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もともとは映画としてでなく、「名古屋テレビ開局40周年記念」として制作されたドラマ作品で、2002年5月14日に放送された。反響が大きく同年の10月5日には、放送されたドラマに未放送のシーンを加えて劇場公開されたのが今作だ。
原作は山本周五郎の『さぶ』で、過去には何度も舞台・ドラマ化されている。監督は三池崇史が務め、藤原竜也や妻夫木聡、田畑智子、吹石一恵らが出演した。
ドラマは第29回放送文化基金賞番組部門テレビ番組賞、第40回ギャラクシー賞選奨、第57回文化庁芸術祭優秀賞、日本民間放送連盟賞優秀賞といった数々の賞を受賞するなど、高い評価を得た作品である。
幼いころから同じ奉公先で育ち、兄弟同然だった栄二(藤原竜也)とさぶ(妻夫木聡)。しかしある日栄二は濡れ衣を着せられて、石川島の人足寄場に流されてしまった。そうとは知らず、さぶは懸命に栄二を捜すがなかなか見つからない。
ようやく栄二と再会できたものの、人間不信に陥り復讐を誓った栄二は、さぶや想いを寄せ合っていた恋人のおすえ(吹石一恵)にも、人が変わったような冷たい態度をとるのだった。
子どものころから「芳古堂」に奉公する、表具職人。我慢ができない性格で、カッとなりやすい。ある日、濡れ衣を着せられて石川島の人足寄場に流されてしまう。人間不信に陥り、自分をはめた人間への復讐を誓い、石川島に訪ねてきたさぶやおすえに冷たくあたる。石川島に着いたころは荒れており、誰とも口をきかなかった。
栄二と同じく、「芳古堂」に奉公する表具職人。栄二とは子どものころからの付き合いで、兄弟同然に育った。愚鈍なところもあるが、素直で優しい性格。急に仕事場に出てこなくなった栄二を捜す。
小料理屋「すみよし」で働いている。栄二とさぶとの付き合いは長い。以前から、栄二のことを慕っている。奉公している料亭の女将に、縁談の話を持ちかけられる。
栄二に想いを寄せている女性。父と2人暮らし。「芳古堂」の得意先である両替商「綿文」に奉公している。
栄二が流された石川島の人足寄場を、取り締まる役人。人間不信になり、周囲の人々と揉め事ばかり起こす栄二を気にかける。
寄場差配。あだ名は「赤鬼」。強面で言動は乱暴だが、栄二やほかの罪人たちのことを気にかけている。
人足寄場で、最初に栄二に声をかけた男。もともとは呉服屋の入り婿だったが、自分を蔑ろにした女房を殺し損ねて、石川島に流された。
おのぶの姉を、女郎屋に身売りしようとした女衒。おのぶのことも売ろうとしたが失敗する。揉め事を起こし石川島に流され、栄二と再会した。周りの人間からの評価は非常に低い。
人足寄場の新入り。チンピラ風情で、なにかと栄二にいちゃもんをつける。
おすえの父親。罪人になった栄二にひとり娘のおすえは嫁にやれないと、ふたりの関係を反対する。さぶのことは気に入っている。
映画『SABU ~さぶ~』は、もともとは名古屋テレビ開局40周年を記念して製作されたスペシャルドラマでした。
第57回文化庁芸術祭優秀賞をはじめ多くの賞を受賞したという経緯があり、ドラマでは放送されなかった未公開シーンを加えて劇場公開された異色の映画です。
原作は山本周五郎の小説『さぶ』で過去には何度も舞台・ドラマ化された名作です。また今作は全編を35mmフィルムで撮影した、ドラマとしては異例の作品でもあります。
映画『SABU ~さぶ~』では、藤原竜也と妻夫木聡のふたりがW主演を務めました。今作は2002年に公開された作品であり、約20年前の初々しくもあるふたりの姿が見られる映画でもあります。
主演のふたり以外にも、沢田研二や六平直政、大杉漣、遠藤憲一などのベテラン勢がしっかりと脇を固めているのも、この映画の魅力のひとつです。
また吹石一恵や田畑智子など、栄二とさぶを取り巻く女優たちの熱演も見所といえます。
映画『SABU ~さぶ~』では、栄二が高価な金襴のきれを盗んだというあらぬ罪をかけられてしまいます。石川島の人足寄場に送られた栄二は、真犯人への復讐を誓います。
そんな栄二は人足寄場で岡安や松田らと出会い、少しずつ変わっていきます。そしてラストでは、栄二を陥れた事件の真相が明らかになります。特にラスト10分は、目が離せない展開となっています。
また栄二とさぶの絆や、おすえとおのぶを含めた人間模様も見所です!
第41回文藝賞を受賞した山崎ナオコーラの小説を、永作博美&松山ケンイチ共演で映画化 20歳年上の女性講師と恋に落ちた美術学校生の揺れる思いをリアルに描く。「ニシノユキヒコの恋と冒険」の井口奈己監督が、永作と松山のナチュラルな表情を引き出している。 地元の美術学校に通う19歳のみるめは、最近学校に赴任してきた非常勤講師のユリから絵のモデルになるよう頼まれる。そのまま関係を持ったふたりは急速に距離を縮め、みるめに片思いする友人のえんちゃんはヤキモキ。やがてユリに夫がいることが判明して…。
貫井徳郎の直木賞候補作を、妻夫木聡と満島ひかり共演で映画化したミステリー 羨望や嫉妬、駆け引きなど、誰もが日常で積み重ねる「愚行」が絡み合っていくさまを描く群像エンターテイメント。先の読めない予想外の展開に圧倒的な衝撃が走る。 エリートサラリーマンの夫、美人で完璧な妻、そしてかわいい一人娘の田向一家。そんな絵に描いたように幸せな家族が、ある日何者かに惨殺された。事件発生から1年後、週刊誌の記者である田中は、改めて事件の真相に迫ろうと取材を開始するのだが…。
1968年に公開され、過去に類をみない莫大な制作費がかけられたスペクタクル巨編。3時間以上の上映時間と、圧倒的なスケールの物語が話題となり、大ヒットを記録している。大量の水を使用した危険なシーンの撮影もおこなわれ、実際に何人かのスタッフとキャストが負傷した。また、今作は当時の日本を代表する名優たちが集結した作品でもある。製作にもかかわっている石原裕次郎や三船敏郎をはじめ、黒澤映画常連の志村喬、『白い巨塔』に出演した滝沢修など、そうそうたるメンバーが集結した。太田垣(滝沢修)率いる関西電力は、大規模な発電所建設の計画を立案する。場所は富山県に位置する黒部川の上流。多額の建設費と大勢の作業員たちを導入し、工事が始まった。掘削工事を担当するのは熊谷組の岩岡(石原裕次郎)で、彼は工事に不安を抱きながらも、危険で困難な掘削作業に身を投じていく。工事が進んでいた1957年。岩岡の不安は的中し、掘削工事による水漏れが発生。しばらく工事が進まない事態に陥ってしまう。
ドラマ化もされ人気を博した、東野圭吾のミステリー小説であるガリレオシリーズの映画化作品。 アパートで娘の美里とふたりで暮らしている花岡靖子のもとに、ある日離婚した夫が押しかけて来る。やがて喧嘩が始まり、争った末に元夫は殺されてしまう。 それを知った花岡母娘の隣に住む石神は、彼女らに救いの手を差し伸べる。彼は天才数学者で、事件の真相を隠すため、ふたりに論理的思考力を生かした指示を出していく。 警察は花岡母娘を疑い捜査をするが、彼女らには完全なアリバイがあった。そこで担当警部の草薙は帝都大学の天才物理学者・湯川に事件の協力を持ちかける。 事件に興味を持った湯川は、大学時代の友人であった石神が花岡母娘の隣に住んでいることを知り会いに行く。久々の再会を喜ぶふたり。しかし、捜査が進むにつれ湯川は、石神が事件に絡んでいることに気づくが…。 湯川は真相を暴き石神を止めることができるのだろうか?
ベストセラー小説『果てしなき渇き』を、実写化した作品。メインキャラクターを演じた小松菜奈は、今作への出演をきっかけにブレイクし、現在の人気につながった。新人とは思えないほど、堂々とした演技に注目だ。そのほかには、役所広司、妻夫木聡、オダギリジョーなどが出演している。あることがきっかけで職と家族を失った元刑事の藤島(役所広司)は、娘の加奈子(小松菜奈)を探していた。藤島が思い描いていた加奈子は、学校の人気者で優等生であるはずだったが、聞き込みを続けるにつれ、不良グループとも面識があったことが判明する。ときはさかのぼり、3年前。ボク(清水尋也)は、学校でいじめを受けていた。しかし、彼氏を亡くしたばかりの加奈子に救われ、ボクに対するいじめはなくなっていく。ボクはそんな加奈子に惹かれていき、亡くなった彼氏の代わりになることを願う。そして現代。娘の行方を追う藤島のなかで、加奈子のイメージが変わりはじめる。さらには、加奈子を追うほかのグループからも、暴行を受けてしまうのだった。藤島は娘を探すことに没頭するあまり、次第に狂気に陥っていく。
明治6年春、長野県松代区長の娘・横田英は反対する父を説得し、松代と新しい日本の為、同郷の河原鶴らとともに富岡製糸場に工女として入場した。明治政府は明治5年、群馬県富岡市に西洋と日本の技術を融合した世界最大規模の製糸工場を設立したが、工女集めに難航していた。フランスから招いた“生糸の神様”と呼ばれるポール・ブリュナ達フランス人に”生き血を抜かれる”という荒唐無稽な噂話が全国に広がっていたからだ。しかし、製糸場に到着した英が目にしたのは、これまで見たこともない別世界、壮大なレンガの建物とピカピカの器械、そして西洋式の労働環境の中で真摯に糸を引く先輩工女たちの姿だった。全国から集まった工女たちは、紅い襷を掛けることが許されている一等工女になり、一日も早く技術を習得し故郷に戻ることを夢見ていた。その姿に刺激された英と鶴らも、紅い襷を皆で目指すことを誓った。だが現実は、フランス人教師の厳しい指導や時には待遇の差、容易ではない糸取り作業、苦労の連続だった。そんなある日、彼女たちのもとへウィーンから驚くべきニュースが届けられた・・・。
風俗の世界に身を置きながら、前向きにあっけらかんと生きる女たちを描いた青春ドラマ 女優を夢見る女と玉の輿を狙う現代娘の青春模様。風俗の世界が舞台ゆえに過激描写があるも、爽やかな青春物語として見応えあり。日本映画初のヘアヌードが話題になった。 小劇団の女優・レイは、昼は芝居の稽古に精を出し、夜はSMクラブの女王として働いていた。ある晩、彼女はホテトル嬢のアユミと親しくなり、すっかり意気投合する。その後、レイはいよいよ劇団の公開日を迎え、アユミたちの見守る中、舞台に立つ。
高島礼子の劇場映画デビュー作。逢坂剛原作によるエロティックミステリー! 映画初主演の高島礼子がヌードも辞さない大胆なベッドシーンを披露。スリリングな展開と先の読めないストーリーに引き込まれる。嶋田久作が不気味な脳外科医を怪演。 精神神経科の女医・藍子は、女友達に暴行を加えた患者・追分の精神鑑定を依頼される。そんななか、殺害した女性のまぶたを切り取るという猟奇殺人事件が起こる。時を同じくして、藍子のもとに異常とも思える脅迫めいた電話が頻繁に掛かるようになり…。
『愛のむきだし』や『冷たい熱帯魚』など、独特な世界観を持つ映画を監督してきた園子温。グロテスクな映像を撮ることも多い彼が、実際に起きた殺人事件を下敷きに描いた作品が『愛なき森で叫べ』である。今作でも残虐な描写は健在であり、目を背けたくなるような映像の数々にも注目。そんな今作の主演を務めたのは、『アウトレイジ』などに出演した椎名桔平。高いカリスマ性を持つ、連続殺人鬼を演じている。夢を追いかけて上京してきたシン(満島真之介)は、ジェイ(YOUNG DAIS)率いるグループと映画を作ることになる。目標は新人監督を発掘するフィルムアワードの入選。すぐに仲良くなった彼らは、シンに妙子(日南響子)という女性を紹介する。さらに妙子の友人である美津子(鎌滝えり)と、彼女に近づく村田(椎名桔平)という男と知り合う。村田を怪しむシンたちだったが、酒を飲むとすぐに意気投合。ともに映画制作を始めるのだった。シンたちは撮影を通して、村田の異常性を知っていくことになる。