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人類の起源は地球上ではなく、宇宙にあった? 人類創生と異星人「エイリアン」が誕生するにいたる背景に迫った「エイリアン・ゼロ」的な作品。種の起源を宇宙や異星人に求めたことで、公開後に様々な議論を巻き起こした問題作。
西暦2000年代の終盤。地球上で発見された古代遺跡から「人類の起源」の答えが、とある惑星にある可能性が浮かび上がる。それは知的生命体が過去に地球を訪れた可能性を示したものだった。
この遺跡を発見した考古学者ショウとホロウェイたち探査メンバーを乗せて、宇宙探査船プロメテウス号は、遺跡が示す惑星 LV-223を目指す。そこでショウたちを待ち受けていたものとは…地球上のあらゆる物を凌駕する驚愕の世界であり、明らかに知的生命体の存在を確信させるものだった。
種の起源の真実に迫るべく、探査乗組員たちは調査に乗り出すが、ミルバーンとファイフィールドは無数の謎の円筒型の容器を発見する。これが引き金となり、予測不可能な危機的事態に巻き込まれ、さらには驚愕の真実が解き明かされていく。
考古学者としてプロメテウスに搭乗し、探査プロジェクトに参加した女性。考古学だけではなく、生物学や医学の知識もあり、惑星 LV-223で発見した「エンジニア」の死体を分析した。探査チームのリーダーであるチャーリー・ホロウェイとは恋人同士。自分が子どもを産めない身体であることにコンプレックスを抱えている。
ショウの恋人であり、考古学者。ショウと一緒に古代壁画に描かれたエンジニアの痕跡から、惑星 LV-223を特定すると同時に、人類がエンジニアに創られたという学説を主張する。リーダーとして積極的に遺跡捜索をするが、安直に宇宙服のヘルメットを外すうかつさもある。
探査プロジェクトのスポンサーであるウェイランド社が作った人間そっくりのアンドロイド。プロメテウス号が惑星 LV-223に向かう途中では、冷凍睡眠している乗組員に代わって船のメンテナンスをおこなうほか、古代語など探査のサポートスキルを学んでいた。密かにプロジェクト以外の命令も受けているらしいが…。
ウェンランド社の監査役として、プロジェクトに参加してプロメテウス号に乗り込んでいる。冷徹な態度から、ほかの乗員からは彼女もアンドロイドではないかと疑う者もいるほど。
ウェンランド社の社長。探査プロジェクトの費用を出したスポンサーである。プロメテウス号が惑星 LV-223に到着したとき、ホログラムによるビデオメッセージで登場し、自分は高齢で発進から到着まで2年以上も掛かるので、「このメッセージを見る頃には自分はすでに死んでいるだろう」と語った。
プロメテウス号の船長。飄々とした性格で、探査プロジェクトの内容に関しては口を出さないが、船の運用や乗客の安全確保には強いリーダーシップを発揮する。
探査プロジェクトに参加した地質学者。ボール型の探査ロボットを使って、遺跡内部のマッピングをおこなう。
生物学者。遺跡の探索でファイフィールドにつき合って、先にプロメテウス号に帰ろうとするが、ふたり揃って道に迷ってしまう。
身長約3mの異星人。真っ白な皮膚に無毛の巨人だが、太古の地球を訪れて、自分のDNAを拡散させたことが本作の冒頭で描かれている。
本作品を監督したのは、第1作目の『エイリアン』を手がけた鬼才、リドリー・スコット監督です。正式にナンバリングされた作品が「4」まで作られただけではなく、様々なスピンオフ作品があふれた『エイリアン』シリーズですが、本作はエイリアンの正体にせまる「原点回帰」的な作品となっています。
今回、監督がターゲットにしたのは、第1作目の『エイリアン』で登場した「スペースジョッキー」と呼ばれる化石化した死体の異星人です。このときにはエイリアンの存在を匂わすだけのキャラクターとして描かれていましたが、『プロメテウス』では長きにわたって謎に包まれていたスペースジョッキーの正体と人類の関係がついに明らかになります!
通常であればシリーズ物の映画は、旧作を観ておくのが基本ですが、この作品に限って言えば、過去の『エイリアン』シリーズを予習・復習する必要はありません。本作がストーリーの時系列上、『エイリアン』の前に起こる前日譚に位置する物だからです。
ただし、本作の終末が『エイリアン』のオープニングへと直接繋がるわけでもなかったりします。実は本作の終わりは次回作である『エイリアン:コヴェナント』(2017年公開)へと続いていきますので、こちらも続けてチェックすることを全力でおすすめします。
『プロメテウス』は単なる人外魔境のモンスターが暴れるアクションSFだけでは終わりません。ショウたちがプロメテウス号に乗って惑星 LV-223を訪れたプロジェクトの目的は、「エンジニア」と呼ばれる異星人が自分たち人類を作ったのではないか? ということを調べることです。
一方で、アンドロイドのデヴィッドが、「何故私を創ったのですか?」と質問をするシーンがあります。生命体にしろ、アンドロイドにしろ、知性を与えられた存在が、自分を創った創造主に対して発するこの問いかけは、どこか深い哲学的な意味が込められているといってもいいでしょう。
その確かな答えが得られるかどうかは、ぜひとも本編を観て確認してみてください。
NICE
『プロメテウス』
古代文明の共通した天文学からヒントを得て、人類の創造主に会いに行く話!この手の物語は大好きです♪
【キャラクター設定】
●宇宙人(創造主) → 人間(造られた側)
●人間(創造主) →アンドロイド(造られた側)
この構図が素晴らしい!何かとクルーから冷たく扱われるアンドロイドのデイビット。
『彼は人間じゃないから感情が無い』みたいな台詞もあるけど、創造した側の人間がアンドロイドを下に扱っているのに、自分達の創造主に会いに行く!てのが面白い♪
●地球の縮図がプロメテウス号
・シャーリーズセロンが『アンドロイドなの?』と言われるくらい任務に忠実!て話があるけど、クルーそれぞれが個性的。
考えの違う人々が1つの目的の為に集まっている姿は社会を連想させる。本作の場合は宇宙船を人類最大の社会"地球"の縮図と言い合わせる事ができると思う。
【『2001年宇宙の旅』を意識した作り】
●白い船内
●特殊メイクの老人
●人工知能(ロボット)
●オレンジの宇宙服
そう見える点もいくつかあり、物語的にも似ている。ただ考え方や結末の路線が違うだけ。
ただ本作の物語の答えである『人類を作った理由』については明かされない。
『2001年〜』の様に難解にする訳ではなくて、女性博士の冒険は続く!的な感じで。
具体的な答えを描かなかった事は正解だと思う。何か答えを設けると、時代と共に"古い考え方"になってしまう恐れがある。答えを提示しない事で『2001年〜』は50年たった今でも通用するストーリー。
【生命の起源】
しかし、"後世に残る映画"要素は冒頭ですでに台無しにしてしまっている!
白い宇宙人が地球の海に溶けていくシーンがある。つまり彼が地球上の生物の起源である!という事。
しかしDNAて上書きじゃないの?宇宙人が直接、人間の起源!てなら分かるけど生命の最初の姿であるバクテリアから人型のDNAを持ってた!て事は科学的におかしい!
一般人でも知っているレベルの知識には矛盾の生じない設定にして欲しい。後に古くなるどころか、公開時にはすでに解き明かされている内容が物語に反映されていない。
【3D映画】
公開当時はまだ3D上映が流行っていたので、それを意識した作りになってる!オープニングの大自然や創造主のDNAが変化する様子など、3Dならではの迫力映画!
【まとめ】
おしい映画!後世に残る傑作の要素はあるんだけど、曖昧な点は物語の構成に不自然な点も多い。
アンドロイドの件や、人類の起源を追い求める女博士が子供を産めない体だとか、不老不死だとか生命に関するあらゆる要素が組み立てられているし上手い点もあるんですけどね。
セルフ帝王切開のシーンはトラウマ。笑
あれ?エイリアンについて語ってない。笑
ロシア映画界がハリウッドをしのぐ驚異のビジュアルで放ったSFアクション大作 モンスターアクションと脱出サスペンスを融合したロシア発の傑作エンタメ。ロシア映画ならではの独特な世界観と「想像力の限界」と称されたモンスターの造形に注目だ。 底知れぬ沼が広がる惑星「XT-59」に住む人類は、惑星管理システムの命令どおりに生きなければならない。命令に背いて囚人となった者たちは生存困難な大地に追放される。彼らが生き残る唯一の方法は、300キロ離れた伝説の島に自らの足で移動することだった。
数千万人が犠牲となった異星人との戦いにより人類滅亡の危機となった地球。宇宙戦争を終わらせるものとして国際艦隊は若き戦士<エンダー>を選ぶが・・・
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2018月9月25日~2020月10月19日
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