スーパー戦隊といえば、5人の戦士が変身して悪の組織と戦い、途中で追加戦士が現れて協力して戦うというのがこれまでの流れでした。 しかし、2017年2月から放送開始された「宇宙戦隊キュウレンジャー」は、なんと9人の戦士がいきなり登場するというシリーズ初の作品なんです。 今回は、シリーズの常識を覆えした話題作「宇宙戦隊キュウレンジャー」をご紹介していきます。
宇宙戦隊キュウレンジャーとは?
基本情報
2017年2月12日からテレビ朝日系列で毎週日曜朝7時30分から放送されています。
スーパー戦隊シリーズ第41作品目にあたります。
キャッチコピーは「9人の究極の救世主」
モチーフとなったのは宇宙と星座。
そのため、変身後の名称も「キュウレッド」や「キュウブルー」ではなく「星座名+色」で呼ばれています。
例えば「シシレッド」や「サソリオレンジ」といった感じです。
ストーリー
舞台は、遥か彼方の未来。
88の星座系が悪の組織「宇宙幕府ジャークマター」によって支配されます。
しかし、宇宙には「宇宙が心無き者の手に陥り、人々が涙するとき、9人の究極の救世主が現れ、宇宙を救う」という伝説があります。
ジャークマターから宇宙を守るために結成された宇宙戦隊キュウレンジャーこそが9人の究極の救世主です。
キュウレンジャーとジャークマターの長い戦いが幕を開けました。
9人の戦士たち
シシレッド/ラッキー
第1話から登場。
シシキュータマを所持。
しし座系出身で人間型宇宙人の冒険家。
幼いときに故郷で大きな事件が起こり両親と離れ離れに。
その後、故郷を離れ別の星で育ちました。
何事もポジティブ思考で宇宙一の強運を自称しています。
そのため、戦闘中はラッキーに味方する出来事ばかり起き、不利な状況から形勢逆転することもしばしば。
サソリオレンジ/スティンガー
第3話から登場。
サソリキュータマを所持。
銀河系最強と目されるさそり座系出身の人間型宇宙人。
ジャークマターに寝返った兄を探して放浪の旅をしていました。
変身前後に関係なく蠍の尾が生えていて先端が毒針になっています。
9人の中で最も早くキュウレンジャーになった戦士です。
誰にも本性を明かさない一匹狼タイプ。
オオカミブルー/ガル
第1話から登場。
オオカミキュータマを所持。
おおかみ座出身の獣人型宇宙人。
ジャークマターによって故郷を破壊され仲間を失います。
はじめは仲間を失った後悔からキュウレンジャーになることに消極的でしたが、仲間の戦いを見て加わることを決意しました。
ガルがキュウレンジャーになって以降は、ラッキーに最も信頼を寄せています。
テンビンゴールド/バランス
第2話から登場。
テンビンキュータマを所持。
てんびん座系出身の機械生命体。
元々、ジャークマターを狙う義賊「怪盗BN団」として活動していました。
しかし、ラッキーと意気投合しキュウレンジャーとなります。
性格はかなりのお調子者です。
オウシブラック/チャンプ
第1話から登場。
オウシキュータマを所持。
おうし座系の工業惑星出身で、ジャークマターと戦うために開発された牛型の戦闘用ロボット。
キュウレンジャー結成当時からのメンバーの1人。
ロボレスリング(通称ロボレス)の元チャンピオンという経歴を持つ。
ヘビツカイシルバー/ナーガ・レイ
第2話から登場。
ヘビツカイキュータマを所持。
へびつかい座出身の人間型宇宙人。
元々争わないために感情を持たない一族の中にいました。
そのため、キュウレンジャー加入後も感情を持っていませんでした。
しかし、感情というものに興味を示し、バランスから感情を学んでいます。
まだ学習中ということもあり、状況と感情が合わないこともしばしば。
かつてはバランスと共に「怪盗BN団」として活動していました。
カメレオングリーン/ハミィ
第1話から登場。
カメレオンキュータマを所持。
カメレオン座出身の人間型宇宙人。
キュウレンジャー結成当時のメンバーの1人。
宇宙忍者であることから体を透明にする能力を持っています。
性格は真面目で、キュウレンジャー1の努力家。
そのため、運でキュウレンジャーになったラッキーを快く思っていません。
ワシピンク/ラプター283
第4話から登場。
ワシキュータマを所持。
わし座系出身の女性型アンドロイド。
正式名称は「オリオン号のパイロット兼ショウの秘書として製作されたリベリオン製アンドロイドType283」
元々はキュウレンジャーの教育係だったため、戦闘用ロボットではありません。
しかし、ラッキーから諭されたことでキュウレンジャーとして戦うことを決意しました。
性格は生真面目で、仲間のふざけた発言を嫌うため冗談が通じません。
カジキイエロー/スパーダ
第1話から登場。
カジキキュータマを所持。
カジキ座系出身の人間型宇宙人。
キュウレンジャー結成当時からのメンバーの1人。
自称宇宙一の料理人で、オリオン号の調理を担当しています。
キュウレンジャーの中では珍しい常識人ですが、破天荒な他の仲間に振り回されることもしばしば。
巨大ロボ
キュウレンオー
シシボイジャーを胴体にして他のボイジャーマシン4体が両腕両脚となって合体したスペースロボ。
シシボイジャー以外を変えることによって様々なタイプに変化します。
ドッキングコンビネーションは1680通りあります。
キュウレンオーの基本コンビネーションは
シシボイジャー・オウシボイジャー・オオカミボイジャー・カメレオンボイジャー・カジキボイジャーです。
そもそも、なぜ9人なのか?
前作の「動物戦隊ジュウオウジャー」がシリーズ第40品の記念作品だったため、その次作となる作品は大幅な改革をしようということで9人戦隊となりました。
これまでも追加戦士を含めると9人だった戦隊はいましたが、スタートから9人戦隊というのはシリーズはじめてでした。
9人になったことによってチーム感が色濃く表れるようになりました。
また、全員が力を合わせて敵に勝つという要素を残しつつ、
「1人1人がスーパースター、9人揃ってオールスター」
というコンセプトの元で、1人1人が個性的で、強くて格好いい戦隊になっています。
「キュウレンジャー」という名前になった経緯は、シリーズ第1作品目の「秘密戦隊ゴレンジャー」のように「5人だからゴレンジャー」という分かりやすさ重視したことと、原点回帰の意味が込められています。
まとめ
スーパー戦隊シリーズの長い歴史の中で初めての9人戦隊となった今作品は、現在も絶賛放送中です。
5人戦隊や3人戦隊が普通だったシリーズは今作をきっかけに今後も大きく変わっていくことが期待されます。
まだキュウレンジャーが放送中なので気が早いと思いますが、次作も非常に楽しみです。
参考元
- ・参照リンク:宇宙戦隊キュウレンジャー|テレビ朝日
- ・参照リンク:http://www.toei.co.jp/tv/kyuranger/
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