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『アベンジャーズ』第1作目のヴィランである、ロキを主人公としたDisney+オリジナルドラマ。ロキ自身は『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』でサノスに殺害されているが、今作では『アベンジャーズ/エンドゲーム』で描かれた過去世界のロキが主人公となる。
タイムトラベルの要素だけでなく、「マルチバース」の概念をシリーズにもたらした作品であり、今後のストーリーに関わる重大な事件が描かれた。
「インフィニティ・ストーン」を手に入れるため、過去にタイムトラベルしたアベンジャーズ。しかし、ストーンの入った「四次元キューブ」をロキ(トム・ヒドルストン)に奪われてしまう。
ストーンの力を使いニューヨークを脱出したロキだったが、その直後TVAと名乗る組織に拘束される。ロキは知らぬ間に並行世界を作り出しており、「変異体」としてTVAに処分される運命にあった。
しかし、TVA職員のメビウス(オーウェン・ウィルソン)の助けにより、組織に協力することで処分を免れるのだった。
アスガルド出身の神であり、ソーの弟。ニューヨークを攻めるも、アベンジャーズに阻まれ、拘束されていた。本来はアスガルドに連行されるはずだったが、「四次元キューブ」を手にしたことで歴史を変えてしまう。処分を免れるため、TVAに協力する。
ロキの変異体。TVAに処分されそうになるが、現在も逃走を続けている。TVAの壊滅を計画しており、タイムトラベルして積極的に攻撃を仕掛けた。他人を操る能力を持っているほか、人間の過去の記憶をのぞくことができる。
時間そのものを監視し、変異体を処分しているTVA職員。ロキの未来を知っており、サノスに殺害されることを教えた。周囲の反対を押し切り、ロキを味方につける。ロキとともに時間を超え、シルヴィの潜伏場所を導きだした。
タイムキーパーから直接指示を受けている女性。メビウスとは旧知の仲で、命令を下していた。
TVA職員。ロキをまったく信用しておらず、メビウスにもロキの危険性を忠告する。
TVA本部で放送されている、解説ビデオに登場するキャラクター。
シルヴィに囚われたTVAのエージェント。シルヴィの能力により、忘れていた記憶を思い出す。
『アベンジャーズ/エンドゲーム』以降、シリーズの時系列はより複雑になりました。今作はアベンジャーズがタイムトラベルしたニューヨーク、つまりは『アベンジャーズ』1作目の時代からスタートします。
この時代ではロキはヴィランとして地球にやってきており、当時のアベンジャーズと戦っていました。しかし、ロキが逃げだしたことで、本来とは異なる歴史が生まれるのです。
ふたつの作品で起きた事件が絡み合う複雑な時間軸が舞台ですが、シリーズファンならすぐ理解できるストーリーです。
ロキの逃走劇により、ロキがサノスに殺される未来が失われました。ソーと協力したことや、義理の姉が復活したことも、今作のロキは知りません。別世界のロキ、通称「変異体」が生まれた瞬間です。
「マルチバース」とは、本来の世界とは異なる並行世界を意味しています。劇中では「マルチバース」を防ぐため、時間を管理している組織・TVAが登場しました。
並行世界の概念は、今後のシリーズにも影響をおよぼします。そのためシリーズファンにとって、今作は必見のドラマといえます。
メビウスは堅物の多いTVAのなかでも、特に柔軟なキャラクターです。ロキの能力を認め、自身の任務に協力するよう、申し出ました。
メビウスを演じてるのは、『ナイト ミュージアム』シリーズに出演した、オーウェン・ウィルソンです。コメディ映画のイメージが強い俳優ですが、メビウスは比較的シリアスな人物といえます。
オーウェンの演技により、ロキから見て敵側に属していながらも、親しみやすさを感じるキャラクターとなっています。
『ワンダヴィジョン』に続く、マーベル・シネマティック・ユニバースのドラマ第2弾。今作はキャプテン・アメリカから盾を受け継いだファルコン、罪の意識にさいなまれるウィンター・ソルジャーのふたりを主人公としている。引退したキャプテン・アメリカの意志、ヒーローの象徴である盾の行方など、「正義とは何か?」を問いかけるストーリーに注目だ。キャプテン・アメリカの盾の扱いに悩んでいたファルコン(アンソニー・マッキー)は、アメリカ政府に盾を返還することを決断する。しかしウィンター・ソルジャー(セバスチャン・スタン)は、盾を手放したファルコンを非難し、ふたりは仲たがいをしてしまう。さらには、アメリカ政府が独断で「新キャプテン・アメリカ」を作り出し、盾も赤の他人に渡ることになる。そんななか、カーリ・モーゲンソウ(エリン・ケリーマン)率いる、「フラッグ・スマッシャーズ」が世界中でテロを引き起こす。彼らは超人血清を使っており、ファルコンとウィンター・ソルジャー相手にも圧倒する力を持っていた。
マーベル・シネマティック・ユニバース初となる、オリジナルドラマ。『アベンジャーズ/エンドゲーム』から地続きのストーリーであり、シリーズの今後にかかわる、重大な作品となった。主人公となるのは、ワンダ・マキシモフとヴィジョンのカップルで、ふたりの不思議な関係性も描かれる。主演は『アベンジャーズ/エイジ・オブ・ウルトロン』からシリーズに出演してきた、エリザベス・オルセンとポール・ベタニーのふたり。また、サプライズキャストや、シリーズおなじみのキャラクターたちも登場している。とある施設のテレビには、「アベンジャーズ」メンバーのワンダ(エリザベス・オルセン)と、死んだはずのヴィジョン(ポール・ベタニー)の姿が映し出されていた。ふたりは郊外の街「ウェストビュー」で幸せそうな結婚生活を送っており、住人たちとの交流もさかんにおこなっている。一方、「アベンジャーズ」の活躍により復活した、モニカ・ランボー(テヨナ・パリス)がウェストビューの外に到着。ワンダが立てこもっている街を元に戻すため、奮闘していくことになるのだが…。
今作は『スター・ウォーズ』の旧3部作に登場した、ボバ・フェットを主人公とするスピンオフドラマである。第6作目でルーク・スカイウォーカーに敗れた後の物語を描いており、裏社会で活躍していく姿が描かれた。エピソード監督にはロバート・ロドリゲスやキャスリーン・ケネディ、コリン・ウィルソンなど、一流のフィルムメーカーたちを起用。脚本は『マンダロリアン』から引き続き、ジョン・ファブローが手掛けている。巨大生物・サルラックに飲み込まれたボバ・フェット(テムエラ・モリソン)は、装備に搭載されていた武器を使って、なんとか脱出に成功する。その直後に装備一式が盗まれるも、偶然ボバの装備を手に入れたマンダロリアン(ペドロ・パスカル)との出会いにより、惑星タトゥイーンの支配者として君臨することとなった。ボバは相棒のフェネック・シャンド(ミンナ・ウェン)と協力し、順調にタトゥイーンを支配していくが、突如として暗殺者から命を狙われることになる。