を使ったガン・アクションやカーチェイスなどの過酷な撮影に挑戦しました。

国内では絶対に実現不可能なアクションシーンを楽しむことができるのも本作ならではの魅力です。

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『クリーピー 偽りの隣人』(2016年)狂気の隣人に翻弄されるサスペンススリラー

【あらすじ】

『クリーピー 偽りの隣人』は、犯罪心理学者の高倉が一家失踪事件の謎に迫るサスペンス映画です。

妻と円満に暮らしている犯罪心理学者の高倉(西島秀俊)。彼は刑事である野上(東出昌大)から6年前に起こった一家失踪事件の分析を頼まれます。

事件唯一の生き残りである長女・早紀(川口春奈)の記憶をたどるも、核心にはたどりつけず難航。

一方、高倉の妻・康子(竹内結子)は引っ越した新居の隣人・西野(香川照之)のもとへ挨拶に行くも、彼にどこか不気味さを感じていました。

未解決事件の謎と隣人一家の不可解な関係。ふたつの繋がりに気づいた高倉が深い闇の真相に迫ります。

『クリーピー 偽りの隣人』の見どころ①徐々にぞっとする展開

タイトルになった「クリーピー」は、「不気味」や「ぞっとする」という意味を持つ言葉です。その言葉通り、徐々にぞっとするような気味の悪い描写がふんだんに登場します。

猟奇的な連続殺人事件を題材にしているため、その恐怖が体感できるサスペンススリラー好きには特におすすめです。

『クリーピー 偽りの隣人』の見どころ②香川照之の怪演が光る隣人・西野の狂気

本作で特に注目して欲しいのが、香川照之が演じるとにかく不気味な隣人・西野の狂気です。

はじめは無愛想で気難しい印象の西野ですが、急に愛想を良くしたり、冷酷な態度を見せたりと、その不気味さに背筋が凍るほどの恐怖を覚えます。

熟練した香川照之の巧みな演技が堪能できます。

『クリーピー 偽りの隣人』の見どころ③ラストで響く康子の悲鳴

狂気の隣人・西野(香川照之)に翻弄され、身も心もボロボロになった高倉の妻・康子(竹内結子)がラストで感情を爆発させた悲痛のシーンは必見。

西野から徐々に蝕まれ、弱っていった康子が声を振り絞るように悲鳴を上げます。短いワンシーンですが、全編を通して観るとすごく鮮烈であり、脳裏に焼き付いて離れません。

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『七つの会議』(2019年)池井戸潤が描く犯罪エンターテインメント

【あらすじ】

『七つの会議』は、東京建電に勤める八角を中心に働くことの正義を問う社会派映画です。

都内にある中堅メーカー「東京建電」。営業一課の万年係長である八角民夫(野村萬斎)はいわゆるぐうたら社員でした。

八角はトップセールスマンである課長の坂戸(片岡愛之助)から責されるも、定例の営業会議は傍観するのみ。八角は営業部長の北川(香川照之)が進める結果主義の社内でひとり飄々と日々を送ります。

そんなある日、社内で起こったパワハラ騒動により、坂戸は異動処分を下されたのです。なんと訴えた当事者は、年上部下である八角でした。

主人公・八角を通して、サラリーマンとしての戦いと葛藤を描いた闇の軌跡をたどります。

『七つの会議』の見どころ①エンターテインメント×ミステリーの融合

池井戸潤の代表作は数知れず、その作品群のなかでも特に傑作だと呼び声高いクライムノベルが原作です。

企業で生まれる矛盾、そして働く人たちの絆や葛藤など、身近な視点を題材に展開されるミステリー要素が魅力。

現代に生きるサラリーマンに捧ぐ企業犯罪エンターテインメントになっています。

『七つの会議』の見どころ②奔放なハッカク

野村萬斎演じるハッカクこと八角民夫は、捉えどころのない自由奔放な面と、己の信念を貫く強いメンタルを併せ持つ主人公です。

「結果こそすべて」だと主張する社内でも、自身のスタイルを貫く姿に心惹かれます。

『七つの会議』の見どころ③池井戸作品を支えた俳優陣が集結

『半沢直樹』や『下町ロケット』など、これまでの池井戸作品で活躍した名だたる俳優陣の夢の共演が楽しめます。

モーレツ管理職役の香川照之をはじめ、立川談春、北大路欣也、及川光博など、重厚かつ濃厚な演技に注目してみてください。

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香川照之出演おすすめドラマ7選

ここからは、香川照之が出演したおすすめドラマを厳選して7選紹介します。

『龍馬伝』(2010年)坂本龍馬の生涯を追う歴史ドラマ

【あらすじ】

『龍馬伝』は、幕末の時代を駆け抜けた坂本龍馬の生涯を追う歴史ドラマです。

明治15年。郵便汽船三菱社長の岩崎弥太郎(香川照之)は、高知県の新聞記者から突然取材を申し込まれます。

かつて維新志士として活躍した坂本龍馬(福山雅治)について調べているという記者に対し、弥太郎は「この世で一番嫌いだった。あれほど腹の立つ男はどこにもいない」と何故か泣き笑いで答えるのです。

そして彼は、知られざる坂本龍馬の生涯をゆっくりと語りはじめます。

『龍馬伝』の見どころ①ラストまで夢中になれる展開

日本史のなかでも特に人気の高い偉人のひとりである坂本龍馬。剣術も学問も苦手だった幼少期からが描かれている壮大なスケールのドラマになっています。

中だるみ一切なしの怒涛の展開なので、気づけば一気見してしまうほどの魅力があります。

『龍馬伝』の見どころ②はまり役すぎる福山雅治

1968年の『竜馬がゆく』以来の坂本龍馬を演じた福山雅治。彼が演じる坂本龍馬はまさに理想通りであり、誰もが思い描く主人公像そのものです。

香川照之演じる弥太郎から「人たらしじゃ」と妬まれるほど、懐の深さがとてもよく表現されています。

『龍馬伝』の見どころ③もうひとりの主人公・岩崎弥太郎

香川照之演じる三菱財閥の創始者・岩崎弥太郎。

彼は福山雅治演じる坂本龍馬と同じく土佐出身の下士として過酷な幼少期を過ごし、勉学ひとつで成り上がった波乱の生涯にも注目してみてください。

いつもおいしいところを龍馬に取られるため、毎回泣きながら「お前なんか嫌いじゃ」とわめく姿に不思議と愛おしさを感じます。

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『半沢直樹』(2013年)平成史に伝説を残した経済ドラマ

【あらすじ】

『半沢直樹』は、型破りのバンカー・半沢直樹の戦いを描いた経済ドラマです。

「上を目指す」と公言する有能な銀行マンの半沢直樹(堺雅人)。彼がバンカーとして頭取を目指す強い思いにはある理由がありました。

かつて両親が経営した工場が傾いたことで銀行に融資を引き揚げられ、父親が自殺したという過去があったからです。

すべては亡き父の無念を晴らすため。理不尽がまかり通る銀行の根本を変える半沢の戦いがはじまろうとしていました。

本作で香川照之は、半沢の最大のライバルである大和田暁常務を熱演しています。

『半沢直樹』の見どころ①スカッとする爽快な展開

部下の手柄を横取りし、自分の失敗を部下に押し付ける。

そんな横暴を見過ごせないのが堺雅人演じる半沢直樹であり、上司でも顧客でも怯まず果敢に反論する彼の姿にスカッとする爽快さを覚えます。

『半沢直樹』の見どころ②半沢直樹最大のライバル・大和田常務

本作を支えた影の立役者である香川照之演じる大和田暁常務も魅力的。

史上最年少で役員に出世したエリートバンカーである彼は、半沢(堺雅人)と深い因縁があるのです。

彼が放つ圧はすさまじいものであり、香川照之の卓越した演技力が際立ちます。

『半沢直樹』の見どころ③時代劇調な演出

バブル期に入行したバンカーたちが活躍する現代を舞台にした作品ですが、時おり時代劇を彷彿させる派手な演出がとても印象的です。

わかりやすい正義と悪、実力派俳優陣による骨太な演技、チャンバラを思わせるアクションなど、リアルと時代劇が融合したような独自の演出となっています。

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『大空港2013』(2013年)完全ワンシーンワンカットの群像コメディ

【あらすじ】

『大空港2013』は、松本空港で働くグランドスタッフ・大河内の奮闘を描いたコメディドラマです。

羽田に到着予定だったフジドリームエアラインズ。天候不良のため急きょ松本空港に着陸することになりました。グランドスタッフとして働く大河内千草(竹内結子)は、出発までの間乗客たちをフォローすることに。

しかし、その乗客たちは一筋縄ではいかないさまざまな事情を抱えていて…。

三谷幸喜が脚本・監督を務めた完全ワンシーンワンカットのオリジナルテレビドラマです。

『大空港2013』の見どころ①臨場感あふれる視点

本作は、完全ワンシーンワンカットという特殊な撮影方法を用いたドラマです。

視聴者と同じ目線でなめらかに進行するので、作品に没入できる不思議な魅力があります。

『大空港2013』の見どころ②田野倉家のハプニング

香川照之演じる大黒柱の守男をはじめ、神野三鈴演じる控えめな妻・美代子、生瀬勝久演じる美代子の兄・蔵之介など、個性派ぞろいの田野倉家が空港で大暴れします。

不倫、詐欺、まさかのカミングアウトなど、それぞれが抱える秘密が次々と明らかになる怒涛の展開に爆笑の嵐です。

『大空港2013』の見どころ③大河内の秀逸な立ち回り

お騒がせ一家である田野倉家をつきっきりで対応した竹内結子演じるグランドスタッフ・大河内の秀逸な立ち回りは必見。

あちこちで事件やトラブルを起こす田野倉家のフォローをひとりで淡々とこなす姿は素晴らしいとしかいいようがありません。

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『MOZU～百舌の叫ぶ夜～』(2014年)壮大なスケールで描くアクションサスペンスドラマ

【あらすじ】

『MOZU～百舌の叫ぶ夜～』は、妻を亡くした警部・倉木を中心に描くアクションサスペンスドラマです。

東京、銀座の繁華街で突然謎の爆発事件が起きました。白昼の惨劇に多くの市民が巻き込まれ、倉木警部(西島秀俊)の妻である千尋(石田ゆり子)が犠牲に。

テロか事故か、倉木は妻が死んだ真相を知るためひとりで捜査をはじめます。そこに叩き上げの大杉警部補(香川照之)も事件を追う過程で倉木と衝突しながらもともに捜査することに。

一方、爆発事件の現場に居合わせた公安部の明星巡査部長(真木よう子)は、特別任務である人物の行方を追っていて…。

『MOZU～百舌の叫ぶ夜～』の見どころ①テレビドラマ以上のクオリティ

『ダブルフェイス』を超える重厚かつ圧倒的なスケール感で描かれた本作。

TBSとWOWOWの総力を結集して制作されたドラマなだけに、そのクオリティは半端ではありません。

『MOZU～百舌の叫ぶ夜～』の見どころ②脇を固める強力な俳優陣

数々のドラマで共演する西島秀俊×香川照之の名コンビはもちろん、男社会で凛とした強い華を添える真木よう子や、有村架純、石田ゆり子など、実力者から注目の若手俳優＆女優たちが続々と活躍しています。

『MOZU～百舌の叫ぶ夜～』の見どころ③スリルと緊迫感あふれる展開

本作でメガホンを取ったのは、日本を代表する監督・演出家の羽住英一郎です。

映像不可能とまで言われた、原作の世界観を忠実に再現したリアルと緊迫感にあふれる展開に度肝を抜かれます。

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『流星ワゴン』(2015年)人生再生のドライブへ出発！

【あらすじ】

『流星ワゴン』は、人生をやり直すためのドライブをする一雄を描いたホームドラマです。

真面目な性格で何よりも家庭を大切にし、日々を正直に生きる永田一雄(西島秀俊)。しかし、妻子の心の闇を見過ごしていた彼は、家庭でことごとく不幸な仕打ちを受けることに。

さらに、一雄の父である末期がんの忠雄(香川照之)とは確執が残ったままでした。

絶望の淵に立たされ「もう死んでもいい」とさえ思った一雄の目の前に、亡くなったはずの橋本が現れて…。

『流星ワゴン』の見どころ①人生の岐路になった場所への旅

5年前に、交通事故で亡くなった親子が乗る不思議なワゴンに拾われた一雄(西島秀俊)。その不思議なワゴンは、家庭も仕事も失くした彼の人生をやり直すきっかけを与えました。

誰もが思う「過去をやり直したい」という視点から物語がはじまり、タイムスリップした一雄の行方を追うユニークな展開となっています。

『流星ワゴン』の見どころ②父と子の関係性

突然のリストラと家庭崩壊。絶望の淵にいた一雄(西島秀俊)は相容れず疎遠だった父・忠雄(香川照之)と奇妙な朋輩関係を築きます。

彼は、数年前に突然死した親子に導かれるまま過去へタイムスリップし、自分と同じ年齢の忠雄と出会うのです。

一雄の不思議な体験を通して描かれる父親の本当の姿と、強い親子愛を感じる心温まるストーリーが楽しめます。

『流星ワゴン』の見どころ③未来を変えていく一雄の成長

タイムスリップして過去をやり直そうとした一雄(西島秀俊)ですが、結局過去そのものはやり直すことができないという厳しい現実を知ることに。

しかし、彼は父である忠雄(香川照之)の偉大さを知り、同時に妻や子どもへの接し方に間違いがあったと気づいたおかけで未来を変えることができたのです。

過去は変えられないけど未来は変えていける。そう気づいた一雄が人として成長する姿に感動します。

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『99.9 -刑事専門弁護士-』(2016年)刑事事件の真相をあばく大逆転劇

【あらすじ】

『99.9 -刑事専門弁護士-』は、型破りな弁護士の活躍を描いたリーガルドラマです。

お金にならない刑事事件ばかり引き受ける貧乏弁護士の深山大翔(松本潤)。彼は何度も無罪を勝ち取っている実績を買われ、斑目春彦(岸部一徳)からヘッドハンティングされます。

移籍した深山は、民事のトッププレーヤーである佐田篤弘(香川照之)とバディを組むことに。佐田は渋々了承するも、金にならない民事事件にはまったく興味を示しません。

さらに、チームのもうひとりの弁護士である立花彩乃(榮倉奈々)も、斑目の命により畑ちがいの刑事事件ルームに嫌々入ることになるのでした。

『99.9 -刑事専門弁護士-』の見どころ①シリアスとコミカルの絶妙なバランス

連続ドラマでは初となる刑事専門弁護士を題材に制作された本作。

シリアスな場面とコミカルさがバランスよく配置されているので最後まで飽きずに楽しむことができます。

『99.9 -刑事専門弁護士-』の見どころ②深山に翻弄される佐田弁護士

松本潤演じる若手の深山弁護士と、香川照之演じる昭和キャラの佐田弁護士との掛け合いが何よりも魅力です。

プライドが高く上昇思考の佐田が、ことごとく深山にいじられる様子を見ていると何故かほっこりしてしまいます。

『99.9 -刑事専門弁護士-』の見どころ③ハラハラする逆転劇

本作では、刑事専門弁護士である深山(松本潤)たちが最後の0.1％まであきらめず、事実をひたすら追い求める姿に胸を打つ逆転劇となっています。

二転三転する展開の末、偽りの真実が覆され、事件の真相に迫ったときにどんな事実が待ち受けているのか。彼らの戦いに最後まで目が離せません。

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『集団左遷!!』(2019年)銀行員たちによる令和最初の下克上！

【あらすじ】

『集団左遷!!』は、三友銀行で働く片岡洋の奮闘を描いた社会派ドラマです。

三友銀行で働く片岡洋(福山雅治)は、蒲田支店の支店長に昇任するも、徹底した合理化を目指す会社の方針に翻弄されることに。

「ノルマを達成しなければ蒲田支店は廃店」と念を押されてしまった片岡は、本部と対立してでも支店の存続を決意します。

廃店による大規模なリストラを断行したいと横山常務(三上博史)は、さまざまな手を使って蒲田支店を潰しにかかりますが、片岡は行員たちを励ましながらノルマの100億円達成を目指すのでした。

『集団左遷!!』の見どころ①蒲田の下町パワー

本部からの厳しすぎるノルマに一度は落胆した蒲田支店の行員たち。

そんなもとに新しく赴任してきた片岡洋(福山雅治)の背中を見て下町パワーを徐々に取り戻していく様子は愉快です。

「ここから本当の奇跡を叶えるんです」と息巻く片岡支店長の情熱がひしひしと伝わります。

『集団左遷!!』の見どころ②香川照之演じる真山の真の姿

香川照之が演じるのは、廃店が決まっている蒲田支店副支店長の真山徹。冒頭から怪しげな行動が目立つ真山にスパイの疑惑がかかるも、第3話で真の姿を現します。

堅物な印象の真山ですが、実は人間味あふれる優しい性格です。そんな彼が時おり魅せる笑顔は必見。思わず彼に感情移入してしまうほどの魅力を持っています。

『集団左遷!!』の見どころ③とにかく走る福山雅治

本作でも特に注目すべきなのが、クールなかっこ良さを取り払った福山雅治演じる片岡の激走シーンです。

蒲田支店存続のため、都内をひたすら走りまわる彼の姿がとても印象的。これまでの福山雅治のイメージにはない「必死さ」が斬新です。

『集団左遷!!』の動画を配信しているサービスはここ！ https://doga.hikakujoho.com/library/00196951.html

香川照之出演おすすめ映画＆ドラマまとめ

今回は香川照之が出演したおすすめ映画＆ドラマ15選をお届けしました。

彼は数多くの作品で圧倒的な存在感を放ち、濃厚な演技力で視聴者を魅了し続けています。

本記事で紹介した映画やドラマを参考に、香川照之が出演した名作を観て素敵な動画ライフを満喫してみてください！