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出典:amazon

2019/04/09
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英国貴族の秘密を盗み見?海外ドラマ「ダウントンアビー(Downton Abbey)」

第一次世界大戦前後の英国、貴族の館ダウントンアビーで繰り広げられる愛と憎しみ、秘密、陰謀のストーリー。

目次

ダウントンアビーとは?

ダウントンアビー(Downton Abbey)はイギリスの郊外に立つ大邸宅の名前で、そこにはグランサム伯爵一家が住んでいます。

このドラマは、グランサム伯爵一家とその周囲の人々を巻き込んだ日々の生活を壮大なスケールで描いています。

始まりはタイタニックから

ダウントンアビーのSeason1は1912年から始まります。1912年は歴史的な事件が起こった年です。その事件とは、豪華客船タイタニック号がその処女航海中に北大西洋上で氷山に接触、多くの乗客と乗組員の命を奪ったタイタニック号沈没事件です。

実はこのダウントンアビーのストーリーも、このタイタニック号沈没事件が起きたところから始まります。グランサム伯爵の後継ぎとして、その領地や身分を継ぐはずだった伯爵家の長女の婚約者が、このタイタニック号に乗船しており、彼の死がダウントンアビーに伝えられます。

グランサム伯爵には娘しかおらず、このままでは遠縁の親戚に財産が渡ってしまうことになります。そうならないために伯爵の母ヴァイオレットと妻のコーラは様々な手を尽くすのです。

また、婚約者をなくしたメアリーですが、婚約者の死を悼むというよりも、今後、自分の結婚をどうするかに奔走します。そこに絡む2人の妹。
 
やってくる後継ぎマシューは中流階級の出身で、弁護士を営んでいます。上流階級にあまり良い印象の無いマシューと、中流階級を見下すグランサム家の人々。この、グランサム伯爵一家を巡るもろもろが1つの話の軸となっています。

使用人間のトラブルと陰謀にも注目!

ダウントンアビーには、伯爵一家だけではなく、伯爵一家のお世話をする使用人が住んでいます。使用人たちにも役割があり、それに応じて地位が設定されています。

自分が今の地位に相応しくないと思っている第一下僕のトーマスは、上の地位につこうと虎視眈々とその座を狙っています。そこに、戦争で負傷し、足を悪くしたベイツが新たに伯爵付従者として館にやってきます。自分より上に、あんな奴が来るなんてという思いからか、同じく人をいじめて楽しむような感じの悪い伯爵夫人付の侍女オブライアンとベイツを嵌めようと画策します。

時代背景

ダウントンアビーの最初は、まだ、イギリスに確固とした身分意識があった時代です。守らなくてはいけない約束事、不文律としてあるものは必ず守らなければいけないという意識の中、段々とそれが変わっていく様子が現れています。

高慢と偏見

ジェーン・オースティンの小説、『高慢と偏見』は『プライドと偏見』として、キーラ・ナイトレイ主演で映画化されました。これも、イギリスの片田舎を舞台とし、身分社会の中で巻き起こる恋愛ドラマを描いたものとしてヒットしました。

この小説の中で、主人公のエリザベスは自分より身分の高いダーシーの高慢さに嫌悪感を覚えるシーンは重要な役割を担っていますが、ダウントンアビーにおいても、この独特の世界観は舞台装置として絶大なる働きをしています。

身分制度によるすれ違い、見下している男性に惹かれてしまう心、愛していてもそれを伝えられないプライド、姉妹には負けたくないという気持ち、様々な思いが渦巻き、ストーリーがスピーディーに進んでいくので、次の話が早く観たい!!と止まらなくなってしまいます。

美しい衣装や調度品

このドラマのもう一つの注目点はその豪奢な衣装、館の調度品です。ダウントンアビーに住んでいるのは、伯爵家の人々ですから、身に着けているものも一級品です。話が進むにつれて、その流行が変わり、服の形が変わっていくのも見ものです。

ウィットに富んだ批評

このお話は、第一次世界大戦前後という世界を描きながら、現代に対する批判がちりばめられています。

それも、お洒落な会話の中や、描かれる庶民の生活の中などにさりげなくです。そういった現代社会への提言を探すのも、このドラマの見どころかもしれません。

どこで観られるの?

ダウントンアビーの最新、シーズン5は2017年4月21日(金)にDVD、Blue-rayが発売されます。さらにamazonプライム、d-TV、Hulu、U-Nextなどで動画配信中です。

英国貴族気分をぜひ体感してください。

参考元

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