続編製作決定！『ちはやふる-上の句・下の句-』その魅力とは？

万葉の時を超える【競技かるたの世界】

マイナー競技をポップに昇華させたヒット作品

この作品が世に現れるまで、競技かるたという種目をご存知の方はどのぐらいいたでしょうか？

明治時代以前から続くこの競技は「畳の上の格闘技」と呼ばれるほど、プレイヤーの消耗の激しい競技として知られています。
その躍動感は”スポーツ”と呼ぶにふさわしいものです。

小倉百人一首のみやびな雰囲気からは想像もできないストイックな勝負の世界。その奥深い競技にひかりを当て、一気にその魅力を世に知らしめたのが本作『ちはやふる』です。

主人公・千早のかるたへの情熱と、その種目を通して描かれる恋や友情は多くの人々の心をつかみ、マンガ、映画、ともに大ヒットを記録しました。

旬な若手キャストが彩る青春ストーリー

原作の個性豊かなキャラクターたちを、日本映画界注目の若手キャストが伸び伸びと演じています。

主役の千早を演じるのは、今をときめく人気女優の広瀬すずです。原作ヒロインの魅力を余すところなくスクリーンで表現しています。

そして、幼馴染みの男子高校生2人を演じるのは野村周平と真剣佑。こちらも今大人気のイケメン俳優2人です。

この3人の三角関係が物語の核となり、それぞれの想いがかるたを通して交錯します。
ストイックに競技に没頭する「スポ根」的な側面と、幼馴染み同士の微妙な心の揺れを描く「メロドラマ」的な側面がたがいに影響し合い、ストーリーのなかで見事に結実しています。

華麗なアクションシーンとカラフルな音楽

映画の主題歌はPerfumeの「FLASH」。アップテンポでかつ抒情的なナンバーが、百人一首をめぐる現代的なストーリーにピタリとはまります。
原作マンガのファンであるPerfumeとPerfumeのファンである原作者・末次由紀の運命的なコラボレーションで生まれた楽曲です。

さらに格闘シーンを思わせるほど派手なアクションシーンも本作の魅力のひとつ。

繊細で緻密な映像。静と動の対比が際立つ試合の光景は観る者を釘づけにして離しません。
手に汗握る勝負の行方をぜひ皆さまにも体感していただきたいです！

Story

上の句

千早（広瀬すず）はかるたが大好きな女の子でした。幼馴染みの太一（野村周平）と新（真剣佑）といつもいっしょにかるたをして遊んでいました。しかし、新は家の事情で引っ越しを余儀なくされ、3人は離ればなれになってしまいます。

3人ともかるたを続けていれば、いつかまた逢える…。千早はそう信じてかるたを続けています。

高校で再会した太一とともに、千早は瑞沢高校で競技かるた部をつくろうと躍起になります。なんとか他のメンバーを集め、学校に部の発足を認められた千早たち。

それぞれのメンバーが競技かるたの魅力に目覚めてゆき、はじめての東京都大会に出場しますが、その千早たちの前に、練習試合では惨敗した強豪・北央学園が立ちはだかります…。

下の句

かるたはもうやらない。

新の言葉に千早はショックを受けます。

部は全国大会に向けた準備を進めています。そのなかで千早はクイーンと呼ばれる若宮詩暢（松岡茉優）の存在を知ります。

千早は最強と謳われる詩暢の強さに執着します。全国大会の個人戦に出場する詩暢に勝ってもう一度新とかるたがしたい…。

いつしか千早の思いは団体戦へ意気込む部の仲間から離れてゆきます。千早を心配する太一。少しづつずれてゆくそれぞれの思い。

競技かるた部の団結はどうなってしまうのでしょうか？そして千早と太一と新、すれ違う3人の気持ちは…。