少女漫画作品には、かわいい女の子達がたくさん登場しますが、中には颯爽と男装している女性主人公もいます。彼女たちのかっこよさや魅力は、どこから来るのでしょうか?そこで今回、美しき男装をしているヒロインが登場する少女漫画をご紹介したいと思います。
美しき男装女性が登場する少女漫画一覧
少女漫画のヒロインは、かわいいばかりではありません。
颯爽と男装をこなすヒロインがカッコいい少女漫画をご紹介したいと思います。
男装ヒロインの先駆け・ベルサイユのばら
男装ヒロインの作品といえば、フランス革命をモデルにした作品「ベルサイユのばら」でしょう。
ベルサイユのばらとは、主人公のオスカルが女として生まれながらも軍人となるべく男として、奮闘する物語です。
オスカルは、軍人として仲間やマリーアントワネットの幸せを願いながらも、女性として恋愛感情を持ってしまうという葛藤があります。
また、史実をもとに描かれているため、「実際にオスカルがいたらな」と思う人もいらっしゃいます。
ベルばらは宝塚の定番ステージに
ベルサイユのばらは、1974年を皮切りに宝塚歌劇団の人気公演になりました。
現在では、様々なメディアで活躍されている宝塚歌劇団の卒業生である涼風真世さんや天海祐希さんも、オスカルやアンドレ役として、出演されています。
2006年には、通算上演回数1500回を突破。
観客動員数を500万人にもなりました。
薔薇の花嫁を守れ・少女革命ウテナ
男装が似合うヒロインといえば、オスカルの他にも「少女革命ウテナ」の天上ウテナがいます。
ウテナは、幼い時に自分を助けてくれた王子様のようになりたいと思っています。
そんなある日、クラスメイトの姫宮アンシーを庇ったことにより、薔薇の花嫁を奪い合う「デュエル(決闘)」に巻き込まれてしまいます。
王子様のようになりたいと思っている彼女が、アンシーを守るために戦う物語です。
これまでのヒロイン像は、王子様に憧れて恋愛感情を抱くキャラクターが多かった分、王子様のようになりたいと思うウテナの発想は斬新でした。
憧れのあの人に逢いたくて・花ざかりの君たちへ
男装ヒロインは、軍人や王子様だけではありません。
「花ざかりの君たちへ」に登場するヒロインの芦屋瑞稀も欠かせません。
「花ざかりの君たちへ」は、憧れていた佐野泉に会いに行くために全寮制の男子校に乗り込む物語です。
これまでの男性ヒロインと比べて、比較的に日常に近い物語になっています。
また、全寮制になっているため、一つ屋根の下に男子と暮らすという少女漫画特有の物語の展開になっています。
連ドラにもなり人気は急上昇
花ざかりの君たちへは、2006年に台湾でドラマ化されたことから、日本でも2007年に堀北真希さん主演で第一弾のドラマが放送されました。
一方2011年には、前田敦子さん主演で実写化という2度のドラマ化で、人気は急上昇しました。
姉を追いかけるため女装した弟・ミントな僕ら
これまで男装ヒロインをご紹介しましたが、反対に男子主人公が「女装」する少女漫画があることをご存知ですか?
ズバリそれは「ミントな僕ら」という作品です。
ミントな僕らとは、双子の姉・まりあが好きな人を追いかけて転校してしまうのですが、それを止めようと追いかける弟で主人公ののえる。
しかしまりあが転校した学校は、全寮制でなんと男子寮の空きがないと言われてしまいます。
そこでのえるは、女として女子寮に入り、奮闘する物語です。
【まとめ】男装ヒロインが登場する漫画は豊富!
今回は、男装ヒロインが登場する少女漫画をご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか?
少女漫画だからと言って、かわいい服装や女性らしいヒロインばかりではありません。
時には、男装して奮闘するカッコいいヒロインを見てみると、少女漫画の新しい魅力を見つけられるかもしれませんよ。
参考元
- ・マーガレット集英社
- ・りぼん集英社
- ・花とゆめ白泉社
- ・ちゃお小学館
- ・参照リンク:池田理代子オフィシャルサイト
- ・参照リンク:『花ざかりの君たちへ~Boys love you~』公式サイト
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