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『相棒』シリーズなどに出演する、水谷豊が監督を務めた作品。解散寸前の交響楽団に所属するメンバーたちと、楽団を支える人々のドラマを描く。クラシック音楽の文化を取り入れた作品で、世界的な指揮者である西本智実が音楽監督を務めている。
そんな今作の主演を務めたのは、宝塚歌劇団出身の女優・檀れい。ベテランといえる女優だが、映画で主演を務めるのは今作が初めてである。また、楽団員を演じたキャストたちは、劇中で実際に楽器を演奏しており、迫力のあるオーケストラシーンが撮影された。
弥生交響楽団は年2回コンサートを開催している、小規模の楽団だ。主催者の花村理子(檀れい)は、楽団を運営していこうと尽力するが、資金が集まらず解散を余儀なくされてしまう。突然の解散発表にメンバーは驚き、中には怒りをあらわにする者もいた。
理子は楽団員のため、ラストコンサートの開催を決意する。しかし、メンバーたちも微妙な空気になってしまい、どうしても指揮者が見つからず…。
檀 れい
石丸幹二 森 マリア 町田啓太
田口浩正 永岡 佑 梅舟惟永 田中要次 木越 明 高瀬哲朗 藤吉久美子
小市慢太郎 カンニング竹山 HideboH 渋谷謙人 松金よね子
六平直政 山中崇史/檀 ふみ/河相我聞 原田龍二
水谷 豊
監督・脚本/水谷 豊 撮影監督/会田正裕 (J.S.C.)
製作総指揮/早河 洋 製作統括/手塚 治
製作/西 新 村松秀信 水谷晴夫 與田尚志 企画/長井富夫 エグゼクティブプロデューサー/桑田 潔
プロデューサー/遠藤英明 西平敦郎 栗生一馬 アソシエイトプロデューサー/青柳貴之 キャスティングプロデューサー/福岡康裕
音楽/山元淑稀 美術/近藤成之 照明/松村泰裕 録音/石寺健一 編集/只野信也 (J.S.E.) 装飾/山岸正一 衣裳デザイナー/高橋正史
スクリプター/本図木綿子 音響効果/赤澤勇二 助監督/杉山泰一 制作担当/宮下直也 プロダクションスーパーバイザー/菊池淳夫
ラインプロデューサー/今村勝範 VFXスーパーバイザー/戸枝誠憲 プロデューサー補/押切大機 宣伝プロデューサー/孤嶋健二郎 湯口隆明
マエストロオブオーケストラ/西本智実 イルミナートフィルハーモニーオーケストラ
「太陽とボレロ」製作委員会/テレビ朝日 東映 トライサム 東映ビデオ 製作プロダクション/東映東京撮影所 東映テレビ・プロダクション 配給/東映
洋服店を経営している女性。クラシック音楽が好きで、18年前に弥生交響楽団を結成した。洋服店を経営しつつ、楽団の運営を続けていたが、両立が難しくなってしまう。楽団員たちからは慕われているが、解散を発表したため、一部のメンバーの信頼を失ってしまう。
中古車販売店の社長。理子と同じく、弥生交響楽団の運営に関わっている。自身もかつてはサックス奏者だった。楽団員の田ノ浦を自社で雇い、メンバーの生活も心配している。理子とは頻繁に会っているが、恋愛関係にはなっていない。
弥生交響楽団のトランペット奏者。鶴間の会社で働いているが、練習のため休みがちで、同僚からは白い目で見られている。同期のあかりと仲がよく、食事やコンサートに出かけている。副指揮者の片岡を嫌っており、陰口を本人に聞かれてしまう。
田ノ浦の友人で、バイオリン奏者。誰にでも優しく接しており、敵が少ない。
副指揮者。メンバーからは嫌われており、バーベキューなどにも呼ばれない。
チェロ奏者。片岡とは特に仲が悪く、過去には喧嘩に発展したこともあった。
オーボエを担当する楽団員。音楽で生きていくことを決意しており、解散に強く反対する。
理子の母。くも膜下出血で倒れた過去があるが、現在は回復している。
理子の恩師であり、弥生交響楽団の指揮者。コンサートの最中に倒れてしまう。
今作はアマチュアのオーケストラを描いており、音楽性の違いによる衝突や、資金面での辛さなどが語られます。楽団内で起きる人間関係を生々しく描写しつつも、音楽に惹かれる人間の性を描いた作品です。
音楽は形こそ変化していますが、古来から人類には欠かせない娯楽でした。今作では「音楽がなぜ人を惹きつけるのか」といった、漠然とした疑問にひとつの答えを出しています。
楽しいことばかり描かれない点も今作の特徴ですが、それでも演奏することを諦めない楽団員たちに、心を動かされること間違いなしです。
今作は近年公開された日本映画の中で、もっともオーケストラのシーンに力を入れた作品といえるでしょう。たっぷり時間をかけて、オーケストラのすみずみまで映していくシーンは必見です。
また、今作には世界的な指揮者・西本智実が参加しています。音楽監督を務めているだけではなく、映画冒頭では実際にオーケストラを指揮する姿も映し出されました。
本来は音が大事なオーケストラですが、劇中では指揮者や奏者たちの躍動感も楽しむことができます。
弥生交響楽団のメンバーを演じたキャストたちは、実際に1年かけて楽器を練習し、撮影に挑みました。劇中での演奏シーンは吹き替えなしで撮影されており、キャストたちの本気さが伝わってきます。
今作最大の見どころは、フルオーケストラで「ボレロ」を演奏するシーンです。このシーンでは、プロの演奏家たちの中に俳優が配置されており、一丸となって演奏に取り組む姿が映し出されました。
実際に俳優が演奏したことで、嘘のない映像に仕上がっており、感動も倍増します。
1988年に公開された『異人たちとの夏』は、山本周五郎賞の記念すべき第1回目の受賞作品となった山田太一の同名小説を映画化した作品。監督は日本を代表する大林宣彦が務め、脚本は『ウルトラセブン』や『傷だらけの天使』などを手掛けた市川森一が担当している。妻子と別れた40代の人気シナリオライター・原田英雄(風間杜夫)は、“夜になると誰もいなくなる”という奇妙なマンションでひとり暮らしをしていた。ある日、同じマンションに住む若い女性・藤野桂(名取裕子)が訪ねてくる。しかし、英雄は彼女のことを追い返す。その翌日――。ぶらりと故郷の浅草へ足を運んでいた英雄は、そこで不思議な出会いに遭遇する。なんと亡くなったはずの両親と再会したのだ。両親は英雄が40歳を過ぎていることを知りながらも、まるで子どものころに戻ったかのようにかわいがってくれた。すっかり上機嫌になった英雄は、エレベーターで再会した桂に優しく接する。そして桂と恋人関係となり、昼間は亡くなったはずの両親に会いに行く奇跡のような生活がはじまる。しかし、亡くなった両親との生活がそのまま続くはずもなく…。
実際に起こった衝撃的な事件を映画化。担任教師を追い詰める中学生の心の闇を描く 2009年に愛知県で起きた事件をベースにした意欲作。ホラーを得意とする内藤瑛亮監督がその手腕を発揮。教師を流産させようと目論む女子中学生の行為がひたすら恐ろしい。 郊外の女子中学で教鞭をとるサワコは、難しい年頃の生徒や、その保護者の扱いに頭を悩ます日々を送っていた。ある日、サワコの妊娠が発覚するが、受け持ちの生徒の一人・ミヅキは、その事実に拒否反応を示す。そして彼女は「先生を流産させる会」を結成し…。
1968年に公開され、過去に類をみない莫大な制作費がかけられたスペクタクル巨編。3時間以上の上映時間と、圧倒的なスケールの物語が話題となり、大ヒットを記録している。大量の水を使用した危険なシーンの撮影もおこなわれ、実際に何人かのスタッフとキャストが負傷した。また、今作は当時の日本を代表する名優たちが集結した作品でもある。製作にもかかわっている石原裕次郎や三船敏郎をはじめ、黒澤映画常連の志村喬、『白い巨塔』に出演した滝沢修など、そうそうたるメンバーが集結した。太田垣(滝沢修)率いる関西電力は、大規模な発電所建設の計画を立案する。場所は富山県に位置する黒部川の上流。多額の建設費と大勢の作業員たちを導入し、工事が始まった。掘削工事を担当するのは熊谷組の岩岡(石原裕次郎)で、彼は工事に不安を抱きながらも、危険で困難な掘削作業に身を投じていく。工事が進んでいた1957年。岩岡の不安は的中し、掘削工事による水漏れが発生。しばらく工事が進まない事態に陥ってしまう。
2019年に公開された『キングダム』、そして2020年8月公開の『狂武蔵』が話題を集めている坂口拓主演の、究極のアクション・ムービー。監督の下村勇二は『GANTZ』『キングダム』など、数多くの作品でアクション監督を務めてきた。坂口拓とは20年来の付き合いということもあり、アクションファンならば唸らずにはいられない演出が施されている。2017年に公開。石川県でコンビニ店員として働きながら、少女・サチ(近藤結良)と一緒に暮らす黒田俊郎(坂口拓)。サチの前では優しい「おじさん」である俊郎だが、実は特殊部隊の傭兵だった過去を持つ男なのだ。平和に暮らす2人のもとに、かつて俊郎が所属し、そして壊滅させた部隊から刺客たちが次々と送り込まれる。現役時代と変わらない戦闘力で、刺客たちを始末していく俊郎だったが、サチが拉致されてしまう。しかしサチの拉致には、俊郎のある考えが隠されていた。サチの奪還と自分を狙う組織の襲撃のため、俊郎は元同僚・真壁健二(斎藤工)の部下であるマサル(賢太)とマックス(望月オーソン)とともに敵のアジトに乗り込む。
「君に生きるのを手伝って欲しい」。 心に傷を負った少年がひとりの少女を通して自分の過去を乗り越え、人との絆を結んでいく物語。 日本アカデミー賞優秀アニメーション作品賞や日本映画批評家大賞アニメーション部門作品賞を受賞した話題作。 ガキ大将で粗暴な性格の小学生・石田将也は、先天性聴覚障害を持つ同じクラスの転校生・石宮硝子を耳が聞こえないことを理由にいじめていた。 やがて硝子はいじめが原因で転校してしまう。そして将也は、硝子をいじめたことが原因でクラスから孤立してしまい、更にはいじめのターゲットになってしまう。 時は経ち高校性になった石田は、小学校の時にいじめられていたことがトラウマで人間不信になり、孤立した高校生活を送っていた。 硝子への罪の意識が消えることのない石田は、とある手話サークルで硝子と再会。硝子に謝罪をするつもりが、「友達になってください」と伝えてしまう。 小学校の頃にわだかまりを残したふたりだったが高校生になり、当時の友達や現在の友達、家族を巻き込んで、再び接近するが…。
農民が野武士たちの襲撃から村を守るために用心棒として七人の侍を雇い、ともに立ち向かっていく姿を描いた不朽の名作。 世界のクロサワこと名匠・黒澤明監督の名を世界に轟かせ、のちに数多くのリメイク作を生んだ傑作中の傑作! 戦国時代末期、たび重なる戦によって各地には盗賊と化した野武士たちが蛮行の限りを尽くしていた。 百姓のひとりの利吉は戦うことを提案し、彼らは用心棒となる侍を探す旅に出る。しかし、支払える報酬は米の飯だけ。 功名も得ることのない戦いに力を貸してくれる侍はなかなか見つからず、利吉たちは途方に暮れる。 あきらめて村に帰ろうとしたその折り、ひとりの浪人・島田勘兵衛が人質を取った盗賊を退治するのを目の当たりにする。 一度は百姓たちの申し出を断る勘兵衛だが、彼らの必死の懇願に心を動かされて、戦うことを引き受ける。 戦を請け負う侍たちが七人集まると、勘兵衛たちは村へと向かった。 初めこそ侍たちに警戒心を持っていた農民たちだが、浪人・菊千代の働きもあり、次第に打ち解けて一致団結していく。 秋の刈り入れどきを迎え、ついに野武士は大挙して押し寄せてきた! 熾烈を極める戦いの果てに、七人の侍と百姓たちが得るものは勝利か敗北か、それとも…?
性描写をめぐって大論争を呼んだ問題作!大島渚が真正面から描き出す愛の極致 愛する男性の局部を切り取った「阿部定事件」を赤裸々に描く問題作。公開時は過激な性描写をめぐって大論争が起こった。本作は、修正を減らした2000年公開バージョン。 昭和11年、中野の料亭に定という30過ぎの女が女中としてやってくる。彼女は主人・吉蔵と愛欲を交わす関係になるが、彼の妻に知られてしまったためふたりで駆け落ちする。ある旅館にたどり着いたふたりは、部屋にこもってありとあらゆる性行為に耽っていく。
2012年本屋大賞を受賞した三浦しをんのベストセラー小説を石井裕也監督が映画化。第86回アカデミー賞外国語映画賞では日本代表作品として選出され、第37回日本アカデミー賞では最優秀作品賞、最優秀監督賞など6冠に輝いた。 舞台は出版社・玄武書房。言語学部卒の主人公・馬締光也(まじめみつや)は、コミュニケーション能力の低さから営業部ではお荷物社員として扱われていた。 しかし言語感覚の鋭さを認められて辞書編集部へと異動になり、そこから新辞書「大渡海(だいとかい)」の編纂作業に熱中していく。 そんななか、馬締は下宿先の「早雲荘」で香具矢(かぐや)という美しく芯の強い女性に出会い惹かれていくのだが、不器用な彼はなかなかその気持ちを伝えることができず…。 果たして馬締は彼女へ想いを届けることができるのか? そして、「大渡海」編纂の行方は⁉️