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【オキシジェン】は1社の動画配信サービスで配信中です。
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※実際の配信状況は各VODサービスをご確認ください。
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オキシジェンはNetflix(ネットフリックス)で視聴可能です!
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見知らぬ機械の中に閉じ込められてしまった女性を描く、SFパニック映画。全編をとおして、登場人物はひとりしかおらず、AIや外部との会話だけで物語が進んでいく。なぜ主人公は閉じこめられているのか、徐々に明らかになっていく真実は、観客に驚きを与える。
今作の監督は、『クロール 凶暴領域』を手掛けたアレクサンドル・アジャ。狭い密室の中でも、観客を飽きさせない細かい演出が多く施された。主演はメラニー・ロランが務め、全編にわたって彼女のひとり演技が楽しめる。
リズ(メラニー・ロラン)が目を覚ますと、そこは見覚えのないポッドの中だった。彼女にはいっさいの記憶がなく、なぜ自分が閉じこめられているのか、どこにいるのかもわからない。
ポッドの中に残っている酸素は残りわずか。酸素のメーターが0になる前に脱出しなければ、窒息死してしまうことが確定する。エリザベスはポッドに搭載されていたAIを通じ、外部と連絡を取ろうと試みる。
ポッドの中で目を覚ました女性。記憶を失っているが、まれに断片的な記憶が蘇る。目覚めてすぐにAIのミロを起動し、警察に通報しようとした。限りある酸素のなかで脱出しようとするが、驚愕の真実を知ることになる。
ポッドの中に搭載されていたAI。人間的な優しさは持ち合わせておらず、ポッドの蓋を開ける際にも、コードを要求した。リズの要求に応え、警察に電話をかけたり、記憶に関するデータを見せる。リズがポッドを破壊しようとすると、反撃してくる。
リズが唯一思い出した男性。夫であると考えるが、その正体は謎に包まれている。
今作はSF版『[リミット]』ともいえる作品です。主人公のリズには過去の記憶がなく、なぜ閉じこめられているのかも覚えていません。ストーリーは彼女が過去の記憶を思い出し、脱出するまでを描いています。
劇中で登場するのは、リズひとりだけです。リズはAIのミロをとおして、警察や知人に電話をかけていきます。
このように、今作は一種の会話劇としても成り立っており、会話をとおして知るわずかな情報が、リズの生死を握っています。
劇中での最大の謎は、「なぜリズが閉じこめられたのか?」です。そして、彼女が閉じこめられている場所も重要となります。
今作は一般的なパニック映画ではありません。閉じこめられている状況を巧みに利用した、硬派なSF作品でもあります。リズの記憶に関する情報には、伏線が仕込まれており、すべてが回収されるラストは必見です。
先の展開を知ってしまうと、驚きが半減するため、ネタバレを読まずに映画に臨むのがおすすめです。
タイトルの『オキシジェン』は、直訳すると「酸素」になります。リズが入れられているポッドには、酸素の量に限りがあり、彼女に残された時間は酸素メーターが0になるまでです。
映画冒頭でタイムリミットを設定することにより、物語にたしかな緊張感を持たせました。またリズが興奮したり、騒いだりすると、メーターの減りが早くなってしまいます。
酸素に関する設定によって、緊張感だけでなく、リズの行動にも制限をかけているのです。観ているだけで息苦しさを感じますが、当たり前にある酸素の大切さを教えてくれます。
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