『３月のライオン』魅惑のレシピ。つけそうめん、ブロッコリーのナムル…などご紹介！

『３月のライオン』とは

昨今の将棋ブームの立役者のひとつ、『３月のライオン』。

人気漫画家・羽海野チカさんの連載中のマンガで、アニメ化と前後編の映画化が同時にされ話題となりました。

主人公は高校生プロ棋士の桐山零。

人々との交流を通して、孤独で心を閉じていた零が成長していく東京の下町を舞台にした温かい物語です。

しかし、このアニメが実は飯テロアニメとしても有名なのはご存知でしたか？

『3月のライオン』の川本家のごはんが魅力的！

主人公・零の成長の大きなきっかけとなるのが、あかり・ひなた・モモの川本三姉妹との出会いなのですが、この川本家はとにかく食べることが大好き！

食いしん坊なだけに、毎回並々ならぬ心意気を感じるその食べ物の数々は、観るだけでは我慢できなかったファンによって再現料理が作られ、『３月のライオン』のマンガ飯としてSNS上を度々賑わしています。

そんな『３月のライオン』の飯テロメニューの中でも人気のレシピを紹介していきます！

『3月のライオン』レシピ1　大人数の食事にナイスな手巻き寿司

あかりたちの叔母・美咲、川本三姉妹、零と零の高校の先生と先輩を招いての大人数での食事会でのメニューとして登場するのが、手巻き寿司です。

その理由は、先に準備をしておけば来客後もバタつくことがない、酒のつまみにもなる、大人も子どももそれぞれ好きなものが自由に食べられる、など。

言われてみると手巻き寿司は、完璧なパーティーメニューなのですね！

安いマグロを使ったレシピ

安い食材も工夫を加えることでおいしくする「安・ウマ技」は姉妹の母と祖母からの伝統の様子。

叩いた安いマグロの赤身に塩、ごま油、ニンニクを混ぜてユッケ風にしたものは、お酒が進むこと間違いなしです。

マグロのユッケのほかに、叩いたマグロに刻みたくあんを混ぜたトロタク、ツナマヨ、イカ納豆は川本家手巻き四天王に君臨しているそうですが、すぐにもマネしてみたいものばかりです。

ちなみに、あいにくこの時あかりはだいぶサイズアップしており、美咲にのりと米ではなくレタスで巻くように指示されてしまっています…。

『3月のライオン』レシピ2　レタスで巻けばノンカロリー！

レタスで巻くメニューはもうひとつ登場しています。

それは、野菜をたくさん摂れるメニューとして、豆腐とひき肉の甘辛味噌そぼろと、納豆と卵の塩ネギそぼろをレタスとごはんで巻くというもの。

太りぎみなのを気にしてのヘルシーメニューだったはずなのですが、そもそも全体量としての食べ過ぎと、巻かれるごはんの量がどんどん増え、結局お腹パンパンに。

姉妹は反省していますが、それだけおいしいという証拠ですね。

実際、ごはんを入れすぎさえしなければ、野菜と玉子などのたんぱく質が摂れるヘルシーメニューですし、具材が余っても翌日以降も置いておけるので、多めに作っておくと便利ではないでしょうか。

きっと、川本家なら作ったら作ったぶんその日のうちに食べてしまうのでしょうが…。

『3月のライオン』レシピ3　いなり寿司弁当

零が義姉の香子と言い争っている中、ひなたが勇気を出して渡していくのがこの「ひなまつりお重弁当」。

その中身は玉子そぼろとゴマ、シャキシャキれんこん、わさび漬けの3種類のいなり寿司。

二の重には筑前煮と、オクラとブロッコリーのナムル風が詰められています。

香子によると「おあげがお菓子のように甘い」そうですが、二の重のしょっぱい系と甘いいなり寿司は交互に食べる無限ループにはまってしまい結局ほとんどひとりで平らげてしまいます。

このひなまつり弁当は、甘い、しょっぱい、辛いなどの味のバランスや、食感の違いが楽しめるので無限ループにはまる危険はあるものの、日頃の食事でも参考にしたいレシピです。

『3月のライオン』レシピ4　アツアツつけ麺そうめん

夏のある日の川本家の食卓にのぼったのが、麺はヒエヒエ、つけ汁は具沢山でアツアツというこの「アツアツつけそうめん」です。

たっぷりの生姜をごま油で炒め、お肉と夏野菜を投入し、しんなりしたらお湯とめんつゆで味を調整。

ネギやシソなど好みの薬味も添えて、キリリと冷やしたそうめんを付けて食べます。

こちらも「野菜がたっぷりとれればヘルシー」と言っていますが、なぜか2人分のために茹でたそうめんの量が6束。

しかも、ヒエヒエの麺のあいまにアツアツのお汁を飲むとまた食がすすむという無限ループ発生。

姉妹は基本、野菜たっぷりヘルシーをこころがけているようですが、全体として食べすぎてしまうので、結局反省するはめに…。

食べすぎて倒れ込む姉妹の姿と、自分の姿を重ねている人も多いかもしれませんね。

このアツアツつけそうめんは、ショウガが入っていますし薬味や七味も入ることで体を温める作用があります。

夏の暑さや冷たい食べ物で疲れた胃や体にやさしいレシピです。

お肉の種類や野菜は何でもよいようなので、冷蔵庫のおそうじがてら作ってもよいかもしれませんね。

『3月のライオン』レシピ5　夏祭りを彩るさわやか白玉シロップ

川本家の祖父は和菓子屋さん。

姉妹もことあるごとに店を手伝っており、和菓子の新作を考えたり、お祭り用の屋台を出したりしているので、和スイーツも多く登場します。

この、夏祭り用の屋台で出していたのが、「白玉シロップ」。

離れてしまったひなたの友達、ちほちゃんが作った梅シロップを使った、ひなたからちほちゃんへの想いの込められた大切なスイーツです。

梅シロップにレモンゼリー、角切りレモンとクコの実を白玉と合わせます。

夏祭りでは、シロップがなくなるというピンチを迎えますが「きなこと黒蜜があるじゃない！」と一喝され、その後もおおいに繁盛した様子です。

零も手伝いにかりだされ、忙しいながらも思い出に残る楽しい夏の夜となっていました。

『3月のライオン』レシピまとめ

このように「たくさんのごちそう」と言っても、普通にスーパーで売っている食材で作った、誰もが一度は食べたことがあり、想像ができる味が川本家のレシピ。

ですが、川本家の一番のおいしさの秘訣は、みんなで一緒に食べること。

その日あった出来事を話したり、「おいしいね」と笑いあいながら食事をかさねていくうちに、固く閉ざされていた零の心はゆるゆると溶かされていきます。

また、多くはありませんが、零の知り合いも招いての食事も多く、招かれた者はたいてい川本家のファンになっています。

真心とちょっとの手間がかけられた川本家のごちそう、もしかしたら現代ではこれこそが本当のごちそうなのかもしれませんね。

このほかにも、棋士の勝負飯やおやつ、珍メニューも登場する『３月のライオン』。ぜひ味わってみてください！