アニメ作品目白押し！ 『Fate』2017年アニメ概要

『Fate/Apocrypha』

アニメ放映は2017年7月

【Fate/Apocrypha(フェイト/アポクリファ)】

2017年7月よりTOKYO MX他にて放送予定。

アニメ製作は『うたの☆プリンスさまっ♪』や『四月は君の嘘』などを手掛けたA-1 Pictures。
監督は『Charlotte』などにも携わった浅井義之さんです。

キャラクターデザインには『アイドルマスター シンデレラガールズ』などを担当した山田有慶さん。
音楽は『機動戦士ガンダム 鉄血のオルフェンズ』などにも参加した横山克(よこやま まさる)さんがそれぞれ決まっています。

本作は『Fate/stay night』の“スピンアウト”小説が原案となっています。
この小説は、2012年から2014年にかけて「TYPE-MOON BOOKS」より全5巻が刊行されました。

著者はソーシャルゲーム『Fate/Grand Order』のシナリオなどを手掛ける小説家・東出祐一郎さん。
挿絵やイラスト(キャラクター原案)はイラストレーターの近衛乙嗣(このえ おとつぐ)さん。

また2016年からはコミカライズもされており、作画は漫画家の石田あきらさんが受け持っています。
こちらはコミックスが現在2巻まで発売中です。

※ちなみに『Fate/zero』も奈須きのこさん以外の(虚淵玄さん著書)作品ですが、こちらは“スピンオフ”作品となります。

サーヴァント七騎対七騎のかつてない戦争

それは『Fate/stay night』で行われた「第四次聖杯戦争」よりも以前の物語。
本作はルーマニアで大聖杯が発見されたところから始まります。

第二次世界大戦直後の「第三次聖杯戦争」において、ユグドミレニア家は冬木の地から大聖杯を奪い隠匿。
さらにはそれをシンボルに掲げ、魔術協会から離反してしまうのです。

大聖杯奪還を妨げるユグドレニア家による“7騎”ものサーヴァントに対抗すべく、魔術協会側の魔術師らも“7騎”のサーヴァントを召還。

こうしてユグロミレニア家の魔術師を「黒の陣営」、協会側の魔術師を「赤の陣営」と称した二つの勢力は、トゥリファスの街で7騎対7騎のかつてない「聖杯戦争」を開始するのでした。

『Fate/EXTRA Last Encore』

アニメ放映は2017年冬

【Fate/EXTRA Last Encore(フェイト/エクストラ ラストアンコール)】

2017年冬に放送予定以外の詳細アナウンスは現在されていません。

アニメ製作は『＜物語＞シリーズ』や『3月のライオン』などを手掛けたシャフト。
監督は『魔法少女まどか☆マギカ』などを担当した新房昭之さんです。

キャラクターデザインには『東京ESP』などを担当した滝山真哲(たきやま まさあき)さん。
音楽は『らき☆すた』などにも参加した神前暁(こうさき さとる)さんがそれぞれ決まっています。

本作は『Fate/stay night』を原作とするも、今までの「TYPE-MOON」のビジュアルノベル(ゲーム)とは全く違った“対戦型ダンジョンRPG”『Fate/EXTRA』シリーズを元に製作。
ちなみに今回アニメを製作するシャフトは、PSP用ゲーム『Fate/EXTRA-CCC』のOPアニメも担当しました。

ゲームのキャラクターデザインはイラストレーターのワダアルコさん。
そのためアニメやコミカライズでのキャラクターは、ワダさん原案となります。

新たな「Fate/EXTRA」開演。

詳細なストーリーはまだ発表されていませんが、『Fate/stay night』の脚本家・奈須きのこさんがアニメにおけるシリーズ構成や脚本を担当。

その奈須さんが「アニメならではのオリジナル要素を含む脚本になる」と語られるように、今までのキービジュアルであった「セイバー」に加え、彼女と共にゲームの女主人公もPVに登場しています。

『Fate/stay night Heven's Feel』

劇場アニメ第一章は2017年10月14日公開

【Fate/stay night Heven's Feel(ヘブンズフィール)】

2017年10月14日より第一章が公開される、全三章仕立ての連作劇場アニメ。
タイトルは『Fate/stay night Heven's Feel』の後に「I.presage flower(プレサージュ フラワー“不吉な花”)」と続きます。

アニメ製作は『Fate/Zero』や『テイルズ オブ』シリーズなどを手掛けたufotable(ユーフォーテーブル)。
監督には数々の「TYPE-MOON」作品でキャラクターデザイン及び総作画監督として携わった須藤友徳さん。

そして音楽は『魔法少女まどか☆マギカ』や『歴史秘話ヒストリア』でもお馴染みの梶浦由記(かじうら ゆき)さんがそれぞれ決まっています。

本作はゲーム『Fate/stay night』の3つ目のルートである間桐桜をヒロインとした「Heven's Feel」が原案となっています。
セイバーがヒロインの「Fate」ルート、遠坂凜をヒロンとした「Unlimited Blade Works(アンリミテッドブレイドワークス“無限の剣製”)」と比べ、桜ルートは大変長く、そして物語の奥深さにおいてもファンから定評あるシナリオです。

『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ-雪下の誓い-』

劇場アニメは2017年夏公開予定

【Fate/kaleid liner (カレイドライナー“万華鏡”)プリズマ☆イリヤ-雪下の誓い-】

2017年夏公開予定。
3期(※2.5期含むと4期)続くTVアニメ『プリズマ☆イリヤ』のオリジナル劇場映画です。

アニメ製作は『ガールフレンド(仮)』や『のんのんびより』などを手掛けたSILVER LINK.。
監督には『ココロコネクト』や、TV版第2期から総監督を務める大沼心さん。

そしてキャラクターデザインには、TV版第2期から担当となった平田和也さんがそれぞれ決まっています。

本作は『Fate/stay night』を原作としたスピンアウト作品です。
2007年より連載がスタートした漫画『Fate/kaleid liner プリズマ☆イリヤ』シリーズを、2013年より1クール周期でアニメ化。

作画及び原作は漫画家のひろやまひろしさんが担当されています。
コミックスは第1期が全2巻、第2期が全5巻、現在連載中の第3期は既刊8巻までが刊行されています。

また2014年に全2巻のノベライズ化や、2014年にはアクションゲームとしても製作されました。

この『プリズマ☆イリヤ』は「魔法少女」を題材とした作品です。
本作は『zero』の衛宮切嗣とホムンクルスとして作られたアイリスフィール、その2人の娘であるイリヤスフィールが主人公。

本編では悲劇的な運命を辿るイリヤですが、『プリズマ』では冬木の町で普通の少女と暮らしていた彼女が、カレイドステッキのマジカルルビーに騙され“魔法少女”として活躍。
英霊が宿るクラスカードを回収するため仲間らと力を合わせます。

そんなイリヤの周囲には、どこかのFate作品で見かけたキャラクターが多数登場しファンを楽しませています。
また物語に登場するキャラクターの名前や性格などは原作に通じますが、設定や外見などは大幅に違っているのでご注意下さい。

これらアニメ化作品の他にも、スマフォ用RPGとして大変な人気を誇る『Fate/Grand Order』など、『Fate/stay night』のリリースから13年経った今も多くのファンを魅了する「Fate」シリーズ。
これからもその動向に注視したいと思います。