ジャスティン・ティンバーレイクが書き下ろした主題歌のアニメ映画「トロールズ」

トロールって？

さて、トロールというのは何かご存知でしょうか？

トロールとは北欧に伝承される妖精の一種です。

妖精といっても、ティンカー・ベルのような可愛いものではなく、耳と鼻が大きくて醜く、怪力で体が大きい…。私達の思う妖精とはイメージがちょっと違うみたいです。

色々なトロールがいて、ノルウェーなどではお土産物屋に行くと様々な種類の人形が販売されています。

そんなトロール人形が１９９０年頃に日本の女子高生の間で流行りました。

人形は伝承されるイメージよりもかなり可愛くカラフルで、その髪を撫でると願いが叶うということから人気になったそうです。

今回のこの映画『トロールズ』は、そんな人形のイメージがキャラクターになった、可愛いトロール達がいっぱい出てくる物語です。

あらすじ

ベルゲン小さなトロール達の住むハピネスの国。そこはいつも歌とダンス、そして愛情を表すハグで溢れていました。

ベルゲンしかし、ある日大きな体の種族ベルゲン達に見つかってしまいます。

ベルゲンの者達は“幸せ”という気持ちを感じた事がありませんでした。そんな彼らが、トロールを食べたら“幸せ”を感じられる事を発見します。

ベルゲンはトロール達を籠の中に捕らえて毎年トロールを一人ずつ食べるお祭りを開く事にしました。でも、トロール達は籠からうまく逃げることに成功します。

２０年という年月が流れ、無事を信じて暮らしていたトロール達ですが、再びベルゲンに見つけられてしまいます。そして仲間が何人か捕まってしまいました。

仲間を助けに行こうとするプリンセスのポピー。そして、それを放っておけない変わり者のブランチ。

二人は仲間達を救い出す事が出来るのでしょうか？

アニメーション

映画『トロールズ』はドリームワークス・アニメーションの作品です。

監督のマイク・ミッチェルをはじめ、脚本家達もアニメ・映画の「カンフー・パンダ」「シュレック」「スポンジ・ボブ」などを手掛けた堂々たる顔ぶれです。彼らはアニメ・コメディ映画の第一人者達といえるでしょう。

この映画の見どころの一つは、何と言ってもアニメーションのクオリティーの高さ。

発想が奇抜で面白く、色鮮やかでコミカルな演出に観る者は引き込まれます。

ストーリーは結構シンプルなのですが、かえってそれが子供達には理解しやすく楽しみやすい映画といえるかもしれません。

ミュージック

もう一つの見どころはミュージックです！

メインキャストの声優では、歌手で女優でもあるアナ・ケンドリックが主役のプリンセス ポピーを演じています。

偏屈者のブランチの声を演じているのは、シンガーソングライターのジャスティン・ティンバーレイク。

そして歌手・女優のズーイー・デシャネルが、ブリジェットというベルゲン族の少女役を演じています。

このように多くの歌手達が声優を務めている映画なので、もちろん歌のオンパレード！

ジャスティン・ティンバーレイクの作った主題歌の Can't Stop the Feeling! をはじめ、あなたも知っている歌がストーリーのなかに盛り沢山出てきます。

グエン・ステファニー、アリアナ・グランデ、アース・ウィンド・アンド・ファイアーらも歌うサウンドトラックは、聞いたら踊りたくなること間違いなしです。

鑑賞

この映画は、アメリカで２０１６年の１１月に劇場公開されました。

ぜひお子さんと一緒に鑑賞してみてください。親子で楽しめる一本です。