藤子・F・不二雄の原作を堤真一主演で実写化した日テレのドラマ「スーパーサラリーマン左江内(さえない)氏」が毎週土曜日夜9時から絶賛放送中です。この作品は、普段は冴えないサラリーマンが、ひょんな事からスーパーヒーローになり、活躍する姿を描いています。また、エンディングの出演陣が踊る"左江内ダンス"が話題を呼んでいます。
「スーパーサラリーマン左江内氏」のあらすじ
藤子建設営業3課に、係長として務めている左江内(堤真一)。
責任を取ることを極度に避ける性格で、会社では上司からも部下からも冷めた目で見られていました。
また家庭でも、左江内は妻の円子(小泉今日子)の言うことにはどんな無茶な要求でも逆らえず、尻に惹かれています。
また、二人の子供のはね子(島崎遥香)ともや夫(横山歩)にも、父親なのにバカにされるという、冴えない日々を送っていました。
しかし、ある日左江内は偶然知り合ったスーパースーツを持った謎の老人(笹野高史)に「スーパーヒーローにならないか?」とスカウトを受けます。
老人の突拍子もない言葉を左江内は全く信じようとはしませんでした。
しかし、それでも老人は左江内に付きまとい続けますが、左江内は断固として信じません。
結局、老人は左江内を説得するのを諦め、空を飛んで立ち去っていきました。
このことにビックリした左江内は、家族にその話をしますが、全く相手にされません。
そして次の朝、再びあの老人が左江内の前に現れるのでした……。
コメディでセンスを見せる堤真一&小泉今日子!
主演の堤真一は、”仕事のできるかっこいい男”を演じるイメージがあります。
しかしこのドラマでは、職場では部下からバカにされ、家でも妻の尻に敷かれる、文字通りの冴えないサラリーマンを演じています。
いわゆる熱演ではなく、適度に肩の抜けた堤真一の演技はコミカルで、左江内のイメージにピッタリです。
また、職場でも家でも苦しい日々を送るサラリーマンの悲哀を感じさせるところも印象的です。
一方で、小泉今日子演じる左江内の妻の円子は、自分のやりたくないことや面倒くさいことは夫に押し付ける典型的な鬼嫁です。
円子は少し横暴なところのある女であり、演じる小泉今日子の気の強そうな雰囲気がはまっています。
さらに、堤真一との会話の掛け合いも笑いを誘い、二人のコンビがドラマを楽しくしています。
冴え渡る監督福田雄一の演出!
「スーパーサラリーマン左江内氏」の監督&脚本を担当するのは、「勇者ヨシヒコ」シリーズで知られる福田雄一です。
コメディ作品の演出で評価の高い福田監督らしく、主演の堤真一、小泉今日子、ムロツヨシ、高橋克実などの豪華の役者陣のコミカルな会話のやり取りなど、笑いのツボを抑えた演出はテンポも良く、誰もが楽しめる娯楽作品に仕上がっています。
また、コメディの演出だけでなく、福田監督は空を飛んで困っている人たちを助ける左江内のスーパーヒーローとしての活躍も、CGを自然な形で多用して表現しています。
そうした映像面の痛快さもこのドラマの魅力です。
話題沸騰の左江内ダンス!
このドラマで話題なのが、エンディングで三代目 J Soul Brothersが歌う「Happy?」に合わせて出演陣が踊る”左江内ダンス”です。
昨年は”逃げ恥”の”恋ダンス”が話題になりました。
”恋ダンス”は手の細やかな動きで可愛いさを表現していました。
一方で、”左江内ダンス”は三代目 J Soul Brothersの曲に合わせるダンスということもあり、体全体をダイナミックに動かす、よりアクティブな動きが特徴です。
”左江内ダンス”は動きの難易度は高いですが、出演者たちのかっこいいダンスを見ることができ、すぐに新バージョンも登場するなど、この”左江内ダンス”もドラマを見る楽しみと言えます。
ドラマの本編に加え、その後のエンディングも楽しめる仕掛けもある、「スーパーサラリーマン左江内氏」。
誰もが楽しめる、魅力的なドラマになっていると言えます。
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