西尾維新さんによる人気小説『化物語』。2009年にテレビアニメ化され、大人気を博し、その後、物語シリーズとして続々と新たなストーリーが展開されています。そんな物語シリーズの人気の火つけ役となった『化物語』は、その内容だけでなく、テーマ曲も秀逸だと話題! そこで、『化物語』の人気曲を一気にご紹介します!
売れっ子作家、西尾維新さん原作の物語シリーズ第一弾である『化物語』。
主人公の阿良々木暦がある事件によって自らが吸血鬼となってしまい、それ以降「怪異」と呼ばれる存在に遭遇するようになり、悩みを抱え「怪異」に苦しめられる女の子たちを助けていく…というストーリーです。
『化物語』は、そのストーリーや登場する魅力的なキャラクターたちによって、アニメも大人気となりました。
そして、人気を支える要素として、ヒロインそれぞれがテーマとなったオープニング曲や、エンディング主題歌も注目されています。
そんな『化物語』を彩る人気曲を、一挙に紹介していきます!
『化物語』歌一覧! 今回紹介している曲はコレだ!
1 戦場ヶ原ひたぎの「Staple Stable」
2 八九寺真宵の「帰り道」
3 神原駿河の「ambivalent world」
4 戦国撫子の「恋愛サーキュレーション」
5 羽川翼の「Sugar Sweet Nightmare」
6 エンディング「君の知らない物語」
『化物語』OP曲/戦場ヶ原ひたぎの「Staple Stable」
出典:amazon『化物語』は珍しいことにヒロインそれぞれにオープニングソングがあり、話によってオープニングが変わるという珍しい形式をとっています。
しかし、テレビの本放送の時は間に合わないことがよくあり、結局、最初のオープニング曲である戦場ヶ原ひたぎの「Staple Stable」が一番多く流れることとなりました。
現在発売中のBDやDVDや配信されているものは、全てキャラクターごとのテーマソングが流れています。
この「Staple Stable」は実は、アフレコを始める前にレコーディングした曲になります。
そのために、戦場ヶ原ひたぎを演じた斎藤千和さんは原作を読んで感じた感覚である、戦場ヶ原の可愛さを前面に押し出してレコーディングしたそうですが、演じているうちに少し可愛くしすぎたかなと反省してしまったそうです。
『化物語』OP曲/八九寺真宵の「帰り道」
出典:amazon八九寺真宵がテーマのこの「帰り道」です。
ポップでキュートなオープニング映像とは裏腹に、帰る事が出来ずに事故で死んでしまった八九寺に
「お腹が鳴くから帰ろう まっすぐお家に帰ろう」や「手と手をつないで帰ろう 一緒にお家に帰ろう」
と家に帰ろうという内容を歌わせるという、皮肉的な歌詞となっています。
テレビ版では残念ながら4話でしか流れませんでしたが、放送後の反響は大変に大きいものでした。
映像の登場人物が全て八九寺となっており、まさに八九寺のテーマソングといった出来上がりでした。
『化物語』OP曲/神原駿河の「ambivalent world」
出典:amazonこちらもオープニング映像と相まって、まさに神原駿河のオープニングというにふさわしい内容になっています。
神原視点で進んでいきますが、それぞれ神原を象徴するものが続々と出てきます。
その中でもインパクト抜群なのはやはり百合の花でしょう。
神原を象徴する百合の花ですが、その百合の花の向こうにいる戦場ヶ原のもとにたどり着くとはさみで切られてしまうという何ともひどい仕打ちのオープニングですが、これは神原が戦場ヶ原に失恋したことを暗示しています。
オープニングディレクターの鈴木利正さんによると、安直すぎたので、もう少し比喩的な表現にすればよかったと語っています。
また、歌詞も「無意識のうちに捉えた景色は ずっと待ち望んでいた未来ではなく」や「割り切れてるようで割り切れない事実が この胸の奥でまだうずいてるよ」等、爽やかなメロディに反して切ない内容となっています。
『化物語』OP曲/千石撫子の「恋愛サーキュレーション」
出典:amazonオンエア直後から話題沸騰で、千石撫子のイメージ通りの可愛さ全開で今でも大人気の曲「恋愛サーキュレーション」です。
この曲の人気と千石のキャラクター人気のおかげで、千石が主体のエピソードである「撫子スネイク」が収録された『化物語』のブルーレイ第4巻は、一時期日本におけるブルーレイの販売記録を持っていたほどの人気でした。
この曲には、音階としての「シ」が使われておらず、歌詞の中の「シ抜きで、いや、死ぬ気で」という歌詞とぴったり符号するところがあります。
作曲者の遊び心でそうなったのかと思いきや、実は全くの偶然で、後に「怪異」の仕業として知られることとなりました。
『化物語』OP曲/羽川翼の「Sugar Sweet Nightmare」
出典:amazon「Sugar Sweet Nightmare」には、「云いたくて云えなくて 届かない こんなそばにいても ねぇどうすればいいの?」と歌詞にある通り、羽川翼の持つ怨念的ともいえる思いを歌にしたものです。
しかし、羽川のテーマソングにもかかわらず、実はアニメの本放送の時には流れておりません。
多くのアニメが全12話から成っていますが、『化物語』は構想が膨らんでしまったため、全15話となっており、13話以降はネット配信となっています。
そして、13話以降の制作が遅れてしまったため、その結果がいたるところに影響を与えており、この曲のアニメーションの出来上がりが、「つばさキャット」が始まるまでに間に合わなかったのです。
そのために「つばさキャット」の其の壱と弐は戦場ヶ原のテーマである「Staple Stable」がながれておりました。
(もっとも、この曲だけでなくほかのヒロインの時も同じように「Staple Stable」が流れる事が多かったのですが)
しかし、出来上がったものは素晴らしく、シャフトの本気が集まったとも評されるほどです。
しかも、映像中の背景が実写とアニメの2パターン作られるという優遇っぷりで、アニメ版でこの曲が流せなかった鬱憤をおおいに晴らしてくれたのです。
しかし、映像はだいぶエロティックなものですので、誰かと一緒に見る時は注意してください。
『化物語』ED曲/『化物語』といえばこれ!「君の知らない物語」
出典:amazon原作に出てきていた「あれがデネブ、アルタイル、ベガ」という言葉を巧みに使った曲となっており、『化物語』の主題歌といったらこの曲と思っている方も多いのではないでしょうか。
こちらはオープニングとは違い、全話で流されていました。
バージョン違いがいくつもあり、漫画家のウエダハジメさんのテイストが色濃く出されている映像となっております。
普通のアニメや映画の場合、エンドロールやスタッフロールは上から下へ流れるのが一般的ですが、この作品の中には下から上に流れるエンドロールを使っているバージョンがあります。
一気見などをすると飛ばしがちになってしまうエンディングですが、ぜひ、エンディングも飛ばさずに鑑賞してみてください。
『化物語』歌、OP・ED曲のまとめ
出典:amazonいかがでしたでしょうか?
『化物語』に登場する、多くのヒロインたちの心情を垣間見ることができるオープニング曲は、物語を観るのに欠かせない要素にもなっています。
その歌詞に加えて、曲と一緒に流れている映像にも惹かれてしまうこと間違いなし!
『化物語』を観る際には、流れている曲や歌にもぜひ注目してみてください!
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