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2019/02/08
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大人気ボカロ曲「千本桜」 海外でも愛されるその理由とは

ボーカロイド「初音ミク」を使用した楽曲は「ボカロ曲」として親しまれ、今やジャンルの1つとして知られるようになった。様々なアーティストにカバーされ、広く認知されるようになるきっかけとなったボカロ曲の代表曲「千本桜」。日本のみならず、海外においても支持を得るこの曲が国境やジャンルを超えて愛されるその理由とは。

目次

千本桜とは

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2011年にインターネット上に公開されて以来、若者に絶大な人気を誇っている「千本桜」は、ヤマハ株式会社が開発した音声合成ソフトの「初音ミク」をボーカルとして使用している。

このような音声合成ソフトはボーカロイドとしても知られている。初音ミクをはじめとするボーカロイドを使用して制作された楽曲は、ボカロ曲として親しまれ、1つの音楽シーンを形成している。

公開されてから数年経った現在でもカラオケのランキングでは常に上位をキープしており、様々なアーティストにカバーされるなど、数あるボカロ曲の中では常に群を抜いた支持を集めている。

どことなく大正ロマンを感じさせるような歌詞は、言葉遊びと現代を風刺するような内容となっており、キャッチーなメロディーとテンポの速い楽曲がそれに合わさって独特の世界観を作り出している。

別のインターネットユーザーによって制作され、動画投稿サイトに投稿された同曲のミュージックビデオも、やはり大正ロマンを感じさせる内容となっており、カラオケの映像にも同映像が使用されている。

なぜ千本桜はここまで人気が出たのか

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個人のインターネットユーザーによって制作され、日本のみならず世界中でも人気に火がついた千本桜は、なぜそこまで人気が出たのだろうか。

その理由として、千本桜が「ヨナ抜き音階」で構成されているというのが大きなポイントだろう。

「ドレミファソラシド」として一般的な音階は明治時代のころは「ヒフミヨイムナヒ」と読んでいた。ヨナ抜き音階とはすなわち「ヨ(4)」と「ナ(7)」を抜いた音階のことであり、それまでの日本音階の特徴として名付けられたものである。

民謡や童謡などで多く使われており、現在でも演歌ではヨナ抜き音階が主流となっているなど、日本人にとって比較的覚えやすい音階構成となっている。

近年ヒットした楽曲でもヨナ抜き音階で構成されている楽曲は多数存在している。同じようにヨナ抜き音階で構成されている千本桜も日本人にとって耳馴染みのある、覚えやすい楽曲として注目を集めたのだろう。

海外でも人気を得た千本桜。その理由とは?

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世界中で様々な形でカバーされたり、聴かれたりしている「千本桜」だが、そのヒットの秘訣とは一体なんなのだろうか。

同じように海外でヒットを収めた日本の楽曲として代表的な例を挙げる。

1980年にリリースされ、後にYMOの代表曲となった「ライディーン」や、中田ヤスタカの作曲によるきゃりーぱみゅぱみゅの「にんじゃりばんばん」や「つけまつける」などの楽曲も「ヨナ抜き音階」を使用して制作されている。

どうやら「ヨナ抜き音階」を使用した楽曲に対して外国人は「日本っぽさ」を感じる傾向にあるようだ。

これらのことを考えると、海外でヒットする日本の楽曲において、情緒的なヨナ抜き音階とテクノロジーを駆使した楽曲の組み合わせは1つの特徴であるのかもしれない。

もはやボカロ曲の定番となった千本桜の今後は

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海外ではもとより、日本のミュージックシーンにおいても、楽曲をあらゆる手法でカバーすることが定着してきた。

「ボカロ曲といえば」という問いに対して常にランクインする千本桜はもはやボカロ曲の定番といっても過言ではないだろう。

世界中でカバーされ続ける千本桜は、2016年には歌舞伎の演目としても登場し、ボカロ曲としての可能性の幅をますます広げているようだ。

今後も国境やジャンルを超えた「初音ミク」の活躍に目が離せない。

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