『イナズマイレブン』の主人公は、弱小サッカー部である雷門中学を全国サッカー大会で優勝するほどのチームへ導いたキャプテンの円堂守です。向上心が高く、明るくて熱血漢な性格の円堂と接した仲間たちは、自然と円堂の背中についていくようになります。今回は、そんな円堂の行動やキャラクターたちとの関係性、魅力などを徹底紹介します!
『イナズマイレブン』の主人公は、雷門イレブンを率いるゴールキーパー兼キャプテンの円堂守です。円堂は雷門中の響木監督から「宇宙一のサッカーバカ」といわれるくらいサッカーが大好きで、サッカーに対して非常に熱い思いを持っています。
円堂はとても仲間思いの性格で、『イナズマイレブン』全編を通して豪炎寺や鬼道、風丸をはじめとした仲間やライバルとの絆が描かれています。円堂は前に立ってみんなを引っ張っていくタイプのキャプテンで、仲間たちは円堂の背中を見ているうちに自然とついて行きたくなるのです!
今回は、そんな熱い性格のキャプテンであり主人公の円堂守の行動や魅力について、迫っていきます!
円堂守の4つの秘密を徹底紹介!
出典:amazon円堂守は雷門中学に所属する2年生(「アレスの天秤」、「オリオンの刻印」シリーズでは3年生)で、いわずと知れた『イナズマイレブン』シリーズの主人公です。ポジションはゴールキーパーで、背番号はリベロに転向したとき以外、毎回1番を背負っています。常に頭に巻いているオレンジ色のバンダナが、円堂のトレードマークとなっています。
円堂の声優をつとめるのは、『NARUTO』の主人公であるうずまきナルトを長年演じ続けていることで有名な竹内順子さんです。元気のよくて明るい、熱さを感じさせる声が円堂の特徴となっています。
円堂の名前には、「エンド(ゴール)を守る」という意味が込められているようです。
円堂が明るく前向きな性格で、どんなときでも諦めないガッツを持っている仲間思いな性格であることは『イナズマイレブン』シリーズのファンにとっては周知の事実ですが、円堂の誕生日が公開されたのは2018年からテレビアニメが放映された「イナズマイレブン アレスの天秤」からなので、意外と知らない方も多いかと思います。
今回は、そんな円堂の誕生日やプロフィールを含めた円堂の4つの秘密を紹介します!
秘密① 2018年にみんなの誕生日発覚!? 円堂の生年月日
2018年から放送がスタートした「イナズマイレブン アレスの天秤」では、選手の生年月日やキャッチコピーが書かれた「イレブンライセンス」とよばれるカードが登場します。「イレブンライセンス」とは、作中において中学サッカーにおける身分証明書でありICカードのような役割を持つカードのことです。
このカードの存在によって、2008年から『イナズマイレブン』がはじまったあと、約10年間ものあいだ不明だった円堂をはじめとするキャラクターたちの誕生日が判明しました!
円堂の誕生日は8月22日です。
「イレブンライセンス」の円堂のカードには、「伝説のゴールキーパー」というキャッチコピーがつけられています。これは弱小だった雷門イレブンを全国優勝まで導いたことにちなんでいます。そのほか、「イレブンライセンス」には所属中学やサッカーにおける円堂のポジション、円堂の活躍を簡単にまとめた文章などが記載されています。
「イレブンライセンス」はタカラトミーより実際のカードとして発売されていて、2019年5月現在円堂のカードはVol.3、Vol.4、「超次元激6セット」にラインナップされました!
秘密② 円堂がサッカーをはじめた理由とは?
円堂がサッカーをはじめたきっかけは、幼い頃に年末で大掃除をしていたとき、偶然サッカーボールと円堂大介が残した「じいちゃんの特訓ノート」を見つけたからです。
円堂の家族構成は、父や母のほかに祖父がいます。円堂大介とは、円堂の祖父にあたる人物で世界的に有名な元サッカー選手でした。円堂は、大介のことを「じいちゃん」と呼んでいます。
「じいちゃんの特訓ノート」で学びながらボールで遊んでいくうちに、円堂はすっかりとサッカーにハマっていきました!
「じいちゃんの特訓ノート」には、円堂や3期で合流するマネージャーの冬花にしか解読できないほどの汚い字で、サッカーにおける技術のポイントや必殺技の極意などが書かれています。円堂はこのノートを参考にして、どんどん特訓を積み重ねて強くなっていきました。
円堂をはじめとした人々は、何年も前に円堂大介が亡くなっていると思いこんでいました。ところが、円堂大介はコトアールという国に身をひそめながら生きていて、ガルシルドという悪人によるサッカーをめぐる陰謀から自分の身を守るために死んだと偽っていたのです!
円堂大介が実際に登場して円堂と顔をあわせるのは、『イナズマイレブン』の3期にあたる「世界への挑戦編」からとなっています。
秘密③ ゴールキーパー、円堂守のセーブ率は!?
ファンが調べたところ、円堂のセーブ率は1期、2期、3期、劇場版を合わせると55%ほどだそうです。帝国学園やエイリア学園のチームであるジェミニストームが雷門中を襲ってきたときに大量に失点しているためにこの数字となっていますが、公式試合ではかなりの数のボールを止めています。
「アレスの天秤」では円堂は利根川東泉というチームのキャプテンになっていますが、主人公の明日人が所属する伊那国雷門と戦う前は驚異のセーブ率100%を誇っていたようです。利根川東泉は準決勝戦で伊那国雷門と試合をしますが、伊那国雷門との試合を経てもセーブ率は75%もあります。
秘密④ 円堂守の強さの秘訣とは!?
円堂の強さの秘訣は、ズバリ何事にもあきらめずにぶつかっていくガッツです!
出来ないことを出来るまでとことん特訓し、強敵相手にも怯まずに立ちむかっていく精神力の強さが円堂の根本となっています。
円堂の粘り強さは、のちのちに習得する数々の必殺技につながっていきました。
「イナズマイレブン フットボールフロンティア編」の円堂守
出典:amazonフットボールフロンティア編はサッカーが大好きな円堂が、幼なじみの秋とともに一から部員を集めて雷門イレブンを作り上げるところから始まるお話です。
「フットボールフロンティア」とは中学サッカーの公式大会のことで、雷門イレブンはフットボールフロンティアでの優勝を目指して日々特訓に励みます。
『イナズマイレブン』シリーズのはじまりともいえるお話で、サッカーを通して円堂は仲間やライバルたちとの絆を深めていきます!
1から雷門イレブンを作りあげる円堂!円堂にひかれる仲間たち
記念すべき第1話では、円堂が秋とともにサッカー部を立ちあげ、地道に「サッカー部に入らないか!?」と声をかけるところからはじまります。
壁山や染岡など、メンバーは続々と集まりますが、部員はまだ足りません。
円堂の親友で陸上部に所属する風丸は始めはサッカー部に入部するつもりはありませんでしたが、円堂のサッカーに対する熱意を感じとり、入部を決意します。
一方、妹の夕香が豪炎寺の試合を見にいこうとして交通事故にあってしまったことが原因で「サッカーは二度としない」と決めた豪炎寺は、サッカー部に誘う円堂を突っぱねていました。円堂たち雷門イレブンは、突然雷門中学にやってきた帝国学園と試合をすることになりますが、圧倒的な実力をもつ帝国学園によって雷門はボロボロにされてしまいます!
そんな帝国に対して諦めずに立ち上がる円堂を見た豪炎寺は雷門イレブンの助っ人として試合に乱入し、試合のあとに仲間になりました!
豪炎寺が仲間として雷門中サッカー部に入部したあと、本格的に雷門イレブンの活躍が始動し、数々の試練を乗りこえていきながら絆を深めていきます!
途中、秋の幼なじみで帝国学園からのスパイである土門や、マネージャーの音無春奈の兄で「天才ゲームメーカー」とよばれる帝国学園のキャプテン、鬼道が雷門に転校してきます。彼らも、円堂や雷門のサッカーに対する姿勢や仲間思いな一面にひかれていきました!
とくに両親が事故によって他界したあと、別々の家に引きとられた妹の春奈を鬼道家に迎えるために勝利に執着し、サッカー界の闇とよばれる影山に従っていた鬼道は、円堂の明るさやまっすぐさに救われます。
さらにそのあと、アメリカから一時的に日本に帰国した秋や土門の幼馴染である一之瀬が秋たちと会うために雷門にやってきます。
「フィールドの魔術師」とよばれるほどの実力をもつ一之瀬と仲よくなった円堂は、一之瀬や土門とともに「トライペガサス」というむずかしいシュートの必殺技をすることになりました!
「トライペガサス」はなかなか完成しませんでしたが、円堂たちは必死になって必殺技を完成させようと試行錯誤し、秋のアドバイスでついに「トライペガサス」は成功しました!
当初はすぐに帰国する予定だった一之瀬ですが、特訓をとおして円堂や雷門に魅力を感じ、アメリカ行きの飛行機のチケットをやぶって雷門イレブンの一員になります!
「イナズマイレブン エイリア学園編」の円堂守
出典:amazon「エイリア学園編」は、フットボールフロンティアで雷門イレブンが全国制覇をしたあとの話となっています。
全国各地に、サッカーボールで中学校の校舎を破壊する宇宙人たちが攻めてくる事件が発生していました。宇宙人たちで構成されたチームのメンバーは、「エイリア学園」と名乗ります。
雷門イレブンは、エイリア学園のチームのうちのひとつである「ジェミニストーム」と戦いますが、20対0で完敗してしまいました。エイリア学園のチームと試合をして負けた学校は、かれらによって学校を破壊されてしまいます。
ジェミニストームに敗れたあと、吉良瞳子を監督として迎えいれた円堂たち雷門イレブンは、エイリア学園に立ち向かえるチームをつくるために全国各地を巡って選手を集めます!
そして、総理大臣の娘でSPのチームを束ねる男まさりな女子の財前塔子、とある経緯から「完璧」にこだわるフォワード兼ディフェンダーの吹雪士郎、イタズラ好きでひねくれた性格の木暮夕弥、一之瀬にひとめぼれしたパワフルな性格のギャルの浦部リカ、円堂に憧れる1年生ゴールキーパーの立向居勇気、おおらかな性格の兄貴分である綱海条介が新たな仲間として加わりました!
立向居が加入した少しあと、円堂は監督の瞳子のすすめでキーパーからリベロに転向しました!
エイリア学園のチームのひとつである「ダイヤモンドダスト」との試合では、フットボールフロンティアの決勝戦で激突したアフロディこと亜風炉照美が助っ人として一時的に参戦します。
「エイリア学園」の正体は宇宙人ではなく、吉良星二郎が経営する「おひさま園」という施設の孤児たちでした。星二郎は息子の吉良ヒロトを奪ったサッカーに対して激しい憎しみを抱いており、復讐のために「おひさま園」の子どもたちに中学校を襲われていました。
「エイリア学園編」では、雪崩の事故により両親や弟のアツヤを亡くした悲しみで自分とアツヤの人格をもつ二重人格となってしまい、かつて弟と目指した「完璧」に固執するようになってしまった吹雪や、親に捨てられたことで他人を信じることができなくなってしまった木暮をはじめとして、味方も敵も重いバックボーンをもった選手が多く登場します。
円堂たちは、「エイリア学園」と戦うなかで待ちうけている数々の試練や挫折、仲間の離脱を乗りこえながら、あらたな仲間たちとの絆を深めていきました。吹雪や木暮も、円堂たち雷門イレブンとともに戦うことで徐々に救われていきます。
円堂VSヒロト! お互いに譲れない戦い
円堂は京都で不思議な雰囲気をもつ少年、基山ヒロトと出会います。ヒロトはエイリア学園と戦う雷門イレブンの試合をずっと見ていて、円堂のサッカーを楽しむまっすぐさや熱さが気にいったと語ります。
円堂は雷門イレブンが旅をするたびに円堂の前にあらわれるヒロトと仲良くなりますが、ヒロトの正体はエイリア学園の最強チーム、「ジェネシス」を束ねるキャプテンのグランでした!
ヒロトは星二郎が経営する「おひさま園」という孤児院に住む少年で、家族がいなかった自分に居場所をくれた星二郎のことを「父さん」と呼び、感謝の気持ちを持ち続けています。
一方、星二郎は基山ヒロトが実の息子である吉良ヒロトと容姿が似ていたため、「ヒロト」という名前を名付けて気にかけていたのでした。(のちの「アレスの天秤」で、基山ヒロトの本名は基山タツヤであったことが判明します)
ヒロトは息子の吉良ヒロトを亡くした悲しみからサッカーを使って復讐を企む育ての父親の星二郎のため、グランと名乗って戦っていたのです!
円堂たち雷門イレブンはサッカーで中学校を破壊し、日本を支配しようとしているエイリア学園の陰謀を阻止するため、ヒロトたちエイリア学園のチームである「ジェネシス」は父と慕う星二郎の悲願を叶えるため、お互いに譲れない思いを持ちながらぶつかります!
雷門がジェネシスに勝利したあと、円堂たちによって仲間の大切さを教えられたヒロトは円堂と本当の友達となりました。
円堂VS風丸!? 挫折した風丸たちの心を救う円堂たち!
ヒロトたちエイリア学園の最強チーム、「ジェネシス」に勝利した円堂たち雷門イレブンは、雷門中学に帰ってきました。
しかし、そこで待ちうけていたのはエイリア学園との厳しい戦いで怪我をしたり挫折したりして、チームを抜けた風丸や染岡たち元雷門イレブンのメンバーでした!
風丸たち元雷門イレブンで構成されたチームは「ダークエンペラーズ」と名乗り、円堂たち雷門イレブンに勝負を挑みます。
風丸たちは自身の能力を飛躍的に向上させる禁断の石、「エイリア石」を使ってパワーアップをしていました。ダークエンペラーズは、仲間だった円堂たち雷門イレブンを潰しにかかります!
風丸は「円堂のように強くなりたい」と思いつつ、円堂に追いつけない現実に挫折していました。そして、「エイリア学園」との戦いで圧倒的な力を見せつけられた風丸は、完全に心が折れてチームを抜けてしまいます。そのあと、風丸は「ダークエンペラーズ」のチームメイトとともに「エイリア石」の力に魅せられて、手を伸ばしてしまうのでした。
円堂は親友であるはずの風丸の気持ちに気づけずにショックを受けますが、苦しい戦いとなっても「まだ終わってねーぞ!」と、あきらめずに立ちあがります!
そんな円堂の姿をみた風丸は激しく揺さぶられ、チームメイトとともに円堂に向けて「ダークフェニックス」という必殺技を放ちました。「風丸の気持ちを受けとめる!」と決意した円堂はゴールを守り、さらに「思いだせ! 俺たちのサッカーを!」と、ボールを掲げながら叫びます!
すると、サッカーボールから光があふれ、その光からは「サッカーやろうぜ!」という円堂の言葉が聞こえていきます。円堂がだした光に包まれた風丸たちは、「サッカーやろうぜ!」という言葉によって自分たちの楽しくて熱い本当のサッカーを思いだし、改心しました!
風丸たちがもとに戻ったあと、円堂たち雷門イレブンは風丸たち元ダークエンペラーズのメンバーと楽しくサッカーの続きをします!
「イナズマイレブン 世界への挑戦編」の円堂守
出典:amazon「世界への挑戦編」は、「エイリア学園」との激闘を終えたあと、中学サッカーの世界一を決める「フットボールフロンティア インターナショナル(フットボールフロンティアII)」に参加する円堂たちのお話です。
日本代表「イナズマジャパン」には、円堂をはじめとして豪炎寺や鬼道、風丸など雷門のおなじみのメンバーから吹雪や木暮、立向居、綱海など全国で出会った仲間たち、さらに「エイリア学園編」では敵だったヒロトや緑川といったメンバーが集められました! さらに、今期から新登場となる小学生の虎丸や不良の飛鷹がチームに加入します。
シリアスな物語を展開した「エイリア学園編」とは打って変わり、世界のチームたちと純粋にぶつかりあう熱い展開が特徴のストーリーとなっています!
一方で、フットボールフロンティアIIを利用して世界征服を企むガルシルドという悪人が登場しますが、円堂たちイナズマジャパンが見事にガルシルドの野望を打ち砕きました!
いかりのてっつい! 円堂と豪炎寺
フットボールフロンティアIIアジア予選決勝戦の相手は、韓国のファイアードラゴンでした!
ファイアードラゴンには、「エイリア学園」を相手にともに戦ったことがあるアフロディこと亜風炉照美や「エイリア学園」のチームのひとつである「プロミネンス」のキャプテンのバーンこと南雲晴矢、おなじくエイリア学園のチームのひとつである「ダイヤモンドダスト」のキャプテンであるガゼルこと涼野風介が所属しています。
イナズマジャパンのエースストライカーでクールな性格の豪炎寺は、とある悩みを抱えていました。豪炎寺は、父親からこのアジア予選決勝戦が終わったら医者になるためにドイツへと留学するように言われていたのです!
「この試合がみんなと戦う最後の試合になる」と思いなやみ、集中できないでいる豪炎寺はついに試合中にミスをしてしまいます。その様子は、試合を観戦していた父親も見ていました。
葛藤する豪炎寺に対して、親友の円堂は「豪炎寺のサッカーをオヤジさんにも見せてやろうぜ!」と豪炎寺を励ましつつ活をいれます! 円堂の言葉によってふっきれて自分を持ちなおした豪炎寺は、ファイアードラゴン相手に虎丸との連携技を見事成功させ、ゴールを割ります!
一方、円堂は試合終盤にアフロディ、南雲、涼野がはなった「カオスブレイク」という強烈なシュートを、新技「いかりのてっつい」を使って迎え撃ちます。豪炎寺をはじめとした仲間たちの思いを背負った円堂は、ゴールを死守しました!
試合終了後、豪炎寺がサッカーに全力で挑む姿をみた豪炎寺の父は、豪炎寺にアジア予選が終わったあともイナズマジャパンに残って世界を相手に戦うことを許可します。
世界の強豪を相手にサッカーを楽しみ、心を通じあわせる円堂!
フットボールフロンティアIIに進んだイナズマジャパンは、本戦の開催地であるライオコット島に旅立ちました!
ライオコット島は別名「サッカーアイランド」と呼ばれる島で、スタジアムのほかに本戦に出場する国の風景を再現したエリアや宿泊施設、ショッピングが楽しめるお店、天界と魔界につながるという伝説があるマグニード山などがあります。
円堂は、ライオコット島で偶然出会ったイタリア代表「オルフェウス」のキャプテン、フィディオ・アルデナと仲良くなりました! フィディオは円堂と同じようにサッカーを愛する少年で、「白い流星」と呼ばれるほどの驚異のテクニックを持つ強力なストライカーです。
アメリカ戦では、円堂はアメリカ代表となった元チームメイトの一之瀬や土門と戦いました。一之瀬は幼いころの事故の影響で足に怪我を負っていて、この試合のあとに失敗すれば二度とサッカーができなくなるような重い手術が控えていました。この試合が一之瀬にとって最後の試合になるかもしれないと知った円堂は、一之瀬にとって悔いのない試合にするために全力で戦い、本気の勝負で勝つことを決意します!
アメリカ戦は、円堂と一之瀬の思いがぶつかりあった熱い勝負となりました!
試合をとおして心からサッカーを楽しむ円堂は、世界のライバルたちと心を通じあわせます!
イタリア代表の「オルフェウス」との激闘を同点で終え、つぎの試合に向けて特訓を重ねる円堂たちの前にイギリス代表のエドガーやアルゼンチン代表のテレス、アメリカ代表のマークとディラン、イタリア代表のフィディオ、「エイリア学園編」でともに戦った女子選手の塔子とリカがあらわれ、一緒にサッカーをすることになりました!
世界の強豪たちと純粋にサッカーを楽しむなか、途中でマグニード山からやってきた本物の天使と悪魔によって鬼道の妹でマネージャーの春奈と塔子の親友の女子選手、リカがさらわれ、円堂たちを襲うという事件が起きます!
そこで、イナズマジャパンは円堂をキャプテンするチームと、鬼道をキャプテンとするチームの2チームを作りあげ、天使たちのサッカーチームである「天空の使徒」、悪魔たちのサッカーチームである「魔界軍団Z」に挑みます。
さらに、円堂のチームにはフィディオとエドガーと塔子が、鬼道のチームにはテレスとマークとディランが加わりました! 円堂は鬼道や塔子とともに「絶対にリカと春奈を助けだす」と誓いあい、円堂と鬼道のチームの二手に分かれてマグニード山へと向かいます。
円堂たちが向かったのは、天空の使徒がいる「ヘヴンズガーデン」です。天空の使徒と戦うイナズマジャパンは、フィディオやエドガーの強烈なシュートやリカを助けたいという塔子の気迫により勝利を収めます。天空の使徒との戦いを終えたあと、円堂はなんと天空の使徒のキャプテンであるセインと友達となりました!
107話から語られる「天空の使徒」や「魔界軍団Z」との戦いでは、世界の強豪たちが円堂たちと同じチームで戦う熱い展開や、さらわれているとは思えないほどのリカのパワフルさやマイペースさ、鬼道兄妹の兄弟愛や塔子のリカの女の友情、天使とまで仲良くなってしまう円堂など、見どころが数多くあります!
円堂VSロココ&祖父! 最強の技、「ゴッドキャッチ」習得!
フットボールフロンティアII本戦の開催地であるライオコット島で、円堂はなにかとアドバイスを授けてくる謎の老人に出会いまし。実はこの老人こそ円堂が「じいちゃん」と慕う、円堂の祖父、円堂大介でした。
円堂大介はプロサッカー選手として世界で戦うさなか、サッカーで世界を支配しようとするガルシルドの陰謀によって殺されかけてしまいます! なんとか一命をとりとめた大介ですが、ガルシルドから自分の身を守るためにコトアールという国に身を隠し、死んだふりをしていました。
そのあと大介は、円堂とよく似た少年であるロココが所属するコトアールのサッカーチーム、「リトルギガント」の監督となります! ロココは幼いころに大介と出会い、サッカーの楽しさやノウハウを学んでいきました。
自分の悪事を知っている円堂大介が生きていると知ったガルシルドは本戦の途中で大介やロココたちの合宿場があるライオコット島のコトアールエリアを襲いますが、コトアールエリアにやってきたイナズマジャパンによってガルシルドの陰謀は阻止され、ついにガルシルドは警察に逮捕されました。
ガルシルドの逮捕によって命の心配がなくなった大介は、ようやく身を隠す必要がなくなります。
フットボールフロンティアII決戦戦の相手は、大介が監督をつとめるリトルギガントです。サッカーが大好きな円堂とロココは、互いに全力でぶつかりあいます! ふたりの激闘に、大介も心をおどらせながら見守っていました。
試合の途中、円堂は最強のゴールキーパー技である「ゴッドキャッチ」を習得します。円堂はロココたちと戦うなかで、「ゴットキャッチ」をどんどん進化させてゴールを死守します!
イナズマジャパンとリトルギガントの双方の選手たちは、サッカーを楽しむように試合に挑んでいました。試合終盤、円堂は豪炎寺や虎丸とともに最後のシュートである「ジェットストリーム」を放ち、ゴールキーパーのロココとの正面対決をします!
決勝点をいれた円堂たちの奮闘によって、イナズマジャパンが勝利を収めました!
日本が勝利を収めた後、円堂とロココは互いに健闘をたたえあい、握手を交わします。そして、フットボールフロンティアIIが終わったあと、円堂と大介はようやくゆっくりと話をする時間ができました。夜空のしたで円堂はずっと死んだと思っていた祖父に会えた喜びがいまになって感極まって涙を流し、祖父に抱きつきます。
今まで会えなかったぶんまで一緒にいる円堂と祖父の姿は、とても心温まるシーンとなっていました。
「イナズマイレブンGO ホーリーロード編」の円堂守
出典:amazon「イナズマイレブンGO ホーリーロード編」は、「イナズマイレブン 世界への挑戦編」から10年たったあとの世界を描いた物語です。
「イナズマイレブンGO」シリーズから主人公は、円堂からまっすぐな性格の雷門中一年生、松風天馬へと交代します。
「ホーリーロード」とは、円堂の時代の「フットボールフロンティア」にあたる中学サッカー大会のことです。中学サッカーの様子は10年前と様変わりしていて、「フィフスセクター」という中学サッカーの管理組織がサッカーの勝敗を管理していました。
フィフスセクターは各学校に公式試合で何点をとるのか、その学校が試合ごとに勝つのか負けるのかを指示をだし、すべての学校が平等に勝利の喜びを手にすることができるように組織単位で八百長をさせていたのです!
さらに、「フィフスセクター」は「シード」とよばれる自分たちが育成した選手を各学校に派遣し、フィフスセクターの指示に従わない選手や学校をむりやり指示に従わせ、コントロールしています。
サッカーが大好きな天馬をはじめとした雷門イレブンは、フィフスセクターによって管理されてしまっているサッカー界に「革命」を起こすため、フィフスセクターの勝敗指示を無視してホーリーロードでの優勝を目指します!
円堂は監督として雷門中にやってきて、天馬たち雷門イレブンを勝利へと導きました。
監督として雷門イレブンを引っぱる円堂!
円堂は、フィフスセクターが支配しているサッカー界に革命をおこすため、雷門の監督として就任しました!
監督としての円堂は、自分に敵意をむける雷門中の「シード」、剣城京介を含めたみんなに対して温かく、平等に接しています。天馬たちの時代では、雷門中サッカー部に入るための入部テストがありましたが、円堂が監督となってからは「サッカーが好き」という気持ちがあればだれでも入れるようになりました。
あとから雷門イレブンの仲間と加わった影山輝はサッカー界で悪事を働いていた影山零治の甥で、みんなに迷惑をかけていた「影山」の苗字をいったらサッカー部に入部できないのではないかと心配していました。そんな輝にたいして円堂は、「サッカーが好きという気持ちがあればだれでも大歓迎だ!」という気持ちを伝えます。
「伝説級」ともいわれるサッカーの実力をもち、みんなに対して明るく熱血な指導をする円堂の姿に、天馬をはじめとした雷門の生徒たちは円堂にたいして憧れの気持ちを持っていました。
雷門中がホーリーロードの本戦にすすんだタイミングで、円堂の盟友の鬼道が雷門中のコーチに就任します!
鬼道がコーチになってからは精神面は円堂が、戦術面では鬼道が担当するようになりました。ふたりはかつてと変わらない友情をみせます。
ホーリーロードの白恋中での試合の前、円堂と鬼道はフィフスセクターによって白恋中の監督を解雇されてしまった吹雪と再開します。
白恋中との試合のあと、円堂は吹雪からフィフスセクターが「シード」として育成しているこどもたちに命を削るような特訓を強いているという噂があることを聞きつけます。
吹雪からフィフスセクターのことをきいた円堂は、鬼道に雷門の監督を降りることを告げ、雷門の監督を鬼道に託します。円堂いわく、「俺、みんなのいいところしか見えないんだよな。だから鬼道、雷門の監督はやっぱりお前が適任だ」という考えがあったようです。
円堂は雷門を鬼道に託したあと、吹雪とともに「ゴッドエデン」とよばれる特訓施設の調査へと向かいました。円堂や吹雪が「ゴッドエデン」へいったときの話は、「劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆グリフォン」につながっています。
「劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆グリフォン」の円堂守
「劇場版イナズマイレブンGO 究極の絆グリフォン」は、円堂が監督を降りたあとの木戸川清修戦から幻影学園戦のまえまでのあいだの時系列のお話です。
ホーリーロードでフィフスセクターの指示を無視し、着々と勝ちあがっていく天馬たち雷門イレブンを危険視したフィフスセクターは、雷門に「合宿」という名目でフィフスセクターが用意したバスにのせます。このバスには催眠ガスが仕込まれており、天馬たちは眠っているあいだにかれらの特訓施設である「ゴッドエデン」へと連れてしまいました。監督の鬼道やマネージャーの葵たちは、牢屋のような場所に閉じ込められてしまいます!
目が覚めたあと、元雷門イレブンのシードだった剣城は「ゴッドエデン」を見て愕然とします。剣城は「ここは神の楽園という名をもった地獄だ!」と、みんなに説明しました。剣城は自分を庇ったことで足に大怪我を負った兄の剣城優一の手術費をかせぐため、フィフスセクターに従っていたという経緯を持っています。
呆然としている天馬たちのまえにフィフスセクターの牙山があらわれ、雷門イレブンたいしてに「我々のチームに負けたら強制的にゴッドエデンでの特訓を受けさせ、シードにする」という勝負を持ちかけました。雷門の相手は、剣城が「ゴッドエデン」にいたときのライバルで究極レベルのサッカーの実力をもった白竜が率いる「アンリミテッド・シャイニング」です。
雷門はがんばって立ち向かうものの、「アンリミテッド・シャイニング」にまったく歯が立ちませんでした。11人で戦う雷門にたいして、「アンリミテッドシャイニング」は白竜ひとりで天馬たちを圧倒し、白竜の必殺技である「ホワイトハリケーン」によって天馬たちは立つこともできないほどのダメージを負ってしまいます!
「アンリミテッドシャイニング」に敗北し、フィフスセクターによってゴッドエデンの特訓施設に連れ去られそうになったとき、突如として円堂や風丸、吹雪、壁山、不動が天馬たちを助けにきました!
そのあと、気絶していた天馬たちは洞窟のような場所で円堂たちと感動の再開を果たします!
円堂たちは、「ゴッドエデンで子どもたちに命に関わるようなひどい特訓を課している」という噂を聞きつけ、調査していました。その話をきいた剣城は、円堂たちの話が事実であることを語ります。
天馬たち雷門イレブンは、牙山によって1週間後に、ふたたび「ゴッドエデン」最強のチームと試合をするということを聞かされました。
天馬たちが円堂たちと再開した翌日、円堂たちは天馬たち雷門イレブンが「アンリミテッド・シャイニング」に勝てるように特訓をつけました!
1週間後、ついに試合の日がやってきます!
雷門イレブンの相手は、白竜率いる「アンリミテッド・シャイニング」とゴッドエデンのもう一つのチームである「エンシェントダーク」が組み合わさったチームである「チームゼロ」でした。「エンシェントダーク」のキャプテンは、天馬がゴッドエデンで出会い、仲よくなった少年のシュウです。
雷門イレブンは白竜たちのプレーに大きく苦戦するものの、特訓の成果を試合中に発揮して同点まで追いつきました!
途中、「チームゼロ」は選手交代で牙山をはじめとしたフィフスセクターの大人達が出場するという汚い手段をとりました。納得がいかない天馬や風丸、白竜たちを尻目に大人たちはラフプレーで天馬たちに立てなくなるほどのダメージを負わせます!
円堂や風丸たちは、天馬たちがボロボロになっていくのを歯がゆい思いで試合を見守っていました。円堂はふと、寿命で亡くなった祖父である円堂大介の言葉に思いをはせます。円堂が大人になったあと、大介は監督としての心得を円堂に教えていました。
大介は「監督にとって大切なことはチームのみんなを守ること!」と、円堂に伝えます。
円堂は監督としてチームを守るため、「天馬、すまん! お前たちの勝負、いったん俺たちに預からせてくれ!」と、一時的にこの試合に出場して天馬たちを助ける決意を固めます。不動たちも「やれやれ、これだからサッカーバカは困るぜ。つきあうぜ、キャプテン!」と、円堂の意見に乗って試合に出場しました。
雷門のメンバーの一部と交代した円堂たちは、それぞれの得意技でむかしのような息ぴったりのプレーで「チームゼロ」に立ちむかいます!
円堂が大人たちの必殺技シュートからゴールを守ったあと、パスをみんなにつなぎました。そのあと、風丸は霧野に、鬼道は神童に、壁山は信助に、吹雪は天馬に、不動は剣城にそれぞれサッカーにおけるアドバイスをし、みんなのプレーをさらにレベルアップさせます!
円堂たちの活躍で牙山たち大人をしりぞけ、お互いにもとのメンバーに交代しました。円堂たちの背中を見た天馬たちは気合いを入れなおし、「チームゼロ」のメンバーと立ち向かいます!
白竜やシュウは試合をとおして天馬たちが言う「熱い本当のサッカー」を理解し、最後にはお互いが正々堂々と楽しむ本来のさわやかなサッカーへと変化していきました。
円堂VS聖帝、イシドシュウジ
円堂は、イシドシュウジの正体が豪炎寺であることに気がついていました。しかし、円堂はあれだけサッカーに対して熱い思いを持っていた豪炎寺が、なぜサッカーを管理するフィフスセクターのトップについているのか分からずに困惑します。そんな円堂に対して、イシドシュウジは「私は豪炎寺修也ではない」と、円堂を遠ざけるような発言をします。
それから、円堂は自身が監督をつとめる雷門がホーリーロードで勝利をおさめるたびに、試合を観戦しているイシドシュウジにむけて熱いサッカーを届けるかのような視線を送ります。
豪炎寺は、真のフィフスセクターのトップである千宮路大悟を監視し、内側から革命を起こすためにあえて「イシドシュウジ」と名乗り、フィフスセクターの聖帝となったのでした!
円堂は、ゴッドエデンでの調査をおえて雷門の監督として復帰したあたりのタイミングで豪炎寺の真意に気がついていました。
豪炎寺はフィフスセクターの聖帝としておもてに立つうらで、元シードの剣城に「ファイアトルネードDD」という2人で放つシュート技を伝授します。ホーリーロードの決戦戦でシードの刺客である「ドラゴンリンク」と戦う天馬と剣城は、決勝点として「ファイアトルネードDD」をはなち、ドラゴンリンクに打ち勝ちます。
「ドラゴンリンク」に勝って本当のサッカーを取り戻したあと、円堂と豪炎寺は握手を交わしました。二人の友情は昔のまま変わってはいなかったのです!
円堂が結婚!? 円堂の嫁はだれ?
出典:amazon円堂はアニメ版とゲーム「イナズマイレブンGO シャイン」では雷門中の生徒会長をつとめるお嬢さまの雷門夏未と、ゲーム「イナズマイレブンGO ダーク」では円堂の幼なじみの久遠冬花と結婚しました!
3DSで遊べる「イナズマイレブンGO」のゲームは「シャイン」と「ダーク」の2バージョン出ていて、メインストーリーは同じですが、バージョンごとに円堂の嫁やストーリークリア後に登場するライバルのキャラ、サイドストーリーでスポットが当てられるキャラなどに違いがあります。
夏未と冬花は、ふたりとも円堂に好意をよせていました!
夏未は料理が苦手です。「イナズマイレブンGO」第18話では、円堂や円堂の家に招かれた天馬にさまざまな食材をそのまま投入したような怪しげな見た目のまずいごはんを食卓にだしました。「まずい」と思う天馬に対して円堂は「おいしいと思えばなんとかなる」と、決して夏未本人に「まずい」とは口にしない円堂と夏未のほほえましい夫婦仲が描かれました。
一方、冬花は看護師になったためか、栄養に気をつかった料理を出しているようです。アニメでは天馬の友達でライバルの雨宮太陽の看護師として登場しますが、円堂と関わるシーンはありせん。
ところで、夏未や冬花とおなじく円堂のことが好きだった秋はどうなったのでしょうか?
秋は天馬が暮らす「木枯らし荘」というアパートの管理人で、秋と天馬は親戚という間柄です。
「イナズマイレブンGO」のアニメでは、秋が天馬に「アメリカから電話があった」と指摘されています。秋の相手は名言されていませんが、おそらく秋がアメリカにいたときの幼馴染で秋のことが好きだった一之瀬ではないかと推測できます!
ゲーム版「イナズマイレブンGOクロノストーン ライメイ」では、もしもの世界を描いたパラレルワールドをサイドストーリーとして楽しむことができます。その世界では、なんと「適正婚姻法」によって秋、夏未、冬花の3人が円堂の奥さんとなっている驚きの世界が描かれました!
ちなみに、「適正婚姻法」とはその人の実績に応じて結婚できる相手の人数が決まるというパラレルワールドならではのおかしな法律のことです。円堂はぜひ円堂と結婚したいと思う3人の熱量に押され、結婚に至ったと語っています。ゲームでは天馬を操作して、「だれが一番円堂の奥さんのセンターとしてふさわしいか?」と聞く3人のなかからひとり選ぶというストーリーです。
「イナズマイレブンGO クロノストーン編」の円堂守
出典:amazon雷門イレブンがホーリーロードで日本一となったあと、200年後の未来からサッカーを消すために未来意思決定議会、「エルドラド」からの刺客であるアルファが天馬たちの時代にやってきます!
「エルドラド」の目的は、サッカーが進化しすぎたことによって生まれた「セカンドステージ・チルドレン」の存在を消すため、サッカーそのものを消去することです。「セカンドステージ・チルドレン」とは恐るべき超能力を持つこどものことで、未来の世界ではかれらが超能力を使って人類を支配しようと企んでいました。
アルファの洗脳によって「サッカーへの思い」を消された雷門イレブンは、天馬をのぞき「サッカー部に所属していた」という事実を忘れてしまいます!
みんなの変化にとまどう天馬のまえにもアルファが現れ、天馬の「サッカーに対する思い」を消そうとしますが、同じく200年後の未来からやってきたフェイ・ルーンによって助けられました。
フェイはサッカーという存在を消そうとする「エルドラド」に立ち向かうため、時空を超えて天馬のもとにやってきたのです!
「クロノストーン編」では、天馬はフェイとともに「エルドラド」からサッカーを守るため、過去や未来にタイムスリップして「エルドラド」に対抗できるだけの「時空最強イレブン」を集める旅に出ます!
円堂はこの「クロノストーン編」にどう関わってくるのでしょうか?
中学生一年生の円堂と共闘する天馬!
天馬の襲撃に失敗したアルファは、サッカーが爆発的に進化してしまった原点の存在である円堂守を消すため、円堂が中学一年生の頃にタイムスリップをします。アルファの陰謀に気がついた天馬とフェイは、円堂を助けるためにアルファを追いかけました!
円堂が中学一年生の時代ではなんと中学生の円堂が天馬たちがチームである「テンマーズ」に入り、アルファたちのサッカーチームである「プロトコル・オメガ」に挑みます!
中学一年生のころの円堂はまだサッカーの実力が未熟な時代ですが、アルファたちからサッカーを守るために円堂は原点の必殺技である「ゴットハンド」を出してゴールを守りました。
さらに、円堂はアルファたちからゴールを守るなかで突如として力がみなぎり、「化身」を出現させました!
「化身」とは、己のサッカーへの思いが高まったときに出せるといわれているオーラを具現化したもので、巨大な魔神や動物のようなすがたをしています。
円堂がだした化身は、「魔神グレイト」です。円堂が使う必殺技である「マジン・ザ・ハンド」の魔神が、黄金でより強そうな見た目の魔神へと進化したかのような姿をしています。化身必殺技は「グレイト・ザ・ハンド」で、巨大な魔神が片手を差し出してボールをキャッチする技です。
円堂はさすがの守備力を発揮してゴールを守りますが、「プロトコル・オメガ」のゴールを割るための決定力が足りません。そこに、突如としてあらわれたパラレルワールドの存在である足に怪我を負っていない剣城の兄、優一が助っ人として参戦し、ゴールを割りました!
アルファたち「プロトコル・オメガ」が棄権したことによって試合に勝利した天馬たちは、円堂の時代のサッカーを守ることに成功します。円堂は「もしまた会えたらサッカーやろうぜ!」といって天馬たちと別れを告げ、天馬たちは現代に帰って行きました。
時空最強イレブンの監督となった円堂!
出典:amazon円堂は、天馬が所属する「時空最強イレブン」のキャプテンに就任しました!
「時空最強イレブン」とは、偉人たちのオーラを手に入れた天馬たち雷門中の化身使いのメンバーと新雲学園のキャプテンで天馬の親友の太陽、200年後の未来からやってきたフェイとザナーク、恐竜がいる時代から仲間になったトーブ、フェイの母親の少女時代の姿である黄名子の11人のことです。
天馬たちはサッカーを消そうとする「エルドラド」のチームである「プロトコル・オメガ」と戦ってきましたが、「エルドラド」の真の目的は200年後の未来で人類を支配しようとする「セカンドステージ・チルドレン」から未来の世界を守ることでした。
「セカンドステージ・チルドレン」とは、すさまじい超能力をもつかわりに寿命が20年以下しかもたないこどもたちのことです。「セカンドステージ・チルドレン」のリーダー、SARUを筆頭にかれらは超能力を持たない人間に差別されたことで、残り少ない人生のすべてをかけて未来の世界を支配しようとしていたのです。
200年後の未来へとタイムスリップした天馬たちは、「エルドラド」の大人たちから「セカンドステージ・チルドレン」について聞かされ、さらに天馬たちが勝利したら「セカンドステージ・チルドレン」に超能力をなくすかわりに普通の人間の寿命へとのびるアンプルを打つことができると提案されます。
天馬たち「時空最強イレブン」や雷門のメンバーは、「プロトコル・オメガ」のメンバーと協力して「セカンドステージ・チルドレン」との200年後の未来の命運を決めるサッカー大会、「ラグナロク」に挑みます!
「ラグナロク」は全部で3試合の予定でしたが、1勝1敗1分と決着がつかず、急遽最終決戦の4戦目を行うこととなりました。
みずからを「特別な存在」だと主張するSARUたちは、圧倒的な力で天馬たちを苦しめました。
「この試合に負けたら200年後の未来がセカンドステージ・チルドレンによって支配されてしまう!」という感情が足かせとなって思いつめる天馬たちは、徐々に苦しそうにサッカーをするようになります。
「絶対に勝たなきゃいけない試合なのに」と焦る天馬たちに対して円堂は、「それがお前たちのサッカーなのか!? 勝つことにこだわりすぎだな。お前たちのサッカーってなんだ?」と、笑顔で語りかけます。
天馬にとってのサッカーは心から楽しめるものであり、ともだちでもありました。円堂の言葉によって気持ちを持ちなおした天馬たちは、「見せてくれ!お前たちがやってきた本当のサッカーを!」という円堂の言葉に背中を押され、後半戦に挑みます!
円堂の言葉を聞いて「俺たちは11人で最強になればいい!」という答えをだした天馬は、剣城や神童たちとの協力プレーでSARUたちと戦います。うまくいかなくても、点が決まらなくてもサッカーを全力で楽しむというスタンスで挑む天馬たちは、のびのびとしたプレーで徐々にSARUたちとの点差を縮めます。
仲間とともにサッカーを楽しもうとする気持ちは最終的にSARUたちにも伝わり、試合終盤は「未来の命運を決めるサッカー」ではなく「相手とぶつかり合う楽しいサッカー」となりました!
試合終了後、天馬とSARUは手をつなぎ、友達になりました。円堂たちは、天馬たちの成長を頼もしく思いながら見守ります。
「イナズマイレブン アレスの天秤」での円堂守
出典:amazon「イナズマイレブン アレスの天秤」は、アニメ2期のパラレルワールドに当たるお話です。「アレスの天秤」では日本の中学サッカー部を襲うエイリア学園が登場せず、かわりに吹雪アツヤや吉良ヒロトといった過去の作品では亡くなっていた子供たちが登場したり、中学のサッカーチームに企業によるスポンサーをつける「スポンサード制度」が適応されたりするなど、パラレルワールドのストーリーとして大きく打ちだしています。
「アレスの天秤」は、円堂たち雷門イレブンがフットボールフロンティアに優勝して日本一となってから1年後を描いたストーリーです。
雷門中学はフットボールフロンティアの直後、雷門の監督である響木の計らいで中学サッカーのスペイン代表である「バルセロナ・オーブ」と対戦します。ところが、試合の結果はバルセロナオーブの圧勝で、雷門中学の面々は日本と世界との壁を痛感します。
そこで日本のサッカー協会は円堂たち雷門イレブンに「日本が世界と対等に渡りあえるところを見たくはないか?」といい、「サッカー強化委員制度」という制度を作りあげました。
この制度は、日本一となった雷門イレブンのメンバーを「サッカー強化委員」としてひとりずつ各学校のサッカーチームに派遣して、その学校のサッカーのレベルを引きあげるというものです。全国のサッカーチームのレベルを上げることで、最終的に日本全体のサッカーのレベルを上げることを目的としています。
円堂は、自らの意思で利根川東泉という学校に行くことに決めました。
「アレスの天秤」の主人公は稲森明日人、灰崎凌兵、野坂悠馬の3人で、明日人を中心としてそれぞれの視点から物語が進んでいきます。円堂は、明日人が所属する伊那国雷門中学と利根川東泉との試合を描いた第21話から登場しました。円堂が本格的に登場し、活躍するのは22話からです。
「伝説のゴールキーパー」、円堂守!
「アレスの天秤」で円堂は、無名の雷門イレブンをフットボールフロンティアで優勝まで導いたことから「伝説のゴールキーパー」とよばれる存在になっています。
円堂の人気は本物で、その次の年のフットボールフロンティアでは円堂がグラウンドに現れただけで大歓声が巻きおこりました!
それでは、そんな伝説の存在となった円堂の「アレスの天秤」での活躍をご紹介します!
円堂が利根川東泉を選んだ経緯とは? 円堂と坂野上たちとの絆!
まずは、円堂がなぜサッカー強化委員として利根川東泉中学に行くことになったのかを説明します。
円堂は雷門イレブンを全国優勝まで導いた立役者なので、たくさんの学校から「自分の学校に強化委員として円堂さんに来てもらって、指導してほしい」というお誘いを受けていました。
円堂は、自分が強化委員としてどの学校に行くべきか迷っていました。
ある日、円堂は利根川東泉のサッカー部と出会います。
利根川東泉にはもともと、サッカー部がありませんでした。そこで、サッカー部を作りたいと思った一年生の坂野上昇が必死で部員を集めてまわります。円堂が利根川東泉に注目始めたころ、部員は4人ほどしか集まっていませんでした。しかし、坂野上が持つ部活の申請書には「でも、大会までに絶対に集めます!」と、書かれていました。
坂野上が書いたサッカー部創立の申請書を見た円堂は、過去に自分がいちから雷門中サッカー部を創立したことを思い出し、坂野上のサッカーに対する熱い思いを感じとります。
円堂が利根川東泉を選んだのは、ゼロからひたむきにサッカー部を作りあげようとする坂野上をはじめとした利根川イレブンのガッツに感動し、このチームならば日本一を目指せるチームになると確信したからです!
円堂が利根川東泉のキャプテンとなってからは、11人集まった利根川イレブンに熱い特訓を課します。特訓を通して円堂と利根川東泉のチームメイトたちとの間に絆が生まれ、坂野上は試合中に「円堂さんのおかげでここまで来れたんだ!」と、感謝の気持ちを独白しました。
「真のキャプテン」とは何か? 円堂と道成の交流
「アレスの天秤」の第22話から、ついに主人公の明日人が所属する伊那国雷門VS利根川東泉の準決勝戦が始まりました!
利根川東泉はキャプテンの円堂を中心として非常にチームワークに優れていて、和気あいあいとプレーをします。
一方の伊那国雷門は、みんな幼い頃から知った仲のため普段は仲がよいのですが、今回の利根川東泉の試合では準決勝戦を勝ちぬきたいあまりみんなが空回ってしまい、個人プレーに走ってしまいます。直前の21話の練習風景でも、みんなが焦りからギスギスとした態度をとってしまう光景が描かれました。
そんな中、伊那国雷門のキャプテンの道成達巳は「円堂さんはサッカープレイヤーとしてもキャプテンとしても凄い。自分にこのチームをまとめることは出来ないし、円堂さんに自分なんかが敵うはずがない」と、すっかりと弱気な態度を見せました。
道成は他人に気をくばることができる優しい性格ですが、自分に自信をもつことができない一面も持っています。
試合前半が終わったあと、道成は円堂に「やはり円堂さんはすごい。完全に負けです」「円堂さんはキャプテンとしてすごすぎる。とても俺なんかが太刀打ちできる相手なんかじゃない」という言葉をかけます。
すると、円堂は「俺なんかなんの役にもたたない」という道成に「おいおい、まだ試合は終わってないだろ?」「じゃあ聞くが、なにをすれば立派なキャプテンなんだ?」「先頭に立って走るだけがキャプテンじゃない。一番うしろに立って、辛くなったやつに声をかけてやるのも、またキャプテンだ。だろ? なればいいじゃないか! お前にしかなれないキャプテンに。お前は、お前なりのキャプテンでいいんだ!」と、アドバイスをしました。
円堂から助言をもらう道成ですが、まだ自分のキャプテンとしての実力に悩んでいるようでした。
「俺にはチームを救うことができない」という道成に対して、優しくて冷静な一面を持っている明日人が「そうでしょうか?」「オレはキャプテンがチームをずっと支えてきたのを見てきました。このチームを救えるとすれば、キャプテンしかいないと思います」と、声をかけます。
明日人の言葉を受けとった道成は、円堂が言った「お前はお前なりのキャプテンでいいんだ!」という言葉を胸に今のチームと向きあう決意をします!
道成は「俺は円堂守には敵わない。このチームは伝説のキャプテンはいないけど、俺は俺なりのキャプテンで行く!」とチームに宣言をしました。
道成は焦るチームメイトたちに対して「みんなの頑張りをずっと見てきた」という主旨のことを語り、「みんな、これだけは聞いてくれ。サッカーは11人でやるものだ。島でサッカーをしていたとき、サッカーはあんなに楽しかったじゃないか! でも、試合に勝ちあがるにつれて、みんな苦しそうにサッカーをしている。」「全員大きなあくびだ! 深呼吸をして、気持ちを入れかえよう! みんな! 最強の敵、円堂守を相手にサッカーを存分に楽しむぞ!」と、みんなに話しかけます。
道成の言葉をきっかけにして、伊那国雷門は本来のチームワークを取りもどします。円堂はそんな伊那国雷門の様子を見て、「持ち直したか!」と嬉しそうにしました。
22話はライバルに対してもアドバイスをし、敵チームが全力でかかってくると嬉しくなってくる円堂の器の大きさや熱血さ、円堂のキャプテン観がわかるストーリーとなっていました。
円堂の新必殺技「風神雷神」!
「アレスの天秤」の第22話では、円堂の新必殺技がお披露目されました!
その名も「風神雷神」。
円堂が魔神を呼びだしてゴールを守る「マジン・ザ・ハンド」の進化系で、魔神を一度呼びだしたあとに魔神のオーラをこめながら拳をあわせ、そのあとに二体の風神をもモチーフとした魔神と雷神をモチーフにした魔神に分裂させる必殺技です。
魔神が二体いるので、左右からの攻撃に強い必殺技となっています!
その威力は非常に強力で、並みのシュートでは1点も許さないほどの凄まじい必殺技です。
鬼道にとっての円堂とは? 円堂と鬼道の関係性と物語への影響
第21話では円堂は顔は映らずに後ろ姿や練習をしている背中を見せているので、「アレスの天秤」で円堂が本格的に登場するのは第22話からとなっています。
ですが、円堂の存在は元帝国学園キャプテンで雷門中に編入してきたチームメイトでもある鬼道有人の口から第1話から仄めかされています。
『イナズマイレブン』シリーズでは円堂と仲間たちとの関係性やエピソードがたくさん語られていますが、「アレスの天秤」では円堂と鬼道の関係性が主人公の一人である灰崎のストーリーに影響を与えています!
鬼道は、「強化委員」として星章学園に派遣されました。星章学園には、主人公の一人で幼なじみの茜を廃人にした人工知能である「アレスの天秤」に対する復讐をするために、「アレスの天秤」を推奨する王帝月ノ宮中学の打倒を目指す灰崎凌兵が所属しています。
灰崎は「アレスの天秤」に対する復讐に取り憑かれていて、誰にも頼らずに一人になろうとする一面を持っています。
鬼道はそんな灰崎の姿に、サッカー界の闇である影山に従っていたかつての自分の姿を重ねました。そのためか、鬼道はなにかと灰崎に気にかけ、たびたび助言をしたり行動を共にしたりしています。
鬼道は最初は敵だった円堂から仲間の大切さを学び、また温かくみんなを導く円堂の背中に救われたという経緯を持っています。鬼道は灰崎に「円堂は自分にとっての光」となんども語り、灰崎に「雷門中が(伊那国雷門との試合を経たあとは稲森明日人が)灰崎にとっての光となるだろう」と、かつて雷門中や円堂に救われた自分を思いだしながら灰崎にアドバイスをしました。
鬼道にとって雷門中学は温かい居場所であり、円堂は親友であり道しるべのような存在です。灰崎視点のストーリーでは、円堂と鬼道の関係性が明日人と灰崎の関係性に投影されていました。明日人と灰崎の関係性は、円堂や雷門中と鬼道との関係性のオマージュであるともいえます。
灰崎は鬼道の助けによってチームワークの大切さを学び、鬼道のアドバイス通り楽しくサッカーをプレーし、灰崎に対して自分の思いをまっすぐにぶつけてくる明日人が灰崎にとっての光となりました。
星章学園が選手を痛めつけるような非道なプレーによって王帝月ノ宮に敗退したあと、鬼道が灰崎の雷門中への編入手続きを整えたことによって灰崎は雷門イレブンの一員となります。
雷門中への編入の流れも、鬼道と灰崎はとても似通っています。鬼道が円堂に対して友情を感じているように、灰崎もまた、明日人に対する友情が芽生えたのでした!
ちなみに、フットボールフロンティア決勝戦の伊那国雷門VS王帝月ノ宮戦では、円堂は鬼道や豪炎寺、風丸、坂野上といった元祖雷門イレブンと坂野上といったメンバーで試合を観戦しています。試合を観戦している様子からも、円堂と鬼道を含めた雷門中のみんなとの絆がうかがえます!
「イナズマイレブン オリオンの刻印」での円堂守
出典:amazon「イナズマイレブン オリオンの刻印」は2019年5月現在放送中で、「アレスの天秤」の続編にあたるお話です。
フットボールフロンティアで伊那国雷門中が全国を制覇したあと、ついに中学サッカーの世界大会である「フットボールフロンティア・インターナショナル(フットボール・フロンティアII)」が開かれました!
今大会の裏では、サッカーを利用して世界の経済を牛耳ろうとしている「オリオン財団」の陰謀が働いていました。「オリオン財団」は、各チームに1名以上オリオン財団のスパイで試合の結果の調整をしたり、自分たちにとって都合の悪い選手に危害を与える選手である「オリオンの使徒」を派遣しています。
もちろん、日本代表の「イナズマジャパン」にも「オリオンの使徒」が潜んでいたのでした。
円堂をはじめとする「イナズマジャパン」は、「オリオンの使徒」による妨害になんとか立ち向かいつつ、世界に挑みます!
イナズマジャパンの大黒柱、円堂守!
円堂は日本代表の「イナズマジャパン」のゴールキーパー兼キャプテンとして選出されています!
円堂はキャプテンとしてみんなを熱くひっぱり、時には苦しんでいる仲間に対して優しく声をかけます。
「オリオンの刻印」でも、チームの精神的支柱となっている円堂の活躍を紹介します!
敵からのスパイを「仲間」として受け入れる円堂
①一星がイナズマジャパンにたいしておこした悪行の数々
イナズマジャパンの一員でロシアからの帰国子女である一星充は、オリオン財団から送りこまれた「オリオンの使徒」でした。一星は一見礼儀正しい性格をしていますが、その裏では悪だくみを考えるような黒い一面を持っています。
なんらかの理由により日本を勝たせたくないオリオン財団は、一星を使ってイナズマジャパンに対して数々の妨害行為をしてきました。「オリオンの使徒」によってエースストライカーである豪炎寺は、初戦の韓国戦で足に入院が必要な怪我を負わされてしまいます!
その後、チームの頭脳である鬼道は韓国戦のビデオを見て、相手チームや一星の行動や豪炎寺の怪我についてなにか違和感を持ちます。
ある日、円堂は「もっと上手になってはやく試合にでたい」という一星とともにシュート練習をしますが、一星の真の目的は日本の守護神である円堂に怪我を負わせることでした。
一星は、針を仕込んだボールを円堂に向けて蹴ります。一星がボールに針をさす様子を見てしまった鬼道は、円堂に対して「ボールをよけろ、円堂! 」と叫びます。間一髪で怪我から免れた円堂ですが、円堂を大切に思う鬼道は「ひどい! 誰がこんなイタズラを!?」と、しらばっくれる一星に対して激しい怒りを燃やしました。
「イタズラだと!? ふざけるな! 円堂を狙ってやっただろ!」と鬼道は一星に掴みかかりますが、そこにイナズマジャパンの監督である趙金雲があらわれ、一星の件はうやむやとなってしまいます。
一星に対して激しい怒りを見せる鬼道ですが、円堂は一星に対して「悪いヤツとは思えないんだよなぁ」と考えていました。円堂は、一星のサッカーに打ちこむ姿を見て、自然とそう考えたのです。
一方、鬼道は監督の趙金雲に一星の件やこの大会の裏でうごめく陰謀について直談判しますが、取りあってはもらえませんでした。
②一星VS鬼道
一星の件が解決しないまま、オーストラリア戦が始まります。
オーストラリアの「オリオンの使徒」は、鏡の光を反射させて相手選手の目をくらませるのみならず、シューズにナイフを仕込んで相手を怪我させる選手まで登場しました!
ナイフを使う「オリオンの使徒」であるルシは円堂の弟子である坂野上に怪我をさせますが、坂野上は必殺技を使ってルシを怪我させるのではなくナイフだけを折り、ピンチをガッツで切りぬけました!
しかし、この光景を見た鬼道は「やつらはここまでするのか」と、オリオンの使徒に対しての怒りと不快感をあらわにします。
鬼道は、大切な親友である円堂や豪炎寺を傷つけた一星に対して復讐心を燃やしていました。そのため、鬼道はイナズマジャパンのみんなを守るために一星を排除することに決めます。
鬼道は灰崎や吉良ヒロトと共に試合中、一星に攻撃を仕掛けました。
鬼道たちが一星に対して攻撃を仕掛けているのを感じとった明日人は、「正しいサッカーがしたい」という思いで一星を庇います。
そんな明日人の様子を見た円堂は、明日人を信じるように笑顔を見せました! 円堂が鬼道の行動に気づいていたかどうかはハッキリとは描かれていませんが、円堂は明日人の背中を押すような態度を取っています。
そしてオーストラリア戦が終わったあと、鬼道はボロボロになっている一星に対して手を差しのべますが、一星が手をとった瞬間に手を離し、憎しみの感情をこめながら「すまん。手がすべった」と、言い放ちます。
③孤立する一星と、手を差しのべる円堂
鬼道の行動に怒った一星は試合終了直後に鬼道のかばんの中にドーピング剤をひそませ、サッカーの管理局に通報します。やってもいないドーピングの罪を着せられた鬼道は、サッカー管理局によって連れていかれてしまいました。
鬼道に感謝の気持ちを持っており、鬼道を「眩しいくらいの光」として慕う灰崎は一星に対して激しい怒りと憎しみをぶつけ、一星を殴ろうとしてしまいます!
円堂は、復讐心から暴走する灰崎をすんでのところで止め、「やめろ灰崎! いま問題をおこしたら、おまえまで試合に出られなくなるぞ! そんなことになったら、鬼道が一番辛く思うはずだ」と、灰崎を説得しました。一旦は落ちつく灰崎ですが、一星に対する怒りが消えない灰崎はそのあとも喧嘩はするものの気があうヒロトと共に一星を排除しようとします。
実は、一星には事故で大怪我を負った弟である一星光の手術費をかせぐために、「オリオンの使徒」に従っているというバックボーンがありました。
円堂がその事実を知ったのはあとになってからですが、一星になにか事情があることや「オリオンの使徒」としてイナズマジャパンに危害を加えるものの、みんなを傷つけている罪悪感と「弟を助けたいからやるしかない」という気持ちとの板挟みになって揺れていることを敏感に感じとっていました。
円堂は「オリオンの使徒」として動く一星ではなく、一星個人のことをしっかりと見つめて寄り添おうとした結果、鬼道の事件があったあとも一星が「悪いやつじゃない」と、再度確信したのです!
一方、ほとんどのイナズマジャパンのメンバーが一星の問題に対して中立の立場をとったり、どうすればいいかわからずに困惑する様子をみせたりしますが、一星のことを許せない灰崎やヒロトは一星に対して過度に冷たい態度を取っています。
そんな二人に対して円堂は一星をイナズマジャパンの仲間として受けいれるように説得しますが、灰崎たちは円堂を突っぱねました。
その後、円堂はオーストラリア戦のあと完全に孤立してしまった一星に話しかけます。
第8話では、夜の公園に佇む一星に優しく「ここには俺たち仲間がいる、チームがある。ここがお前のいる居場所だ」と優しく語りかけ、円堂が一星の事情を知った第10話では「オレはオレの力でなんとかします。だれの助けもいりません」という一星に、「一星! 俺たちはいるぞ! 俺たちはここにいる。お前が寄りかかりたくなったとき、寄りかかれるように俺たちはここにいる! 忘れるなよ!」と、一星に熱い思いをぶつけます!
誰に対しても温かく、まっすぐな思いをぶつける円堂らしさが一星との交流を通してあらわれていました。
④一星の正体
第13話で判明しますが、実は一星の正体は弟の一星光でした。
幼い頃、一星兄弟は交通事故に巻き込まれてしまいます。そのとき、兄の充は弟の光を庇って死亡してしまいました。
光は兄が死亡したときの寂しさや不安から無意識のうちに強い兄の人格を作りだし、兄の人格を表にだすことで「兄ちゃんは生きている」と自分に思いこませて寂しさや不安から自分を守ったのです。
円堂や明日人、主人公のひとりであとからイナズマジャパンに合流した野坂の強力により、紆余曲折を経て光の人格となった一星は、自分からみんなに対して謝罪することで鬼道や灰崎、ヒロトを含めたイナズマジャパン全員と和解しました!
ちなみに一星は正式にイナズマジャパンの仲間となったあと、監督に対して「円堂さんや野坂さんを尊敬しています」と語っています!
⑤主人公たちの一星との関わり方
・円堂: 一星のことを一番「仲間」だと信じているのは円堂でした。一星に対して押しつけがましくなく自分のまっすぐな思いをぶつけて引っ張ろうとする、お兄さん的存在として描かれています。イナズマジャパンのキャプテンとして、一星のこともチーム全体のことも常に気にかけ、一星のことを助けようとしていました。円堂の包容力が、一星とはなすときにもあらわれています。
・明日人: 明日人は一星のことを常に気にかけるというよりは、一星が困ったときや苦しんでいるときにスッと手を差し伸べるといったスタンスで接していました。一星と言葉をかわすのが円堂ならば、一星を優しく見守るといった感じなのが明日人です。一星がみんなと和解したあと、迷惑をかけてしまったみんなに対して不快な思いをさせないように過度に気を使う一星に対して、「仲間って好きとかきらいとかではなく、自分をさらけだしていける存在。気を使いすぎて自分をすり減らすよりも、もっと自然体でいい」と、一星を静かにさとします。
・灰崎: 鬼道の事件があってからはチームの中でもっとも一星を敵視し、嫌っていました。一星に対する怒りや復讐心で暴走し、手を上げようとしますが、たびたび円堂や明日人によって止められます。一星の事情を知ったあとも「事情があればなにをしてもいいってわけじゃない」というスタンスをとっていましたが、最終的には和解しました。
・野坂: 一星の事情をすべて知ったうえで、病気の治療を終えたあとからチームに合流しました。「オリオンの使徒」としての使命感と罪悪感でゆれる一星を救うため、冷静に策を練ります。最終的に「一星自身がどうしたいのか?」という選択を本人に委ねたうえで、一星が改心するためのキッカケを作りました。一星がみんなと和解したあと、野坂は一星を自分の参謀役として任命します。
ザ・アシュラ! 三人で放つゴールキーパー技!?
「オリオンの刻印」でも新たな必殺技を生みだし続ける円堂ですが、一番驚きの技はゴールキーパー3人でゴールを守る「ザ・アシュラ」ではないでしょうか?
「ザ・アシュラ」は第17話のアジア予選決勝戦、中国戦で初登場した技です。中国には「オリオンの使徒」がひとりもおらず、和気あいあいとしたチームプレーとキー選手であるリ・ハオの強力なシュートが特徴のチームです。
円堂は、ハオの「天空隼弾」というシュート技にたいして「風神雷神ゴースト」という3つの魔神を出してゴールを守る技で対抗しますが、ゴールを入れられてしまいます。
そこで、コーチの久遠はなんと、イナズマジャパンのゴールキーパーである西蔭と砂木沼をディフェンダーとして起用し、3人でゴールを守ることを提案したのです!
ところが、よくも悪くもマイペースでどっしりとかまえるタイプの砂木沼と、真面目で神経質な一面もある西蔭は波長があわず、うまくいきません。とくに西蔭はゴールを守れないことに焦ってしまい、砂木沼と喧嘩腰になってしまいます。砂木沼も西蔭にこのことを指摘し、ふたりは睨みあいを続けました。
よくない雰囲気が流れるふたりに対して仲裁に入る円堂は、「なあ? 楽しくやらないか?」と声をかけます。
砂木沼と西蔭は「楽しくやっても負けたら意味がない」と否定しますが、円堂は「勝敗のまえに楽しくやることが重要」と語ったうえで日本でのフットボール・フロンティアで明日人たち雷門中と戦ったときのことを引きあいにだし、「負けてくやしかった気持ちよりも楽しかったという気持ちのほうが大きかったんじゃないか?」と、話しかけました。
「それはなぜか?」と聞く円堂に対して、ふたりは「全力で相手とぶつかりあったからこそ楽しいプレーができたんだ」と、気がつきます。円堂は「サッカーやろうぜ! 楽しくな!」といって背中をおし、ふたりもピンチをまえに全力で挑み、楽しくサッカーをすることを決意しました!
円堂の言葉をきっかけに気持ちを持ちなおした砂木沼と西蔭は、「このピンチを楽しもう! 西蔭!」「ああ!」とかけ声をかけあい、円堂も「そうだ! 強い敵と戦って限界を突破する。こんな楽しいことってないだろ!」と、2人に爽やかな笑顔を投げかけました。
ついに、3人の息がぴったりとあいます!
円堂が「風神雷神ゴースト」を発動するタイミングにあわせて、西蔭が「王家の盾」を、砂木沼が「ドリルスマッシャー」を発動しました。その後、「王家の盾」や「ドリルスマッシャー」の力が加わった円堂の3つの魔神が融合して1体のアシュラ像のような魔神へと成長し、ゴールを守ります!
「ザ・アシュラ」は円堂、西蔭、砂木沼の力が三位一体となってあらわれた技で、ゴールキーパー3人の絆があらわれた必殺技となっています。この技を発動するにはディフェンダー2人をゴールキーパーと入れかえなければならないので、正規のディフェンダーの数が少なくなってしまうことが欠点ですが、2019年5月現在では最強のキーパー技といえる威力をもっています。
ちなみに『イナズマイレブン』シリーズでは合体技自体は数多くありますが、3人のゴールキーパーが力を合わせるという発想の必殺技は「ザ・アシュラ」がはじめてです!
円堂とクラリオとの熱いライバル関係!
アジア予選を突破したイナズマジャパンは、ついにフットボール・フロンティアIIの本戦へと進むことができました!
本戦の初戦の相手は、スペイン代表の「バルセロナ・オーブ」です。「バルセロナ・オーブ」は、「イナズマイレブン アレスの天秤」の前の時系列にあたる「イナズマイレブン リローテッド」で対戦をしており、雷門中はバルセロナ・オーブに惨敗しています。
世界との壁を痛感する結果となった雷門中ですが、円堂はむしろ世界の強敵を相手にワクワク感を感じ、自分がもっと強くなって世界と戦えるようになることを誓いました。
「バルセロナ・オーブ」のキャプテンのクラリオは、日本のサッカーに対して「実力的にはまだまだだが、あなたたちのサッカーは気持ちのよいものだった」とコメントします。クラリオは、圧倒的なサッカーの実力と礼儀正しさを持ちあわせる選手です。
試合終了後、円堂はクラリオと握手をかわし、ふたりの間には友情が芽生えました!
その後、アジア予選を突破したイナズマジャパンは、第20話で船上でパーティをすることとなりました。途中、なんとスペイン代表のクラリオやそのチームメイトが乱入し、円堂や豪炎寺たちイナズマジャパンに挨拶をします。
この船上パーティではクラリオが大食いであることが発覚し、円堂と和気あいあいと食事をするシーンが披露されました。
第24話で本戦の会場があるロシアへと旅立ったイナズマジャパンは、食事会場でまたしてもスペイン代表の「バルセロナ・オーブ」と鉢合わせます。そこで、円堂はクラリオと大食い対決をすることとなりました。必殺技を駆使した楽しい雰囲気の大食い対決となっていました。
クラリオ率いる「バルセロナ・オーブ」と本格的に戦うのは、第25話からです。円堂とクラリオの熱い思いが激突するスカッとする勝負となっていたので、必見です!
第25話から第27話まで語られるスペイン戦は、円堂とクラリオの激闘のほかにも追加で代表選手として合流した吹雪アツヤの活躍や吹雪兄弟の絆とふたりの凄まじい必殺技が語られるストーリー、スペインの厚い壁に対してみんなで立ち向かうイナズマジャパン、円堂だけが気がついていた主人公の明日人の得意なプレースタイルなど、見所がたくさんあります。
円堂の魅力を3つ紹介!
これまでストーリーごとに円堂の行動を振りかえってきましたが、最後に円堂の魅力を3つに分けて紹介します!
今回紹介するのは、円堂の必殺技、名言、仲間たちとの関係性です。
円堂の魅力① アツくてカッコイイ必殺技の数々!
まずは、円堂の必殺技を紹介します!
円堂は厳しい特訓によってたくさんの必殺技を身につけました!
円堂の必殺技の歴史は、円堂が歩んできた人生そのものの歴史であるといえます。
「イナズマイレブン」時代の円堂守の必殺技
一人技
1期
・ゴッドハンド
円堂が第1話で習得した技で、巨大な手を出現させてゴールを守ります。かつて円堂大介が使っていた、伝説の技でもあります。
・マジン・ザ・ハンド
フットボールフロンティアの世宇子戦で習得した必殺技です。心臓でためた気を片手に宿し、巨大な魔神を出現させてゴールを守ります。
2期
・メガトンヘッド
リベロとなった円堂が習得したシュート技です。ひたいのあたりに巨大な拳を出現させ、ヘディングシュートを決めます。
・正義の鉄拳
巨大な拳を出現させ、体をひねりながらパンチングをする必殺技です。
3期
・いかりのてっつい
巨大な魔神を出現させ、魔神が鉄槌のごとく頭上から拳を振り下ろしてゴールを守る必殺技です。
・イジゲン・ザ・ハンド
高くジャンプしたあと拳を地面についてバリアのような衝撃波をしゅつげんさせ、ボールを飛ばしてしまう必殺技です。
・ゴッドキャッチ
マントを身につけた巨大な魔神が出現し、魔神が両手でボールをキャッチする必殺技です。フットボールフロンティアIIの決勝戦で披露された技で、登場したあともどんどん進化を続けました。
協力技
1期
・イナズマ1号落とし(円堂/豪炎寺)
円堂と豪炎寺が同時にシュートを放ち、イナズマをまとったボールを打つシュート技です。
・イナズマ1号落とし(円堂/豪炎寺/壁山)
壁山の体をトランポリンのようにして空中にとび、円堂と豪炎寺が「イナズマ1号」を打つ技です。
・イナズマブレイク(円堂/豪炎寺/鬼道)
鬼道がボールを上げたあと、3人で同時にボールを蹴って激しいイナズマをまとわせる必殺技です。円堂、鬼道、豪炎寺の絆があらわれています。
・トライペガサス(円堂/一之瀬/土門)
円堂、一之瀬、土門の3人がクロスするように走ってペガサスを呼び出し、そのまま3人でシュートを決める必殺技です。
・ザ・フェニックス(円堂/一之瀬/土門)
「トライペガサス」の進化版で動作は一緒ですが、炎をまとっていることと、ペガサスがフェニックスに変化しているところに都外があります。
・トリプルディフェンス(円堂/壁山/栗松)
「ゴッドハンド」を出すGKの円堂の背中をDFの壁山と栗松が支え、ゴールを守る必殺技です。
・ファイナルトルネード(円堂/一之瀬/土門/豪炎寺)
豪炎寺のシュート技である「ファイアトルネード」に、「ザ・フェニックス」を組みあわせた必殺技です。
2期
・デスゾーン2(円堂/鬼道/土門)
「デスゾーン」はもともと帝国学園の必殺技でしたが、さらなるレベルアップのために鬼道が円堂たちに教えます。3人が同時に回転し、息をぴったりあわせてキックを放つのが「デスゾーン」でしたが、雷門の「デスゾーン2」はあえて呼吸をあわせず、個性のぶつかり合いによって威力をました必殺技となりました。
・ジ・アース(円堂/豪炎寺/吹雪)
みんなの思いを受けとった円堂、豪炎寺、吹雪の3人が宇宙を思わせる背景をバックにシュートを打つ技です。エイリア学園編の集大成となった技で、仲間たち全員とのきずながあらわれています。
3期
・ジェットストリーム(円堂/豪炎寺/虎丸)
円堂、豪炎寺、虎丸が同時にシュートを放ち、まるで竜巻が巻きおこったかのような勢いでゴールを刺す必殺技です。
「イナズマイレブンGO」時代の円堂守の必殺技と化身
・ゴッドハンドV
「ゴッドハンド」の進化版で、さらに黄金の輝きを増しています。
・化身:魔神グレイト
化身必殺技:グレイト・ザ・ハンド
「化身」とは、己のサッカーへの思いが高まったときに出せるといわれているオーラを具現化したもので、円堂の化身である魔神グレイトは、円堂が使う必殺技である「マジン・ザ・ハンド」の魔神の輝きが増し、より強そうな見た目へと進化したかのような姿をしています。
化身必殺技とはその化身を出現させているときに使用する必殺技のことで、「グレイト・ザ・ハンド」は巨大な魔神が片手を差し出してボールをキャッチする技です。
「アレスの天秤」「オリオンの刻印」時代の円堂守の必殺技
アレスの天秤
・風神雷神
2人の魔神を出現させ、双方の魔神がゴールを守る必殺技です。
オリオンの刻印
・風神雷神ゴースト
「風神雷神」の進化版で、3人の魔神によってゴールを守る隙のない必殺技です。
・ザ・アシュラ(円堂/西蔭/砂木沼)
円堂の「風神雷神ゴースト」、西蔭の「王家の盾」、砂木沼の「ドリルスマッシャー」がひとつとなってアシュラ像のような姿となった魔神がゴールを守る必殺技です。
・ダイヤモンドパンチ/ダイヤモンドアーム
スペインのクラリオに触発されてできた技で、腕にダイヤモンドをまとわせてパンチングまたはキャッチする技です。
円堂の魅力② 心に響くアツイ名言!
円堂の魅力のひとつに、円堂のサッカーにおける熱意や仲間思いなところがあらわれた素敵な名言の数々があります。
「イナズマイレブン」シリーズでは番組放送後、「今日の格言」コーナーがあります。このコーナーでは、その日放送されたセリフの中から名言をひとつ紹介するというものです。初期では円堂の格言のみ紹介されていましたが、徐々にたくさんのキャラクターの格言を紹介するようになりました!
それでは、円堂の名言をいくつか紹介します。
円堂守の名言紹介
イナズマイレブン
「サッカーやろうぜ!」
いわずとしれた円堂の名言で、円堂の「仲間やライバルとともにサッカーをしたい!」という気持ちがあらわれたセリフです。
「いつもお前は遅いんだよ!」
エイリア学園のチームである「イプシロン」と戦うなか、妹を人質にとられて今までチームを外れていた豪炎寺が「待たせたな」と言って颯爽とピンチのなかで登場ときに円堂が言ったセリフです。豪炎寺が戻ってきたことに対する喜びや信頼感があらわれています。
「同じユニフォームを着れば、気持ちはひとつだ!」
エイリア学園と戦うさなか、フットボールフロンティアでは敵だったアフロディが助っ人として参戦しました。このセリフは、そんなアフロディを味方だとみとめる円堂の名セリフです。
「おまえのその諦めない心が、でっかい実を結んだんだ!」
イナズマジャパンの選考会で外されたあとも、地道に努力を積み重ねてついには追加のメンバーとして選ばれた染岡にいったセリフです。染岡の努力はイギリス戦で身を結び、大事な一戦で一点をあげることができました!
イナズマイレブンGO
「天馬! 勝てると信じなきゃ、勝てないぞ!」
強力なチームである「アンリミテッドシャイニング」相手に、勝てるかどうかわからないと不安に思う天馬に発破をかけるために言った言葉です。
「俺たちはいままで、どんな困難だって乗り越えてきた。これからも今までと同じ、勝利を目指して戦う。それだけだ! 今日からこの島で大特訓、いっくぞーっ!!」
どんな困難でも諦めなければ乗り越えられないものはないという、円堂のまっすぐさがあらわれた言葉です。
「監督として大切なことそれは何があっても、チームを守ることなんだ!」
「チームゼロ」に加入した大人たちにボロボロに痛めつけられる天馬たち雷門イレブンを助けるために、円堂がフィールドの上に立つことを決意した時のセリフです。祖父からの監督としての教えをついで、選手を守ろうとします!
イナズマイレブン アレスの天秤
「お前は、お前なりのキャプテンでいいんだ!」
円堂のようなすごいキャプテンにはなれないと悩む道成に対して言ったセリフで、先頭に立って走るだけがキャプテンではなく、たとえば道成のように他人に気を配るのもまたキャプテンの役目だと道成に示した名セリフです。
イナズマイレブンオリオンの刻印
「ここには俺たち仲間がいる、チームがある。ここがお前のいる居場所だ」
オリオンの使徒でチームから孤立した一星にセリフです。一星を敵ではなく仲間として迎え入れる円堂の優しさがあらわれています。
「一星! 俺たちはいるぞ! 俺たちはここにいる。お前が寄りかかりたくなったとき、寄りかかれるように俺たちはここにいる! 忘れるなよ!」
おなじく、チームから自ら孤立する一星に向けた言葉で、円堂の優しさや包容力があらわれています。
「サッカーやろうぜ! 楽しくな!」
勝たなければいけない勝負に対してサッカーを楽しめないでいる西蔭や砂木沼にいったセリフです。円堂のこの言葉で、ふたりは決勝戦でゴールを守るプレッシャーから解放されました。
円堂の魅力③ 仲間たちとのアツイ友情!
出典:amazon円堂の魅力といえば、ズバリ仲間たちとのアツイ友情です。
これまで、円堂のストーリーをピックアップしてふりかえってきましたが、円堂は常にだれかとの友情やライバル関係などが語られています。
豪炎寺や鬼道をはじめとした雷門の仲間たちは、円堂の熱い性格や熱のこもったサッカーに惹かれて円堂の背中に着いていくようになります。円堂は豪炎寺や鬼道とは「親友」とよばれほどに、切磋琢磨しあい、絆を深めていきました。
「世界への挑戦編」のフィディオやロココ、「オリオンの刻印編」のクラリオなど、円堂はライバルとのサッカーを楽しむ心を持っています。円堂と戦ったライバルたちは、円堂と正々堂々と激突することで円堂の強さを実感し、ライバルたちもまた円堂とのサッカーを楽しむのでした。
ライバルでも味方でも、円堂はだれでも歓迎する心をもっており、アツくて楽しいサッカーを繰りひろげることで徐々に円堂の友だちや味方を増やしていったのでした!
円堂守のまとめ
出典:amazon円堂は、熱血で何事にもあきらめない性格が魅力の主人公です。
キャプテンや監督としてチームの精神心的支柱となり、前に立ってみんなを引っ張っていく姿や仲間思いで困っている人を見過ごさないところが大勢の人を引きつけ、「太陽」のように明るくみんなを照らす存在となりました!
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