「ダイヤのA」は、2006年から週刊少年マガジンで連載されている人気野球漫画です。控えピッチャー沢村栄純(さわむら・えいじゅん)は、自分の役割を見極め、対策したことでレギュラーの座を射止めました。そんな栄純の活躍から、チャンスを掴むための極意を考察していきましょう。
沢村栄純のおかれた立場
エースを目指して上京したのに、栄純を待っていたのは「控えピッチャー」というポジションでした。なぜなら、同学年に超豪腕ピッチャー降谷暁(ふるや・さとる)の存在があるからです。先発を任されることがあっても、肝心なところはやはりエースである降谷が登板します。
もし、あなたが同じ立場だったらどう思いますか?
自分よりも高い評価を得ている同期がいたら、「負けたくない」と思うこともあれば、「勝てないかもしれない」と自信を失うこともあるでしょう。そんなとき見習いたいのが、栄純の考え方や行動です。
確実にチャンスを掴むために「緊張」と上手につきあう
どんなにすごいピッチャーがチームにいても、腐らず自分の持ち味を磨き続けていた栄純最大の武器は、与えられたチャンスを掴む胆力といえるでしょう。
どんなピンチの場面でも、いつも通りのパフォーマンスができるのは大きな武器であり、成功に導くために必要不可欠な要素です。
緊張を怖がらない!
実は最高のパフォーマンスをするには、緊張状態をうまく活用することだといわれています。危機回避能力が高まり、五感が鋭くなるのでいつも以上の結果につながることが期待されます。
栄純は緊張を楽しむことで、数々の試合で結果を出しています。試合を決める重要な場面でも、怖がることなく果敢に攻められるのはまさに大舞台で活躍するエースの素質といえるでしょう。
栄純はプレッシャーや緊張で押しつぶされそうになったとき、大きな深呼吸をします。これは理にかなった行動で、脳に酸素を送ることで筋肉をほぐし、リラックス状態をつくります。こうすることで適度な緊張感を持ちつつ、「いつも通り」の行動ができるようになります。
「失敗するかもしれない」と不安になったときには、深呼吸をして平常心を取り戻すよう心がけてみてくださいね。
アピールも忘れない!
チャンスを掴むには、まず挑戦する場を獲得しなければいけません。多くのライバルがいるなか、おとなしく待っているだけでは埋もれてしまいますよね。
チームメイトに「アピール上手」といわれる栄純のように、積極的に監督に声をかけ活躍の場を勝ち取るほかありません。
口をあけて待っているだけでは、棚からぼたもちは落ちてきません。自ら棚を揺らしてチャンスを手に入れましょう。
多角的に分析し「自分だけの武器」を磨く!
「となりの芝生は青くみえる」ということわざがあるように、自分が持っていないスキルを持つ人は特別だと感じることがあるでしょう。
しかしひとつのスキルだけをみて、相手の方が優れていると判断するのは時期尚早です。
例えば、150キロを超える剛速球が武器のエース降谷と、制球力が高く投げるたびに軌道が変わる球を投げる栄純では「求められること」が変わってきます。
誰かの優れた部分だけをみて自分と比べるよりも、自分にできることを把握し、それを信じて磨きあげた方が活躍の場が広がるということを栄純は教えてくれます。
最後に
不遇の状況でも自分の可能性を信じ、持っているスキルを磨きあげた栄純はのちにチームメイトから多大な信頼を勝ち取ります。
無理をすることは自分の良さを失ってしまう可能性があります。ないものを望むより、栄純のように今ある武器に磨きをかけてみてはいかがでしょうか。
参考元
- ・参照リンク:マガメガ MAGAMEGA | ダイヤのA
- ・ダイヤのA講談社
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