マイケル・ジャクソンが踊ったムーンウォークが流行ったのももう随分前の事ですね。今ではロボットダンスと言われるジャンルもでき、一種のダンスとして認識されています。そんなダンサーの第一人者「蛯名健一」についてちょっと紹介したいと思います。
EBIKEN(蛯名健一)ってどんな人?
「エビケン」こと蛯名健一は、2013年のアメリカで放送されたオーディション番組『アメリカズ・ゴット・タレント』に出場し、ロボットダンスをメインにした彼のパフォーマンスを披露しました。
予選で彼はダンスィッシュ(ダンスっぽい)・パフォーマンスとして披露。
映画『マトリックス』をアイデアにアレンジされた物です。
そのアクションサウンドとロボットダンスとを混合させた様な彼のパーフォーマンスは、審査員をはじめ、観客総立ちで大うけし、大喝采を浴びます。
そして、準決勝、決勝では、また違う見せ方のパーフォーマンスを披露し、日本人初の優勝を獲得するという快挙を成し遂げます。
その様子はYouTubeなどの動画サイトにもアップされ、日本でも話題になりました。
EBIKEN(蛯名健一)のダンスの経歴
1974年生まれの彼は、1994年に語学留学というかたちでアメリカに渡りました。そして、コネチカット州のブリッジポート大学在学中にダンスを始めます。
日本に住んでいた頃はさほど興味の無かったダンス。むしろバイクのほうに興味があったそうです。ですが、大学のパーティに出て、ちょっと踊ったダンスが皆にうけたことがきっかけでダンスを独学で学び始めたのです。
ヒップホップダンスやパントマイムなどをミックスした彼独自のダンスを編み出します。
2001年にダンスチーム「BiTriP」(エビケンがリーダーのチーム)で、ニューヨークのアポロ・シアターで行なわれる「アポロ・アマチュア・ナイト」というコンテストに出場し、優勝しました。
そして2006年には、個人で再びコンテストに出場。7回連続して優勝し、年間優勝者となりました。
大きな転機は、彼がマイケル・ジャクソンのバックダンサーのオーディションを受けた時でした。彼はダンスを見てもらうどころか、見た目で落とされてしまったのだそうです。
日本人男性としても身長が低めの彼は、見た目にこだわることが多いアメリカにおいて、特に厳しい風当たりだったのでしょう。
しかし、これがかえって彼の人生を左右する大きなターニングポイントになったのかもしれません。
EBIKEN(蛯名健一)のパフォーマンス
彼は、努力をするのは好きじゃないと言っている様ですが、努力なくして今のパフォーマンスは生まれなかったのではないかと思われます。
そして、彼自身はダンスはあまり上手くないとも言っています。
確かにダンスだけを取って見ると、もっとハイレベルなダンスを踊る人は大勢いるのでしょう。
しかし、「エビケン」が唯一のパフォーマーとなった理由は、やはり生み出したフリーダンスのスタイルに他なりません。
彼のショーはダンス、ストーリー、そして音や光などを駆使したデジタルテクニックの演出の面白さです。
自分が何が出来るのかを見極め、人を楽しませる方法を考えた彼のクリエイティブさに人々はアートとして魅力を感じているのではないでしょうか。
EBIKEN(蛯名健一)の賞金や家族
アマチュアの頃は金銭的にあまり余裕がなかったそうですが、2013年のオーディションで1億円という賞金をゲットしています。
その賞金ですが、分割払いで頂いているのだとか。
税金対策もあるのだそうですが、日本に奥さんとまだ小さな娘さんを持つパパとしては、将来の為、少しでも後に収入があった方がいいという事かららしいです。
オーディションにトライし続ける破天荒な人物かと思いきや、堅実な考えの持ち主なのだろうということが伺えます。
EBIKEN(蛯名健一)のビジネス
自分で見せるパフォーマンスだけに限らず、演出家、振付師としても、多忙です。
ビジネスセンスのある彼は、2014年に「見せ方ひとつで世界でも勝てる」という本を書いていて、多彩な才能・センスを持っていることが読み取れます。
いま彼は、ショーをビジネスにし、日本を活性化させる事を思案している様です。
頼もしいですね!
そして、今や世界を股にかけてのパフォーマーで、日本、アメリカだけに止まらず、ヨーロッパ、オーストラリアなどからも公演のオファーがあり、年間何億という収入があるのだとか。
まさしく、アメリカンドリームを掴んだ人なんですね。
遅咲きの彼ではありますが、彼が未来の若者たちに多大な影響を与えてくれているのは間違いありません。
是非、あなたも彼のパフォーマンスを観に行ってみませんか?
「蛯名健一」さんの公式サイトはこちら!
参考元
当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。
合わせて読みたい