80年代の週刊少年ジャンプを支えた人気漫画『北斗の拳』。作中登場キャラクターで、読者から未だ根強い人気のあるサウザーを主人公にしたのが今回紹介する『北斗の拳 イチゴ味』です。原作ではシリアスかつ圧倒的な強さを見せた南斗聖拳最強の男がまさかのギャグに挑戦!?イメージが壊れると心配するファンの方々も必見です。
聖帝サウザーを主役に据えたギャグ漫画!
『北斗の拳 イチゴ味』は、「WEBコミックぜにょん」で2017年現在連載中の北斗系ギャグ漫画です。本作は原作・原哲夫、作画・行徒妹となっており、作画は原哲夫タッチの絵風に似せて描かれています。
ロゴさえ見なければ、原作とほぼ変わらない姿のサウザーですが、「よく見ると変…?」と言うことが解るはずです。本作『北斗の拳 イチゴ味』はサウザーを主役にして展開されるギャグ漫画なのです。
姿かたちは原作そのままなのに、やってることは全くの別人です。ファンにとっては目を疑うシーンが繰り広げられる本作ですが、そのあまりにもバカバカしい内容に思わず笑ってしまいます。
世紀末を楽しむ聖帝
「下郎の皆さん~」を切り口に、原作では絶対言わないであろうセリフを次々と口にするサウザーに初見の読者は絶句することでしょう。
しかし、その内容の一つ一つが庶民じみていたり、日常生活の「あるある」など、意外に共感を呼ぶ内容だったりします。南斗最強の漢とは思えない言動や弱音が、原作とのギャップを強調させるギャグの演出となっているのが本作の特徴です。
ギャグ漫画と言えば下世話なネタや過度にあり得ない行動をするキャラクターが頻繁に登場するものですが、『北斗の拳 イチゴ味』では比較的登場人物は(ギャグ漫画としては)まともです。ただ、その言動が原作の世界観とはかけ離れていると言ったシュールなギャグばかりなのです。
『北斗の拳』の登場人物たちも健在!
本作では原作の登場人物たちも当たり前のように登場しています。一応本作でも対立している設定ですが、時には対決したり、時にはじゃれあったり、時には歌って踊ったりとなんでもありな世界観で繰り広げられております。
原作では自身が虐げていた民衆たちに稚拙な暴言を吐かれたり、青春に憧れていたりなど、やたら子供じみて人間臭い一面が強調されていたりします。
また、原作では実現しなかった南斗六聖拳の使い手5人が集まり、昭和のアイドルグループのような「南斗 DE 5MEN」を結成していたりと、この世界観を満喫している姿が確認できます。
アニメ化(2分枠)もされた問題作!
しかも本作品はなんとアニメ化まで果たしていたのです。とは言っても、本作と同じ北斗系ギャグ漫画『DD 北斗の拳』のアニメ2期、『DD北斗の拳2 イチゴ味+』と言うカップリング作品としてのアニメ化だったのです。
しかも番組内での持ち時間はわずか2分と言うショートアニメ枠だったのです。一応「聖帝サウザー様生誕30周年記念作」と言う名目でのアニメ化だったはずですが、枠内ではおまけのような扱いと言うから体を張ったギャグとしか思えません。
とは言え、サウザーの声を当てた銀河万丈は、原作アニメに続いての再登板と言う力の入れ様なのです。記念すべき第1回では持ち時間120秒と言うことをネタにしたメタ的な内容で幕を開け、ある意味視聴者の度肝を抜くこととなりました。
原作の絵に時折差し込まれるシュールなギャグ
原作を題材にしたギャグ漫画『北斗の拳 イチゴ味』ですが、主役をサウザーにしたことで独特の笑いを引き出している作品です。
原作、特にサウザーのファンの方には複雑とも言える内容ですが、「もしも、あのサウザーがこんなことをしたら・・・」と言うifの世界とも言うべき作品です。
原作では熱い戦いを繰り広げた漢たちのシュールなギャグを原作ファンはもちろん、サウザーファンにも怖いもの見たさで一度は読んでもらいたい作品です。
Yahoo!コミックで「ワカコ酒」「北斗の拳 イチゴ味」など話題作を配信してきた『WEBコミックぜにょん』がこの度、ひとりだち。もちろん引き続き、登録不要、全新作、全て無料、毎週日曜日更新。泣いたり笑ったり、ほっこりしたりドキドキしたり。なんだかいつもより週末が楽しみになるラインナップでお待ちしています。
参考元
- ・参照リンク:北斗の拳 イチゴ味|WEBコミック ぜにょん
- ・参照リンク:https://twitter.com/hokuto_15aji
- ・参照リンク:アニメ★北斗の拳イチゴ味★公式HP
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