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出典:amazon

2017/06/08
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最終回でウルトラマンが街を破壊!? 都市伝説となった謎のヒーロー

これまで数多くのシリーズが放送されてきた人気アニメ「ウルトラマン」。 「ウルトラマンが催眠術にかけられて東京の街を破壊して終わる」衝撃的な最終回が存在するのをご存知ですか?ファンの間では「伝説の最終回」として都市伝説化されています。 果たして、それは本当にウルトラマンシリーズだったのでしょうか? その真相を探っていきたいと思います。

目次

ヒーロー番組とは思えない衝撃の最終回!?

ウルトラマンが街を破壊する!?

ウルトラマンシリーズや仮面ライダーシリーズなど数多くのヒーローアニメが存在します。
特にウルトラマンシリーズの最終回はどれも印象的です。

その中でも、「ウルトラマンが、敵に催眠術をかけられて東京の街を破壊する」というにわかに信じがたい衝撃的な最終回があるとされています。

通常、ヒーローアニメの最終回と言えば
「ラスボスを倒して地球に平和が戻る」
「地球に平和が戻ったのを見届けてヒーローが自分の住む星に帰る」
というのが一般的です。

なぜ、子供たちに悪い印象を与えるような最終回を迎えてしまったのでしょうか?

実はウルトラマンシリーズじゃなかった!?

当時既にウルトラマンシリーズは人気絶頂でシリーズも多数放送されていました。

ウルトラマンファンは承知のこととは思いますが、歴代ウルトラマンシリーズの最終回で「東京を破壊して終わる」というシリーズは当然存在しません。

このような都市伝説は1980年代後半頃、埼玉県を中心に囁かれ始めました。
ちょうどその頃に埼玉県で放送されていたヒーローアニメが存在するんです!

なんと、東京の街を破壊したヒーロー、実はウルトラマンではなかったのです。

実は、「アイアンキング」だった!

アイアンキングとは

1972年~73年にかけてTBSで放送されたヒーローアニメです。
埼玉県では1985年~86年にかけて再放送がされていました。
ウルトラマンの制作会社は有名な円谷プロですが、アイアンキングは宣弘社という会社が制作していました。

見た目はウルトラマンによく似ていて、赤とグレーのスーツに身を包んだヒーローです。
そして何より、アイアンキングは最弱のヒーローと呼ばれていました。

当時、ウルトラマンシリーズは子供たちに絶大な人気を誇っていました。

そのため、制作会社各社はそれに対抗しようとウルトラマンに似せた様々なヒーローアニメを制作しました。

そのうちの一つが「アイアンキング」でした。

最終回の内容は!?

アイアンキングの最終回となった第26話「東京大戦争」の内容は、
「敵に憑依されたアイアンキングが子供たちの愛によって憑依から解放されて敵を倒す」
というものでした。

26話の作中には、東京の街を破壊するようなシーンは出てきません。

しかし、都市伝説にある「アイアンキングが敵に催眠術をかけられる」というのは、正しくは「敵に憑依された」ということである可能性があります。

26話を迎えた段階で敵に憑依されていたということは、25話で憑依されたということがあり得ます。

では、1話前の第25話はどのような内容だったのでしょうか。

第25話「アイアンキング大ピンチ」

25話で、アイアンキングが「タイタニアン」という敵に憑依されます。
そして、タイタニアンと一緒に東京の街を破壊します。

確かに、アイアンキングが東京の街を破壊するシーンが出てきました。

整理すると、25話で敵に憑依され街を破壊して最終回で解放されて敵を倒す。

実にヒーローアニメらしい展開で、よくあるパターンです。

では、なぜこのような都市伝説が囁やかれるようになったのでしょうか?

都市伝説の真相は「テレビ局の都合」だった!?

実は、最終回は前後編が存在した!

アイアンキングの最終回、実は前後編に分かれていました。
25話が前編で、26話が後編という構成になっています。

ところが、テレビ埼玉はアイアンキングを再放送した際、なんと25話で終了させてしまったのです。

そのため、当時再放送を見ていた子供たちはアイアンキングの最終回を
「アイアンキングが東京の街を破壊して終わる」
という様に解釈してしまったのです。

その後、「ウルトラマンが催眠術にかけられて東京の街を破壊する」というような都市伝説になってしまったのでしょう。

抗議の電話が殺到したとのこと

25話で放送を終了したことに対し、当然テレビ埼玉には視聴者からの抗議の電話が殺到しました。

この件が尾を引いたのか、現在もテレビ埼玉ではヒーローアニメの再放送がタブーとされているとのことです。

ちなみに、26話が放送されなかった理由は、テレビ埼玉が26話のフィルムを他に貸していたため、泣く泣く放送を打ち切ったとされています。

まとめ

この都市伝説は、テレビ局側の失態が招いた結果だと言っていいでしょう。

当時アイアンキングに釘付けだった子供たちには、テレビ局の裏事情は当然知る由もありません。

子供たちは、アイアンキングが敵を倒して地球に平和が戻るというハッピーエンドを期待していたでしょう。

しかし、ヒーローであるはずのアイアンキングが街を破壊して終わるというのは、子供ながらに多少トラウマが残るアニメの終わり方となってしまったことでしょう。

参考元

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