当サイト内に掲載されている[PR][Sponsored]の表記がある商品は広告(アフィリエイトプログラム)により編集部のおすすめとしてご紹介>させて頂いております。

SHARE

contents kv

出典:amazon

2019/04/09
4,799 1

ルパンⅢシリーズ随一の背徳に満ちたスピンオフ「峰不二子という女」

「ルパン三世」に登場する謎の女・峰不二子を主役にしたTVアニメ「峰不二子という女」。作品全体に漂う不道徳と背徳感。今までのシリーズとは確実に一線を画した秀逸な映像や物語は、見る者を作品の世界感へと引きずり込みます。こちらでは作品の概要とともに、その魅力をお伝えします。

LUPIN the Third -峰不二子という女-

峰不二子を主役に据えた作品

TVアニメ『峰不二子という女』は、2012年4月から全13話放送された、ルパンシリーズ初となる深夜枠での連続アニメ作品です。

この作品は『ルパン三世』シリーズのスピンオフであり、1971年のTVアニメ『ルパン三世』の放送開始40周年を記念し作られました。

また、同年には第16回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門において新人賞を受賞しました。

タイトルからわかりますように、物語は峰不二子を主人公に据え展開。

ルパンファミリーとも呼ばれるルパンたち男性陣は、本作ではゲスト扱いとしての登場となっています。

キャラクターに新たな命を与えた声優陣

今作は、一新された声優陣による初の連続TVアニメシリーズとなりました。

主役である峰不二子を演じたのが、『ローゼンメイデン』の真紅や『荒川アンダー ザ ブリッジ』のマリアなどで有名な沢城みゆきさん。

ルパン三世は、物まねタレントである栗田貫一さん。

石川五ェ門は、『ハイキュー!!』の及川徹などを演じる人気声優・浪川大輔さん。

銭形警部は、山ちゃんこと実力派の山寺宏一さん。

このように生まれ変わったルパン一行ですが、次元大介のみがシリーズ始めから一貫して変らず、声優界の大御所・小林清志さんが担当しています。

監督は「ユーリ!!! on ICE」も手掛けた山本沙代さん

本作の監督は、2016年冬に爆発的人気となった『ユーリ!!! on ICE』でもお馴染みの山本沙代さんが担当しました。

山本さんは『ローゼンメイデン』や『荒川アンダー ザ ブリッジ』など多くのOP絵コンテや演出を手掛けており、2008年には『ミチコとハッチン』で初監督を経験しています。

『峰不二子という女』では、監督以外に絵コンテや演出、そして見るものに強烈なインパクトを与えるOPの絵コンテも山本さんが手掛け、その独特かつ甘美な世界感を私たちに見せてくれました。

他にも、シリーズ構成は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』を担当している岡田麿里さん。

音楽は『機動戦士ガンダム サンダーボルト』で軽快でジャズを生み出した菊地成孔さんが担当しています。

物語のあらすじと概要

本編とは違い、峰不二子とルパンたちが出会う前の物語です。

とあるカルト団体をターゲットに狙うルパンは、そこで自身の体を武器に教祖に取り入る女・峰不二子と出会います。

彼女の美しさと強さの中に隠れた、危うい脆さに惹かれてしまうルパン。

しかし不二子は、自身でも気付かぬほどの大きな闇と記憶に苛まれていた女性だったのです。

出典:

本編では、重要な場面でフクロウがキーワードのように使われています。

フクロウの仮面を被った男性たちや、彼らに翻弄される小さな少女や人形が、まるで記憶の断片のように作中で登場します。

また、OPは全編不二子の裸体で彩られ、その余りのセクシャルな映像は多くの視聴者を驚かせました。

全体的に画面は暗く、重く、黒い影が多めです。

そんな画面の中、突如極彩色に彩られたサイケデリックな効果がなされ、見る者の不安を掻き立てます。

オリジナルキャラと新たな世界感

本作には主人公である峰不二子以外に、ルパン・次元・五ェ門・銭形といったいつもの主要メンバーに加え、何人かのオリジナル・キャラクターが登場します。

そしてその誰もが、この物語を彩るのに不可欠な存在です。

なかでも特質すべきキャラクターは、同性である銭形に対して恋慕の思いを抱き続ける、中性的で美しい青年・オスカーの存在でしょう。

幼い頃の彼は大変荒んだ生活をしていましたが、銭形との出逢いを経た後、そばに居るために警部補にまで登りつめます。

ですが、そんな彼の思いを乱す存在が峰不二子であり、オスカーにとって彼女は嫌悪すべき存在です。

同時に、銭形に必要とされる“女”としての性に対する憧れもあったのです。

そんなオスカー役は、『進撃の巨人』でエレン・イェガーなどの声でお馴染みの声優・梶裕貴さんが担当しました。

峰不二子という女性の新たな魅力

その斬新さや物語の特殊性にさまざまな意見が飛び交った本作ですが、全13話を視聴したファンからはおおむね良作であったという声があがりました。

それは前述した監督である山本さんが、『ユーリ!!! on ICE』放送前に自身の代表作として本作を掲げたことからもうかがえます。

本作は新しいルパンアニメであると共に、峰不二子という謎めいた女性の新たな魅力に大きく貢献したのは間違いないでしょう。

参考元

当社は、本記事に起因して利用者に生じたあらゆる行動・損害について一切の責任を負うものではありません。 本記事を用いて行う行動に関する判断・決定は、利用者本人の責任において行っていただきますようお願いいたします。

合わせて読みたい

「アニメ」人気ニュースランキング