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2020/02/28
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三池崇史監督×窪田正孝主演『初恋』世界中が大熱狂の嵐!! 【2020年2月28(金)公開】

初恋(2020年・日本)が今すぐ観れる

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三池崇史監督×窪田正孝主演の映画『初恋』が東映配給で2020年2月28日(金)より公開となります。三池崇史監督と主演の窪田正孝は約10年ぶりの本格タッグを組みました。世界が待ち望んだ三池崇史の真骨頂がついに日本凱旋!

目次

窪田正孝主演映画『初恋』は2020年2月28日公開

初恋キャスト画像 (C)2020「初恋」製作委員会

三池崇史監督×窪田正孝主演の映画『初恋』が東映配給で2020年2月28日(金)より公開となります。

カンヌ国際映画祭 監督週間やトロント国際映画祭 ミッドナイト・マッドネス部門での上映は映画ファンを大いに沸かせ9月27日に異例の全米先行公開米レビューサイトRotten Tomatoesでは、96%フレッシュという高評価を獲得(※2019年12月8日時点)し世界的に好評を得ています。

世界中の映画ファンを虜にする三池監督“初”のラブストーリーの躍進はとどまるところを知らず、日本公開に向け一層期待が高まっています。

映画『初恋』作品情報

新KV (C)2020「初恋」製作委員会

【作品タイトル】初恋
【公開情報】2020年2月28日(金)全国公開
【公式サイト】https://hatsukoi-movie.jp/
【公式Twitter】https://twitter.com/hatsukoi2020 (@hatsukoi2020)
【公式Instagram】https://www.instagram.com/hatsukoi2020/(@hatsukoi2020)
【配給会社】東映
【コピーライト】(C)2020「初恋」製作委員会

映画『初恋』キャスト

映画『初恋』キャラクター動画 ALL

窪田正孝 大森南朋 染谷将太 小西桜子 ベッキー
三浦貴大 藤岡麻美 顏正國 段鈞豪 矢島舞美
出合正幸 村上淳 滝藤賢一 ベンガル 塩見三省 内野聖陽

映画『初恋』スタッフ

初恋監督画像 (C)2020「初恋」製作委員会

【監督】三池崇史
【脚本】中村雅
【音楽】遠藤浩二
【製作】村松秀信 香田哲朗 宮崎伸夫 佐野真之 奥野敏聡 與田尚志 藤本鈴子 安藝貴範 森田圭 近貞博
【企画・プロデュース】紀伊宗之
【プロデューサー】ジェレミー・トーマス 坂美佐子 前田茂司 伊藤秀裕 小杉宝
【共同プロデューサー】飯田雅裕
【ラインプロデューサー】今井朝幸 青木智紀
【キャスティングプロデューサー】山口正志
【撮影】北信康(J.S.C.)
【照明】渡部嘉
【美術】清水剛
【録音】中村淳
【装飾】岩井健志
【編集】神谷朗
【VFXスーパーバイザー】太田垣香織
【キャラクタースーパーバイザー】前田勇弥
【ヘアメイク】石部順子
【画コンテ】相馬宏充
【スーパーヴァイジングサウンドエディター】勝俣まさとし
【スタントコーディネーター】辻井啓伺
【カースタント】雨宮正信 野呂真治
【俳優担当】平出千尋
【助監督】山口将幸
【制作担当】鈴木勇
【音楽プロデューサー】杉田寿宏
【「初恋」製作委員会】東映Akatsuki 朝日新聞社 アスミック・エースOLM 東映ビデオ VAP グッドスマイルカンパニー KDDI アルケミーブラザース
【制作プロダクション】OLM
【制作協力】楽映舎
【宣伝】ガイエ

映画『初恋』あらすじ

初恋のKV (C)2020「初恋」製作委員会

喜怒哀楽・すべてが詰まった、人生で最高に濃密な一夜を描く極上のラブストーリー。


―最期に出会った、最初の恋―

舞台は、さまざまな事情を抱えた人間たちが流れ込む欲望の街・新宿歌舞伎町。天涯孤独ながら希有な才能を持つプロボクサーの葛城レオ(窪田正孝)が、負けるはずのない相手との試合でKO負けを喫し、試合後の診察で余命いくばくも無い病に侵されていることを知る。

自暴自棄になったレオが、気もそぞろに繁華街を歩いていると、男に追われる少女に出くわす。ただ事ではない様子を察したレオは条件反射的に男をKO。

気を失った男のポケットにあった、警察手帳をとっさに懐へとしまうと、少女の後を追った。少女はモニカ(小西桜子)と名乗り、親の虐待から逃れるように街へ流れついて、ヤクザに囚われていたことを明かす。

KOされた男は悪徳刑事・大伴(大森南朋)でヤクザの策士・加瀬(染谷将太)と裏で手を組み、ヤクザの資金源となる“ブツ”を横取りしようと画策、モニカを見張っていたのだ。

ヤクザと大伴から追われる身となったレオだが、モニカと自らの境遇が重なる部分もあり、どうせ短い命ならと半ばやけくそで彼女を救おうと決意する。

一方で、モニカと共に資金源となる“ブツ”が消えさらにヤクザの一員・ヤス(三浦貴大)が殺されたことを彼女のジュリ(ベッキー)から知らされる組員一同は、組長代行(塩見三省)の基で今にも一触即発の様相を呈している。

一連の事件をチャイニーズマフィアの仕業だと踏んだ組随一の武闘派・権藤(内野聖陽)が組の核弾頭・市川(村上淳)と共に復讐を決意し、ジュリも後を追った。

ヤクザとチャイニーズマフィアに悪徳刑事。ならず者たちの争いに巻き込まれた孤独なレオとモニカが行きつく先に待ち受けるものとは…。欲望渦巻く繁華街で出会った孤独な二人が過ごした、人生で最も濃密な一夜の結末や如何に。

映画『初恋』場面画像

1 (C)2020「初恋」製作委員会 2 (C)2020「初恋」製作委員会 3 (C)2020「初恋」製作委員会 4 (C)2020「初恋」製作委員会 5 (C)2020「初恋」製作委員会 6 (C)2020「初恋」製作委員会 7 (C)2020「初恋」製作委員会 8 (C)2020「初恋」製作委員会 9 (C)2020「初恋」製作委員会 10 (C)2020「初恋」製作委員会 11 (C)2020「初恋」製作委員会 12 (C)2020「初恋」製作委員会 13 (C)2020「初恋」製作委員会 14 (C)2020「初恋」製作委員会

映画『初恋』動画

映画『初恋』特報映像

映画『初恋』予告

映画『初恋』特別映像「世界の初恋」

映画『初恋』特別映像【純愛編】

映画『初恋』に登場する濃厚なキャラクターたちの紹介映像が到着!

到着した映像は、初恋編陰謀編アウトロー編の3種。

初恋編には、天涯孤独のプロボクサー・葛城レオ(窪田正孝)と少女モニカ(小西桜子)の2人が映されています。

陰謀編では、そのタイトル通り、裏で手を組んでいる刑事の大伴(大森南朋)とヤクザの策士・加瀬(染谷将太)。

そして、アウトロー編にはオールドスタイルの武闘派ヤクザ権藤(内野聖陽)をはじめ、恋人を殺されて復讐に燃える女ジュリ(ベッキー)、組の核弾頭・市川(村上淳)、組長代行(塩見三省)と血の気の多いキャラクターたちが集結しました。

本編にも登場するポップな色合いとともに、強烈なセリフが切り取られ、濃厚なキャラクターたちの魅力をぎゅっと詰め込んだ映像に仕上がっています

映画『初恋』キャラクター動画 初恋編:レオ&モニカ

映画『初恋』キャラクター動画 陰謀編:大伴&加瀬

映画『初恋』キャラクター動画 アウトロー編:権藤&ジュリ&市川&組長代行

映画『初恋』第4回マカオ国際映画祭レポート

マカオ1 (C)2020「初恋」製作委員会

マカオ国際映画祭とは

マカオの国際交流促進ほか、都市全体の映画文化を盛り立てる目的として2016年にスタートしました。現地の若い世代の映画文化を反映し、映画祭のプログラムは人気作やジャンル作品を中心に構成されています。

公式サイト:https://www.iffamacao.com/

マカオ国際映画祭の開催概要

【概要/日時】
・海外メディア向け囲み取材
12月7日(土)15:00~16:00(日本時間16:00~17:00)
・レッドカーペット、舞台挨拶
12月7日(土)20:45 ~21:20(日本時間21:15~22:20)

【場所】マカオカルチャーセンター(600席)

【参加者】窪田正孝、内野聖陽、ベッキー、三池崇史監督

「フライングダガー部門」(Flying Daggers section)とは、ノンコンペティションで、世界から選りすぐりのジャンル映画を上映する部門

『初恋』マカオ国際映画祭のレポート

今年で4回目を迎えたマカオ国際映画祭は、現地の若い世代の映画文化を反映し、人気作やジャンル作品を中心に構成される国際映画祭。三池崇史監督は第1回マカオ国際映画祭に『土竜の唄 香港狂騒曲』で参加して以来2回目、窪田正孝、内野聖陽、ベッキーは初参加となりました。

深夜にマカオへ到着した一向は空港からホテルへタクシーで向かう際、ものの10分で着くところを1時間ほどの回り道を強いられるというプチハプニングに見舞われながらも、内野は運転手が夜景を楽しませてくれたと前向きに捉えマカオのきらびやかな街並みを楽しみました。

マカオ2 (C)2020「初恋」製作委員会

7日(土)に行われた海外メディア向けの囲み取材ではアジアメディア、インターナショナルメディアからの多くの質問に答えました。

三池監督は、多岐にわたるジャンルの作品を手掛けるなかで香港映画からの影響は受けているかという質問に対し「僕は映画監督になりたかったというよりも、ブルース・リーになりたかった。カンフー映画は子供頃からたくさん観ているので、監督として以前に人間として影響受けている。」と答え、ジャッキー・チェン以前の香港映画から強い影響を受けていることを明かしました。

窪田は、役作りについて聞かれると「ジムのシーンを一日で前日は試合のシーンがそれぞれ1日で撮影したのは体力的に辛かったですが、念願のボクサー役だったので頑張りました(笑)」と、厳しい撮影を笑顔で振り返りました。

内野は、本作に携わり驚いたことを聞かれると「自らがよく行くホームセンターが舞台になっていることにまず驚いた」と答え、さらに「駐車場の2階から車で飛び出すという画コンテを監督にみせられて驚いた。

監督の奇抜なアイディアにエキサイトしましたし、良い映画に出会えたなと思いました。」と、三池監督らしいアイディアに驚きの連続だったことを明かしました。

ベッキーは、本作に携わった感想を聞かれると、「まず本作に出演できて本当にうれしかったです。憧れであった三池監督に声をかけていただいたので、すぐに出演のお返事をさせていただきました。私が感情爆発させる時は皆さんが空気を作ってくれて。明るすぎるわけでも、暗すぎるわけでもなく、居心地のいい現場だった。シーンに合う現場でやりやすかったです。」と感無量の様子でコメントしました。

マカオ3 (C)2020「初恋」製作委員会

さらに、マカオ国際映画祭の印象について聞かれると窪田は「マカオは電力100パーセント使っているのではないかと思うくらい、ギラギラでした。これからたくさんの海外の方々に見ていただく中でジャンルを問わず映画って楽しいなって思っていただけると嬉しいです。」とコメントししました。

三池監督は「マカオは1回目に来た時からギラギラしていました(笑)。マカオ映画祭は4回目を向かえて成長してきていると思うしこれからも楽しみな映画祭です。」とコメントしました。

三池監督と他の監督との違いについて問われると、窪田は「いろんな現場でやってきた中で、誰よりも現場を楽しんでいる姿が10年間変わらない三池監督はすごい。主要キャストだけでなく、通行人や周りの出演する人全員に対して愛をもって役を導いているのは素晴らしいなと思う。」とコメントしました。

内野は「映画にかけるやんちゃぶりは素敵だと思う。日本映画の現場はいろんな制約があるものの、前向きに捉えて、作品を愛して戦い続ける姿は見ていて嬉しかった。高みに挑んでく姿は、みんながついていきたくなるくらい、三池監督の映画愛は別格。」とコメントしました。

ベッキーは「感情を爆発させるシーンを撮影する時に、まず感情作ってからカメラを回していただいたのですが、感情が出来た時に“カメラ回してください”って言わなきゃって思った瞬間に監督が言ってくださって。初めてご一緒したのに、こんなに私を理解してくださる方がいるんだって有難かったです。」コメントしました。

それぞれ三池監督に対する特別な思いがあることを明かしました。

本作での海外映画祭は初めての参加となった内野は「台本いただいた時、勢いのあるものだなと感じましたが、海外映画祭に参加して実際に三池監督の作品がどのように受け入れられているのか反応をみるのが楽しみです。私は劇中でバイオレンス担当なのですが、そのようなところもどのようにみられているのか楽しみです。」と答え、観客の反応に期待している様子。

ベッキーは「観客の生の反応を見ながら自分も観るのが初めてなのでとてもすごく興味深いです。妹がアメリカで見た際に私のシーンでも笑いが起きているところが一か所あったみたいで、そんなシーンあったかな…と思うので、どこなのチェックしてみたいと思います。」と、本作で見事な怪演を見せたベッキーならではの意気込みを明かしました。

マカオ4 (C)2020「初恋」製作委員会

同日の夜に行われたレッドカーペットでは多くの観客が詰めかけ、大きな歓声が止まないなか4人のサインを求める人々で溢れかえりました。

そんな熱烈なファンの声援に、ひとつひとつ丁寧に答えるなか10分ほど押して舞台挨拶がスタート。600席の場内はほぼ満席の中、三池監督は「土曜の夜、今日のこの時間に観るのにちょうどいい作品だと思いますのでぜひお楽しみください!」コメント。

窪田は広東語で一言挨拶をすると会場からははちきれんばかりの黄色い歓声が!

続けて、「この作品を通して、日本映画の素晴らしさが海を越えて一人でも多くの人に届くといいなと思っています。渾身の力作なので、観終わった人に身近な助けてくれる人へ感謝の気持ちが芽生えてくれたら嬉しいです。」と本作にかける熱い思いを明かしました。

ベッキーは「今はにこやかですが、映画が始まったら悪魔のような顔になります。(笑)そこもぜひ楽しんでください。でも、その根底には”FIRST LOVE”があること忘れないでください!」と観客に呼びかけました。

内野も広東語の挨拶でファンを沸かせると「今や絶滅危惧種となっているヤクザという過激な役を演じています。ぶっとんだ映画になっていますので、最後まで楽しんでください。」とコメントし、観客のボルテージが最高潮に達するなか上映がスタートしました。

エンドロールでは既に万雷の拍手が鳴りやまず、上映後には盛大な歓声があがりました

観客と一緒に鑑賞した窪田は「カンヌの時はお客さんと一緒に作品を見られなかったけれど、今日皆さんと観られて、笑いたいところは笑うという素直に映画を楽しんでいる様子を伺えて嬉しかったです!」と喜びを明かし、『初恋』の上映は観客もキャストも大興奮の中幕を閉じました。

マカオ5 (C)2020「初恋」製作委員会

映画『初恋』上映後のお客さんのコメント

・日本の文化も知れて、本当に素晴らしい映画でした!

・次に何が起こるかわからないからドキドキしていた。役者の方もみんな素晴らしくて、窪田さんの目の演技がすごい!

・バイオレンスも激しかったけど、しっかり純愛も描かれていて感動した。

・窪田ファンなので、全然他の作品と演技が違くてよかった! 素晴らしい! これからも彼を応援するよ!

・最後のクライマックスは緊張感たっぷりで、とてもよかった!

映画『初恋』応援イラストと著名人の絶賛コメント

ポップで刺激的な応援イラストと、各ジャンルの著名人の方々から“濃密”な絶賛コメントが続々到着しました!

『初恋』を一足先に鑑賞した著名人のコメント

一足先に本作を鑑賞した方々より、熱のこもりにこもった純度の高い“濃密”なコメントが到着しました!

俳優・画家としても活躍する片岡鶴太郎さんは「もう無茶苦茶!!何がどう成るのか?一寸先は闇!!滅茶苦茶、面白い!!」

人気ロックバンド・andropの佐藤拓也さんは「喜怒哀楽の全てが濃密に詰まった、とてつもなくピュアなラブストーリー。スクリーンに釘付けになっていました。」

作家・演出家・俳優の松尾スズキさんは「人の間抜けさが生む悲喜劇は、ときにシェイクスピア的。血みどろのドタバタの中から、なにか崇高な光が見えてくる。」

と、それぞれコメントを寄せ、往年の三池監督作品を愛して止まない方々はもちろん、初々しさ全開のラブストーリーに、若い世代をも瞬く間に虜にしています

『初恋』著名人コメント一覧

・あたそ(ライター)
・岩井志麻子(作家)
・おおのこうすけ(漫画家)
・片岡鶴太郎(俳優・画家)
・くれい響(映画評論家)
・Ryoko Kuwahara(Ryoko Kuwahara(NeoL 編集長))
・祁答院慎(ゲームクリエイター(代表作:『コープスパーティー』))
・斎藤環(精神科医・評論家)
・斉藤博昭(映画ライター)
・佐藤 拓也(androp)
・清水崇(監督(『呪怨』『9次元からきた男』『犬鳴村』))
・辛酸なめ子(漫画家・コラムニスト)
・SYO(映画ライター)
・せきやゆりえ(イラストレーター)
・トイアンナ(恋愛ライター)
・共食いゾンビ(映画ライター)
・夏生さえり(フリーライター)
・人間食べ食べカエル(人喰いツイッタラー)
・原田ちあき(イラストレーター)
・馬場圭介(スタイリスト)
・ピエール中野(凛として時雨 ドラマー)
・松尾スズキ(作家・演出家・俳優)
・松崎健夫(映画評論家)
・マフィア梶田(フリーライター/タレント)
・三浦瑠麗(国際政治学者 ・ 山猫総合研究所 代表)
・三川夏代(マーケター)
・宮川翔(リアルサウンド映画部 副編集長)
・宮台真司(社会学者)
・ものすごい愛(エッセイスト)
・山崎伸子(映画ライター)
・りょかち(コラムニスト)


コメントこちら!

『初恋』ポップで刺激的な応援イラスト

作品の世界観を見事に表現した刺激的な応援イラストも大紹介いたします!

おおのこうすけさん

おおのこうすけ (C)2020「初恋」製作委員会

WEBマンガサイト「くらげバンチ」にて『極主夫道』を連載中の漫画家・おおのこうすけさんが描くイラストは、儚げな表情をしたレオ(窪田正孝)とモニカ(小西桜子)をセンターに、権藤(内野聖陽)、ジュリ(ベッキー)、裸の謎の男をバックに据え、本作を象徴するキャラクター達がズラリと並んだインパクトあるイラスト。

せきやゆりえさん

せきやゆりえ (C)2020「初恋」製作委員会

オリジナルキャラクター「ヘロヘロ★スハ~クルス」を手掛け、様々なファッション誌やアイドルともコラボし話題を集め、女子に絶大な人気を誇る、イラストレーター・せきやゆりえさんが描いたのは鉄パイプを持ち、ガンを飛ばすジュリ。

せきやさんの特徴でもあるガーリーな世界観が、物恐ろしさを感じてしまうような表情も、たちまちポップな印象を受け、不思議と愛らしさを覚える。

原田ちあきさん

原口ちあき (C)2020「初恋」製作委員会

キュレーター、衣装デザインなど多岐に渡り活躍するイラストレーター・原田ちあきさんが手掛けたイラストは、レトロな趣と鮮やかな色合いに加え、どこか不安定さも感じるタッチが、レオやモニカの心情を表しているようにも感じさせる仕上がりとなっている。

辛酸なめ子さん

辛酸なめ子 (C)2020「初恋」製作委員会

漫画家、コラムニストの辛酸なめ子さんのイラストからは、バイオレンスな世界の中に、紛うことのないピュアなラブストーリーが描かれていることを、添えられたコメントと共にその愛くるしいタッチからも感じることが出来る。

映画『初恋』ジャパンプレミアイベントレポート

2月28日に日本公開を控え、本作の超豪華キャスト陣がジャパンプレミアイベントに集結!

天才ボクサー・レオ役の窪田正孝をはじめ、オールドスタイルのヤクザ・権藤役の内野聖陽、悪徳刑事・大伴役の大森南朋、ヤクザの策士・加瀬役の染谷将太、謎の少女・モニカ役の小西桜子、半グレあがりのヤクザの女・ジュリ役のベッキー、武闘派ヤクザの核弾頭・市川役の村上淳と三池崇史監督が登壇しました!

カンヌ国際映画祭に始まり、多数の映画祭を振り返り、三池組での撮影秘話など、たっぷりと思い出話を披露。

そして、本作のタイトル“初恋”にちなんで、これから挑戦してみたい「初○○」についてもトークしていただきました

映画『初恋』ジャパンプレミアイベント開催概要

【日時】 2月2日(日)
【登壇者(敬称略)】 窪田正孝、内野聖陽、大森南朋、染谷将太、小西桜子、ベッキー、村上淳、三池崇史監督
【会場】 新宿バルト9 シアター9

映画『初恋』ジャパンプレミアイベントのレポート

ジャパンプレミア (C)2020「初恋」製作委員会

ついに、2月28日(金)の日本公開を控え、豪華キャスト登壇のジャパンプレミアイベントを実施しました

始めに天涯孤独ながら天性の才能を持つボクサー葛城レオ役を演じる窪田正孝さん、オールドスタイルの武闘派ヤクザ権藤役を演じた内野聖陽さん、アンダーグランドに足を踏み入れた悪徳刑事大伴役を演じた大森南朋さん、組織の中でうまく立ち回り上りつめたヤクザの策士加瀬役を演じた染谷将太さん、不遇な家庭環境から、ヤクザに身売りされ囚われの身となっている少女モニカ役を演じた小西桜子さん、彼氏を殺され復習の鬼と化す女 ジュリ役を演じたベッキーさん、世話になった権藤の出所を心待ちにしている昔気質な武闘派ヤクザ市川役を演じられました村上淳さん、そして本作のメガホンをとった三池崇史監督が登場!

カンヌ国際映画祭監督週間やトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門での上映は映画ファンを大いに沸かせ、世界29の映画祭に出品している本作

国際映画祭について、監督は「いろんな所に行きました。ヨーロッパも、アジアも…インドも行きましたね。」と振り返り、「案外、この作品を観て戸惑うのは日本かな?でも、ラブストーリーですから。皆さん、元気になれる映画だと思います。希望に満ちた作品。」と自信をみせました。

キャストも参加したカンヌ国際映画祭の話になると、窪田さんは「あの時は1泊3日の弾丸でした。日本に強制送還されたんです(笑)」と当時ハードスケジュールで参加したことを明かしました。

監督と小西さんだけの参加だった上映会について、「三池監督と登壇して、一緒に会場で作品を観たのですが、熱気を生で体感できて、愛おしかったです。」と笑顔をみせる小西さん。他キャストも興味津々で、内野さんが「どこが一番沸いてたの?」と問いかけると「いろんなシーンでイスが揺れるほど笑っていました!」との回答に、へぇ~と感心をみせる一同。

しかし、マカオ国際映画祭に参加した窪田さんが「滝藤さんのシーンが一番ウケていました。」と明かすと三池監督は「滝藤さん撮影1日というか1時間くらいだったよね。」と言うと、「あんなに美味しいところを持っていって…羨ましかった。」と本音が漏れると会場からは笑いが起こりました。

そして、終盤の重要なシーンを撮影したホームセンター、ユニディの話になると監督は「何でもある素敵なお店です」と紹介!

内野さんは店内の立ち回りで「ユニディが血まみれになって、あんなにハチャメチャにして大丈夫だったかなって、実は心配でした…」大森さんは「幾度となく、ユニディで朝日を見た…」と、深夜から早朝までの撮影が何日にもわたったことが印象深かった様子。

監督は「社長が作品を観に来てくださったんですが喜んでました。“またよろしくお願いします”っておっしゃってたので、次は爆破しても、燃やしても大丈夫かもしれない…」と言った瞬間、「ダメでしょ!」と息の揃った声でキャスト陣から総ツッコミを受ける一幕も。

ベッキーさんは「歌舞伎町で雄叫びあげながら走るシーンはカメラが少し遠目から撮影していたんです。血を流しながら、裸足で走ってたので、はたから見たらすごい絵面で…目撃した方が“撮影だといいな…”ってSNSに書いていて(笑)」と驚きのエピソードを明かし、「この場であれは撮影でしたって、やっと言えてよかった(笑)」と一安心。

また、「車の中の撮影が最高でした!車内では皆さんの新しい一面を見れた気がします。」と撮影当時を振り返る窪田さん。染谷さんも「本当に車を爆走させて、すごかったです。」と駐車場で車を猛スピードで走らせて撮影したアクションシーンを挙げ、「カットがかかった瞬間、大爆笑が起こるくらい凄まじいシーンだったんです。」と明かしました。

監督は「近年、バイクに乗っているキャラクターが危ないからあまり出てこないんです。そんな中、車を猛スピードで走らせて…リスクをもって作り上げられた作品なんです。」と作品への本気度をみせた。大森さんは「三池監督は本当にいつも現場で楽しそう。」と改めて三池組への参加を思い返すと、窪田さんも「三池監督とは夜に仕事することが多い。夜をこんなに味方につける監督はいない。夜の撮影って特別な気持ちになって高揚感があるんですけど、監督はそこにプラスで後押ししてくれる。」と語り、「普通じゃありえないことをリアルに突き詰めるのがいい意味でクレイジーなんです!」と特別な三池組への想いを明かしました。

一方、三池組初参加の小西さんは「スタッフも皆さん、いきいきと楽しそうでした。そんな現場に参加できて、毎日刺激的で私自身もすごく楽しかったです!」とコメントし、村上さんも「憧れに憧れまくった三池組初参加で、監督をトップに完璧な現場でした。」と語った。そして、ベッキーさんは「阿吽の呼吸がすごかったです。感情MAXのところでカメラ回してほしいって思った、その瞬間、三池監督がカメラを回してくださって…私のボルテージを把握して下さったのが、初めてじゃないようで感動しました。」と三池監督の神エピソードを語ると、監督は「ベッキーがやらなかったら、この役はあそこまで弾けなかった。」とベッキーの演技に賞賛を送った。

そして、『初恋』のタイトルにちなみ、これからチャレンジしてみたい「初○○」を尋ねると、窪田さんは“初登山”と宣言し、「ずっと登山したいって思っていて、自分の奥様と一緒に。もしよければ皆さんご一緒に…」と登壇者全員を誘うと、「いやいや~」と謙遜を見せ、全員の息ぴったりのやり取りに会場から笑いが起こりました。

内野さんは「煙草を吸う役だったので…今年は健康になりたいなと思ってます。」と“初禁煙”と明かしました。

大森さんは「子供が産まれたので、一緒に公園デビューしたい。」とほのぼのとする子供との“初公園デビュー”と宣言。

そして、染谷さんは「実は自分も登山だったんだけど…毎年富士山登りたいって思っていて…」と窪田さんと一緒だったそうで、「じゃあ、やっぱり一緒に行きましょうよ!」と即座に誘う窪田さん。その誘いに対し、染谷さんは「いやいや~」とまたもや謙遜し、笑いを誘いました。

小西さんは“初海外旅行”と言いつつも、カンヌ国際映画祭監督週間で渡航していることから、「カンヌは行きましたけど、プライベートで行きたいです。ヨーロッパとか」と仕事で訪れたことで、改めて魅了されたそうです。

ベッキーさんは「“味噌づくり”!実はもう予約もしました!」とすでに“初”へのチャレンジは準備万全。

村上さんは「今年でなく、2024年あたりで“初監督”したいです。」と明かすと、「俺たちも呼んでよ!」と大森さん。村上さんは「もちろん!三池さん主演で!」と衝撃の構想を語りました。

監督は「今年“初還暦”になるんです。これからも毎回最後のつもりで楽しんで撮影したいと思う。」と映画製作への更なる意欲をみせました。

最後に、窪田さんは「海外を巡って、やっと日本に届けられるのが感慨深い。嬉しいです!」と喜びをみせ、内野さんは「僕の演じた権藤はかなり暴れているので、お楽しみください。」とコメント。

染谷さんは「撮影が本当に楽しくて…でもそれ以上に楽しい映画に仕上がっています!」と自信をみせました。

ベッキーさんは「正直、開始10秒でどこが“初恋”…?って思うかもしれないのですが、ラスト10秒で“初恋”!って納得いくと思います!ぜひ楽しんでください!」とこれから観る観客へ向けて期待膨らむコメントを送りました。

監督は「歌舞伎町を舞台にしたこの作品が、ここ新宿で上映されるのが運命のようです。映画観終わった後に、シーンを思い浮かべながら家路へ向かっていただければと思います。今の新宿はクリーンな街になっていますので(笑)」と会場から笑いを誘い、締めくくりました。

映画『初恋』歌舞伎町クリーンイベント

クリーンイベント1 (C)2020「初恋」製作委員会

『初恋』の撮影舞台である新宿・歌舞伎町へ恩返しするため、歌舞伎町クリーンイベントを実施致しました!

映画『初恋』クリーンイベント開催概要

【日時】 2月15日(土)
【登壇者(敬称略)】 窪田正孝、三池崇史監督、吉住健一(新宿区長)
【場所】 新宿区庁舎前(出発式)/新宿歌舞伎町/新宿区役所第一分室1F(ミニ会見)

映画『初恋』クリーンイベントレポート

クリーンイベント2 (C)2020「初恋」製作委員会

初恋』の撮影の舞台となった新宿・歌舞伎町に恩返しをするため、新宿区へクリーンイベントを提案し、快諾頂いたことから実現した本イベント。快晴にも恵まれ、静けさ残る朝の新宿でイベントが開催されました。

まず初めに新宿区役所前で出発式を行い、吉住区長のご挨拶で幕を開け、主演・葛城レオ役を務めた窪田正孝さん、メガホンを取った三池崇史監督が『初恋』のタイトルロゴがあしらわれたウィンドブレーカーに身を包み登場すると、本イベントへご協力頂くボランティアの皆さんからは大きな拍手が巻き起こり、2人のサプライズ登場に涙を流す方もいました。

窪田さんは「おはようございます!お世話になった歌舞伎町を精一杯きれいにしたいと思います!よろしくお願いします。」、三池監督は「おはようございます。少しでもきれいに出来ればいいなと思います。よろしくお願いします。」とそれぞれ挨拶しました。

そして参加者全員で「新宿歌舞伎町クリーンイベント、しゅっぱーつ!!」と元気よく声を合わせて清掃活動をスタートさせました。

清掃が始まると早速、お菓子の包み紙を見つけた窪田さんは「昨日はバレンタインデーだったからかな…!」とつぶやき、三池監督と顔を見合わせ、思わず笑いあっていました。

ボランティアのみなさんや吉住区長と談笑しながら丁寧にゴミを拾い集める道中、窪田さん演じるレオがベンガルさん演じる占い師と出会う歌舞伎町弁財天に到着すると、窪田さんは「この地域のみなさんは撮影をしていても、慣れているのかそっとしてくれて、すごく演じやすかったです。」と撮影当時を懐かしんでいる様子でした。

その後もクリーンアップにいそしみ、驚くほど綺麗になった歌舞伎町を後にし、一行は新宿区役所に帰還しました。

ここで、会見へと移り、清掃活動に参加した感想を聞かれると窪田さんは「大それたことは出来ないかもしれないけど、こういった活動に参加出来て嬉しく思いましたし、街がきれいになるって良いことだなと思いました!」と答え、お世話になったロケ地への恩返しができ、感慨深そうな様子でした。

三池監督は「撮影の時は上ばかり見ていたように思います。仕事の面で言ってしまうと、落ちているゴミにも一つの大事な風景のように感じてしまうんですが、こうして改めて足元に目を向けてみると、きれいにしたいなという気持ちが湧き、また違った歌舞伎町を見れたような気がしました。」と答えました。

話題は撮影当時のエピソードに及び、窪田さんが「この歌舞伎町で大森南朋さんを全力で殴ってしまったことが思い出ですかね…」と答えると、すかさず三池監督が「もっとクリーンなこと言ってよ!(笑)」とツッコミを入れ、会場からは笑いが起こりました。

一方の三池監督は「とても好きな空間で、撮影の時は歌舞伎町の住人として存在していたような気持ちでした。」と回想していました。

吉住区長は「今日は本当にありがとうございました。この作品を広く知って頂けたら嬉しいなと思います。そして歌舞伎町をもっとロケ地として使って頂きたいですね。」とお二人に感謝を述べていました。

さらに、本作の撮影が夜が多かったことから、昼間との印象の違いを聞かれると、三池監督は「帰る人もいれば、これからどこかへ出かける人が入り乱れている。そんな中でも時間が止まる瞬間があって、その気配がドラマチックでとても好きですね。」と答え、窪田さんは「夜の撮影とまた違って、昼はやっぱり青空で気持ちがいいですね!その反面まだ少し夜の名残があって、絶妙な2面性がある街だなと思います。」と答えました。

そしてマスコミからの質疑応答の場面になり、歌舞伎町での思い出を聞かれると、窪田さんは「19歳くらいのころ、新宿コマ劇場で三池監督の『座頭市』を観たことがとても印象に残っていますね。」と答え、三池監督は「助監督のころに本当に大変で泣いたこともあるけれど、とても居心地の良い場所。そのままの自分でいられる気がします。多様性のある人たちがたくさんいて安心しますね。」と答えました。

さらに、三池監督が“夜を味方につける人”と言われているが、朝の監督はどうだったかと問われると、「サングラス姿に軍手とトングを持ってる姿が可愛かったです(笑)」と窪田さんが答えると会場からは笑いが起こりました。

最後に掃除が好きだという窪田さんに、今後キレイにしたいものは何かとの質問に、少し悩みながら、「携帯の中身ですかね。電話帳とかは高校時代のままなので少し整理しようかなと…。」と言うと「あんまり友達いないでしょ!?」とまたも三池監督からツッコミが入り、「ほどほどにしたいと思います…!」と恐縮した様子で話し、10年ぶりのタッグでも変わらぬ息の良さを見せ、会見は終了しました。

映画『初恋』外国特派員協会記者会見

記者会見1 (C)2020「初恋」製作委員会

2月25日(火)に外国特派員協会での上映会後に本作の主演・窪田正孝と監督・三池崇史が記者会見に登壇いたしました。

窪田さんと三池監督は会場いっぱいに集まった日本外国特派員協会に所属する記者たちからの質疑応答に応え、撮影時のエピソードや出会った当時の10年前を振り返ったり、共演した小西桜子さんについて語るなど公開間近の本作に込めた熱い思いを語りました。

映画『初恋』外国特派員協会記者会見開催概要

【日時】2月25日(火)※上映後
【登壇者】窪田正孝、三池崇史監督
【会場】公益社団法人日本外国特派員協会(東京都千代田区丸の内3-2-3 二重橋ビル5階)

映画『初恋』外国特派員協会記者会見レポート

記者会見2 (C)2020「初恋」製作委員会

上映後、会場では大きな拍手が巻き起こり熱気に包まれるなか登場した、主演の窪田正孝と三池崇史監督。

まず、司会のキャレン・セバンズより、テレビドラマ『ケータイ捜査官7』以来、約10年ぶりにタッグを組んだことについて質問が及ぶと、三池監督は「10年経ちましたが、常に何かの映画を作る現場にいる人間からすると止まる間もなく動き続けている。たしかに鏡を見ると10年経って歳をとったなと感じますが、窪田君はずいぶん出世したな、と。神様って冷たいなと思います。(笑)」、窪田は「当時19歳で、右も左もわからない状態でカメラの前でひたすらに芝居をして、監督に届けという思いで演じていました。10年経って三池さんと会ってみると、サングラスも丸みを帯びたもので柔らかくなっていて。(笑)昔のピリッとした鋭利なものが丸くなっていて、緊張も解けたのか話しやすくなったことが一番10年の変化を感じました。錚々たる役者さんが、三池監督とやりたいと思う魅力が三池さんの現場にはあって、そんなワクワクする環境を右も左もわからない状態の一番初めに与えてもらったことは大きかったです。」と回答しました。

その後、協会員である記者たちからの質疑応答に応えました。

Q.撮影中の印象的なエピソードを教えてください。

【窪田】
アクションシーンを一番覚えています。日にも当たらず、夜行性のように夜だけ働いていました。車の中の撮影では監督もカメラに映らない場所にちゃんと乗っていて、カーアクションの方がアクセルを全開に踏んで運転する中で何度もガラスに頭をぶつけそうになりながら、体で体験して巻き込まれていくことってすごく大変だけど、後になって良い思い出になりました。

Q.今回はインターナショナルのプロデューサー(ジェレミー・トーマス)が付いているということで、海外の方と組むとどういった違いがありますか?

【窪田】
色々な映画祭に行って“世界の三池監督”だと思ったし、この映画を撮っているときは、海外のマーケティングを意識したことはなかったけど、実際に現場で汗水たらして作った役が三池監督の手によって編集されたものが海を渡って、カンヌやマカオにも行かせてもらって、今日もそうですが、三池監督に連れてきてもらったという感覚でしかなくて。一役者としてこの作品に携われて、監督と主役として出来たこの喜びが全てであり、感謝です。

【三池監督】
ハリウッドのプロデューサーと組むということは明確に違います。ジェレミー・トーマスというプロデューサーは日本の映画をとてもよく理解してくれているし、日本人が撮るに相応しい撮り方で映画に取り組んでいくことを後押ししてくれて、それで出来上がった作品を世界に持って出ていこうという基本姿勢で、かなり特殊なプロデューサーだと思います。そういう方と出会えて、一緒に映画を作れることは自分にとっては幸せで、ありがたい仲間という感じです。だからいつもと同じ環境で作れるし、いつも以上に自由を与えてくれる。意見も、あぁなるほど!という提案をいつも出してくれるけど、最後に判断するのはあなただからねと委ねてくれました。

Q.車が飛ぶシーンをアニメのシークエンスにした理由を教えてください。

【三池監督】
正直に言いますと、クリエイティブな行為というと少し語弊があります。日本映画は皆さんご存じのようにソフトで、毒にも薬にもならない、みんなが安心して見られるものが多い。そして、最も海外と違うのは撮影時の危険なリスクを避ける。いまの日本は若い子がスタントマンに憧れるような環境ではなくなってしまっているので、日本のスタントマンはとても高齢になってしまいました。ベテランばかりで、腕のいい人たちは60歳を超えてしまっているので、あの高さから落ちたら腰にかなり負担が来る。(笑)だからといって、脚本はチャレンジしなくてはならない。ひとつの方法として、アニメーションを使いました。危険なことを脚本から削ろうという行為に対する反抗でもあります。

Q.窪田さんのアクションシーンはほとんど素手でしたが、他の方が刀や銃を使うのは羨ましくなかったですか?

【窪田】
羨ましかったですね。ただ、キャストの中で一番準備したのが僕なのは間違いないです。(笑)

Q.ボクサー役を演じる為の準備はどんなことをしましたか?

【窪田】
一か月ちょっと前からほぼ毎日ジムに通い、二時間くらいひたすら打ち込みをし、縄跳びを飛び、沢山お肉を食べて見た目を良くしました。

Q.最近は、児童向けの特撮テレビドラマ「ガールズ×戦士シリーズ」などを手掛けたりしていましたが、今回は本筋へ戻ってきたのか、あるいは関係性があるのか。「さらば、バイオレンス!」というようなこともおっしゃっていましたが、こういったテーマとの関連性があるのでしょうか?

【三池監督】
まず、『初恋』というタイトルと「さらば、バイオレンス!」というコメントを表面に出すと、勘違いしたお客さんが見に来てくれると思いました。(笑)最近は、現在も放送している女の子向けのテレビ番組を作っているのですが、それは暴力ではなくて人を愛する力で力強く生きていこう、というのを描いている。そういう一面も自分の中にはあって、決して嘘ではない。ただ、この映画に出ているアウトローたちの馬鹿げているけど一瞬どこかで光るような、愚かに見える生き方に憧れるというのも事実。映画監督というのは得意なジャンルがひとつあって、自分の普遍的なテーマと格闘していくのが多くの映画監督の姿だと思うんですが、自分はホラーをやったりもするけど、それはホラーが好きというわけではなくて、色々な人たちとの出会いがあって撮っています。色々なものを撮って、色々な登場人物を作り上げて、その人の気持ちを台本の中から探っていくのですが、どの登場人物たちもさして変わらないことに苦悩して、さして変わらないことに幸せを求めている。基本的な部分というのは、ジャンルを超えて皆同じだということを改めて感じます。

Q.コロナウィルスが蔓延しているなかで、中国では映画産業にストップのかかった状態になっていますが、お金と時間をかけて劇場用に映画を作るよりもストリーミング用に映画を作ったほうがいいのではないかという意見も散見されます。劇場用映画とストリーミング用映画について意見はありますか?

【三池監督】
未知なるウィルスについては非常にデリケートな問題だし、ビジネスを超えて対応していかなければいけない。それは、いずれ何らかの方法で人間は克服していかなければならないと思います。それと、劇場という興業の形を変えて、他人と関わらず安全に、自分の家でプライベートで楽しめるネット作品も否定はしないし、そういう楽しみ方もあると思う。ただ、我々はやっぱり映画館で色々な登場人物を観て、時には満員のなかみんなと同じ場所で笑ったり泣いたりしながら、時には、自分とあと何人しかいないガラガラな環境で観た映画など、その環境そのものと、劇場で観た匂いそのものが映画とプラスになっているんですね。ですから、自分にとって劇場は必要な空間です。でも、自分もネット配信される作品で観るべきものはもちろん観ているし、ネットの世界でパーソナルに配信された自分の作品を観たときの感触というのも、今までDVDで観るのとまた違った感触もある。僕らが考えるネットとか以上に、これからどんどん映画は変化していくと思うけど、そのなかのひとつとして、劇場で観るというのはいつまでも残っていてほしいと思っています。

Q.小西桜子さんについて、今回抜擢に至った理由と、共演してみていかがでしたか?

【三池監督】
新人の方はオーディションで選んでいます。オーディションでは演技をしてもらって可能性を見たり、本人のやる気を聞いたりするのですが、自分にとってオーディションの場所というのは、受ける人がドアから入って来たときに僕らが探していたこの役を演じる人が「あ、いた。」と思うかが大切。自分が役に近づくのではなくて、その役を演じる為に生まれたんじゃないかと思えるようなエネルギーを感じるかどうかを一番大事にしています。今も自信を持って言えるのは10年前オーディションで窪田君がドアから入って来たときに「この番組の主人公いたよ」とホッとしたんです。小西さんは、技術的にはまだまだこれからなんでしょうけど、自分とこの作品にとっては、彼女はすでにこの企画が始まる前から、この為に存在していたというように思えるエネルギーがある人です。出会えて良かったです。

【窪田】
10年やってきて、まだまだ未熟なのですが、知らない間になんとなく芝居の答えを技術で見つけてしまう癖が身についてしまっていたんだなというのを感じ、彼女を見ていて心が洗われる感覚になりました。芝居をしたことがないからこそ答えが無限にあって、監督の演出に純粋に答えていける柔軟さを痛感して、10年前のことを思い出したし、彼女が10年経ったときに僕は越されないように頑張ろうと思いました。

映画『初恋』まとめ

メイン (C)2020「初恋」製作委員会

カンヌ国際映画祭監督週間やトロント国際映画祭ミッドナイト・マッドネス部門での上映は映画ファンを大いに沸かせ、異例の全米先行公開

世界30以上の映画祭から招待され、米批評家サイトRotten Tomatoesでは【97%フレッシュ】という高評価を獲得(2月14日時点)しています。

世界中の映画ファンを虜にする三池監督“初”のラブストーリーがいよいよ日本に凱旋となります

ぜひ、映画『初恋』ご覧ください!!

(C)2020「初恋」製作委員会

参考元

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