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2020/05/20
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映画『ビリギャル』あらすじ・豪華キャストや実在のモデルをネタバレ解説!

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書籍「学年ビリのギャルが1年で偏差値を40あげて慶応大学に現役合格した話」(発行:KADOKAWA)は、2014年度売り上げランキング上位を独占したベストセラーです。60万部を突破した勢いをそのままに、有村架純を迎えて実写化!「聖徳太子」を読めずに女だと思っていたイマドキギャル・工藤さやかと、彼女の可能性を信じ、励まし続けた塾講師・坪田が目指すは私学の最高峰・慶応大学! 映画『ビリギャル』の見どこ

目次

偏差値40の金髪ギャルである工藤さやかは、素行不良な少女で友人たちと遊び暮らす日々。

高2の夏、校長室に呼び出されて、謹慎処分を言いわたされてしまう。ある日、彼女が出会ったのはひとりの塾講師でした。

このままでは内部進学も危ぶまれる彼女に、塾講師の坪田は私立の最高峰・慶応大学を目指すことを提案します

謹慎後、学校にも家庭にも居場所を感じることができなかったさやかは、その提案を受け入れることにします

さやかのことを知る大人たちは口をそろえて無謀だと笑いますが、そんなさやかを信じ続けた人は坪田以外にもいたのです。

さやかは果たして、自分を信じてくれる人たちの期待に応えることができるのでしょうか。

この記事では、映画『ビリギャル』のあらすじ・実在のモデル・見どころなどをわかりやすくご紹介していきます。

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映画『ビリギャル』偏差値30から慶応大学に現役合格! 奇跡の実話が映画化!

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2014年に各所で話題を呼んだ坪田義孝著『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話』、通称『ビリギャル』。

私立の最高峰で超有名校・慶應義塾大学に、いわゆる「偏差値底辺」のギャルが現役合格を果たしたセンセーショナルな実話として、この年の話題をさらいました。

子を持つ親からは「どうやってそんな偉業を成し遂げることができるのか!?」。また、偏差値に伸び悩む受験を控えた若者たちからは「いったいどんな努力をすれば、そこまで成績を伸ばすことができたのか?」と、気になるその勉強方法に各方面から注目が集まりました。

そんな勢いのまま、2015年に人気絶頂の有村架純さんを主演に迎えて、実写映画化が決定。有村さんは受験や家族、学校や友達付き合いに悩み、成績はイマイチだけど明るく頑張り屋な女の子・さやかを原作そのままに見事演じました。

彼女のひたむきな姿は、ともに笑い、ともに泣けて、一緒に目標に向かっている気持ちにすらなる、まさに「等身大の女の子」

受験を終えた大人の目線で鑑賞しても「諦めないで、自分を信じて、前に進んでいくことの大切さ」を、あらためて気づかせてくれる、熱い想いがこもった作品となりました。

映画『ビリギャル』有村架純・伊藤淳史コンビをはじめ豪華キャストが集結!

『ビリギャル』の作者は男性です。「あれ? ギャルが書いているんじゃないの?」と思われる方も多いかもしれません。作者である坪田義孝さんは、有村さん演じる工藤さやかの恩師となる塾講師です。

学校で落ちこぼれとして扱われていたさやかは、坪田先生との出会いによりギャル道一筋だった生活が一変。私立の最高峰・慶應義塾大学を目指すこととなるのです。

そんな坪田先生を演じたのが、幼い頃より名演技を見せてきた若き大ベテラン、伊藤淳史さんです。親しみやすく優しさあふれる坪田先生は、実は生徒ひとりひとりの心に寄り添い、ともに成長してくれる理想の先生です。

高校の教師から自分の人格を全否定されていたさやかは、そんな坪田先生に心を開き、一緒に大学受験という困難に立ち向かっていくことを決意。ここに最高のコンビが誕生します。

また、さやかの一番の理解者である母・あかりを演じたのが吉田羊さんです。幼少の頃からさやかをひたむきに信じ続け、さやかのためなら苦労も惜しまない愛情あふれる母の姿は、子を持つ親なら胸が痛くなるほど。

そんなあかりの夫で、自分が叶えられなかった夢の実現のために、長男のみかわいがり、娘であるさやかを邪険に扱う父・徹を田中哲司さんが熱演。一筋縄ではいかない工藤家と、家族が絡むのシーンも見どころ満載です。

他にも、ともに受験に挑む塾仲間として野村周平さん、さやかの宿敵である担任教師に安田顕さんと、ストーリーを盛り上げる豪華な面々が登場します。

映画『ビリギャル』あらすじ紹介―最後まで諦めない!先生を信じて受験勉強に励む二人三脚の日々

主人公のさやかは、中高一貫教育の私立の女子高に通っています。小学生時代にさやかはいじめを経験します。そのとき、母は必死に先生にいじめを訴えますが、先生は親身にはなってくれませんでした。

その後、転校したさやかが憧れ受験した学校こそ、現在のさやかが通う学校でした。一生懸命勉強していた時期もありましたが、再会した中学時代の仲間との楽しい日々に夢中になるあまり、さやかの学力は真っ逆さまに落下

「聖徳太子」を「せいとくたこ」という女性と勘違いするなど、普通の教師がサジを投げてしまう気持ちもわからないでもありません。

坪田が勤める青峰塾の学力テストでも0点を出してしまったさやか。しかし、坪田はさやかの「いいところ」を探すことを諦めませんでした。

母であるあかりが信じ続ける「さやかはいい子」という言葉を、坪田もまた信じたことで、さやかに眠っていたやる気が目覚めます

学校で「クズ」などといわれていたさやかの姿はもうそこにはなく、坪田とともに慶応大学合格を信じてまっすぐに受験勉強に励むさやか。目標に向かって寝る間も惜しみ、努力し続ける姿は胸を打ちます。

きれいごとといわれようともさやかを励まし、応援する坪田がいるからこそ、さやかは頑張れる。一点の曇りもない信頼関係が築けたからこその、奇跡の受験大成功だったのでしょう。

映画『ビリギャル』清楚な有村架純の体当たりギャル姿とひたむきな家族愛に注目!

朝の連続テレビ小説で認知され、お茶の間に広く愛されていた有村架純さん。そのバリバリのギャル姿が映し出された予告カットは、大きな話題となりました。

どちらかというと「いい子のイメージ」が強い有村さん。学校や教師、理不尽な父親に盾突き、歯向かう姿から、新しい挑戦が見えてくるほどでした。

しかし、有村さんが全力で表現した、前半のさやかの「まっすぐさ」があったからこそ、後半の受験に一直線になっていくさやかの姿が一層際立ち、物語へと吸い込まれていくことになります。

『ビリギャル』のモデルとなった小林さやかさんは、いまでは講演会をおこなうなど、メディアに登場して当時について語ってくれています

彼女のオフィシャルブログには「『ビリギャル』は受験の話ではなく、家族の話だ」と書かれています。

確かに映画でも「どんな勉強法をすれば、偏差値を急激にあげられるのか」「慶応大学を攻略するノウハウ」といったような勉強のテクニックはクローズアップされていません。

それよりも、さやかが今までどのような生活を送り、ギャルとして暮らすにいたったかといったバックボーンであったり、彼女を取り巻く環境や家族との関係性をしっかりと表現することで、結果、受験を通して「大切なものを取り戻していく女子高生と家族の物語」となっていきました。

映画『ビリギャル』エンディングはサンボマスターが歌う主題歌が盛り上げる!

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映画『ビリギャル』の主題歌となったのが、サンボマスターが歌う「可能性」。エンディングが始まるやいなや「可能性、終わらせんなよ!」という歌詞で始まるこの歌は、映画の世界観と非常にマッチしています。

登場人物たちが次々と曲に合わせて歌い踊る姿は、夢に向かってひたむきに走る若者の応援ソングとしてもピッタリです。

楽曲は「夢に立ち向かう意思をもつ大切さ」「それを支える人間同士の愛」を歌っているので、これから何かに挑戦しようと思っている「あなた」の気持ちをきっと盛り上げてくれることでしょう。

サンボマスターのミュージックビデオでは、有村さんを筆頭に映画の出演者たちが登場する「ビリギャルバージョン」も用意されているので、ぜひとも視聴してテンションをあげてください!

映画『ビリギャル』まとめ

いかがでしたでしょうか。『学年ビリのギャルが1年で偏差値を40上げて慶應大学に現役合格した話」という強烈なタイトルで話題となり、実写映画『ビリギャル』として、さらに世間の注目を集めた今作。

ひとりの少女がひたむきに受験勉強に挑み、それを見守る周囲と信頼関係を築いていくことで、こじれた家族が再生していく物語を丁寧に描きました。

頑張る姿は人を熱くし、感動を呼びます。

わかっているようでついつい忘れがちな大切なことを思い出させてくれる、まっすぐな作品となっています。何かに夢中になりたい! もっと頑張りたい! なんていうときにぜひ鑑賞してみてください。

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