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2019/10/23
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『ガンダム』ザクのモノアイからすべてが始まった。その種類、性能、特徴…そしてなぜシャア専用は赤い彗星と呼ばれたのか?

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【2019年9月更新】ザクは『機動戦士ガンダム』ファンではなくともその名前が知られるMS。主役機である「ガンダム」を凌ほどの人気を誇り、さまざまな種類とバリエーションがあり、ひとことでザクをいい尽くせないほどに…そこで機動戦士ガンダム40周年を迎えるにあたり、ザクを徹底解説していきます。

目次

『ガンダム』のザクとは

『機動戦士ガンダム』という物語を語るには、ザクが不可欠です。なんといっても第1話の最初のシーンはザクのモノアイから始まります。

まるでガンダムの歴史は、「ザクのモノアイ」で見ている! といっているように…このインパクトを忘れられないファンも多いのではないでしょうか。まずはザクの誕生から徹底解説していきます。

ザクの機体について徹底解説

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ザク開発について

ザクの長い歴史を説明する前に、まずザクが開発された背景を知る必要があります。

ザクを開発するジオン共和国(のちのジオン公国)ができる前、U.C.0068 サイド3「ムンゾ自治共和国」では、まだ地球連邦軍の支配下でしたのでMS開発はおろかモビルスーツという名前すら存在していませんでした。

その足掛かりになったのはムンゾ自治共和国を率いていた、ジオン・ズム・ダイクンの謎の死、そしてザビ家によるジオン共和国の樹立です。これから徐々に戦争へと進んでいくのです。

モビルワーカーMW-01(MS-01)から始まる

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ジオン共和国は地球連邦軍と共存関係にあったため、兵器をつくるということ自体、許されておりません。しかしザビ家は将来地球連邦軍と戦争するために着々と準備をはじめていました。

その礎となったのがモビルワーカーMW01です。
名前のとおり、クレーンに腕と足があるような作業用マシンで月面の鉱山用掘削機でした。

ザビ家はこれを戦争の道具にしようと画策していきます。演習では連邦軍のRX-75 ガンタンクの装甲を貫くなどパワーはあったようですが、兵器としては課題が多かったようです。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』では、開発時の苦悩が映像化されています。

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MS-02という失敗作

MS-01はコックピット丸出し、腕などの可動域がせまいなど、しょせん作業用の域を脱しませんでした。

テスト時のデータを反映させて開発したのがMS-02です。しかし核融合炉などの動力部分がむき出しなど、兵器としてこのまま進めるのか? やめるのか? 岐路に立たされた機体でもあります。

その時、MS開発を進める上で画期的な革命が起こります。

MS-03・YMS-03でモビルスーツという形ができる

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MS-03は画期的な革命の新システムを導入するMSとして、ギレン閣下が自ら命じ、開発が開始されます。

その新システムはジオン共和国のミノフスキー博士の理論によって動力である核融合炉が小型化されるのです。同じく開発された流体パルス駆動システムと組み合わせることにより、MS-02とは比較にならない可動領域や高機動が実現されます。

まず、試作機としてYMS-03(WAFFヴァッフ)に搭載され実証試験をおこないさまざまなテストを行います。まだまだ武骨ですが、いよいよMS(モビルスーツ)ザクの原型が誕生しました。

MS-04 プロトタイプ・ザクでMS「ザク」という革新が起こる

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MS-04(ブグ BUGU)プロトタイプ・ザク。いよいよ実践へ投入されます。『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』でのこの場面が映像化されています。MSという新たな兵器での戦争の始まりです。

戦場は月面、搭乗したのはランバ・ラル大尉、新型のMS-05も加わり黒い三連星・赤い彗星とともに5機での初戦です。

対して地球連邦軍は量産型MSのRX-77ガンキャノン12機一個中隊との対戦で数では倍以上でした。しかしガンキャノンは人型ではあるもののまだ戦車の域を脱しておらず、MS-04、MS-05の圧倒的な攻撃力と機動力の前に完敗します。

この戦いはザクの生みの親でもある、ミノフスキー博士が地球連邦軍に亡命を阻止するためであり、奇しくも博士は自らの革命で作り上げたMSの力によってこの世を去ることになります。

ザクⅠ(試作型)について

MS-05 ザクⅠ

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MS-05 ザクⅠ。旧ザクと呼ばれる機体。ジオン公国軍は、このザクⅠから量産体制に入り、さまざまな機体か出てきます。

『機動戦士ガンダム』では、小惑星要塞ルナツーでガデムが搭乗しホワイトベースと交戦しますが撃墜されます。

この機体でも黒い三連星、赤い彗星の機体が開発されており、漫画や小説では、この旧ザクを愛機としていたパイロットが多く登場しています。

MS-05L ザクⅠ・スナイパータイプ

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MS-05L ザクⅠのスナイパータイプ。この機体はザクⅠで派生したバリエーションのなかでも有名な機体です。

とくに『機動戦士ガンダムUC』『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではひとつのストーリーで主役機クラスで活躍しています。

ガンプラのMSVシリーズで発売された機体ですが、『機動戦士ガンダムUC』にも登場し新バージョンが発売されるほど人気があります。

ザクⅡについて

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MS-06 ザクⅡ。いわずと知れた、ザクといえばこのザク。機動戦士ガンダムはこのザクⅡのモノアイのアップから始まります。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』ではジオン公国軍と地球連邦軍の初の宇宙大戦であるルウム戦役で黒い三連星、赤い彗星が搭乗し、大活躍します。

黒い三連星は地球連邦軍の大将であるレビル閣下を捕虜とする戦果をあげます。シャア・アズナブルは連邦軍の戦艦を5隻沈める大戦果をあげ、両者ともジオン十字勲章を受け昇進します。

この戦いを境に連邦軍から黒い三連星、赤い彗星と恐れられる機体となります。この専用機について別の項目で詳しくご説明します。

また、『∀ガンダム』ではMS-06が「ザク」ではなく「ボルジャーノン」という名前で登場します。∀ガンダムはガンダムシリーズのなかでも特異な作品です。このMS-06 ボルジャーノンのコクピットなど細かな部分に注目するとMS-06との違いがありますので、それを見つけるのも面白いかもしれません。

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ザクⅡの派生について

MS-06シリーズについて、現在は約90種類ほどあります。さらにパイロット専用機を含めると優に100種類を超えます。

それほど量産・開発されて愛された機体ということでしょう。ガンダムファンのなかでは主役機であるガンダムシリーズよりザクシリーズが好きという方が多いのもうなずけます。

とくにガンダムというアニメで、量産、兵器、ミリタリー感を”ZAKU”という名詞ひとつで表現されるようになるのも、この機体からでしょう。

これからは、これぞザクという代表的なMS-06シリーズを取り上げます。

MS-06J 陸戦型ザクII

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MS-06J 陸戦型ザクII『機動戦士ガンダム MS IGLOO 2重力戦線』に登場します。

この写真は陸戦型ザクIIの湿地帯用です。そのほかに寒冷地仕様、工兵仕様などがあり、配備された戦場に合わせて改修、開発されて運用されてます。

IGLOOシリーズはとくにMSやMA(モビルアーマー)に注目している作品で随所に登場しますので、ザクを探しながら見るのもよいとおもいます。

MS-06D ザク・デザートタイプ

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MS-06D デザートタイプ(砂漠用)です。『機動戦士ガンダム ΖΖ』『機動戦士ガンダム UC』ではディザート・ザクとして登場しています。

ジオン軍が地球を舞台に戦争するために宇宙にはない、熱帯、砂漠という極地で運用できる機体を開発しています。戦車などに使用される砂漠迷彩色を取り入れたMSはこの機体からと思われます。

『機動戦士ガンダム UC』でガランシェールという宇宙船を不時着した砂漠から持ち上げるシーンなどが見どころです。

MS-06K ザクキャノン

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MS-06K ザクキャノン『機動戦士 Ζガンダム』『機動戦士ガンダム 第08MS小隊』『機動戦士ガンダム UC』で登場します。

開戦当初、地球連邦軍はRX-75ガンタンク、RX-77ガンキャノンともにキャノン砲を実装しています。

ザクの主力武器はマシンガン・バスーカーでしたので、地球連邦軍のほうが火器の威力は上でした。しかし宇宙戦ではザクの機動性が上回り連邦軍のMSの火器をよけて攻撃するなどで優勢に戦います。

しかし、地球の重力下での戦いにおいては実砲弾攻撃での破壊ダメージが有効と判断されました。そこでザクの機動力に加えてキャノン砲を搭載した機体が開発されています。

MS-06V ザクタンク

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MS-06V ザクタンクはザクのなかでは一番ミリタリー感が強い機体です。

ジオン軍にはマゼラアタックという戦車があります。上部の砲台と下部の戦車部分が切り離れるのですが、砲台部分の損傷が多く不足したため、下部の部品とザク上部の部品を組み合わせて開発されたのがモビルタンクのザクダンクです。
当時のジオン軍MS開発が物資不足であったことが顕著に表れた機体でもあります。

また『機動戦士ガンダム MS IGLOO -1年戦争秘録-』では「ヒルドルブ」というモビルタンクが試験機として登場しています。モビルタンクの戦法を映像化しています。ザクファンならば一度は見ていただきたい作品です。

MS-06R 高機動型ザクⅡ

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MS-06R 高機動型ザクⅡは当初MSVシリーズのプラモデルで発売されます。

ランドセルと脚部のバーニア強化が施されています。ザクⅡのなかでも機動性を備えたバランスのよい機体で小説やマンガでもファンが多いザクです。

『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』で初めてアニメ化されます。続いて『機動戦士ガンダム サンダーボルト』に登場しさらに人気を集めています。

この機体に搭乗していたとされるパイロットは多く、黒い三連星も搭乗しています。パイロット専用機の項目で詳しく説明します。

MS-21C ドラッツェ

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MS-21C ドラッツェの形状からザクの派生機と感じない方も多いと思いますが、ボディーあたりはザクの形状が見られます。

『機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY』に登場しております。写真の機体はジオン公国残党軍デラーズ・フリートの量産型MSです。

『機動戦士ガンダムUC』に登場するドラッツェのカラーは紫色です。主に陽動支援や偵察用として運用されています。

ザクの後継機

RMS-106 ハイザック

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RMS-106 ハイザック『機動戦士Ζガンダム』で登場します。地球連邦軍とアナハイム・エレクトロニクス社により開発されています。ジオン軍のザクと地球連邦軍のジムの技術と性能をかけ合わせた機体となります。

カラーリングや見た目はザクのイメージですが、連邦軍で開発されたためか、胸部やランドセルなどはジムやガンダム系の形状部分が見られます。

『機動戦士Ζガンダム』で登場しますが、このハイザックを中心に見直すとMSがどの会社や軍隊で開発されたのかなど、『機動戦士ガンダム』とのMS開発の違いが見えてきます。地球連邦特殊部隊ティターンズで運用されておりブルーとグリーンのカラーリングが存在します。

AMX-011 ザクⅢ

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AMX-011 ザクⅢは『機動戦士ガンダム ΖΖ』『機動戦士ガンダム UC』で登場します。ハマーン・カーン率いるネオ・ジオン軍の拠点であるアクシズで開発・運用されています。

当時ネオ・ジオン軍では連邦製のハイザックはザクと認めず、ジオン製のザクⅢこそ本当の最新型ザクとして開発し戦場へ送り込んでいます。『機動戦士ガンダム ΖΖ』ではZZガンダムとの戦いも見ものです。

AMS-119 ギラ・ドーガ

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AMS-119 ギラ・ドーガは『機動戦士ガンダム 逆襲のシャア』『機動戦士ガンダム UC』に登場します。シャア・アズナブル総帥が率いる新生ネオ・ジオン軍の主力量産機。ザクⅢの設計や技術を性能をさらに向上させた機体。

ザクの量産カラーであるグリーン系が主ですが、パイロット専用のカラーリングも存在します。この後に派生するギラ・ズールやヤクト・ドーガの類似するパーツも多く含まれます。

AMS-129 ギラ・ズール

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AMS-129 ギラ・ズールは『機動戦士ガンダム UC』で赤い彗星の再来と呼ばれているフル・フロンタル率いるネオ・ジオン残党軍の主力機です。しかし量産へ移行するには高スペックであったためコストが高く、量産はされていません。

名称にザクはついていませんが、ザクらしいシールドやショルダー部分、スカートなどが復活した機体でもあり、この機体ファンも少なくありません。

ZGMF-1000 ザクウォーリア

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ZGMF-1000 ザクウォーリアは『機動戦士ガンダム SEED DESTINY』で登場します。

時代設定は機動戦士ガンダムの宇宙世紀ではなく、コズミック・イラ (C.E.)という新時代で活躍するザクシリーズです。

軍事組織ザフトの量産主力機です。この写真はルナマリア・ホーク専用機です。量産もされていますが、さまざまなパイロットのパーソナルカラー仕様の専用機体も多く登場します。機動戦士ガンダム SEEDシリーズに登場するMSは魅力的な機体が多いので、別記事で詳しく書きたいと思います。

ザクの機体データ

型式番号 MW-01 MS-03 MS-04 MS-05 MS-06
 全 高:頭 頂 高 16.7m:13.88m --.-m:17.34m↑ --.-m:17.5m↑ 17.5m:17.0m↓ 18.0m:17.5m↑
出 力 未データ 未データ、MS-04が2倍以上であるため約400kWと推定 953kW↑ 899kW↓ 976kW↑
推 力 未データ 未データ 43,000㎏ 40,700㎏↓ 43,300㎏↑

機体データ推移です。ザクの量産型の主力となるMS-06 ザクⅡまでですが、比較してみると面白い結果が見えてきました。

まず、機体の大きさ(全高・頭頂高)です。MS-03と比較すると、MS-06まで、ほぼ増減はありません。

つぎに出力です。MS-03までのデータは不明ですが、MS-04はMS-03より2倍以上の出力であった。というデータがありますので、MS-04で飛躍的に増えています。このことで機体の大きさと出力が比例しないことがわかります。

そして推力(推進力)です。MS-05が全体的に下がっている理由としては量産化の開始でコストを下げるために機体を小さくしたことで、性能も低下したと考えられます。そうなるとMS-04からMS-06までの3世代で、さほど性能が上がっていないことに驚きます。技術も発達し新型を開発しているのに、なぜ性能が上がっていないのでしょうか?

その理由のひとつとして考えられるのが、量産型MSの性能基準が決定したためと推測されます。のちに機動戦士ガンダムの世界での戦力差は人の数ではなくMSの数が戦力の差となります。量産型MSに課せられたのは高性能な出力や推力ではなく、人間のようにさまざまな武器を使いこなすMS兵器が大量に必要になったのだと思います。

そして一番量産されるMS-06はMS-04以上の出力と推力という性能で量産されます。ジオン軍はこの性能基準を大量生産する技術を手中におさめたというわけです。このあとのMSがザクのサイズ(約17~18m程)で定着したことも、ザクの量産が成功し連邦軍もそれに対抗するため同サイズとなっていったと考えられます。


ザクの性能について

性能の推移について

ザクの性能は大きく分けて3つあります。汎用性能、偵察性能、高機動性能です。ザクは量産型ですので、汎用性が長けていなければなりません。

これまでのMS-06シリーズの派生機体を見てもお解りいただけたと思いますが、さまざまな戦局、戦場に応じたバリエーションがあります。その汎用性能の高さがザクというMSの一番の特徴です。さらに数々の武器を使用することができます、武器については次項でご説明します。

次に偵察性能です。ガンダムの世界ではレーダーが効かないミノフスキー粒子が戦争に活用されます。ですので敵を目視する必要があるため、高精度視認カメラ、長距離航行能力を極端に向上させたMS-06E ザク強行偵察型が開発されています。直接的な戦いや攻撃をしない後方支援、陽動支援を行う機体も開発されています。

そして高機動性能です。MS-06R高機動型ザクⅡなど、戦場ではこの機体が一番多く活躍しています、理由は優秀なパイロットの専用機がほぼその機体であるからです。搭乗するパイロットに合わせてカスタマイズされた機体が多く登場します。

ザクの装備(武装)について

武装について

ザクの武装といえば…やはりザク・マシンガンです。銃身の上にある円盤型の弾倉が特徴です。汎用性が高いため、後継機にも引き継がれています。

ガンダムのなかでは弱い武器のイメージがありますが、銃弾は120㎜ですのでザク・マシンガンといえど現実の主力戦車の砲弾レベルです。

つぎはザク・ヒートホークです。
ガンダムがサーベル「剣」ならば、ザクは「なぎなた」でしょう! と思いますが、のちに開発されるゲルググの武器となります。ザクは「斧」…です。しかし接近戦でのヒート・ホークは恐ろしい武器だと思います。このヒート・ホーク型の武器はガンダムシリーズで多様な形で派生していきます。

そしてザクバズーカ
です。このバズーカー砲は280㎜、現実でいうとカノン砲と同じレベルです。このあとご説明する赤い彗星と呼ばれる所以となった戦いでシャアザクがメインで使用した武器がザクバズーカです。

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パイロット専用ザクについて

シャア専用ザク(シャアザク)

有名なMS-06S ザクⅡ シャア専用ザク。シャア・アズナブルが搭乗した赤い機体です。

戦場では目立たない色にするのが通例ですが、シャアは逆に赤をパーソナルカラーとして脚光を浴びます

ルウム戦役では5隻の連邦軍戦艦を沈めています。その際に赤い機体が三倍のスピードで移動し攻撃したとされ「赤い彗星」と敵味方から称され恐れられます。

なぜ三倍のスピードが出たのか? 機体自体の出力・推力のリミッターが解除されていたという話もありますが、一番の要因はシャアはMSの操縦技術で推進力を上げているのです。

それは次の目的に移動する際、敵機の爆発を推進力に利用したり、小さな隕石やデブリを蹴るなど、体自体の推力で加速するときに別の推力をプラスして高速で移動したのです。

これは、なかなか映像化されませんでしたが『機動戦士ガンダム MS IGLOO』でそのシーンが描かれています、ぜひご覧になってください、非常にかっこよく納得できると思います。

MS-05S ザクⅠ

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MS-06S ザクⅡ

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黒い三連星

ガイア、オルテガ、マッシュの3人が搭乗する機体。黒をベースに紫、白を差し色としてカラーリングされています。3つの白星がトレードマークです。

コンビネーション攻撃を得意としています。地上戦で登場する3機のMS-09ドムではトリプルドムとよばれ、敵からは1機のように見せて3機連続攻撃
するジェットストリームアタックでアムロ搭乗のRX-78-2ガンダムを苦しめます。

『機動戦士ガンダム』『機動戦士ガンダムⅡ 哀戦士』で黒い三連星が活躍する名シーンを是非ご覧ください。

MS-05B

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MS-06R1A

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ザクのまとめ

いかがでしたか? 今回はザクシリーズをご紹介しました。やはり奥が深いですよね。映像化がされていないパイロット専用機も数多く設定されていることもファンを離さない魅力のひとつです。まだまだたくさんのザクが存在します。そしてこれからも登場することでしょう。またご紹介できればと思います。

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