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アトムの童のあらすじ

話題作が続いているTBSの日曜劇場枠で、2022年10月からスタートしたドラマ。一線を退いていた若き天才ゲームクリエイターが、倒産寸前に追い込まれた老舗玩具メーカーとタッグを組み、ゲーム業界に新たな戦いを挑む物語である。

人気ドラマ『この恋あたためますか』などを手がけてきた脚本家・神森万里江によるオリジナルストーリー。主人公を演じるのは、映画『キングダム』シリーズで勇猛果敢な主人公を演じ、その演技が高く評価された人気俳優・山﨑賢人である。

2015年のある日、狭いアパートの1室で3人の男たちのうれしそうな歓声が響いた。安積那由他(山﨑賢人)は、仲間の菅生隼人(松下洸平)、緒方公哉(栁俊太郎)とともに自作ゲーム『ダウンウェル』を作り上げ、ついにネット上での公開に至ったのだ。

制作者の正体を明かさず、「ジョン・ドゥ」の名で公開されたそのゲームは人気を集め、7年後の現在も伝説のゲームとして多くの愛好者に親しまれていた。

しかしその人気とは裏腹に、ゲームの世界からすっかり離れ、小さな自動車整備工場で働く那由他の姿があった…。一方、老舗玩具メーカー「アトム玩具」の社長・富永繁雄(風間杜夫)は、追加融資の依頼をするために銀行を訪れるのだが…。

アトムの童のクレジット（監督・キャスト）

公式サイト

：https://www.tbs.co.jp/atomnoko_tbs/

アトムの童の登場人物・キャスト

安積那由他（山﨑賢人）

7年前、仲間の隼人、公哉とともにゲーム『ダウンウェル』を制作し、「ジョン・ドゥ」の名を名乗って世間に発表した。ゲームは高く評価され、正体不明の天才ゲームクリエイターとしてゲーム業界で有名となるが、あるできごとをきっかけにゲームから離れ、自動車整備工場で働くようになる。
菅生隼人（松下洸平）

かつては那由他とともに、ゲーム制作に情熱を燃やし、喜びを分かち合う仲だった。しかし現在は、那由他に出会っても口も利かず、お互いを避けるような間柄になってしまっている。
富永海（岸井ゆきの）

老舗玩具メーカー「アトム玩具」の社長・富永繁雄のひとり娘。アトム玩具のメインバンクである「やよい銀行」に勤めていたが、繁雄が急に倒れてしまったため、銀行を辞めてアトム玩具の社長に就任する。廃業寸前の会社をたたむつもりだったが、一念発起し、会社の再建に乗り出す。
富永繁雄（風間杜夫）

海の父親。「アトム玩具」を先代から引き継ぎ、大切に育ててきた社長。ものづくりの精神を忘れず、玩具づくりを心から楽しんできた。仕事ばかりに没頭するあまり、妻に愛想をつかされてしまい、そのことで海の心にもわだかまりが残っている。
興津晃彦（オダギリジョー）

大手IT企業「SAGAS」の社長。大学時代に起業し、大手企業へと育てたやり手であり、野望のためなら手段を選ばないところがある。ゲーム業界にも進出しているが、あくまでも会社の主軸であるインターネット検索サービスを充実させるための手段だと考えている。
各務英次（塚地武雅）

「アトム玩具」の造形師。フィギュア製作を担当しており、古くから社長と一緒に会社を育ててきた。同じく古株の八重樫とともに、海のことを「姫」と呼び、幼いころからずっとかわいがってきた。
八重樫謙吾（でんでん）

「アトム玩具」の専務であり、会社のことを知り尽くしている。各務とともに若手社員の教育をおこないながら、会社を盛り上げてきた。海のことをとてもかわいがっており、ときには相談相手にもなっている。
森田聡（岡部大）

那由他の学生時代の先輩であり、ネットカフェの店長をしている。ゲームから距離を置くようになってしまった那由他のことを誰よりも心配し、那由他が再びゲーム制作の世界に戻る日を心から待ち望んでいる。
緒方公哉（栁俊太郎）

那由他、隼人とともにゲーム開発に情熱を注いできた。しかし、あるできごとが原因となり、帰らぬ人となってしまう。命日には那由他、隼人が別々に緒方家を訪れている。
井手大（馬場徹）

海が勤めていた「やよい銀行」の融資課に勤務しており、海にとっては頼れる先輩。ゲーム業界にもとてもくわしく、「アトム玩具」の社長となった海に、いろいろなアドバイスをしてくれる。
小山田賢雄（皆川猿時）

「アトム玩具」のメインバンクである「やよい銀行」神田支店長を務めている。「SAGAS」の興津社長に取り入るため、いろいろと画策している。
吉崎誠（六角慎司）

「SAGAS」に勤務し、興津社長の秘書を務めている。クセのある人物であり、社長のためにさまざまな情報を集めている。
杉野結衣（飯沼愛）

森田が経営するネットカフェのアルバイトとして働いている。ネットカフェに入り浸っている那由他について、興味を持っている。
緒方奏絵（戸田菜穂）

那由他と隼人の仲間であった公哉の母親。公哉の命日に、別々にあいさつに訪れる那由他と隼人のことを、とても心配している。

アトムの童の見所ポイント

1 日曜劇場『アトムの童』の主演は、さまざまな主人公を演じ続けてきた実力派俳優・山﨑賢人！

今作の主人公であり、若き天才ゲームクリエイター・安積那由他を演じるのは、山﨑賢人です。2017年に放送され、大きな話題を呼んだドラマ『陸王』以来、5年ぶりの日曜劇場出演であり、初主演となります。

2018年のドラマ『トドメの接吻』では金と権力に執着するホストを、ドラマ『グッド・ドクター』ではサヴァン症候群の医師を好演し、その演技の幅の広さが話題となりました。

映画においても、『斉木楠雄のΨ難』や『キングダム』シリーズ、『ヲタクに恋は難しい』といった、実にさまざまなジャンルの作品の主演を務めてきています。今作では山﨑賢人のどんな一面を見ることができるのでしょうか？
2 日曜劇場『アトムの童』に原作はあるの？

日曜劇場枠ではこれまで、『半沢直樹』シリーズや、『日本沈没ー希望のひとー』など、人気小説を原作とする作品が多く放送されてきましたが、今作には原作はありません。

2020年に話題を呼んだドラマ『この恋あたためますか』の脚本を手がけた神森万里江による、オリジナルストーリーとなっています。日曜劇場枠で放送され、大ヒットしたドラマ『下町ロケット』や『陸王』などと同じように、“ものづくり”にこだわる老舗メーカーが舞台です。

そこに数多くの企業が名を連ね、群雄割拠の時代といわれているゲーム業界の熾烈な争いがプラスされるということで、ますます面白いストーリーが期待できます。
3 日曜劇場『アトムの童』で実現した、山﨑賢人とオダギリジョーの再共演！

今作の主人公・安積那由他の宿敵となる、大手IT企業社長・興津晃彦を演じるのは、オダギリジョーです。約8年ぶりの日曜劇場出演となったオダギリジョーは俳優としてだけでなく、映画監督やドラマの演出など、その活躍の場を大きく広げています。

2021年には脚本・演出を手がけたドラマ『オリバーな犬、(Gosh!!)このヤロウ』がNHK総合で放送され、自ら警察犬の役で出演も果たし、大きな注目を集めました。

山﨑賢人のデビュー作品である『熱海の捜査官』の主演がオダギリジョーであり、プライベートでの親交もあるというふたりの共演は、とても興味深いです。