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2019/02/14
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二宮がカッコ良過ぎる?!時代劇映画 男女逆転の『大奥』

『大奥』は今までに様々な角度から物語が書かれ映画化やドラマ化がされてきました。それほどまでに日本の歴史の中で興味を沸き立たせる、過去の時代の特別な世界なのです。今回紹介する「大奥」はその中でも取り分け突飛な発想で創作された物語です。

目次

ストーリー

1711~1716年代の正徳時代、男だけがかかる赤面疱瘡(あかづらほうそう)という疫病が流行った。
若い男がかかると8割の割合で死に至るという病が日本全土に広がり、男子人口は女子の1/4にまで減ってしまった。

そんな時代の真っただ中の正徳5年、城下町には殆ど男を見かけず、女達で溢れ返っていた。

その様な世の中で貴重な男子の一人、祐之進という剣の立つ若い男に幼馴染のお信という薬種問屋の娘が好意を抱いている。

祐之進は貧しい武家の息子で、そんな時代の男は体を売って家計の為にお金を稼ぐのが当たり前だったが、彼は善意でこそ女を抱けども、お金の為に寝るという事はしなかったし、親もさせなかった。

19歳にもなると、そろそろ身の振り方を考えなくてはいけないと考えた祐之進は「大奥」に奉公に上がる事を決意する。

大奥の中は、将軍に会う事の出来る「お目見え以上」と「お目見え以下」というランクに分かれている。
その二つの中でも細かくランク分けがされており、祐之進は貧しいながらも武家の出という事で「お目見え以下」ではあるが最上部に配属された。

「大奥」には800人弱の男達が住んでいて、美しい男達が幾人もいる。

多くの者達が、上の地位に伸し上がりたいと願っており、特に美男な者達は上の者に体を差し出してでもコネを作り伸し上がって行こうとする。

しかし、曲がった事ができない祐之進は新参者に対する虐めにも屈しず、媚びることもせず、「水野」という性だけを大奥での名とし、この世界に染まらず歩んで行く。

「大奥」での事は他言してはならないというこの別世界で、彼はどう生きて行くのか?

主なキャスト

水野祐之進 <演:二宮和也(嵐)>

貧しい武家の息子。
お信という幼馴染がいて、両想いの様だが身分の違いからお互いに結ばれる事は無理だと心得ている。

武道に長けていて、真っ直ぐな強い心を持った若者である。

徳川吉宗(徳川八代目将軍) <演:柴咲コウ>

7代目将軍の家継が幼くして病死し、次期徳川の八代目将軍になった紀州の吉宗。

贅沢を嫌い、民を思いやる当主でありたいと頑張る果敢な性格の女。

お信 <演:堀北真希>

祐之進の幼馴染。
薬種問屋の娘で、祐之進とは身分が違うので結婚など出来ないと密かに思いを秘めている。

やんちゃっぽく見えるが、素直なしっかりした娘。

杉下 <演:阿部サダヲ>

祐之進より年上ではあるが「お目見え以下」の同位置 お三の間に居る。
若い時に大奥に奉公に上がり、大奥の表も裏も知る奉公人で様々な経験を経てきた人物である。

祐之進に色々な事を教えてくれる心ある人物である。

藤波 <演:佐々木蔵之介>

大奥の総取締役。
策略家で吉宗に取り入り、天下を我が思うがままに操りたいと思う野心家。

その為であれば人をいい様に利用し、その者がどうなろうとも何とも思わない卑劣な人物。

この他の主なキャストの配役も興味を引く方達がいっぱいです。
増して、他のキャストも1シーンだけなのにこの俳優?っていう方達が沢山出演しています。

松島 (聡明で美男子のお中臈(ちゅうろう))…玉木宏
鶴岡(武道に長けている美男子)… 大倉忠義(関ジャニ∞)
垣添(大奥の呉服担当の若者。水野のファンになる)… 中村蒼
加納久通(吉宗の部下)…和久井映見
水野頼宣(祐之進の母)… 倍賞美津子
水野の父(貧乏な旗本)… 竹脇無我

原作の漫画

この物語は、従来の「大奥」とは男女逆転した内容となっています。
将軍は女で、「大奥」の中は男だらけという事です。

原作は よしながふみ の漫画『大奥』です。

発想の奇抜さもさることながら、時代背景もしっかりした骨組みが織り込まれていて、描写も細かく読者に伝わってくるよく出来た作品で、この漫画の連載中は幾つかの漫画賞を受賞しています。

この新たな発想の男女の性の在り方を理解し考える内容のストーリーは、SF作品とも言われたりし、国内外で高く評価される漫画でもあります。

又、タイトルが『大奥』である為、他の作品と区別する為に〔男女逆転「大奥」〕などとして表されています。

映画

この映画の内容は連載されている漫画1巻「吉宗」だけのストーリーです。
というのは、2010年に漫画が映画化されるまでに5年の月日がかかったのですが、企画が上がった時点ではまだ漫画は1巻だけだったからなのだそうです。

将軍吉宗は初めから柴咲コウが候補に挙がっており、原作者の よしながふみ もそれを強く望んでいたのだとか。

この映画は、松竹とアスミック・エースの企画で製作された物です。東映京都撮影所以外にも許可を取り、世界遺産や国宝の建造物の二条城、西本願寺、仁和寺、青蓮院門跡、三井寺などでも撮影がされていて本物の歴史ある風景が映画の中に映し出されています。

その為、映画にかかわる人達は数か月前から京都へ移り製作に携わったそうです。

この背景には衰退して行く時代劇の危機を日本映画界全体で継承して行こうという思いがあった様です。

見どころ

水野祐之進

何と言っても、二宮演じる祐之進の男気がカッコイイ!

女じゃなくても惚れてしまう武士の魂を勇ましく、そしてどこか可愛らしく演じています。

祐之進とはどういう男なのか…

相手の事を思い好きな人に好きと言えず、
己の道は己で見つけ、
弱い者に優しく、強きに屈せず、
自分の命を懸けてでも愛する者を守る
少しお茶目なちゃきちゃきな江戸っ子。

現代にはなかなか居なくなった、古き良き時代の大和魂を絵に描いた様な20歳前の青年です。

演出・衣装

これは映画ではありますが、テレビのTBSが中心となって製作された物なので監督はTBSエンターテイメントに所属していたテレビドラマ演出家の金子文紀が担当しています。
彼は、最近のドラマでは「逃げるは恥だが役に立つ」「カルテット」などの演出も担当しています。

面白い演出に加え、背景に映し出される風景、建造物は素晴らしく歴史の重みをずっしりと感じさせます。

そして又、衣装の美しさには目が輝いてしまいます。
贅沢を好まない吉宗の衣装ですら、シンプルな中に気品とお洒落を感じるデザインです。

イケメンもいっぱい出てくるし、これを着て演じる柴咲コウのキリッとした女将軍を是非観て頂きたい。

最後に

この映画は、村瀬という味のある男の声のナレーションから始まりますが、この声の配役は今は亡き大滝秀治です。
一度聴いたら忘れない独特の声で始まり興味をそそられますね。

映画としても高い興業収益を上げたお勧めの1本です。

参考元

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