バラエティアイドルとは？ 元祖バラドルから最新バラドルまで一挙紹介＆バラエティアイドルが楽しめるおすすめ番組3選！

バラエティアイドルとは

バラエティアイドルとは、バラエティ番組で活躍する女性たちのこと。1980年代後半の歌番組が続々と終了していった時代に、仕事のないアイドルがバラエティ番組に出始めたことがきっかけで生まれました。

それまで台本どおりに話していれば良かったアイドルとは一線を画し、素の反応や機転を利かせたトークなどで人気を集めた彼女たちは「バラドル」という通称で親しまれ、「芸人」「タレント」などと肩を並べる新たなジャンルとして確立することに。

以降、番組や時代によって求められることは少しずつ異なってきましたが、バラエティアイドルには「番組を盛り上げる」「笑いがとれる」という2点が要求されます。

彼女たちは今も、バラエティ番組の欠かせない存在として活躍しています。

元祖バラドル！ 1980～2000年に活躍したバラエティアイドルたち

1980年代に活躍したバラドルたちは、バラエティアイドルの先駆けともいえる存在。

「三大バラエティアイドル」と称された3人を筆頭に、現在でもバラエティ番組の第一線で活躍している実力派のバラドルが多くいます。

ここでは、特に活躍した5人をご紹介します。

井森美幸

今ではバラエティ番組の弄られ役として有名な井森美幸は、代表的な元祖バラエティアイドル。

第9回のホリプロスカウトキャラバンで優勝してアイドル路線で売り出すもヒット曲に恵まれず、その頃台頭してきたバラエティアイドルに転身し、見事に才能を開花させます。

今なお全盛期と同じキャラクターで常に笑顔で活躍している姿は、移り変わりの激しい芸能界でも希有な存在といえるでしょう。

山瀬まみ

山瀬まみは、「三大バラエティアイドル」と称された人気バラドルのうちの一人。

バラエティアイドルのパイオニア的存在で、「山瀬まみがいなかったらバラドルはジャンルとして確立されなかったのでは」ともいわれています。

そんな山瀬まみは、前述した井森美幸と同じく、実はホリプロスカウトキャラバンの優勝者。

歌唱力に恵まれながらもヒット曲には恵まれず、1986年からレギュラー出演することになった「テレビ探偵団」がきっかけでバラエティアイドルとして活躍するようになります。

少しハスキーな声と、明るくてあっけらかんとした性格が魅力で、今では数多くの番組で司会者として活躍しているバラドルです。

森口博子

「三大バラエティアイドル」の一人である森口博子は、前述の二人とは少し違った経歴を持つバラエティアイドル。

1985年に『機動戦士Zガンダム』のオープニングテーマ曲で鮮烈なデビューを飾り、オリコンでは16位というスマッシュヒットを記録します。しかし次の曲以降はヒットが続かず、アイドル歌手としての知名度はそこまで高くありませんでした。

事務所からはリストラ宣言をされて「何でもやります」と言ったところ、来た仕事がバラエティ。そこで才能を見出されて今に至ります。

そんな苦労を経ているからこそ、バラエティアイドルとしても地位を確立させた今でもチャレンジ精神あふれる取り組みをしており、その姿勢が多くの人に愛されています。

近年は年齢を感じさせない容姿も話題になっており、さまざまな部分で魅力的だと評される人物です。

島崎和歌子

辛口コメントやサバサバとした「姐さんキャラ」で知られている島崎和歌子も、元祖バラエティアイドル。

デビュー当初から主役に抜擢されるなど、しっかり売り出されてはいましたが、打ち切りや時代の流れが原因で活躍の場が減り、認知度は低いままの状態で何年かを過ごします。

バラエティアイドルへの第一歩となったのは、今でも司会を務めている1991年の『オールスター感謝祭』。そこから活躍の場をバラエティにシフトし、今では数多くの司会業もこなして、「どのような番組にもフィットする使い勝手の良い人材」として高い評価を得ています。

他のタレントをいじることもできるし、自分もいじられ役ができるという、バラエティ番組のオールラウンダー。自然に先輩を立てることができるなど細やかな気遣いでも知られており、番組を円滑に進めるには必要不可欠な存在ともいわれています。

松本明子

今や「おばちゃんキャラ」として定着している松本明子も、「三大バラエティアイドル」の一人。

1982年にアイドル歌手を目指して上京するものの鳴かず飛ばずの状態が続き、そんななか出演した深夜番組で放送禁止用語を連呼してしまう事件を起こして、一時は活動休止にまで追い込まれてしまった過去を持ちます。

しかしその後バラエティに活躍の場を移して、バラドルの第一人者といわれるまでに成長。今でも変わらずいじられ役として活躍しています。

元祖バラエティアイドルでありながらも、今なお身体を張った企画に果敢に挑戦したり若手にライバル意識を持ったりと、ばりばり現役のバラエティアイドルとして活躍しているのが魅力。

仕事のNGがないと公表しており、これからの活躍にも期待したいバラエティアイドルです。

グラビアアイドルやおバカキャラが台頭！ 2000年以降に活躍したバラエティアイドルたち

2000年以降になると、アイドル歌手がメインだったバラエティアイドルたちに変化が現れ、グラビアアイドルを含むモデルたちがバラエティアイドルとして活躍するようになりました。

「おバカタレント」という、これまでにない「おバカ具合」を武器にするバラエティアイドルも現れるようになります。

ここでは、2000年以降に活躍したバラエティアイドルを3人紹介します。

ベッキー

近年、活動休止などの騒動で話題になったベッキー。一時はベッキーをテレビで見ない日はない、というほどに活躍していました。

デビュー当時からバラエティを中心に活動しているベッキーの魅力は、何といってもその切り返しのうまさ。どのような相手にも臆することなく、番組が盛り上がるような返しをすることができ、それ故に数多くのバラエティ番組で重宝されていました。

活動休止期間や結婚・出産を経てレギュラー番組は激減したものの、徐々にバラエティに復帰。活躍の場を広げています。以前のように活躍する姿を、近いうちにまた見られるでしょう。

優香

今では女優兼タレントとして地位を確立している優香も、バラエティアイドルとして活躍していた一人。

ただし経歴が少し異色で、グラビアアイドルとして絶大な人気を誇ったあと、グラビア界を引退してバラエティアイドルとして活躍しています。

自然体で癒やし系の笑顔が魅力の「癒やし系バラエティアイドル」として、他のバラドルたちとは一線を画す存在。現在は司会業もこなしており、その才能と温和な性格から幅広い層のファンを獲得しているのが特徴です。

スザンヌ

これまでにない「おバカキャラ」で人気を博したのが、スザンヌ。

グラビアアイドルとしてデビューしたスザンヌは、2007年の『クイズ！ヘキサゴンⅡ』で珍回答を連発したことで、おバカなバラエティアイドルとして大ブレイクを果たします。

その後結婚や出産・離婚を経験した彼女。今はかつてほどバラエティ番組での活躍はしていませんが、着実に「ママタレント」としての地位を確立しています。

シングルマザーで頑張っていることも含めて、多くのファンに応援されているバラドルです。

新星の誕生！ 令和に活躍している＆活躍が期待されているバラエティアイドルたち

おバカキャラやグラビアアイドルが台頭した2000年以降とは異なり、令和の時代は、頼もしさや機転の利いた返しができること、周りを不快にさせたり傷つけたりしない笑いがとれることが重視される傾向にあります。

ここでは、令和に活躍している＆活躍が期待されているバラエティアイドルを5人ご紹介します。

小島瑠璃子

まだ27歳にも関わらず数多くの司会番組を持っている小島瑠璃子は、その年齢に見合わない卓越した対応力が魅力。

バラエティ番組にありがちな予想外のアクシデントにも即座に対応、アクシデントだと思わせないのはもちろん、笑いに変えてしまうのです。

ホリプロスカウトキャラバンでグランプリを受賞した容姿のよさはもちろん、スポーツ番組ではメインキャスターを務めるなど、その活躍の幅の広さはとどまることを知りません。

朝日奈央

最近人気が急上昇中なバラエティアイドルが、朝日奈央。元は女性アイドルグループ「アイドリング!!」のメンバーでしたが、卒業後はバラエティに活動の場を移して活躍しています。

そんな朝比奈央の魅力は、芸人顔負けの笑いへの貪欲さ。身体を張ることを厭わず、元アイドルとは思えない思い切りのよさで人気を集めています。

滝沢カレン

「Oggi」の専属モデルでもある滝沢カレンは、天然キャラで大ブレイクしたバラエティアイドル。独特の言葉回しが特徴で、たった一言で爆笑を引き起こせるのが魅力です。

また、モデルらしい端麗な容姿も人気の要因の一つ。美しい外見でありながらもぶっとんだ発言をする滝沢カレンは、他のバラエティアイドルとは一線を画した存在だといえるでしょう。

指原莉乃

AKB48、HKT48の元メンバーである指原莉乃は、アイドル時代からバラエティでの才覚を現していた逸材です。HKT48のメンバーだったときには、総選挙で史上初の3連覇を果たすなど、アイドルとしての人気も抜群。

コメント力があるのはもちろん、適度にいじられ役としても立ち回れるので、さまざまなバラエティ番組で重宝されています。

今では冠番組も持っており、これからも活躍し続けることが期待されるバラエティアイドルです。

池田美優

ギャルモデルとしてティーンから絶大な人気を得ている「みちょぱ」も、これからさらなる活躍が期待されるバラエティアイドル。

弱冠22歳ですが、自分の意見をしっかりと持っていて周りに流されない芯の強さを持ち、コメンテーター的な役割を果たすこともあるほどコメント力があります。

「礼儀がない」などのイメージを抱かれやすいギャルではありますが、いつも笑顔で仕事に丁寧に取り組んでいる彼女の姿を見ると、数多くのファンがいるのも納得できます。

バラエティアイドルの姿が楽しめるおすすめ番組3選

ここまでバラエティアイドルについての紹介を見てきて、「実際にバラエティアイドルが番組で活躍している姿を見たいな」と思った方は多いのではないでしょうか？

そこでここでは、バラエティアイドルたちが活躍するおすすめ番組を3つご紹介します。それぞれタイプの異なるバラエティ番組なので、ぜひすべて見てみてください。

ロンドンハーツ

バラエティアイドルが数多く出演し、この番組をきっかけにブレイクを果たしたバラドルも少なくないことから、『ロンハー』は最早バラエティアイドルの登竜門といっても過言ではない番組。

身体を張った企画はもちろん、トーク力も試される番組で、ライバルたちと競うバラエティアイドルたちの姿が楽しめます。

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しくじり先生 俺みたいになるな!!

毎回さまざまなゲストを迎えて失敗談を聞き、そこからの学びを得る『しくじり先生 俺みたいになるな!!』。レギュラーはオードリーの若林と平成ノブシコブシの吉村ですが、バラエティアイドルも活躍します。

芸人の2人にいじられたり、秀逸なコメントを残す彼女たちの姿を見ていると、自然と笑顔になれるでしょう。

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激レアさんを連れてきた。

『激レアさんを連れてきた。』は、激レアな体験をしたことのある人をスタジオに呼んで研究してみるというコンセプトの番組。

メインはオードリーの若林と弘中アナですが、毎回異なるゲストが呼ばれる仕組みになっており、バラエティアイドルが呼ばれることもよくあります。

「激レアさん」に突っ込んだり、若林に突っ込まれたりと、番組を盛り上げるバラエティアイドルの姿を楽しめるでしょう。

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